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扉を開いて(2011.8.28号)

2011年8月28日(日)はれ

・リーマン・ショックから間もなく3年、新興国・資源国で異変起きている。
 新興国新車販売台数前年同月を下回る国続出。原因はローン金利上昇。
 インフレ抑え込むため、新興国は一段の利上げに踏み込み、
 さらなるマネーの流入でインフレ圧力が高まるといった悪循環にはまりかけている。
 利下げ期待する市場とそれをけん制する当局との神経戦続く。
 インドネシア、フィリピンなどでは株式市場底堅く、外的ショックを吸収する内需の厚み。

・著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャ・ハザウェイ25日、
 米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)に50億ドル(約3800億円)出資。
 バンカメ、金融危機以来の窮地に。昨年4月の18ドル台を直近ピークに下げ基調、26日には7ドル台に。
 カリスマ投資家の神通力問われることに。

・注目のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長発言、何の言及もないという予想外の結果。
 それでも株式相場は大きく上昇。今後の追加緩和に期待をつなぐ議長の巧妙な仕掛けに市場は乗っただけ。
 事後的に2つの解説。バーナンキ議長が長期の米経済の先行きに楽観的な見方示す。
 QE3への直接的な言及避ける一方、当初9/20に予定された米連邦公開市場委員会(FOMC)を21日まで2日間に伸ばすと表明

・株式時価総額、世界500社ランキング(VERITAS500)7/29時点 今年の特徴は米国企業の「復権」前年166社から172社へ。
 日本企業50社から41社へ大きく減少。韓国企業ウォン安背景に10社(前年比+2)中国35社(-3)

 1位米エクソンモービル(前回2位)時価総額30.25兆円。2位米アップル(4位)27.86兆円。
 3位中国・ペトロチャイナ(1位)23.37兆円。4位豪英BHPビリトン(6位)19.49兆円。
 5位米マイクロソフト(4位)17.78兆円。28位トヨタ <7203> [終値2768円](31位)9.89兆円。
 67位NTTドコモ <9437> [終値136200円](60位)5.86兆円。81位NTT <9432> [終値3530円](77位)5.02兆円
 90位キヤノン <7751> [終値3535円](81位)4.60兆円。

・ヴェリタス500社対象、52週間の株価騰落率ランキング

 株価上昇率:1位韓国・エスオイル 株価上昇率164% VERITAS500ランク442位 2位韓国・起亜自 150% 227位
 3位ロシア・ウラルカリ 142% 373位

 株価下落率:1位任天堂 <7974> [終値12660円]株価下落率▲49% VERITAS500ランク350位
 2位ブラジル・CSN ▲45% 484位 3位フィンランド・ノキア ▲43% 325位
 5位関西電力 9503<> [終値1357円]▲38% 489位 東電 <9501> [終値400円]VERITAS500ランク外に。

・ヴェリタス500社対象、高収益経営 純CFROIランキング:1位英国インペリアル・タバコ 純CFROI71.50% ランク179位
 2位南アフリカ・クンバ・アイアン・オア 48.70% 284位 3位英国レキットベンキーザ 47.00% 179位

・民主党代表選、一番大事なもの忘れている。
 政党政治そのものへの有権者の不信を和らげ、停滞を打開するための大きな土俵の設定と仕掛け。
 だれが新首相になってもすぐに行き詰まりかねない。
 3つの不透明要素。
 東日本大震災の復興復旧と福島第一原発事故の収束。
 「1票の重みの格差」次の司法判断が選挙無効に踏み込むリスクも否定しきれず。
 衆参のねじれ国会。
 3つのハードル考え合わせると新首相やりたい政策やれる環境になどなく。

・ソニー <6758> [終値1592円]のCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーがiPhone新型モデルに搭載されるよう。
 東芝 <6502> [終値323円]TDK <6762> [終値3355円]村田 <6981> [終値4590円]などと並ぶ
 「アップル関連銘柄」の主力に

・マツモトキヨシ <3088> [終値1531円]サンドラック <9989> [終値2394円]ココカラファイン <3098> [終値1947円]
 2011年4-9月期連結経常利益上振れの可能性。暑さ対策商品の販売が好調。経費削減効果も出そう。

・OUT Look:今週の株式相場は上値が重い展開に。今週株価を押し上げるような内外の経済指標は期待しにくく。
 日経平均株価が9000円を上回ると戻り待ちの売りでやすく。週間では8600円から9000円のレンジ相場と。
 今週は9/1米サプライマネージメント協会(IMS)製造業景況感指数、2日に米雇用統計と重要発表目白押し。
 国内31日鉱工業生産指数、1日は8月の新車販売台数。29日には民主党代表選。

・Wall Street:今週の米株式相場はもみ合いか。8月の雇用統計た米IMS製造業景況感指数など主要指数発表。
 底堅さ保てるかどうか焦点。
 先週ダウ工業株30種平均前週比466ドル(4%)高と5週ぶりに上昇。一方金の先物相場は8週ぶり下落。
 債券相場も10年物国債の利回りが5週ぶり上昇(価格は下落)。投資家の過度のリスク回避が一服。
 ISM製造業景況感指数市場予測は48.5前後と50を2年1ヵ月ぶりに割り込む可能性も。
 2日の雇用統計非農業部門雇用者数7月の11万7000人から10万人を下回る水準へ減少と予想。
 30日には8/9開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公開、内容に関心集まる。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派48%(前回比+15)弱気派28%(同-10)中立派24%(同-5)
 世界的な株安の流れが一服、投資家心理が改善とも。
 東証1部銘柄のPBR(株価純資産倍率)0.94倍まで低下、
 割安感や日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ機体が相場の下支えするとの声が広がる。
 半面、円相場の高止まりなど方向感を見出しにくい展開とも。

・金相場急落の引き金は取引証拠金の引き上げ。
 高値警戒感が臨界点に達し、手じまい売りが出始めていたタイミングでパニック売り殺到。
 欧米の個人マネーが拍車をかける。今後の焦点は実需筋の動向。
 秋はインドの婚礼シーズン、欧米のクリスマス商戦控える。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は上昇する指数多く。欧米の主要株価指数反発。
 東南アジアやインドの株式市場は総じて軟調に。投資家によるリスク回避の動きは続いていると。

・国内最大公募投資信託、国際投信投資顧問運用する「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」
 基準価格が設定時の半値の5000円に接近。
 円高で円換算の資産価格が目減りしている。元本取り崩している影響も大きい。日経ヴェリタス)

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