
銘柄研究・東芝機械(6104)
- 2011年11月19日
- 株式投資・経済ニュース全般
世界の株式市場でリスク回避の動きも見られてきています。
欧州債務危機問題から南欧国債保有の欧州金融機関に損失懸念が出て米国金融機関に波及していくような構図も。
ギリシャが危なくなり、ポルトガルに波及、イタリアが問題となりスペインも疑念、そしてフランスもと・・・
売りたい向きの疑惑探しのような展開とも・・・
欧米の年金資金の運用も低調となり、禁断?の売りもできるヘッジファンドに運用委託するところも増加傾向となってる模様。
時代は「売り運用」へなんてことになってきそうな雰囲気も・・・
といってもこんな風に偏るときには反転の兆しも出るところとも。
日本株においてはかなりの底値指標も散見されます。
日経平均株価の25日移動平均かい離率が18日時点でマイナス4%に(5%前後のかい離になると反転の傾向)
信用評価損益率は11日時点でマイナス19%超、松井証券の18日速報ではマイナス20.60%となっております。(マイナス20%以上は底値圏、マイナス3%以上が高値圏といわれております)
サイコロジカルラインは41.7%(4勝8敗)17日時点では33.3%(3勝9敗)となっております。(3勝以下が底値圏、9勝以上が高値圏)
ただ11月のSQ値は8542円82銭 (11/11)でSQ値決定後の6日間の日経平均株価の終値がそのSQ値を下回る日が多いと1ヵ月間は軟調と。
現在5日経過した段階で1勝4敗と負け越しになっております。
なかなかむずかいしい相場展開となっております。
その中で目先筋の注目は(7733)オリンパスとK氏に絡む仕手材料株に。
(4406)新日本理化から始まり、(5702)大紀アルミ(5357)ヨータイ(5603)虹技と大証銘柄に続き、(3110)日東紡(5491)日本金属などうまく波の乗れていればいい相場とも。
そしてここへきてこの銘柄研究でも最近二度ほど注目した(6101)ツガミがいい動きになっております。
引き続き注目していきたいと思っております。
上記に絡む特定筋の介入もちらっと噂されてもいます。
ここの連想で本日は(6104)東芝機械を見てみました。
大きな材料としてはタイ洪水がヤマ場を越し、復旧特需の恩恵を期待いたします。
10月末に発表した2012年3月通期での業績上方修正にはタイ復旧特需の期待値は入ってないようです。
水没機械の多くは使用不能となり、新品に。これが保険で賄えるようなところ。
タイでの再興はあきらめても他地域での機械入れ替えにも使えるところが機械関連株には追い風ではないでしょうか。
一目均衡表の日足ではもみ合いから上限の雲をまさに抜けてきた状態です。
保険での機械刷新で最新鋭機械を手に入れられるというピンチからチャンスへ転換する(6594)日本電産や電産関連企業もウォッチしていきたいところです。
タイでの生産をあきらめて代替生産工場の機械入れ替えなど高効率化でこの3ヵ月超の生産停止を取り返す戦略も・・・
来年3月以降は工場自体が素晴らしい筋肉質な体制が出来上がるような気も致します。
お知らせ
いよいよ今週末、個別銘柄発掘に定評のある株式セミナーが開催されます。
株式投資セミナー2011年11月26日(土)15:15〜東京・高田馬場
『 2012年も先行逃げ切り型相場&11年の忘年会も兼ねて!』
講師:岡本昌巳氏
材料株相場では兜町でも定評あり!!
「大魔神の託(ことづけ)」も頂けるとのこと。
https://www.directform.info/form/f.do?id=2190遠方の方にはビデオダウンロードでご覧いただけます。
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