
扉を開いて(2011.10.16号)
- 2011年10月16日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年10月16日(日)雨次第に晴れへ
・内需を発明する企業。
「脱規格」ボリュームゾーンの外側にあるお客様を拾う。
ツインバード <6897> [終値367円]単機能電子レンジ、価格8000円、今年上半期(4-9月)前年同期比17%増。
一人暮らしの若者や高齢者夫婦などターゲット。
量販店に頻繁に社員派遣し売れ筋つかみ、企画から製品投入まで期間を半年に短縮、「消費者ニーズの変化を捉え続ける」
ニッセンHD <8248> [終値498円]ウエスト122センチのジーンズ、4Lのトップスなど店員もぽっちゃり型の婦人服店。
「1%需要」を実店舗ですくいあげ、通販に導入。
ジェイアイエヌ <3046> [終値660円]メガネ低価格チェーン「JINS」視力が悪くない人を見据える。
「服を着替えるように眼鏡も着替える」
「埋蔵空間」不稼働資産を有効利用。
パーク24 <4666> [終値956円]カーシェアリング事業展開。不稼働資産を上手に使いこなす。
コシダカHD <2157> [終値1900円]ノーメン(男性不在)ノーメイク(化粧不要)ノーミラー(鏡なし)の「3M」で
主婦に人気のフィットネスクラブ「カーブス」運営。50〜70代の主婦層開拓、会員数40万人突破。
エスクリ <2196> [終値1182円]カップルが列席者に気を遣い、交通の便や立地重視して式場選ぶ傾向に。
意外な立地に目を付けた「駅婚」スタイル提示。
DCMホールディングス <3050> [終値655円]貸農園の仲介事業、傘下のホーマックが展開。
遊んでいる農地を貸して収入増やしたい農家と50-60台シニアに結び付ける。農園来年10ヵ所に増やす計画。
「セカンドベスト」所得低下を逆手。
一建設 <3268> [終値1978円]関東中心に注文住宅980万円。土地代含まずも約30坪価格はインパクト。
豪華な一軒家にあこがれるが現実には所得に見合う価格帯(セカンドベスト)を選択する層取り込む。
両親からの土地の建て替え需要も。
パル <2726> [終値2715円]315円均一のファッション雑貨「3COINS」展開。
「贅沢は出来ないがなんでも我慢の生活はイヤ」との女性つかむ。
「備え安心」不安に先手。
ナック <9788> [終値1484円]「宅配水」震災後、3/23以降8月末までに約10万件の新規顧客獲得。
2002年宅配事業始め積み上げた顧客(30万件)の3分の1を5ヵ月で集める。
大丸エナウィン <9818> [終値502円]震災以降新規契約数2500件と例年の2倍ペース。東京で宅配水事業拡大。
ダイオーズ <4653> [終値484円]サーバーを設置した顧客の事業所の従業員から問い合わせ相次ぎ、個人向けも前年比40%増。
セントケア <2374> [終値69800円]「民間版介護保険」要介護区分に応じた月間1000円〜数千円の保険料で
公的保険では原則給付の対象にならない病院内の介護や調理サービス利用費用補填。
三井倉庫 <9302> [終値282円]通常よりもセキュリティー機能強化した保管倉庫が人気。倉庫というより金庫のイメージ。
「日本化」徹底した現地化=日本化こそ成長の秘訣。
サーティーワン <2268> [終値2805円]きめ細かな市場対応や手厚い加盟店支援。店舗の粗利益大きく改善。
・欧州連合(EU)が銀行の資本増強に乗り出し、危機対応策は壱歩前進。
23日のEU首脳会議に向け、銀行資産査定の具体化やEFSFの再拡充議論の深まりが注目。
公的資金頼みとなると国民負担となり反発も。
・米主要企業7-9月期決算本格化。主要500社の純利益は前年同期比12%増、8四半期連続増益が見込まれている。
米企業決算が底堅くなれば、株式相場を押し上げるといった期待も。
今週は500社のうち100社以上が決算発表。IT(情報技術)企業から金融大手まで大型株が並ぶ。
・タイ襲っている洪水が日本企業の業績に大きな悪影響を及ぼす可能性高まる。
JPモルガン証券試算、生産停止1ヵ月続いた場合、
トヨタ <7203> [終値2556円]230億円、ホンダ <7267> [終値2248円]60億円、日産 <7201> [終値713円]62億円の
それぞれ営業利益減少。
ニコン <7731> [終値1747円]キヤノン <7751> [終値3445円]でも収益悪化要因に。
特にニコンはデジタル一眼レフカメラの世界生産台数の約9割、交換レンズの約6割をタイで生産。6日から操業停止。
15日時点で再開のメド立たず。9月末で1.5ヶ月分の在庫確保も販売機会損失の懸念。
ミネベア <6479> [終値270円]ハードディスク駆動装置(HDD)向けモーターの部材を生産する工場止まる。
・会社がわかる 特集 プレス工 <7246> [終値350円]
トラック業界がまだリーマン・ショックの後遺症に悩む中、2012年3月期は4期ぶり営業最高益更新。
省人化で生産効率改善。トラック部品の他建機用キャブ(運転台)中心とする「建設機械関連事業」も手掛ける。
中国のトラックの市場規模は大型だけで年100万台超(日本は中型含めて5万台)
・東京株式市場、中国で稼ぎが多い「中国関連銘柄」の戻り鮮明。
投資家のリスク回避姿勢が弱まるにつれ、中国景気に対する過度の悲観菅直人首相も後退しつつ。
10月に入ってからの株価(9月末と10/14比較)
ファナック <6954> [終値11950円]10.3%高、日立建 <6305> [終値1405円]7.1%高、日経平均上昇率0.5%を大きく上回る。
インフレ率が着実に落ち、中国当局は財政出動しやすくなるとの声も。
・OUT Look:今週の株式相場は、9000円をうかがう展開か。
米景気後退懸念や欧州の債務問題への不安が薄れ、投資家心理は改善。
市場心理の変化はVIX(ボラティリティー・インデックス)からもうかがえる。
8月以降相場下落局面では30〜50の間、14日には28と抵抗帯の30を割り込む。
欧州問題が解決するまでにはまだ時間も。株価が上がるにつれて上値の重さが意識されそうと。
・Wall Street:今週の米株式相場は本格化する米企業の7-9月期決算や欧州情勢にらみながら一進一退の動きと。
来週は9月の鉱工業生産など生産や住宅関連の指標が相次ぎ、景気の動向を占う上で注目。
決算は18日が一つのヤマ。悪材料出れば株価調整も。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派43%(前回比-3)弱気派37%(同+11)中立派20%(同-8)
様子見から弱気に傾いた市場関係者多く。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は総じて上昇。欧州の金融機関の資本増強の動きにより市場の不安感がやや後退。
投資家のリスク許容度が上昇。新興国の株式市場で上昇目立つ。
・ランキング:賃貸用不動産の含み益大きい会社。
1位電気興 <6706> [終値290円]2011年3月末時価16.1億円 簿価に対する時価の倍率 230.43倍。
2位野崎印 <7919> [終値106円]3.2億円 108.67倍。3位中日本鋳工 <6439> [終値52円]5.6億円 33.06倍。
4位日本信号 <6741> [終値596円]33億円 20.54倍。埼玉与野市、駅前開発で地価上昇。
7位WDI <3068> [終値436円]33億円 20.54倍。東京渋谷賃貸用1棟保有。50年経過。
17位養命酒 <2540> [終値714円]63.1億円 7.20倍。渋谷本社ビルと埼玉鶴ヶ島工場跡地が大きな含み益。
41位近畿車両 <7122> [終値256円]89億円 4.51倍。大阪・東大阪市と埼玉・所沢市2か所、複合商業施設として運用。
・冬も節電需要。
グンゼ <3002> [終値240円]発熱・保温効果ある商品の品揃え拡充。
コーナン商事 <7516> [終値1336円]石油ストーブの品揃え充実。
ダイニチ工 <5951> [終値899円]9-10月の同社製品店頭販売額例年の2倍超。今シーズンの売り上げ前年比1-2割増。
コロナ <5909> [終値1282円]前年比4割の増産計画。 (日経ヴェリタス)
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