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億り人への羅針盤


2020年12月27日(日)曇りのち晴れ

・億り人への羅針盤 機動力X長期目線 コロナ相場の波をつかむ
2020年は新型コロナウイルスが世界の株式市場を揺さぶった1年だった。
3月に急落した日経平均株価は、足元では29年8カ月ぶりに2万6000円台まで回復。
米ダウ工業株30種平均も初めて3万ドルを突破。
感染症の拡大とともに株価が乱高下する前例のない相場の中で、多くの個人投資家が大目標とする億り人たちはどう動いたか。

・億り人への羅針盤 機動力X長期目線 コロナ相場の波をつかむ
日経ヴェリタスは11~12月、調査会社マクロミル <3978> [終値650円]通じて1億円以上の金融資産を持つ富裕層500人と、
「億り人未満」500人の計1000人にアンケートを実施。
そこで浮かび上がったのは、荒天相場でもリスクを取って安値を拾うタイミングを逃さず、
機動力と長期目線を両立しながらグローバルで試算を増やす億り人の姿。
コロナショック時の投資行動を聞いたところ、
「(保有株が下落した時に平均取得単価を下げる)難ピン買いを入れた」と答えた人が約3割と億り人未満の一般層を上回った一方、
「何もできなかった」という割合は最も少なくなった。

・億り人への羅針盤 機動力X長期目線 コロナ相場の波をつかむ
一般層を上回り、億り人ほど「落ちるナイフ」を機動的につかみに行く姿が浮かぶ。
億り人は長期投資を重視しているのも特徴。
投資頻度は「年に数回以下」が42%と圧倒的に多く、「一日に10回以上」「ほぼ毎日」と答えた億り人はそれぞれ3%と6%に過ぎない。

・億り人への羅針盤 機動力X長期目線 コロナ相場の波をつかむ
億り人はグローバル投資にも力を注ぐ。
海外株に投資する億り人は半数超に上ったのに対し、一般層では約4割にとどまった。
独自調査から「1億円の扉」を開くヒントを探る。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に
個人投資家1000人調査で浮かび上がったのは、金融資産1億円以上を築いた「億り人」が、
運用リスクに正面から向き合い、投資の鉄則を確信をもって実践できる姿だった。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に
アンケートで「資産を増やすためには、安く買って高く売るタイミングが大切」と回答した割合は、
3000万円未満の層で22%にとどまったのに対し、億り人では34%に達した。
3月の投資行動、「逆張りで難ピン買いをした」と答えた割合が億り人26%と「億り人未満」の一般層を上回った。
「損切りえおした」割合は一般層と大差がなかったが、「何もできなかった」との回答は最も少なく、相場に応じ機動的に動いた姿が浮かぶ。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に
タイミングをはかるには情報収集が欠かせない。
「世界の相場の動きや個別株の値動きを毎日チェックしている」との回答も億り人は24%と、10%台にとどまる一般層を大きく上回る。
もうひとつの億り人の特徴は長期投資の視点。
相場が急落した局面でリスクを取って「落ちるナイフ」をつかみに行く時は、相場の底が性悪に読めず疑心暗鬼と向き合いながらの行動になる。
億り人が果敢に投資できるのは、保有銘柄が下落した時も我慢する長期の構えがあるから。
今回の調査で億り人のうち8割は投資歴10年以上、4割が20年以上のキャリアを積み上げていた。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に
長期視点で見たリターンは顕著に。
億り人の約10人に一人が投資を始めてからの資産が10倍以上になったと回答。
一般層で資産が10倍以上に膨らんだ割合は1%台にとどまり、長期投資のメリットを享受した億り人の優位性がうかがえる。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に 基本は米国株中心の分散投資
今回の個人投資家アンケートでは億り人たちが日本株にこだわらず、世界の株式に分散することで資産を増やしている姿が浮かび上がった。
「海外株に投資している」と回答した割合は、億り人で52%、3000万円~1億円未満の層で42%にとどまり、3000万円未満の層に至っては37%に。
海外株の投資で目を引きのは米国株。
5割近くの億り人が米国株に投資、3000慢円~1億円未満の層(39%)、3000万円未満の層(34%)を大きく上回った。
中国・香港企業に投資している人の割合は「億り人未満」の2倍以上に達した。
為替など海外株特有のリスクに注意しつつ、世界に分散投資することが億り人への近道と言えそう。

・億り人への羅針盤 1億円の扉、鍵は手元に リスク資産に積極投資
億り人は一般層と比べてリスクが高い資産にも積極的に投資。
「これまで資産の増加に貢献した運用商品」を聞いたところ、億り人は全ての金融資産で一般層を上回ったものの、特に顕著だったのは高リスク資産。
先物やオプション取引の5%(資産3000万円未満の投資家は1%)、外国為替証拠金(FX)取り引きの14%(同9%)、外国株式の24%(同14%)、
仕組み債の8%(同1%)、不動産投資信託(REIT)の17%(同4%)など。
保有する金融資産が増えるほど、余裕資金の一部でリスクの高い資産位投資できるため、リターンが大きくなる好循環がうかがえる。
億り人への道は株式投資が基本だが、様々なリスク資産を活用して投資の視野を広げる。そんな「センス」も問われた。

・億り人への羅針盤 億り人が考える来年の投資戦略は
投資対象としての成長株への信頼と、堅実な運用目標を積み重ねて資産を増やそうとしている点。
ブランド力やノウハウ、知的財産など、バランスシートには計上されないが企業の競争力に影響する
「無形資産」を加味すれば割高ではない、との見方が2020年に増えた。
調査ではこうした無形資産が重要な役割を果たすセクターへの関心の高さが伺える。
億り人で「エンタメ・コンテンツ」関連の銘柄に投資したいと答えたのは15%と、他の層(3000万円~1億円未満では11%)。
研究開発や知識の集積が重要な「医薬・食品」も41%と、4割りに満たない他の層を引き離す。
16%の関心を集めた金融についても「フィンテックのように無形資産の強みを伸ばせる企業は引き続き有望」との声もある。

・億り人への羅針盤 億り人が考える来年の投資戦略は
2020年に人気を集めた米株に引き続き期待する声は根強いが「バブルになっている」と心配する見立てもある。
代わりの投資先として億り人が見据えるのは、中国や新興国の株。
億り人の17%が中国や新興国の株に関心、3000万円未満の層(7%)との差が顕著。

・億り人への羅針盤 億り人が考える来年の投資戦略は
2020年の運用成績で10%以上のリターンを確保した人は全体の47%に上がったが、2021年の目標では38%にとどまる。
「相場の変動が小さくなるという意味で、今年ほどの投資チャンスはないかもしれない」との見方。
億り人の資産額の生涯目標、3億円以上と答えた人が半数を超える。
10億円以上の高い目標を掲げる人も全体の15%に上る。
資産運用において、どのような生活を送りたいか都いう目標に応じて計画を立てる「ゴールベース」の考え方が重要だとの指摘がある。
億り人は長期での高い目標から逆算して、資産運用に臨む傾向があるようだ。

・億り人への羅針盤 「資産運用を始めた時の元手」
億り人の約2割が、100万円以下でスタートしていた。
1000万円未満でスタートした投資家となると億り人の過半数が当てはまる。
億り人になるまでに元本の数倍~数十倍もの運用益を生み出していることになる。
資産運用の元手となる現金をどうやって手に入れたかについては、全ての投資家層で「仕事で稼いでためた資金」が8割超えた。
億り人に限ってみると、6人に1人の元手は親か親せきからの遺産相続。

・億り人への羅針盤 「気になる使い道」
億り人が売却益を原資に豊かな生活をしている姿がうかがえる。
使うときはには華やかに使う一方、日ごろはの生活費は節約志向も根強いようだ。
億り人のうち、昼食は自宅から弁当や飲料を持参(22%)。
「出来るだけ消費を控え、資金は資産運用にまわす」都の買いとも35%に。

・億り人への羅針盤 来年末の日経平均株価予想、2万5000~7000円台が多く。
2021年末の日経平均の予想、3万円以上を予想した割合は億り人は9.5%、
3000万円~1億円未満の層(8.9%)や3000万円未満の層(10.1%)と比べ堅実ぶり。
回答が多いのは2万5000~7000円台と足元に近い水準。
円相場の見方も慎重。1ドル=100円を超えて円高が進展するとみる億り人の割合は計11%と他の層(7~8%)と比べても多い。

・億り人への羅針盤 どんな株ならリターンが取れそうか
億り人に2021年に買いたい銘柄を尋ねたところ、
日本株の上位には1位トヨタ <7203> [終値7789円]※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・億り人への羅針盤 どんな株ならリターンが取れそうか
億り人に2021年に買いたい海外株
1位アマゾン・ドット・コム(AMZN)※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・億り人への羅針盤 賃料収入・節税目的に不動産投資
億り人が保有するのは金融資産だけではない。
今回のアンケートでは、億り人たちが不動産投資も積極的に手掛けながら資産を増やしている。
億り人に不動産投資の目的は「賃料収入の運用利回り狙い」が最多の63%で、「不動産価格の値上がり時に転売する売却狙い」(23%)、
「経費を給与収入などと損益通算する節税狙い」(22%)が続く。

・億り人への羅針盤 今後の運用方針、高利回り銘柄を選好
今後の運用方針については、長期安定志向が色濃く出た。
出来るだけリスクを抑え、銘柄選びも値動きによる運用益よりも、配当などの利回りを狙う億り人が多い。
背景にあるのは足元の株高継続に対する懐疑心。
2020年に株式市場全体が大きく上昇したため、来年の下落を警戒する声が多かった。

・2020年末の新規株式公開(IPO)ラッシュがほぼ終わり、企業間の株価格差が鮮明に。
新型コロナウイルスショック直後は業種などで明暗が分かれる「K字型」の株価推移が、新規上場銘柄でも起きている。
12/15から25日までに上場した24社のうち、初値を下回って推移する企業が全体の4割強に達した。
上昇している銘柄でも、初値に対して2倍以上に上がる銘柄はない。

バルミューダ <6612> [終値4975円]初値からの騰落率57.9% 初値3150円 IPO価格1930円 上場日16日
ココペリ <4167> [終値5280円]46.3% 3610円 1600円 18日
ウエルスナビ <7342> [終値2363円]37.0% 1725円 1150円 22日
FASTFITNESS <7092> [終値4075円]35.8% 3000円 2250円 16日
オーケーエム <3229> [終値1749円]34.5% 1300円 1220円 17日

スタメン <4019> [終値1479円]▲27.9% 2051円 880円 15日
交換できるくん <7695> [終値3205円]▲30.6% 4615円 2050円 23日
かっこ <4166> [終値5160円]▲34.6% 7890円 2020円 17日
リベルタ <4935> [終値1366円]▲35.6% 2120円 1200円 17日
ビートレンド <4020> [終値6350円]▲36.6% 10010円 2800円 17日

・2021年は相場格言では丑(うし)年は「つまずく」。
戦後の株式相場を振り返っても、日経平均の騰落率は「尻下がり」と呼ばれる午(うま)年に次いで低い。
戦後5回の丑年だけ日経平均連動の運用をしていたとすると、累積リターンはマイナス6.9%になる。
午年だけ運用していた場合はマイナス36.4%。
ベストの干支は「天井」と呼ばれる辰(たつ)年で、プラス210.9%。
個々の丑年を見ても、1961年5.6%高、73年が17.3%安、85年が13.6%高、97年が21.2%安、09年が19.0%高と上昇と下落が交互に表れ、
振幅もだんだん大きくなっている。
21年は相当な下振れが起きる巡り合わせでもある。

・イノベ企業ファイリング エンバイオHD <6092> [終値580円]汚染された土地を浄化する「土壌汚染対策事業」などを手掛ける。
前身はエンバイオテック・ラボラトリーズは1999年設立。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・ここが知りたい アドバンテスト <6857> [終値7380円]半導体 5Gの追い風
1※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・MARKET 日経平均株価の過熱感が薄れてきた。
11月のピーク時には8%に達していた25日移動平均線に対する上方かい離率が縮小し、22日には約2カ月ぶりに移動平均を下回った。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・ランキング:2020年12月期決算の上振れ期待が大きい企業
1位中外薬 <4519> [終値5235円]市場予想の上振れ幅 18054百万円 会社予想の営業利益275000百万円 予想PER43.1倍 血友病薬の輸出がけん引
2位ユニ・チャーム <8113> [終値4969円]12294百万円 100000百万円 45.8倍
3位キリンHD <2503> [終値2428.5円]81242百万円 107500百万円 27.6倍
4位ネクソン <3659> [終値3180円]6698百万円 108198百万円 28.3倍 韓国で課金収入伸びる
9位ヤマハ発 <7272> [終値2131円]3000百万円 70000百万円 16.8倍 米国で船外機需要が大幅回復

・年末年始 ステイホーム映画案内 ヴェリタス編集部厳選(1.アマゾン・プライム 2.ネットフリックス 3.U-NEXT 4.ユーチューブ 5.dTV)
ウォーレン・バフェット氏になる(1)素顔の「賢人」にほっこり
コロナ危機 未来の選択(NHKオンデマンド)知の巨人が説くコロナ論
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国家が破産する日(1.3.4.5)韓国「IMF自体」の内幕
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