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団塊世代「2012年問題」取り越し苦労

2012年1月21日(月)晴れ間も夜は雪も

・アルジェリア軍による武力勢力掃討酒戦、人質23人死亡と発表。国別内訳明らかにしていない。
 日揮 <1963> [終値2634円]日本人駐在員10人の安否依然不明。

・不動産売買回復しつつある。2012年取引額前年比14%増、約2兆1700億円と08年以来4年ぶり水準に。
 不動産投資信託(REIT)購入額5割増、1兆円強と最大の買い手として市場けん引。

・予算編成「政高党低」の構図鮮明に。税制改正でも官邸の意向に翻弄され党内から「与党軽視」と不満の声も。

・アルジェリア人質事件、緊迫の4日間は大きな犠牲を払う展開に。「テロとの戦い」直面している現実。世界に衝撃。

・岩井コスモ証券 <8707> [終値472円]10億円弱投じ、証券基幹システム刷新。年10億円程度の経費削減見込む。
 「指値注文」条件拡充。スマートフォンやタブレットからの注文も。来年5/7から稼働。

・野村証券 <8604> [終値491円]運用成績が各種市場の指数に連動する上場投資証券(ETN)作る業務に参入。
 2月中香港ハンセン指数先物と連動する「ブル・ベア型」証券を東証に上場へ。2年で20銘柄の上場目指す。

・団塊世代65歳に到達し大量退職懸念された「2012年問題」が取り越し苦労に。
 65〜69歳の人口に占める就業者の割合(就業率)昨年13年ぶりの水準に急上昇。元気なシニア層の活用、今後も成長力強化がカギ。

・政府・与党20日、中小企業を対象に交際費の全額損金に算入できる方針へ。現在年600万円上限に9割までしか算入出来ず。

・米国オバマ大統領20日昼(日本時間21日未明)ホワイトハウスで就任宣誓。ハイデン副大統領とともに正式に2期目スタート。

・国内プラント各社、日揮 <1963> [終値2634円]千代田化工 <6366> [終値1208円]東洋エンジニア <6330> [終値401円]
 リスク管理体制の徹底に動く。今回の事件の衝撃大きく。

・大成建 <1801> [終値275円]住宅関連事業のグループ一体営業へ乗り出す。
 同社得意とする災害に強い住宅の売り込み強化。2020年3月期住宅関連連結売上高12年3月期30%増1300億円に引き上げ。
 (21日 日経新聞)

・アルジェリア東部プラント大手日揮 <1963> [終値2634円]
 日本人社員ら多数の外国人拘束人質事件19日、アルジェリア軍によるイスラム武装勢力の鎮圧作戦最終段階迎えた模様。
 武装勢力11人殺害、外国人人質7人も死亡。7人のうち一人は日本人とも。

・政府・自民党19日、企業研究開発を後押しする減税制度について法人税額から差し引ける控除の上限を税額の20%~30%へ引き上げへ。
 30%への引き上げは2013年度から2年間の期限付き措置。

・アルジェリア人質事件、日本企業のアフリカ展開に影を落としそう。政情不安のリスクが改めて浮き彫りに。

・米連邦国債発行枠(債務上限)を巡る問題は18日、当面の混乱回避するため野党・共和党が一転、3ヶ月分の引き上げ容認。
 3ヶ月分の引き上げ枠に到達し、再び天井を突破しそうになる4月中旬に向け、金融市場の不安高まりそう。
 オバマ大統領と民主党は1年分の延長求めたい本音も。
 危機の火種3/1連邦予算の強制削減措置「財政の崖」迫る。
 3月末には13会計年度の暫定予算が切れ新たな対応決めないと政府閉鎖に追い込まれかねず。
 4月中旬まで強制削減、暫定予算、」債務上限という少なくとも3つの峠越えなければならない。

・米国株式市場回復基調強めている。18日米国市場でダウ工業株30種平均が5年1ヵ月ぶり高値、2007年の最高値にあと4%弱まで迫る。
 株価上昇支えるのは米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和に多様処大きく、民需の拡大が主導する姿には至らず。

・世界の株価急反転。最高値まで3.6%の米国筆頭、ドイツやインドもあと5%に接近。日本や中国などの出遅れ組も戻り基調鮮明に。
 世界株全体の指数では危機による下落分の3分の2を取り戻す。

・米ボーイング新型機「787」の航空会社への引き渡し当面見合わせ。部材企業に暗雲。

 三菱重工 <7011> [終値490円]富士重工 <7270> [終値1172円]川崎重工 <7012> [終値258円]3社で機体構造物35%担当。

 主翼複合材主に東レ <3402> [終値509円]供給。神戸鋼 <5406> [終値110円]機体形状保つチタン合金。

 ブリヂストン <5108> [終値2398円]タイヤ。ナブテスコ <6268> [終値1895円]配電装置 

 GSユアサ <6674> [終値315円]リチウムイオン電池

 エンジン:米ゼネラル・エレクトリックにIHI <7012> [終値241円]

 英ロールス・ロイスに川崎重工 <7012> [終値258円]と三菱重工 <7011> [終値490円](20日 日経新聞)

・アルジェリア東部プラント大手日揮 <1963> [終値2634円]の日本人社員ら多数の外国人拘束された事件、
 アルジェリア政府軍17日実行犯のイスラエル武装勢力が立てこもるガス関連施設攻撃。局地的な戦闘続く。
 現地の日本人スタッフ17人中、7人無事確認、10人の安否が不明。

・経済産業省2013年も今年度の再生可能エネルギー買い取り価格据え置くことを軸に検討。普及促すため事業者へ配慮。

・2013年度税制改正、住宅ローン減税と主に富裕層対象にした所得・相続増税の内容に。
 住宅ローン減税4年間延長。最大控除額10年間で400万円。所得税「4000万円超」最高税率40%から45%へ。

・18日の東京株式市場で日経平均株価大幅に上昇。昨年来高値更新。東日本大震災後の2011年3/22以来の大幅高。
 昨年11/14からの日経平均の上昇率は26%に達する。

・外国為替市場円安基調息吹き返す。18日1ドル=90円台前半と2年7ヵ月ぶりの円安水準。
 日銀 <8301> [終値48000円]21-22日の金融政策決定会合で2回連続の金融緩和実施確実と。
 海外からは安倍晋三政権の通貨安政策とけん制する動きも。

・日経平均株価週間ベースで10週連続上昇。1987年2〜4月以来約26年ぶり。
 円の先安観測から日本株にはなお上昇余地があると海外勢などの資金流入促す。

・海外投資家(外国人)1月第2週(7-11日)まで9週連続で日本株買い越し。9週累計買越額は2兆5451億円に。
 個人投資家9週ぶりに買い越しに転じる。

・内閣府2011年度国民経済計算、土地などの資産から負債を差し引いた国全体の正味資産(国富)11年末に前年比0.8%減2995兆円。
 前年割れは4年連続。東日本大震災で約9兆円の資産減と地価と株価の下落が響く。

・政府と日銀 <8301> [終値48000円]
 2%の物価上昇目標導入に伴い、四半期ごとに日銀総裁が目標達成の進捗状況を政府に報告する制度導入。

・フランス政府によるマリへの軍事介入、アルジェリアでの邦人らの拘束事件相次ぎ、北・西アフリカのイスラム諸国の危うさ表面化。
 「アラブの春」後の混乱を突いてイスラム過激派組織の動き活発化。

・韓国ウォン対円相場4年3ヵ月ぶりの高値。
 投機マネー韓国市場に流れる構図でウォン高・円安は韓国輸出企業の競争力そぎ業績悪化させる可能性も。

 ウォン高・円安は韓国輸出企業のライバル日本企業の経営環境好転させる要因、韓国勢にマイナス。
 トヨタ <7203> [終値4300円]と米市場でしのぎを削る現代自動車、
 鉄鋼のアジア市場で新日鉄住金 <5401> [終値232円]と競合するポスコが典型。

・郊外店主力としていた紳士服や外食大手が駅前など都市部で出店増やす。背景はクルマ離れ。

 青山商事 <8219> [終値1667円]
 「洋服の青山」で売り場面積従来店の半分以下の小型店、3-5年以内に東京、大阪、名古屋の主要駅前に計50店舗展開へ。

 コナカ <7494> [終値640円]
 新規出店の軸足を駅前立地へ移す。大半が仙台など都市部の駅前。婦人スーツに力入れ女性客取り込む。

 吉野家HD <9861> [終値107400円]傘下のどん、
 店舗面積従来の半分程度のしゃぶしゃぶ専門新店舗開発。ショッピングセンターや駅前に広げる。 

 ニトリHD <9843> [終値6720円]2014年2月期に新店の半数約20店、売り場面積従来の3分の1以下の小型店にする計画。

・全日空 <9202> [終値179円]ボーイング787型機使用停止で19-21日までの3日間68便欠航。約9500人に影響と。

・三越伊勢丹HD <3099> [終値887円]冬のバーゲンセール開始。
 最需要期での大幅値引き避け、約2週間先送りも出足好調。例年通り始めた他の百貨店の中には息切れも。

・積水ハウス <1928> [終値1015円]と大和ハウス <1925> [終値1598円]
 東京・八王子の多摩ニュータウンで大規模住宅開発に乗り出す。今後2-3年で計681区画開発。同ニュータウンで過去最大規模。
 団塊世代の退職後の需要狙う。 

・三菱商事 <8058> [終値1814円]米久 <2290> [終値743円]をTOB(公開市場買い付け)で連結子会社化。1株=950円。

・グリー <3632> [終値1464円]未成年のゲーム利用者への超過課金問題、対象人数5544人へ。7日発表時点では733人。
 複数の決済システムで上限設定にミス。超過課金総額当初約2811万円から約4937万円に。

・PGMHD <2466> [終値68700円]アコーディア・ゴルフ <2131> [終値82800円]に対し実施したTOB(公開市場買い付け)成立せず。
 PGM再編模索明らかに。
 
・小僧寿し <9973> [終値251円]
 本社社員の3割にあたる60人の希望退職者募集。退職者の受け皿として独立支援する「のれん分け」制度導入。

・日経新聞社電子部品や関連製造装置メーカーなど主要30社に「電子部品景況調査」実施。2013年1-3月期景況、
 12年10-12月期比「悪くなる」との回答23.3%(前回16.7%)とほぼ4分の1。「良くなる」20%(31.7%)「変わらない」53.3%(51.6%)

・ユナイテッドアローズ <7606> [終値2140円]
 2012年4-12月期連結営業利益、120億円弱と前年同月比1割強増加。4-12月期としては3年連続最高益。高い販売力維持。

・ユニ・チャーム <8113> [終値4845円]昨年来高値更新。
 時価総額初めて1兆円超える。東南アジアけん引役、2013年3月期営業利益6期連続過去最高更新へ。

・東京製鉄 <5423> [終値425円]
 2013年3月期単独最終損益165億円の赤字(前期142億円の赤字)になりそうと発表。従来予想15億円悪化。

・野村HD <8604> [終値491円]1月の個人投資家調査、3ヵ月後の日経平均株価見通しについて
 「上昇する」との回答と「下落する」との回答比率の差「市場観指数」68.8%と前月比27.4ポイント上昇。

・東京工業品取引所18日、金の先物価格一時1グラム4911円(期先限月)上場来高値。
 白金(プラチナ)先物約1年9ヵ月ぶり、銀先物約11ヵ月ぶりの高値。

・東証投資主体別売買動向1月第2週(7-11日)海外投資家(外国人)9週連続買い越し(2525億円)
 個人投資家9週ぶり買い越し(386億円)信託銀行12週連続売り越し(2101億円)生保・損保も18週連続売り越し(481億円)

・ジャスダック投資主体別売買動向1月第2週(7-11日)
 海外投資家(外国人)3週連続買い越し(101.53億円)個人投資家2週連続売り越し(92.12億円)

・中国国家統計局2012年10-12月期国内総生産(GDP)実質前年同期比7.9%増。12年通年で前年比7.8%と13年ぶりに8%割り込む。
 市場予測平均(7.8%)をやや上回る。前年同期比での改善は8四半期ぶり。前期比では2.0%増。

・国際通貨基金(IMF)ラガルド専務理事17日、「競争的な通貨切り下げ政策には断固として反対するのがIMFの原則」と指摘。
 通貨安競争に懸念示す。

・国立感染症研究所18日、13日までの1週間に定点観測している全国約5千の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数
 1施設当たり12.07人と今シーズン初の注意報レベル(10人)超え。関東中心に流行広がる。
 1施設当たり30人超えると大流行の発生示す警報レベルとなる。(19日 日経新聞)

・アルジェリアでの外国人人質事件で同国軍制圧作戦に対して各国の反応。
 仏「最適な選択だった」米「テロリストに責任」英「共闘するしかない」

・日銀 <8301> [終値48000円]21、22日開く金融政策決定会合、2%の物価目標導入決める。
 22日麻生太郎副総理・財務・金融相、甘利明経済財政・再生相、白川方明日銀総裁共同で会見し共同文書公表する方向。
 (21日 産経新聞)

・ドイツ北部二―ダーザクセン州の州議会選挙20日行われる。メルケル首相3選目指す今秋の連邦議会(下院)選挙の前哨戦と注目。
 首相率いる連立政権与党に主要野党陣営が挑む構図も両陣営の支持率伯仲。 (20日 産経新聞)

・中国国家統計局馬建堂局長、国民の所得格差の程度示すジニ係数、2012年0.474と発表。公式なジニ係数発表は12年ぶり。
 警戒ライン0.4を上回ると社会不安広がる。

・米アップルスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)変調に苦しむ。
 需要落ち込み生産調整に追い込まれ、廉価版や新モデルの発売取り沙汰される。
 米メディアアップルが部品の発注当初計画比削減と報じる。(19日 産経新聞)

・シェールの世紀。新エネルギーがもたらす大転換。

 ウォーレン・バフェット氏保有する米鉄道会社バーリントン・ノーザン・サンタフェの業績驚異的な伸び。秘密は「シェール革命」
 固い岩盤「シェール」から天然ガスや石油を効率よく回収する技術確立。石油生産量5年前比2-3割拡大。
 その一大産出地でバーリントンの鉄道横断。輸送量4年前の70倍。

 技術革新は米経済に恩恵もたらす。エネルギーコストの低減と製造業復権の兆し。構造不況業種が設備投資ブームに沸く。

・米調査機関IHS、シェール革命による雇用創出は2020年までに合わせて約300万人と試算。
 国内総生産(GDP)の押し上げ効果12年で2376億ドル(約21兆3840億円)20年で4165億ドル(37兆4850億円)と見る。
 12年ベースで約1.5%のプラス効果と。シェール革命で米国電気代約1割減少。米製造業費用削減効果は年116億ドル(約1兆円)

・「シェールは外国為替市場にとっても革命」米国のエネルギー自給率高まれば海外輸入減り、経常赤字縮小につながる。
 長期的にドル売り圧力が弱まる要因に。
 国際エネルギー機関(IEA)「北米は2030年頃に石油の純輸出国になる」と予測。

・米国でシェールガス産出拡大したのを機に欧州でも天然ガスの需要構造が一変。
 2年ほど前から中東や北アフリカからガスが急激になだれ込むようになる。割安なガスには電力やガスなど企業が群がる。
 割高なロシア産ガス販売会社は業績悪化。ロシアは日本を含めアジア向けに輸出に活路求める。
 シェールガス埋蔵量世界36か国中、世界最大は中国。2020年代には中国のシェールガス生産がアジア市場一変させる可能性も。

・「シェール革命」国内企業への恩恵。

 追い風はクレハ <4023> [終値336円]ポリグリコール酸という樹脂の量産世界で初めて開始。
 シェール掘削部品向けが出荷の8割。強度優れ、数か月後に土中で分解される利点。取り出す手間省けると掘削会社から評価。
 
 大陽酸素 <4091> [終値560円]北米でのシェール関連向け産業ガス市場が5年で2倍近く膨らむ予測。
 いち早く米ノースダコタ州に窒素製造プラント建設、月内にも稼働。

・日本株円安・ドル高の進行で買われる展開に。日経平均週間で先週111円上昇。1987年2〜4月以来約25年9ヵ月ぶりの10週続伸。
 外国人が9週連続買い越し。円相場と日経平均の週間の騰落率の相関(過去10週ベース)は前週末時点で0.84。
 11月中旬野田佳彦前首相衆院解散・総選挙表明前には0.2程度。日銀金融政策決定会合のイベント焦点。

・日銀 <8301> [終値48000円]金融政策決定会合(21-22日)市場関係者、共同文書、基金増額以外が焦点。
 新たな緩和手法として、
 1.資産購入の期限を決めない無期限緩和。
 2.超過準備預金の金利(付利)引き下げ。
 3.買い入れ対象国債の年限延長。
 4.外債購入。

 1.2.はいずれも副作用あり、3.4.も含め「全ての政策には効果とコストがあり、どちらが上回るかは状況によって変わる」と。

・米連邦政府の国債発行枠「債務上限」問題が国際金融市場に暗い影落とす。野党・共和党18日、債務上限を3ヵ月に限り引き上げ表明。
 債務不履行(デフォルト)という「2月危機」は回避へ。ただ春先再び債務上限危機の様相強める恐れも。
 世界銀行世界経済見通しで債務問題こじれれば2013年米成長率最悪2.3%押し下げるとの悲観論示す。

・中国国家統計局18日、2012年10-12月期実質国内総生産(GDP)前年同期比7.9%増と発表。改善は8四半期ぶり。
 原動力は地方政府のインフラ投資。昨年9月までに地下鉄や高速道路などインフラ投資の認可加速したことが奏功。
 一部エコノミスト2013年中盤から中国景気失速する可能性指摘も。破たんリスク抑えるため信用供給の減速懸念。

・会社がわかる 特集三菱重工 <7011> [終値490円]主力電力設備事業で成長戦略加速。中核は世界シェア3位の大型ガスタービン。
 ガス火力発電は石炭火力に比べ環境負荷小さく、先進国で主流になりつつある。「シェール革命」も追い風。
 重工の大型ガスタービン世界シェア07〜11年平均16%、米ゼネラル・エレクトリック(GE)36% 独シーメンス33% シェア30%目標へ。
 
 昨年11/14から先週末(1/18)までの株価上昇率54%と日経平均株価(26%)を大きく上回る。
 日立 <6501> [終値550円]との火力発電分野の事業統合、今年度の補正予算での防衛装備品の増額など好材料。円安も追い風に。
 低すぎるROE(自己資本利益率)に課題。市場は変化期待、選択と集中注目。

・株式市場の売買に厚みが増し、主力銘柄に幅広く買いが入る。「循環物色」広がり、日経平均株価は先週2年9ヵ月ぶりの高値付ける。
 年末年始に急ピッチに上昇しただけに一部指標に過熱感も、投資家の買い意欲は強い。
 東証第1部売買代金先週末にかけて3日連続2兆円超。1月1日あたり平均売買代金18日時点で2兆0132億円。昨年7-8月1日平均1兆円割れ。
 その後も1兆円強の薄商い続いていた。12月中旬から急激に商い増加。

 一方相場は一旦スピード調整示唆する指標も多い。信用評価損益率直近でマイナス1.45%まで改善。昨年11月にはマイナス10%台前半。
 今週以降は日銀金融政策決定会合、3月期起業の12年4-12月期決算発表などの材料。持続性試される局面とも。

・アジア通貨上昇基調強める。世界的な信用不安後退、リスク取りやすくなる。景気比較的堅調なアジアに流入。
 日米欧の金融緩和でだぶついたマネーが世界経済の底入れ感背景に新興国に向かう。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は1万1000円試す展開か。
 21-22日開かれる日銀金融政策決定会合「2%の物価上昇目標の導入や金融緩和強化決まる」との期待から海外マネーの流入続くと。
 2005年当時小泉改革の雰囲気と。同年海外勢日本株買越額10兆円規模に。年初1万1000円台の日経平均年末1万6000円に上昇。
 海外投資家11月中旬から9週連続買い越し、累計買越額約2兆5000億円と05年当時よりまだ少ない。
 日銀決定会合の結果、サプライズなしだと「材料出尽くし」で相場一旦調整とも。

・Wall Street:今週の米株式相場は主要企業の昨年10-12月期決算のピーク。マネーの好循環後押しできるか。
 アップル始めIT(情報技術)企業決算がカギに。今週米主要500社のうち80社強が決算発表。22日グーグルやIBM、23日アップル注目。
 米経済テレビでは連日日本が話題に。昨年まではなかった現象、市場の注目度高く。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派41% (前回比-9)弱気派32%(同+15)中立派27%(同-6)
 日経平均株価週間ベースで10週連続上昇。18日終値は約2年9ヵ月ぶりの高値水準。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は新興国中心に上昇する地域が目立つ。

上昇1位トルコ週間騰落率4.9%(昨年来騰落率65.8%)2位インドネシア3.7%(16.8%)3位上海3.3%(5.3%)14位日本1.0%(29.1%)
 下位25位ベトナム▲1.8%(29.2%)24位台湾▲1.1%(9.3%)23位スペイン▲0.7%(0.4%)22位ギリシャ▲0.6%(43.1%)

・ランキング:第9回日経金融機関ランキング調査(三大都市圏の個人対象) 顧客満足度。

 総合:1位(前回1位)ソニー銀行 顧客満足度評価総合得点(88.1) 住宅ローンや外貨預金評価。

 2位(2)住信SBIネット銀行(87.9)
 外国為替証拠金(FX)取引でスマホ向けアプリ提供など利便性高める。定期預金金利年0.3%とメガバンクの約10倍水準で人気。

 2位(6)京都信用銀行(87.9)市内中心に128店舗、約700台のATM(現金自動預け払い機)設置。利便性の高さ実感。

 4位(-)碧海信用金庫(86.8)中京で存在感。5位セブン銀 <8410> [終値229円](86.6)ATM設置数全国で1万7000台超が強み。

 世代別ランキング:20代 1位(-)住信SBIネット(94.1)2位(5)三井住友銀 <8316> [終値3315円](91.4)
 3位三菱UFJ銀 <8306> [終値404円](88.9)

 30代 1位(-)住信SBIネット(92.2)2位三井住友信託 <8309> [終値314円](90.8)3位(3)ソニー銀行(89.0) 

 40代 1位(-)ソニー銀 (92.3)2位(-)住信SBIネット銀(90.5)3位(2)りそな銀 <8308> [終値400円](88.8)

 50代 1位(1)りそな銀 <8308> [終値400円](93.4)2位(-)住信SBIネット銀(92.9)
 3位(3)新生銀 <8303> [終値168円](90.3)

 60代 1位(1)りそな銀 <8308> [終値400円](90.8)2位(-)住信SBIネット銀(89.1)
 3位(3)三井住友銀 <8316> [終値3315円](88.0)

 エリア別ランキング:首都圏のみ 1位(2)ソニー銀(90.1)2位(1)住信SBIネット銀(89.4)
 3位(11)りそな銀 <8308> [終値400円](85.8) 

 近畿圏のみ 1位(2)京都信用銀行(91.6)2位(3)りそな銀 <8308> [終値400円](91.2)3位(-)住信SBIネット銀(90.5) 

 中京圏のみ 1位(-)住信SBIネット銀(91.0)2位(-)三井住友銀 <8316> [終値3315円](89.7)3位(-)碧海信用金庫(87.5)

 三大都市圏以外も含めたランキング:1位住信SBIネット銀(88.3)2位ソニー銀 (87.9)
 3位セブン銀 <8410> [終値229円](87.0)
 
・2012年日本のM&A(買収・合併)助言ランキング(通称リーグテーブル トムソン・ロイター調べ)

 1位(前年1位)野村証券 <8604> [終値491円]5兆696億円 シェア36.2% 案件数152件 6年連続首位。最後に追い抜く。

 2位(3)みずほ証券 5兆691億円 36.2% 138件 ソフトバンク <9984> [終値3020円]スプリント買収で国内唯一のアドバイザー。

 3位(6)三菱モルガン 4兆1513億円 29.6% 111件 4位(8)JP7モルガン 2兆8785億円 20.5% 19件 (日経ヴェリタス)

・コニカミノルタ <4902> [終値685円]塗布式透明電極開発、同電極使用有機EL(エレクトロルミエッセンス)照明試作。
 材料コスト低減。シート抵抗も既存品の10分の1に。商品化の時期は未定。

・八千代工 <7298> [終値674円]主要顧客のホンダ <7267> [終値3440円]の生産拡大や新規受注に対応。
 2014年3月期中に中国・広東省と米国オハイオ州で樹脂製燃料タンクの生産能力それぞれ年20万台分増強。
 
・富士重工 <7270> [終値1172円]中国自動車販売体制再編。現地同社完全子会社が中国企業から40%出資受け入れ合弁会社に移行。
 2015年度中国販売台数11年度比約2倍の10万台に引き上げ目標の達成へ。 

・日東工 <6651> [終値1172円]電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)用充電器「チャージヒット」発売。
 価格工事費別で15万7000円。最大7万円国が補助。

・超硬工具出荷額、2012年11月前年同月比7.3%減224億9400万円。6ヶ月連続の前年割れ。自動車や工作機械向けが伸び悩む。

・富士電機 <6504> [終値214円]コスト構造の抜本的見直しに。
 3年計画で生産から調達、間接業務まで無駄洗い出し収益力引き上げる。営業利益ベースで300億円程度の改善見込む。

・SCSK <9719> [終値1650円]4月人事制度改革。女性管理職の人数今後5年で100人増へ。子育て支援など充実。業務効率性向上へ。

・日本バルカー <7995> [終値225円]
 消費電力抑えた蛍光灯や発行ダイオード(LED)照明の販売始めた。生産中国メーカーに委託、価格抑える。(日刊工業新聞) 

・電通国際情報サービス <4812> [終値853円]東京国立博物館(東京・台東)と連携、
 AR(拡張現実)使った管内案内サービスシステム開発。他の博物館や美術館向けにもシステム開発へ。

・スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向け無料通信チャットアプリ「LINE(ライン)」のユーザー数18日、
 開始から1年7ヵ月で1億人の大台突破。NHNジャパン(東京・渋谷)グローバル化と同時に「商店街化」に挑む。
 ライン通じて十店舗へ顧客を呼び込むインフラに進化。

・米インテル2013年12月期設備投資過去最高水準に引き上げ。前期比18%増130億ドル(約1兆1700億円)へ。

・ネットイヤーグループ <3622> [終値376円]NHK番組「きょうの料理」に登場した料理レシピ紹介するアプリ(応用ソフト)開発。
 21日から主に外国人向けに約220の国と地域で提供。価格3ドル45セント(約310円)3月までに世界3万ダウンロード目指す。
 今後人気の料理など有料コンテンツ追加も。

・DeNA <2432> [終値3190円]ネクソン <3658> [終値867円]18日ソーシャルゲーム(交流ゲーム)分野で業務提携。
 「Mobage(モバゲー)」で魅力的なタイトルの配信増やす。ネットイヤーグループ <3622> [終値376円]NHK番組「きょうの料理」に

・エス・エム・エス <2175> [終値100700円]
 2月にタイに現地法人設立。今後高齢化進むタイで医療や介護関連事業の展開に向けて市場調査する。

・東京建物 <8804> [終値420円]老朽化した集合住宅など解体し、新築分譲マンション建設する「建て替え再開発事業」本格展開へ。
 (日経産業新聞)

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【今日の一言】

週末のNY株式市場はダウ工業株30種平均とS&P500種指数は上昇。
ダウとS&Pの終値は約5年ぶりの高値付ける。
ナスダック指数は3営業日ぶり小幅反落に。
インテルの決算発表後の下落が相場の重しとも・・・
週明けの21日はキング牧師の誕生日でNY為替・株式市場は休場に。

3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約66億株と昨年1日平均約64億5000万株を2営業日連続上回る。

週間ではダウ工業株30種平均は1.2%高、ナスダック指数は0.3%高、S&P500種も0.9%高とそれぞれ3週連続の上昇となった。

欧州株式市場はまちまち。
FT100種は4年ぶりの高値で引ける。
英国以外は米国や英国のさえない指標を嫌気。

東京株式市場は週間ベースで日経平均株価は1.0%高、TOPIXは1.4%高とともに10週連続上昇。
マザーズ指数は5.4%高、日経ジャスダック平均は2.3%高でともに4週連続上昇。東証2部は0.9%高、10週連続で上昇した。

今夜はNY株式市場が休場で海外市場あまり気にせずに取引が出来るところ。
米国では日本の状況をテレビで報じてるようです。こんなことはここ最近聞いたことがないとも・・・

東京市場の企業決算発表は29日ごろから急激に増加してきます。

米国の債務上限引き上げ問題に対する市場の懸念がとりあえず後退したことで為替も円安方向になることも・・・、

月曜日(週明け)は買いたくなる材料株が多くなるように感じられるのは相場がいい証拠かと・・・

週末には【コロ朝プレミアム】には銘柄研究入っております。

ジャスダック投資主体別売買動向1月第2週(7-11日)
海外投資家(外国人)3週連続買い越し(101.53億円)個人投資家2週連続売り越し(92.12億円)となり、
買越額が3ケタになるのはなかなか見られず。
主力銘柄だけでなく中小型銘柄も外国人物色の対象になってきたようなところも。
個人投資家にとって良い相場になってきているところではなかろうかと・・・

日東工 <6651> [終値1172円]電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)用充電器「チャージヒット」発売。
価格工事費別で15万7000円。最大7万円国が補助。
日足チャートでは反転しそうな形に見えますが・・・

コナカ <7494> [終値640円]
新規出店の軸足を駅前立地へ移す。大半が仙台など都市部の駅前。婦人スーツに力入れ女性客取り込む。 
日足チャート的にはようやく反発に転じそうな絵面とも・・・3月中間配当10円付。PBR(株価純資産倍率)0.48倍。

ネットイヤーグループ <3622> [終値376円]NHK番組「きょうの料理」に登場した料理レシピ紹介するアプリ(応用ソフト)開発。
21日から主に外国人向けに約220の国と地域で提供。価格3ドル45セント(約310円)3月までに世界3万ダウンロード目指す。
今後人気の料理など有料コンテンツ追加も。
ここも急騰後の持ち合い、抜けたらついていくような戦法で・・・?!

ワイヤレスゲート <9419> [終値3365円]2/8に2012年12月期通期決算発表予定。業績の伸びが確認されそうです。

蛇の目 <6445> [終値88円]巳年というわけではありませんが今週仕掛けが入るとの噂も・・・?!

カイオム・バイオ <4583> [終値10100円]再び三角持合いとなってきています。
3DM <7777> [終値5010円]とともにそろそろ好材料となりうるIR(投資家向けの広報活動)が出てきそうとの噂も・・・ 

UMNファーマ <4585> [終値3290円]2営業日ストップ高。
さすがに本日は完全一致と思われますが、落ち着けばまだまだ注目できるかとも?!

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