銘柄研究・タケエイ（2151）

今週のNY株式市場は週間ではダウ工業株30種平均は0.5%上昇、6週続伸（累計3.9%高）、
ナスダック指数は1.8%上昇、5週続伸（同5.8%高）、S＆P500種も0.9%上昇、6週続伸（同4.7%高）となっております。

投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所（CBOE）ボラティリティ（VIX）指数は13.45%と一時5年ぶりの低水準。
投資家の楽観的な雰囲気が広がっていることを映しているようです。

東京市場も今週はまず日経平均株価が200日移動平均線を抜け、1日後TOPIXも200日線抜けとなりました。

週間ベースで日経平均は3.0%上昇と続伸（7.1%高）、TOPIXは2.5%上昇と続伸（5.8%高）。
マザーズ指数は0.1%上昇と続伸（0.8%高）、日経ジャスダック平均は1.0%上昇、6週ぶりの反発。東証2部は1.1%上昇と続伸（1.4%高）で終了。
この2週間は新興系銘柄より主力銘柄の上昇が目立つところではありましたが、個人投資家の皆様は恩恵受けましたでしょうか？！

業績発表で下方修正で嫌気され大幅に売り浴びせがあったような、キヤノン　<7751> ［終値2767円］（直近安値からの戻り率23.4%）
ニコン　<7731> ［終値2178円］（9.4%）コマツ　<6301> ［終値1791円] （13.6%）なども切り返しています。

ただ電機業界でシャープ　<6753> ［終値184円］ソニー　<6758> ［終値944円］などに目が行くと厳しい状況ですね。

今日の注目銘柄としてはタケエイ　<2151> ［終値1630円］をみてみます。

ご存知のように建設関連産業廃棄物の中間処理、再資源化から最終処分までの一貫処理に強みのある企業です。

東日本大震災の廃棄物処理事業が約1年たって本格化。それでも予算が実際に回っていないところも多いとのこと。

8/1発表2013年第1四半期（12年4-6月）連結決算は売上高49億4700万円（前年同期比37.2%増）
営業利益5億9500万円（3.7倍）純利益3億4400万円（86倍）に。

中間期に対する進捗率は営業利益は70.4%、純利益が超過達成。

13年3月期通期予想は売上高197億5000万円（前年同期比13.1%増）
営業利益23億1000万円（10.0%増）純利益9億3000万円（6.8%増）に据え置きも
震災復興関連事業は12年4月にようやく本格化したばかりで下期が業績の比重の高い同社にとっては上方修正の可能性が高いとの声も。

売り出しを行っており売出価格1618円で1915000株の処分玉で重たい株価も売りたい向きの半分ほどは出たようなところも・・・
短期的な株主では売り出し出来るようになって14営業日経っていることから処分済みと考えますと売出価格の1618円は下値ではないかとも・・・

また同社は7/31に市場変更で東証1部に指定還しており、1ヵ月後の8月末TOPI組み入れされTOPIX連動するファンドなどの需要も見込まれます。

日足チャートも1600〜1640円どころのもみ合いになっており、
丁度今月末あたりから一目均衡表においては遅行線が実体を抜いてくるような絵面に。
下降している上値抵抗線の雲も薄くなってくるところで仕込むのには好機ではないかと思われます。

同関連のアミタHD　<2195> ［終値1085円］やいであ　<9768> ［終値586円］などの急騰もいい刺激を受けそうなところも・・・？！

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