日銀金融政策決定会合

2012年10月30日（火）晴れのち曇り

・中国景気減速や反日デモ背景にした販売不振が企業業績を圧迫し始めた。
　建設機械や消費財扱う企業などでは収益見通し引き下げ相次ぐ。「中国リスク」重荷となる企業増えそう。

　ホンダ　<7267> ［終値2399円］連結純利益従来予想前期比2.2倍から77%増へ下方修正。

　ミツミ電　<6767> ［終値441円］最終損益従来予想10億円の黒字から125億円の赤字へ。

　日立建機　<6305> ［終値1306円］中国売上高を45%減744億円と7月時点から333億円引き下げ。

　ファナック　<6954> ［終値12630円］中国で工作機械の減速広がり、今期は3期ぶり最終減益に。　

　三菱商事　<8058> ［終値1398円］中国での鋼材需要の伸び悩みが響く。

　JFEHD　<5411> ［終値1091円］今期連結純利益350億円と従来予想から6割近く減少。

　キヤノン　<7751> ［終値2515円］2012年12月期純利益見通し下方修正。

・2012年米大統領選11/6投開票まで残り1週間。
　共和党ロムニー氏オバマ大統領を猛追。支持率の差ほぼ消える。大接戦のまま最終コーナーを迎える。

・政権の浮沈をかけた臨時国会、どのような結末か3つのシナリオ。あと6人離党すると与党過半数割れ。

　「逃げ切って先送り」解散は年明け以降。
　「話し合い解散」自民党首相を年内解散に追い込む手段、赤字国債発行法案の成立などと引き換えに解散確約。
　「不信任案可決」野党提出内閣不信任決議案可決された場合、首相は解散か内閣総辞職迫られる。

・メタンハイドレート日本の排他的経済水域（EEZ）内の日本海からオホーツク海にわたる広域の海底で見つかる。
　海底下数メートル浅い部分に埋まっており、これまで太平洋で確認された海底下深くのメタンハイドレートより掘り出しやすく。
　国産エネルギーとして期待高まる。

・2013年1月合併する東京証券取引所グループと大阪証券取引所　<8697> ［終値304000円］
　新会社日本取引所グループ発足に向けて統合計画発表。13年7月に現物株、14年1月メドにデリバティブ（金融派生商品）市場統合。　

・野村HD　<8604> ［終値283円］2012年7-9月期連結決算最終損益28億円の黒字に転換。
　欧州債務危機の影響で460億円の最終赤字計上した前年同期から収益改善。好調な債券部門が株式部門の苦戦を補う。

・日銀　<8301> ［終値31000円］きょう金融政策決定会合。
　追加の緩和策協議。国債など資産買入れ基金の10兆円拡大軸に具体的な緩和手法詰める。

・9月の米個人消費支出年率換算で11兆2505億ドル（約896兆円）と前月比0.8%増。市場予測平均（0.6%増）を上回り3ヵ月連続増加。

・巨大ハリケーン「サンディ」の影響、NY証券取引所とナスダック市場29日株式取引すべて停止。30日再開についても判断保留。
　NYやワシントンでは公共交通機関運休、連邦政府機関なども閉鎖。米北東部の都市機能低下。

・日通　<9062> ［終値299円］東南アジアなどの新興国で港湾ターミナル事業に参入。
　三井物産　<8031> ［終値1126円］と提携、海上、陸上輸送つなぐ港湾業者に乗り出すことで国際一貫物流サービスを提供。

・ルネサスエレク　<6723> ［終値303円］2012年4-9月期連結決算最終損益1150億円の赤字（前年同期420億円の赤字）に。
　リストラ特別損失約850億円発生。資本増強急務に。

・住友鉱　<5713> ［終値1042円］と日立電線　<5812> ［終値103円］半導体材料リードフレーム事業統合。来春両社が新会社設立。
　世界シェア20%超のトップメーカーに。

・日本ガイシ　<5333> ［終値877円］発行ダイオード（LED）光源などに使うウェハー事業に参入。
　高輝度のLEDをつくれる高性能ウエハーで今年中に量産へ入る。6年後売上高100億円目指す。

・NTTドコモ　<9437> ［終値116000円］と日本マイクロソフト（東京・港）法人向けサービスで連携。
　「ウインドウズ8」搭載したタブレット（多機能端末）にドコモ独自の通信セキュリティー機能組み合わせ法人向け強化。
　米アップル「iPad（アイパッド）」に対抗。

・山九　<9065> ［終値281円］サウジアラビアで大規模精油所の保全事業受注。契約期間2019年10月までの7年間、受注額約100億円。　

・キーエンス　<6861> ［終値19810円］2012年4-9月期連結純利益前年同期比12%増321億円。4-9月期としては過去最高更新。
　自動車関連生産ラインを制御するファクトリーオートメーション（FA）機器好調。売上高も9%増108億円と過去最高。
　海外向けが業績拡大けん引。

・日本製鋼所　<5631> ［終値450円］2013年3月期連結経常利益前期比32%減160億円。
　スマートフォン（高機能携帯電話=スマホ）向け液晶部材製造する機械など寄与。従来予想10億円上回る。
　主力の高採算の原子力発電用部材ふるわず。

・日経ジャスダック平均株価29日、10営業日続伸。約3ヵ月ぶりの高値。東証マザーズ指数も約半年ぶりの高値圏に。
　ネット関連など内需中心に好業績見込まれる中小型株に資金流入。（日経新聞）

・前原誠司国家戦略・経済財政相、自らの政治団体が秘書宅を事務所として届け出て経済経費を計上問題について
　「（秘書宅は）事務所としてれっきとした実体がある」と述べ、問題ないとの認識示した。前原氏辞任否定。

・関西電力　<9503> ［終値621円］2012年6月中間連結決算、中間期として過去最悪の1167億円の最終赤字（前年同期204億円の黒字）
　電気料金の値上げ申請準備に入る。
　電気料金の値上げの動きは九州電力　<9508> ［終値619円］や北海道　<9509> ［終値676円］
　東北　<9506> ［終値591円］四国　<9507> ［終値876円］にも波及。

・2012年度上期（4-9月）日本企業の自社株買い実施額5098億円と前年同期比26.2%減。5半期ぶりのマイナス。
　下期（10月-13年3月）増えなければ株式市場に拍車をかける可能性も。（産経新聞）

・金融庁銀行による事業会社への出資比率規制見直す方針。
　出資比率上限5%以下とする現行「5%ルール」改め、中小企業などに20%未満の出資認める方向で検討。

・シロキ　<7243> ［終値172円］
　2014年にも主力シート部品の中核構成部品を海外で現地調達。円高が定着する中、コスト競争力強化へ。

・持田薬　<4534> ［終値1024円］後発薬（ジェネリック）事業強化、2015年度の売上高11年度比2.7倍100億円に引き上げ。
　ジェネリックでもがんを重点領域に位置付け。

・ナノキャリア　<4571> ［終値69000円］独自薬物送達システム（DDS）応用、
　新薬の開発で信越化　<4063> ［終値4620円］と資本提携含む協力関係築く。
　信越化学グループからDDS製剤原料となる高品質ポリマー素材を安定的に調達。
　増資資金はがん領域中心として臨床試験などの費用に充当、新薬開発ベースで速める考え。（日刊工業新聞）

・台湾液晶パネル業界に下げ止まりの兆し。
　テレビ用世界シェア3位の奇美電子29日、2012年7-9月期決算で最終赤字が前年同期比で約5分の1に縮小。　
　同4位の友達電子（AUO）も赤字幅縮小。

・フュートレック　<2468> ［終値1153円］NTTドコモ　<9437> ［終値116000円］に従来よりも応答速度速めた音声認識エンジン提供。
　最新版「しゃべってコンシェル」に採用。

・アンリツ　<6754> ［終値991円］食品工場向け産業機械事業で海外展開に乗り出す。低価格機種の開発にも取り組む。
　20年までに現在の2倍となる300億円規模目標。新たな成長軸に。

・マニー　<7730> ［終値3005円］
　中国・北京市に歯科用治療器具など医療機器扱う販売子会社立ち上げ。資本金700万元（約8900万円）マニー100%出資。　

・アンジェスMG　<4563> ［終値66300円］「コランジェン」の開発で新たに田辺三菱　<4508> ［終値1163円］と組んで再出発。
　米国で開発順調に進められるかが課題。

・メディシノバ　<4875> ［終値164円］
　同社開発中医薬候補「MN-166」で新興型多発性硬化症の治療法について特許が欧州で承認。（日経産業新聞）

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株式分割

大阪証券取引所　<8697> ［終値204000円］12/31 　1株→100株

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【今日の一言】

NY株式市場はハリケーン「サンディ」の影響で休場。シカゴ電子取引は行う。
米株価指数先物は短縮取引ながらもダウ先物69ポイント安、ナスダック100先物15.75ポイント安、
S&P500先物は一時10ポイント強値下がりも4.9ポイント安に。
30日今夜も休場予定。31日は取引再開する意向。
悪天候による株式取引中止は27年ぶり。

欧州株式市場は小反落。
ハリケーン被害で保険料支払いの懸念で保険株下落。
企業業績への不透明感も売り圧力に。

本日は何と言っても日銀金融政策決定会合での結果政策発表です。

市場関係者の多くが出尽くしや緩和策の内容不足を指摘する声多く、サプライズなしと・・・
その通りかもしれませんがそのことを織り込んでいる株式市場にも思えるんですが・・・

引き続き好業績内需企業の動きに付いて、輸出関連の業績悪化企業は売り目線で見ていくだけかとも・・・

東京市場は企業業績発表たけなわです。
前半は下方修正した企業も織り込み済みと反発に転じる銘柄も散見されましたが、
発表企業数が一斉に出てくるだけに「買い物」が集中しづらく下落する銘柄も多くなってくるのではないかと・・・
またいったん反発した銘柄も改めて売り直されるようなところも・・・

安川電　<6506> ［終値551円］ツガミ　<6101> ［終値496円］も注意が必要かと・・・

「中国リスク」ミツミ電　<6767> ［終値441円］最終損益従来予想10億円の黒字から125億円の赤字へ。　

ハリケーンの影響はどのくらいになるかなどわかりませんが
国際VIXETF　<1552> ［終値2928円］などもヘッジ的にポジション持つことも。　

フュートレック　<2468> ［終値1153円］NTTドコモ　<9437> ［終値116000円］に従来よりも応答速度速めた音声認識エンジン提供。
最新版「しゃべってコンシェル」に採用。

IRジャパン　<6051> ［終値4485円］高値持合いから再び動意ついてきたようにも・・・？！　

小僧寿し　<9973> ［終値329円］75日線（29日＝329円）抜けられるかの正念場とも・・・

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