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内閣支持率上昇

2012年1月28日(月)はれ 朝雪も

・日経新聞社とテレビ東京 <9413> [終値980円]25〜27日実施世論調査、
 第2次安倍内閣支持率68%と昨年末発足直後調査から6ポイント上昇。円安進展や日経平均株価の上昇が背景。
 大型緊急経済対策に伴う国債増発には懸念する声も目立つ。ス支持率29%から22%に低下。
 
・世論調査参院選での投票、自民党41%、日本維新の会12%、民主党8%、みんなの党7%、共産党4%、公明党4%、生活の党1%、社民党1%。

・三菱重工 <7011> [終値489円]と宇宙航空研究開発機構(JAXA)27日午後1:40、
 政府の情報収集衛星「レーダー4号機」と実証衛星載せた主力ロケット「H2A」22号機種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ。
 衛星予定の軌道に入る。H2A打ち上げ16回連続成功。

・政府27日、東日本大震災からの復興事業の予算枠2015年度までの5年間で25兆円に。6兆円上積みへ。復興に力入れる姿勢示す。

・イスラム金融サービス、アジア中心に広がり、日本の金融機関相次ぎ事業拡大。

 三菱UFJ銀 <8306> [終値479円]と三井住友銀 <8316> [終値3300円]
 ブルネイ政府系海運会社向けに1億8400万ドル(約160億円)の協調融資まとめた。 

 みずほFG <8411> [終値171円]マレーシアでイスラム金融に参入。

 東京海上日動火災 <8766> [終値2669円]やオリックス <8591> [終値9330円]イスラム式の保険やリース事業拡大。

・「第19回日経金融機関ランキング」「ローン商品の品ぞろえ」首位(前回1位)東京スター銀(東京・港)
 2位(12)みずほ信託 <8411> [終値171円]3位(3)三菱UFJ信託 <8306> [終値479円]4位(2)ソニー銀(東京・千代田)

・2013年度税制改正に孫の教育資金贈与する場合の贈与税の減税措置盛り込まれ、信託銀行色めき立つ。
 「教育資金贈与信託」スキーム、信託銀行が祖父母から教育資金を一括で預かり管理。
 学費など教育資金目的で請求があった場合その都度払い出し。年間90万人とも試算される利用者獲得巡り競争激化も。

・世界経済フォーラム・ダボス会議閉幕。壊滅的な危機の恐れは薄れたが霧はまだ晴れそうにない。
 経済の悪化防いでいるのは先進国の超金融緩和策。日本への関心が久しぶりに高まったのも特徴。
 今年の主役は欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁「昨年はユーロの再出発の年。今年は改革実行の年だ。」と語る。

・米連邦準備理事会(FRB)総資産相次ぐ金融緩和策により急激に拡大。
 初めて3兆ドル(約273兆円)超。量的緩和第三弾(QE3)で米国債などの購入加速。総資産年間で23%増。

・三菱ケミカル <4188> [終値415円]インド最大財閥タタ・グループ傘下タタ製鉄に製鉄用コークスの供給始める。
 旧住金向けコークス販売大幅に縮小。新たな大口顧客の開拓迫られていた。タタ製鉄との初の本格的取引。 

・東芝 <6502> [終値400円]子会社東芝メディカルシステム(栃木・大田原市)通じ、トルコ医療機器販売会社TMST買収。
 買収額十数億円。中東での販売拡大図る。

・シナジーマーケティング <3859> [終値581円]
 米セールスフォース・ドットコム日本法人と同社クラウド使った営業支援システムについて販売契約結ぶ。
 同サービスで2015年度10億円の売り上げ目指す。(28日 日経新聞)

・世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で甘利明経済財政・再生相、
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」を説明し円安誘導との批判に反論。
 大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「3本の矢」の同時展開がアベノミクスの特徴と説明。
 「委縮し続ける経済に決別し、成長し続ける強い経済を目指す」と表明した。

・インターネット証券大手の業績急回復。各社コールセンター拡充急ぐ。

 2012年10-12月期松井証券 <8628> [終値804円]純利益直前の7-9月期比約5億円増12億円前後に。

 楽天証券 <4755> [終値792円]連結経常利益2.3倍13億円前後。

 マネックスグループ <8698> [終値22960円]7-9月期赤字も損益均衡に。

 カブドットコム証券 <8703> [終値401円]1月単月で10-12月と同水準の経常利益計上と。 

・神戸鋼 <5406> [終値104円]筑波大と大量の水素を効率的にためられる合金開発。
 温度設定を変えるだけで水素を大量に吸収したり放出したりする働き持つ。通常の金属材料費3〜4倍貯蔵。2015年の商品化目指す。

・スズキ <7269> [終値2398円]
 インド子会社マルチ・スズキ、同国西部グジャラート州で4ヵ所目となる工場建設計画。工場用地購入。(27日 日経新聞)

・電力各社新設する火力発電所稼働時期相次ぎ前倒し。東電 <9501> [終値208円]福島など2基の稼働今夏に早める。
 関西電力 <9503> [終値825円]兵庫の設備投資2015年6月に。東北電力 <9506> [終値754円]火力発電所の復旧急ぐ。
 今後3年間コスト改善効果3社で400億円規模に。

・政府2013年度予算案での公共事業関係費今年度当初予算比7000億円増額。5.3兆円程度に。3年ぶり5兆円台に戻す。
 全国各地のある道路、トンネルの補修や河川改修など老朽インフラ対策に重点的に配分。

・円売り再び加速。25日海外市場で一時1ドル=91円台まで下落。
 海外の一部当局者から出ていた円安誘導批判を麻生太郎副総理・財務・金融相一蹴。円は95円程度が適正との分析も。

・投機筋動向示すシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)通貨先物取引の非商業部門、
 直近1/15時点円の対ドルでの売越額8216億円と08年1ドル=110円〜120円で推移していた06年から07年は売越額2兆円前後と。
 売上高余力ありとの見方も。

・東京株式市場日経平均株価大幅上昇、約2年9ヵ月ぶりに高値付ける。
 日経平均先物(3月物)夜間取引で一時約2年8ヵ月ぶり1万1000円付ける。
 株高の背景には円安に加え、海外景況感の改善による収益押し上げ期待も。

・安倍政権26日で発足から1ヵ月迎える。経済再生や外交などの課題は「首相主導」が鮮明に。与党側存在感発揮できず不満の声も。

・日銀 <8301> [終値46500円]白川方明総裁、政府が日本経済の成長力と競争力の強化に向けて大胆な規制・制度改革などを
 「強力に推進する」と政府・日銀の共同宣言で約束したことが大きかったと強調。
 2%物価上昇目標の達成は「容易ではない」とも指摘。

・ウクライナ政府24日、国内大型シェールガス田開発で英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと合意。
 欧州では中・東欧中心にシェールガス開発計画相次ぎ浮上。欧州向け天然ガス輸出を収益源としてきたロシアは戦略の見直しも。 

・欧州銀行今月末、欧州中央銀行(ECB)に1372億ユーロ(約17兆円)返済。
 銀行の資金調達環境の改善を反映した動きで金融システム危機の緩和象徴と。

・韓国サムスン電子、2012年12月期通期連結営業利益日本円換算約2兆4500億円と製造業では異例の高水準に。「ポストスマホ」の戦略も

・中国昨年法定最低賃金引き上げ、平均上昇率20.2%に。2011年22%、10年には22.8%引き上げ。人件費高騰し続けている。

・サイゼリヤ <7581> [終値1203円]2014年8月期から出店数ここ数年40〜70店程度を約2倍年100店前後に増やす。
 千葉市に50億円投じ最新鋭食材加工工場新設。18年8月期総店舗数現在の1.5倍1500店へ。拡大戦略で生き残り目指す。が

・日航 <9201> [終値3655円]
 2012年4-12月期連結営業利益前年同期比微減1550億円程度。国際ビジネス旅客伸び想定上回る。13年3月期通期も予想上回りそう。

・全日空 <9202> [終値180円]2013年通期で営業最高益更新見通しもボーイング787型機の運航停止で計画に達しない可能性も。

・日立造 <7004> [終値142円]使用済み核燃料の輸送や貯蔵に使う容器を設計する米NACインターナショナル(ジョージア州)買収。
 全発行済み株式4500万ドル(約40億円)で取得。買収により設計から製造・輸送サービスまでを一貫して提供する体制築く。

・日本建設連合会会員企業48社、2012年国内建設受注額前年比3.7%増9兆8718億円と3年連続プラスに。
 高速道路建設など官公庁発注の工事が2兆7586億円と17.5%増、民間発注工事は1%減7兆854億円。国内設備投資の縮小響く。

・電力大手10社、2013年1-3月期1500億〜2000億円規模のコスト増につながる可能性。
 東電 <9501> [終値208円]1円円安で年間300億円の収益閣下要因。
 中部電力 <9502> [終値1160円]同137億円、関西電力 <9503> [終値825円]139億円の下押し要因となる。

・今年の中国の旧正月に春節(2/10〜)休暇に日本に訪れる中国人観光客昨年より大幅減少。春節商戦低空飛行。

・三陽商会 <8011> [終値257円]希望退職者230人程度募集。初の募集。対象契約社員含む従業員。人員の1割に相当。

・学研HD <9470> [終値298円]
 大阪地盤学習塾運営イング(大阪市)子会社化。塾の子会社化は8社目。発行済み株式70%約4億円で取得。

・ファナック <6954> [終値14570円]2013年3月期連結経常利益前期比19%減1850億円になる見通し。
 従来予想270億円下回る。スマホの部品加工用に使う工作機械の販売下振れすると。

・富士通ゼネラル <6755> [終値807円]2013年3月期連結純利益前期比93%増100億円に。
 為替差益拡大で従来予想10億円上回り過去最高更新。欧州の落ち込み中東・アジアなど伸びて補う。 

・森トラスト(東京・港)日本エスリード <8877> [終値950円]をTOB(公開市場買い付け)1株=1000円 1/28〜3/11

・東京市場新興市場や不動産投資信託(REIT)市場の上昇目立つ。
 東証REIT指数4年4ヵ月ぶりの高値。日経ジャスダック平均株価も5年ぶり高値。
 これらの市場はリスクマネーの動き探る指標ともいわれ、出遅れている日経平均株価も追随してくるとの声も。(26日 日経新聞)

 
・証券取引等監視委員会、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いでディトレーダー10人超の自宅など関係先を強制調査。
 2012年秋ごろまでの数年間「買い上がり」や「見せ玉」と呼ばれる手口で継続的に行い、株価不正に釣り上げた疑い。

・第183通常国会28日召集、6/26まで150日間の論争始まる。
 与党2012年度補正予算案早期成立目指すが参院では召集直前無所属議員がみんなの党会派に加入。
 「ねじれ国会」の克服はさらに難しく。

・京都大山中伸弥教授、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を臨床研究の現場に供給するため
 「iPS細胞ストック」に備蓄するiPS細胞の作製作業2月上旬から始める考え示す。
 拒絶反応起こしにくい特殊な細胞の型「KLA型」持つ人を探し、血液提供してもらう必要に。(28日 産経新聞)

・世界金融市場の中心地、米ウォール街で久々にの本経済が注目される。
 「アベノミクス」に関心強まり、日本株や円を売買する動き11月から急速に活発化。 

・大手旅行各社「アクティブシニア」と呼ばれる旅行意欲の高いシニア層向け営業強化。高級旅行は高齢行事に。
 最大手JTB、こだわりの旅を提供する高級旅行専門店を大幅に拡充。日本旅行シニア向け商品扱う専門サイト開設。(27日 産経新聞)

・安倍晋三政権発足から1ヵ月、外国為替市場でトータル6円以上の円安ドル高進む。
 円安好感した東京株式市場の終値前日比305円78銭高、1万926円65銭まで大幅続伸、平均株価週間ベースで42年ぶり11週連続上昇記録。
 財政政策、金融緩和、成長戦略の「3本の矢」掲げたアベノミクス具体化し始め金融市場反応している。

・全日空 <9202> [終値180円]ボーイング787について2/18まで欠航・減便計画策定へ。国内線・国際線合わせ1日あたり30便程度。
 再開まで数ヶ月かかるとみて方針変更。ダイヤ変更も検討。

・ヤマダ電機 <9831> [終値3610円]省エネ住宅「スマートハウス」事業をアジア地域でも展開する検討へ入る。
 早ければ3-4年後傘下のベスト電器 <8175> [終値133円]持つ東南アジアの販売網生かして海外にも事業広げる。

・ソニー <6758> [終値1290円]日産 <7201> [終値874円]NEC <6701> [終値218円]リチウムイオン電池の統合検討。
 統合の際に官民ファンドの産業革新機構から出資受ける方向で協議。
 
・シャープ <6753> [終値327円]
 2012年10-12月期連結決算営業損益40億〜50億円の黒字の見通し。2011年7-9月期以来5四半期ぶりの黒字。

・政府25日、2013年度の国内総生産(GDP)成長率、実質で2.5%程度、名目で2.7%程度とする方針固めた。「アベノミクス」の効果や世界経済の回復が成長率押し上げ、名目が実質下回る「名実逆転」16年ぶりに解消すると見込む。(26日 産経新聞)

・日銀 <8301> [終値46500円]渡るルビコン川
 説明力を欠く「歴史の残る悪文」(外国証券エコノミスト)に日銀の苦渋が透ける。
 これまで拒絶していたインフレ目標受け入れは金融政策の大きなターニングポイント。
 
 第一弾資産買入れに2014年からオープンエンド方式導入。期限設けず国債など買い続ける姿勢示して緩和効果高める狙い。
 金融政策は今後、3ヶ月に一度のペースで経済財政諮問会議で検証受ける。次回は4月。さらなる緩和圧力受ける。 

・市場「物価上昇率見通しが目標の2%に遠く及ばないこと理由に、4月に日銀新総裁のもとで追加の金融緩和実施する」と読む。
 「資産買入れ等基金の規模拡大」考えられる。「買い入れる国債の年限の長期化」も進む。「付利の引き下げ」も議論も。

・3市場どうなる関係者の見方。

 株式市場:「企業の強さ」「景況感の改善」で先高観。先行き左右は「成長戦略」の成否。
 今後の株式投資で「有望業種」は「脱デフレの恩恵を受けやすいメガバンクや不動産」
 「絵案安追い風に出遅れ感ある商社株」「アジアで新興国成長取り込める機械株。一部エレキ株にも妙味」と指摘。

 為替市場:日銀の今回の政策変更が一定の円安効果持つとの受け止め。金融緩和はさらに長期化する公算大きくなる。

 債券市場:長期金利が緩やかに上昇(債券価格は下落)していくとの見方大勢。日銀政策評価さほど高くない。
 年率2%の物価上昇目標導入した一方、量的緩和のペースはほとんど拡大しない内容。
 債券相場が大崩れして長期金利が急騰するといった事態は今のところ想定されていない。

・ユーロ相場急伸。25日外国為替市場でユーロ対円で1ユーロ=122円台後半と2011年4月以来の高値付ける。
 欧州金融機関が欧州中央銀行(ECB)から借り入れていた長期資金前倒しで返済する動き加速材料。

・有力企業2012年10〜12月期決算発表本格化。各社13年3月通期の業績見通し変更するかが注目。
 上方修正相次げば先行きに対する経営者の自信が市場に伝わる。
 金融緩和を背景に期待先行の「金融相場」から企業業績がけん引する「業績相場」へ移行できるか試金石に。
 
 個別銘柄で13年3月期業績予想上方修正しそうなところ。自動車と銀行目立つ。一方、市場予想が下回る企業には科学と機械目立つ。

 市場予想が会社予想を上回っている企業:トヨタ <7203> [終値4340円]ホンダ <7267> [終値3420円]
 三井住友FG <8316> [終値3300円]三菱商事 <8058> [終値1913円]MS&AD <8725> [終値1849円]JAL <9201> [終値3655円]
 富士重工 <7270> [終値1192円]デンソー <6902> [終値3365円]武田 <4502> [終値4550円]三井物産 <8031> [終値1365円]
 三菱UFJ <8306> [終値479円]日産 <7201> [終値874円]NEC <6701> [終値218円]JT <2914> [終値2790円]

 市場予想が会社予想を下回っている企業:富士フイルム <4901> [終値1858円]三井化 <4183> [終値214円]
 住友化 <4005> [終値268円]日立建機 <6305> [終値1954円]日立金 <5486> [終値766円]エーザイ <4523> [終値3925円]
 JFE <5411> [終値1747円]三菱ケミカル <4188> [終値415円]住友電工 <5802> [終値1011円]コマツ <6301> [終値2386円]

・米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決める米連邦公開市場委員会(FOMC)の顔ぶれ、今月29〜30日の会合から入れ替わる。
 2012年FOMCメンバーから金融緩和の副作用を懸念する声相次ぎ、量的緩和第三弾(QE3)の早期終了観測も浮上。
 超タカ派「三羽烏」そろって場外。超ハト派2人投票権得る。FOMC内の重心はハト派に大きく傾く。
 「QE3は13年いっぱい続き、ペースを落として14年も続く」との予想も。

・会社がわかる 特集JT <2914> [終値2790円]「世界のたばこ4強」の存在感が新興国で高まる。
 所得水準向上で喫煙者が高価格の銘柄を選ぶ傾向強まり4強シェア拡大の好機迎える。
 4強:JT、PMI、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、英インペリアルタバコを指す。
 JTロシアでのシェア伸びる。値上げによって利益拡大。 
 配当性向低く割安に。上値を抑えているのは政府保有株の売り出し。
 JT株50.1%保有、約16.7%分(約9000億円=売り出し価格2700円想定)売り出す方針。

・日経平均株価終値1万0926円と昨年来高値更新。2010年4月以来約2年9ヵ月ぶりの水準。週間ベースで昨年11月から11週連続の上昇。
 1971年2〜4月以来、約42年ぶりの上昇記録に。物色対象は輸出関連株だけでなく内需株にも広がる。
 株価は為替相場との連動性強めている。円相場と日経平均との相関係数25日時点「0.98」
 市場では当面、相場が調整局面入りするとの予想が増えていたが一段の円安手がかりに再び強気に傾いている。
 昨年11/15〜1/18、約2ヵ月大きく値上がりした銘柄は輸出関連株のほか証券、銀行、保険株目立つ。
 先週1週間(21〜25日)ではディフェンシブ株に買い。(出遅れていた銘柄)

・OUT Look:今週の株式相場は1万1000円台前後でのもみ合いか。週初は円安材料に買い先行とも。
 米国株の堅調さも外国人投資家による日本株買いの追い風となる。
 日経平均目先の上値のメドは2010年の高値1万1339円意識。
 日本企業の2012年10〜12月期決算受けいったん利益確定の売り増える可能性もある。
 今週コマツ <6301> [終値2386円]ホンダ <7267> [終値3420円]東芝 <6502> [終値400円]など主力企業の決算発表。
 週末2/1には米国の雇用統計発表。週後半は様子見ムードが広がる公算大きい。 

・Wall Street:今週の米株式相場は個別企業の決算と相次ぐ経済指標に左右されそう。
 市場心理の好転を背景に底堅い相場続くが上昇ピッチが急なだけに悪材料出れば買い一服となる可能性も。
 ダウ工業株30種平均先週末まで6営業日続伸。5年3ヵ月ぶりの高値。
 企業収益の底堅さ、まずまずの経済指標、米連邦債務の上限引き上げ問題の期限が延びたのが理由。
 30日10〜12月の米実質国内総生産(GDP)成長率前期比年率で1%ほどにとどまる見通し。
 29〜30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明も金融政策の行方占う上で注目。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派47%(前回比+6)弱気派21%(同-11)中立派33%(同+6)

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はドイツや英国など欧州各国の株価指数上昇が目立つ。

上昇1位アルゼンチン週間騰落率4.5%(昨年来騰落率35.6%)2位ギリシャ4.2%(49.1%)3位ベトナム3.1%(33.2%)
 下位25位韓国▲2.1%(6.6%)24位ブラジル▲1.3%(7.8%)23位上海▲1.1%(4.2%)22位台湾▲0.8%(8.5%)18位日本0.1%(29.2%)

・ランキング:テクニカル面からみた出遅れ感のある銘柄。今期営業・最終損益が黒字予想、時価総額300億円以上の銘柄。

 1位メガチップス <6875> [終値1572円]75日移動平均かい離率▲9.826% 
 
 2位スタートトゥデイ <3092> [終値749円]▲9.382% 3位スカイマーク <9204> [終値387円]▲9.294%

 5位エイチ・ツー・オー <8242> [終値722円]▲8.197% 旗艦店うめだ本店(大阪市)売上高下期計画53%を下回る。

 9位キューピー <2809> [終値1187円]▲4.764% 為替円安に振れ原材料など上昇傾向に。積極投資の効果見極め。

 24位エービーシー・マート <2670> [終値3450円]▲2.078% 新株予約権付社債(転換社債=CB)発行17日に発表。利益希薄化懸念。

 32位ワタミ <7522> [終値1714円]▲0.799% 利益貢献が大きい介護事業の成長が鈍化との見方。

・世界の株高、個人消費関連がけん引。
 業種別の株価動向「高値からの下げ幅に対する戻し率」と「安値からの上昇率」の2つの角度から測れる。
 生活必需品とヘルスケア2008年からの指数下落率38.3%、36.6%と他の指数比小幅に。戻し率102.6%、92.0%
 一般消費財08年からの下落率53.1%、安値からの上昇率159.2%、今も高値圏。
 構成銘柄のウエイトはトヨタ <7203> [終値4340円]コムキャスト、アマゾン、ホームデポ、ウォルト・ディズニーの順。
 ITも高値51.6%下落後124.8%上昇。相場全体回復をリードしたのはアップル、IBM、マイクロソフト、グーグル、サムスン電子。
 金融安値からの上昇率は147.1%と2番目に大きいが戻し率は50.1%に。08年高値からの下落率が74.6%と大きく08年高値に届かず。
 資本財、電気通信、素材、エネルギー、公益事業も株価は08年高値に届いていない。

・アップル2012年10-12月期連結純利益四半期ベースでは過去最高の130億7800万ドルも前年同期比増加率0.1%に。
 普及機では端末の良さが発売後に消費者の間に徐々に広まり、出荷台数の伸びも穏やかも、
 買い替え需要が中心となると旧機種の利用者が新モデルの登場に合わせて一斉に買い替える需要が発売直後に集中。
 一巡すると落ち込む。

 iPhone(アイフォーン)向けに電子部品や製造装置納めていた日本企業の影響は。
 短期的にはアップルの在庫調整が業績の下振れ要因。4〜6月期からは次期モデル向けの部品生産始まるとも。

 日本航空電子 <6807> [終値614円]
 12年4-12月期業績会社想定上回るも13年3月通期業績予想据え置き。スマホ向け受注12月から落ち込む。

 ファナック <6954> [終値14570円]ブラザー工 <6448> [終値951円]
 実際にiPhone製造受託製造サービス会社(EMS)に金属加工機納める。減産に加え素材の変更があれば受注活動には逆風に。

・環境省、今春の東日本を中心に例年より飛散量が多い見通し。東京都1985年以降で3番目の多さ、昨春の5〜6倍に。

 マツモトキヨシ <3088> [終値2172円]プライベートブランド含めてマスクなど。

 協和発酵キリン <4151> [終値882円]抗アレルギー剤「アレロック」など。 

 ロート製薬 <4527> [終値1153円]花粉症対策の商品シリーズ「アルガード」

 ダイキン <6367> [終値3330円]花粉を分解する過失空気清浄機。

 ユニ・チャーム <8113> [終値4825円]顏にぴったり沿った「超立体マスク」

・3メガバンク2012年4〜12月期決算、株価上昇受け保有株式の減損処理額4〜9月期比大幅に縮小する見通し。

 最終利益三菱UFJ <8306> [終値479円]5000億円上回る水準。三井住友FG <8316> [終値3300円]5000億円強。
 みずほFG <8411> [終値171円]4000億円程度確保。(日経ヴェリタス)

・パイオニア <6773> [終値218円]2014年3月期製造コストの削減目標2割に設定。収益性の改善につなげる。

・東洋インキ <4634> [終値398円]紫外線(UV)波長を変換して太陽電池の発電効率を向上させる添加剤(マスターバッチ)試作。
 1〜2年後メドに商用化へ。(日刊工業新聞)

・日経新聞社第16回「環境経営度調査」結果、製造業総合ランキング:東芝 <6502> [終値400円]初の首位(前回5位)
 2位日産 <7201> [終値874円]前回24位から大きく躍進。3位(10)デンソー <6902> [終値3365円]
 4位(10)富士通 <6702> [終値357円]5位(9)富士フイルム <4901> [終値3365円]6位(1)パナソニック <6752> [終値604円] 
・注目の環境技術全業種から対象に3つ回答。トップは太陽電池(41.9%)2位蓄電池(26.4%)
 3位次世代送電網(スマートグリッド(24.5%)電気自動車(21.9%)燃料電池(20.9%)と続く。

・オンキヨー <6628> [終値119円]テイアック <6803> [終値62円]と音響機器事業で提携。一部製品の開発機能共通化。
 物流拠点の集約も検討。提携範囲一段と広げる。

・浜松ホトニクス <6965> [終値3330円]液晶や半導体の生産工程で発生する静電気除去する装置「フォトイオンバー」開発。
 価格6分の1に低減。コロナ放電からの置き換え需要が期待できる。

・鈴茂器工 <6405> [終値770円]海外ですしロボットの販売攻勢に出る。海外販路持つ国・地域数現在の67から100に拡大。
 世界的にすしの人気高まり追い風。海外売上高比率現在15%程度から3年後25%へ引き上げる。

・島津 <7701> [終値645円]
 防衛省から発注案件で工数水増しなどの過大請求。防衛省25日付で同社指名停止へ。過去に遡り過大請求の有無など確認へ。

・ジオスター <5282> [終値234円]ベトナムで生産した部材(セグメント)を日本に輸入。
 国内で品質面の実績つくり、今後東南アジアでの納入拡大に生かす。(日経産業新聞)

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株式分割

バイク王&カンパニー <3377> [終値21000円]5/31  1株→100株 一単元株式数変更 6/1 1株→100株

アエリア <3758> [終値77900円] 6/30  1株→100株 一単元株式数変更 7/1 1株→100株

センチュリー21 <8898> [終値336000円] 3/31 1株→100株 一単元株式数変更 4/1 1株→100株

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【今日の一言】

週末のNY株式市場は上昇。
ダウ工業株30種平均は2007年10/31以来、S&P500種指数は07年12/10以来の高値で終了。
S&Pは8営業日続伸、連騰記録としては約8年ぶりの長さとなる。
12月の新築1戸建て住宅販売は減少したものの、2012年通年では09年以来の高水準、住宅市場が昨年底入れしたことを示唆。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約62億株。

週間ではダウが1.8%高、S&P1.1%高、ナスダック総合指数は0.5%高。4週連続で主要3指数がそろって上昇。

欧州株式市場は続伸。
初回となる期間3年の欧州中央銀行(ECB)流動性供給オペ(LTRO)の早期返済予定額が、
市場予想(1000億ユーロ)を上回る1372億ユーロ(16兆7300億円)に達したことが支援材料となり銀行株上昇。
証券会社による投資判断引き上げが複数の優良銘柄を支援。

東京市場は5週連続の週末高となっています。
週間ベースで日経平均株価が0.1%高、TOPIXは0.6%高でともに11週連続上昇。
マザーズ指数は12.6%の大幅高、5週続伸、日経ジャスダック平均は2.4%高5週続伸。東証2部は1.6%高、11週続伸で終了。

2013年度税制改正に孫の教育資金贈与する場合の贈与税の減税措置盛り込まれ、信託銀行色めき立つ。
 「教育資金贈与信託」スキーム、信託銀行が祖父母から教育資金を一括で預かり管理。
 学費など教育資金目的で請求があった場合その都度払い出し。年間90万人とも試算される利用者獲得巡り競争激化も。
上場信託銀行の三井住友トラスト <8309> [終値310円]注目されていいとも・・・?!

週末の銘柄研究(配当しているバイオベンチャー)と土曜日に行われた株式セミナーレポート【コロ朝プレミアム】に入れました。

大手旅行各社「アクティブシニア」と呼ばれる旅行意欲の高いシニア層向け営業強化。
最大手JTB、こだわりの旅を提供する高級旅行専門店を大幅に拡充。日本旅行シニア向け商品扱う専門サイト開設。
一休 <2450> [終値76300円]も注目できそうです。

ウクライナ政府24日、国内大型シェールガス田開発で英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと合意。
欧州では中・東欧中心にシェールガス開発計画相次ぎ浮上。欧州向け天然ガス輸出を収益源としてきたロシアは戦略の見直しも。
ロシアは日本との輸出交渉へ入り、北方領土分け合う素地出来るようなことも。
中長期的には北海道インフラ関連企業マーク。カナモト <9678> [終値1373円]共成レンテム <9680> [終値715円]

政府2013年度予算案での公共事業関係費今年度当初予算比7000億円増額。5.3兆円程度に。3年ぶり5兆円台に戻す。
全国各地のある道路、トンネルの補修や河川改修など老朽インフラ対策に重点的に配分。

ショーボンド建 <1414> [終値3325円]PS三菱 <1871> [終値553円]エスイー <3423> [終値727円]

ファナック <6954> [終値14570円]2013年3月期連結経常利益前期比19%減1850億円になる見通し。
従来予想270億円下回る。スマホの部品加工用に使う工作機械の販売下振れすると。

となるとツガミ <6101> [終値526円]売り目線となるような・・・?!

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『さあー、8年ぶりにバブルが始まったぞ(笑)!』
岡本昌巳&大魔神 東京株式セミナー 2013初春(東京・高田馬場)

2013年2月16日(土)15:30〜17:00

懇親会もございます。(17:15〜19:00頃)
https://www.directform.info/form/f.do?id=2855

ビデオダウンロードでもご覧いただけます。
コロ。の銘柄研究レポートもおまけ付です。
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「雨宮京子先生とヘッジファンド代表菊池真氏」
株式セミナー第7弾 東京・日本橋人形町

2013年2月23日(土)14:50〜17:15(開場14:30)

申込み・詳細⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=2854

今まで(過去6回)のセミナー概要もまとめてあります。
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どうぞ一度サイトをご覧になってみてください。」
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☆今日の岡本 http://ameblo.jp/okamoto-blog/
 魔界新聞 岡ちゃんの徒然日記。
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