内閣の支持率は66％発足後最高

2022年5月30日（月）晴れ 水星逆行（5/10～6/3）

・人口と世界　衰退が招く危機（上）国家存亡　侵攻の野心に火　死亡が出生超す「ロシアの十字架」
1950年に世界4位だったロシアの人口も、現在は9位に転落。
国連予測では2050年に14位に下がる。
ただ旧ソ連諸国を合わせれば7位となり、4位の米国と同じく3億人を超す規模に達する。
大国復活に固執するプーチン氏だが、戦況が膠着して混乱が長引けば犠牲者は増え続ける。
制裁による経済低迷や資本・人材流出も加速する。
衰退が更なる暴発を招くリスクに世界が直面している。

・日本経済新聞社とテレビ東京　<9413> ［終値1995円］27～29日に世論調査実施。
岸田文雄内閣の支持率は66％で、2021年10月の発足後最高になった。
前回4月調査は64％。内閣を「支持しない」と答えた割合は23％だった。
バイデン米大統領との首脳会談について「評価する」は61％で「評価しない」の21％を上回った。
ロシアによるウクライナ侵攻への対応も「評価する」が69％と4月から7ポイント伸びた。

・加入者が掛け金を出し運用次第で将来の受給額が変わる個人型確定拠出年金（iDeCo　イデコ）について
政府が加入対象年齢を現状の65歳未満から引き上げるなどの改革を検討。
家計の金融資産について「貯蓄から投資」の流れを促す狙い。
岸田文雄首相が表明した「資産所得倍増プラン」の具体策となる。
少額投資非課税制度（NISA）の抜本拡充とともに議論する。

・金融庁はインターネット経由で集めた資金を事業会社に貸し付ける「ソーシャルレンティング」への規制を強化する。
事業者に融資前の審査などを義務付ける。
世界的に急成長するソーシャルレンディングでは資金使途が説明と異なるなどずさんな管理体制が目立つ。
情報の透明性を高め、デジタル金融の普及と投資家保護の両立を目指す。

・政府は新型コロナウイルス禍に伴う雇用調整助成金（雇調金）の特例措置を9月末まで延長する方向で最終調整に入った。
6月末までの期限を3カ月延ばす。全業種が対象のまま女性水準も変更しない。
一時的な支援のはずの特例は延長を繰り返している。
足元の物価上昇も延長理由とするなど目的が変質しつつある。
成長分野への労働移動を阻害するなど副作用の懸念も強まる。

・民間調査機関が中国の2022年の成長率見通しを相次ぎ引き下げている。
ゼロコロナ政策による経済活動の停滞が主因で、民間予測が政府目標（5.5％前後）を大きく下回る異例の事態に。
国際通貨基金（IMF）も4月の世界経済見通しで中国の22年の成長率を0.4ポイント下方修正し4.4％とした。
民間機関の見方はIMFより厳しく、世界経済の下振れリスクに警鐘を鳴らしている。

・GMOインターネット　<9449> ［終値2528円］グループ全社員約7千人を対象に、
高い攻撃技術を持つセキュリティー技術者「ホワイトハッカー」としての教育を始める。
サイバー攻撃を実演する動画を通じて手法を学び、模擬攻撃も体験してもらう。
世界のメール攻撃は4月に前年比8.5倍に急増。企業は防衛策の強化を迫られている。

・国際線の回復が二極化。
欧米発の座席供給数は5月時点で2019年平均の8～9割になり、ほぼコロナ前水準に戻る。
東アジア発は14％にとどまる。観光目的に限ると予約が新型コロナ禍前を2割上回ったとの民間データもある。
日本は6月から観光客受け入れを再開するが入国者制限が残る。回復する旅行需要を取りこぼしかねない。

・6月の都市封鎖（ロックダウン）解除を前に中国・上海市で市民生活が徐々に正常化してきた。
新型コロナウイルスの新規感染者がピークと比べて99％減り、市政府が外出禁止などを段階的に緩和しているため。
郊外だけでなく市中心部でも、外出を認められる市民が増えている。
6/1からは企業活動再開に必要だった認可を不要にする。

・小売り各社が円安や原材料高の対策に奔走。賃上げが小幅にとどまっており、消費関連企業で価格転嫁に限界がある状態。
ニトリHD　<9843> ［終値12750円］海外で商品の生産・調達の仕組みを見直すほか、
アダストリア　<2685> ［終値2048円］は需要予測を活用して生産スケジュールの修正などで対応する。

・日揮HD　<1963> ［終値1727円］
サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコから、原油から天然ガスを分離する設備の建設プロジェクトを受注。
設備のEPC（設計・調達・建設）を一括して請け負う。受注額は非公表も3000億円ほどとみられる。

・米クアルコムは米グーグルの基本ソフト（OS）「アンドロイド」を搭載するスマートフォン向けで、
電力効率を30％高めた半導体を開発した。
1回の充電でゲームは60分、動画の閲覧を80分長く楽しめる。

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・政府は新型コロナウイルスの水際対策を緩和し6/1から入国者数上限を1日当たり2万人に引き上げ、
その枠内で10日からリスクの低いとされる国を対象に、団体ツアーに限って外国人観光客の受け入れを再開する。
観光業界は業績回復への第一歩と歓迎する。円安追い風も感染対策課題も。

・ロシア国防省28日、北極圏のバレンツ海で、核弾頭搭載可能な極超音速巡行ミサイル「ツィルコン」の発射実験を実施。
動画公開。
敵対する北大西洋条約機構（NATO）や、
NATO加盟を申請した北欧のフィンランドとスウェーデンを軍事的に威圧、けん制する思惑とみられる。

・中国上海市は28日、新型コロナウイルスの感染拡大受けて都市封鎖（ロックダウン）を始めてから2カ月。
4月中旬に連日2万人だった1日当たりの感染者数は、現在数百人台まで減っており、当局は6月中の正常化を目指す。
習近平国家主席は感染拡大を徹底的におっさえこむ「ゼロコロナ」政策を堅持する方針。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当

サイバーステップ　<3810> ［終値425円］98万6841株　456円　6/14　割当先　ロードランナー

株式分割

カンロ　<2216> ［終値1615円］6/30 　1株→2株

自己株式消却

住友大阪セメント　<5232> ［終値3305円］291万3700株　5/31

立会外分売

はごろもフーズ　<2831> ［終値3085円］5/30　2993円　4万株

公募・売り出し価格

タツモ　<6266> ［終値1323円］130万5000株

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2022/5/31 トリプルアイズ 5026 東G 情報・通信業 公開株数 621,000 公開価格 880円 引受証券 いちよし他 注目度 B
事業内容:システムインテグレーションおよび独自開発のAI（人工知能）プラットフォームの提供

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、大幅続伸。
インフレ鈍化と底堅い消費支出を示す統計を受け、米連邦準備理事会（FRB）が景気後退を回避しつつ、
金融引き締めを進めることが可能という楽観的な見方が広がった。

S&P500種株価指数は今週6.6％値上がりし、2020年11月以来の好成績となった。
ダウ工業株30種平均の8週連続での下落は1932年の世界大恐慌以来最長。
S&P500種とナスダック総合株価指数の7週連続での下落も、ドットコム・バブルがはじけた2001年以来の最長だった。

米商務省が27日発表した4月の個人消費支出（PCE）価格指数は、前年同月比6.3％上昇。
伸び率は1982年以来の高水準となった前月の6.6％から縮小。
前月比でも0.2％上昇と、３月の0.9％上昇から減速し、2020年11月以来、最小の伸びにとどまった。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は大幅3日続伸（+4.03％）。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場は米長期金利の低下を背景に小幅上伸。

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は欧州連合（EU）がロシア産石油輸入禁止で合意すれば、
需給がひっ迫するとの 懸念から買いが優勢となり、3日続伸。

アップル（+4.08%）グーグル（+4.16%）メタ（旧フェイスブック）（+1.83%）アリババ（-1.13%）エヌビディア（+5.38%）
ネットフリックス（+1.98%）アマゾン・ドット・コム（+3.66%）バイオジェン（+0.97%）バークシャー（+2.12%）
マイクロソフト （+2.76%）ズーム（+3.20%）テスラ（+7.33%）ラッセル2000（+2.70%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.89%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約109.2億株、過去20日間平均約131.3億株。

週間ベースでは、ダウは6.2％高、9週ぶり反発、
ナスダック総合指数は6.84％、8週ぶり反発、S&P500種指数は6.6％高　8週ぶり反発で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は続伸。
4月の米個人消費支出（PCE）が堅調だったことや、
PCE物価上昇率の伸びが鈍化したことで政策金利引き上げ加速への警戒感が和らぎ、投資家心理が改善。
ロシアRTSI指数は3日続落。
ロシアが下がると世界が上がるといったところも・・・。

週末27日の東京株式市場で日経平均（+0.66％）は4日ぶり反発。
東証株価指数（TOPIX）（+0.52％）は2日続伸。

東証マザーズ（-0.33％）は2日ぶり反落、東証スタンダード市場TOP20（+0.60％）は4日ぶり反発、
東証グロース市場Core指数（-0.45％）は2日ぶり反落で終了。

東証プライム出来高は11億6839万株、売買代金は2兆9671億円。
東証プライム騰落数は値上がり1,228(66％)銘柄、値下がり548(29％)銘柄、変わらず61(3％)銘柄に。

東証スタンダード出来高は1億8669万株、売買代金は807億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり724(52％)銘柄、値下がり459(33％)銘柄、変わらず146(10％)銘柄に。

東証グロース出来高は1億7100万株、売買代金は1115億円。
東証グロース騰落数は値上がり178(38％)銘柄、値下がり260(56％)銘柄、変わらず23(4％)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは24業種上昇、9業種下落に。
値上がり上位は、海運業、保険業、鉱業、鉄鋼、空運業、金属製品、化学、その他金融業、ｶﾞﾗｽ土石製品、・・・
値下がり上位は、電気・ガス業、ゴム製品、食料品、医薬品、その他製品、陸運業、サービス業、卸売業、・・・

東証プライム値上がり上位は、日医工　<4541> ［現在384円　+49円］ソースネクスト　<4344> ［現在226円　+21円］
ユニデンHD　<6815> ［現在3020円　+261円］パンパシフィック　<7532> ［現在1944円　+166円］

値下がり上位は、ダブルスコープ　<6619> ［現在1023円　-77円］ギフティ　<4449> ［現在1088円　-68円］
LTS　<6560> ［現在3635円　-225円］Gunosy　<6047> ［現在860円　-51円］

三菱UFJ　<8306> ［現在738.8円　-2.1円］みずほ　<8411> ［現在1521.5円　-3.0円］三井住友　<8316> ［現在3960円　-3円］

野村　<8604> ［現在501.0円　+7.1円］大和　<8601> ［現在623.9円　+8.0円］

ソフトバンクグループ　<9984> ［現在5341円　+177円］トヨタ <7203> ［現在2084.0円　+2.0円］

日経平均株価は4日ぶり反発。
朝方は、前日まで3日続落した反動と、26日の欧米株高を受け、買いが先行した。
前場早々に2万6996円（前日比391円高）まで上昇。
ただ、フシ目の2万7000円を前に戻り売りも出やすく、買い一巡後は上げ幅を縮小。

後場前半には2万6731円（前日比126円高）まで押し戻された。
今回も2万7000円の壁に阻まれたところも・・・

マザーズ指数は、2日ぶり反落。
米国株高などを背景に堅調な推移となっていたが、週末を気にしたようなところも・・・

週間ベースでは、日経平均株価は、0.2％高、2週続伸（累計1.3％上昇）、
東証株価指数（TOPIX）は0.5％高、2週続伸（同1.2％上昇）。
東証プライム市場指数は0.5％高、2週続伸（同1.2％上昇）。
東証マザーズ指数は1.9％安、2週ぶり反落、東証スタンダード市場指数は0.0％高、2週続伸（同0.6％上昇）、
東証グロース指数は1.8％安、2週ぶり反落、東証REIT指数は0.3％高、2週続伸（同0.8％上昇）で終了。

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