
日本経済浮上
- 2013年07月08日
- 株式投資・経済ニュース全般
2012年7月8日(月)晴れのち曇り
・日本経済浮上。株高支えに消費に勢い、生産増を呼ぶ。円安追い風に企業そろりと投資に動く。
内需主導の回復が来年4月の消費増税乗り越えて持続するかには不透明感も漂う。
・金融緩和をテコに景気回復の歯車は動き出す。焦点は賃金。
働く人が手取りの増加を実感できないままの物価上昇は「悪いインフレ」となれば景況感一転して冷え込むリスクも潜む。
・ソフトバンク <9984> [終値5880円]孫正義社長、
米連邦通信委員会(FCC)の承認得て買収決まった米携帯電話3位スプリント・ネクステルの設備投資、
今後2年間で160億ドル(約1.6兆円)へ。前年までの2倍強ペースで積み増し、全米でもトップクラスの高速通信サービスのインフラ整備へ。
設備投資額の大半を高速通信サービス「LTE」の基地局建設に充てる。
・もう一つの待機児童問題。小学生預かる学童保育の施設不足。潜在的な待機児童は50万人に及ぶと。
子供が小学生になると女性が仕事続けられなくなる「小1の壁」。
・主要30業種対象、2013年7-9月期産業天気図予測、通信が「晴れ」に改善、9四半期ぶりに晴れの業種現れる。
スマートフォン(スマホ)販売好調が主な要因。スマホの需要拡大は電子部品にも波及。に動き活発な貨物輸送と合わせ3業種好転。
電子部品・半導体「小雨」から「曇り」に改善。建設資材などに動き好調な貨物輸送も「小雨」から「曇り」に改善。「小雨」2つ減7業種。
国内消費関連は底堅く百貨店やマンション・住宅など「薄日」維持。自動車は今後「晴れ」になる可能性も。
・国土交通省、建設業の若年層の人材の確保や育成支援。一定規模の現場工事の監督に必要な資格の受験要件を来年度にも緩める。
「監理技術者」資格、高卒者の場合10年間の実務経験が必要も一定条件付け経験年数短縮へ。
・三井住友銀行 <8316> [終値4760円]三菱東京UFJ銀行 <8306> [終値646円]英仏の金融機関と共に
独シーメンスの英国での鉄道車両ビジネス向け12億ポンド(約1800億円)の協調融資まとめる。
・携帯電話使った小口の送金や預金、決済といった金融サービスが、アフリカなどの途上国や新興国で急速に普及。
通信会社がサービス提供する国は70ヵ国以上に。金融取引のすそ野広がり、経済発展後押しするとの期待も。
アフリカでは銀行口座持つ人の割合は人口の10%以下も携帯電話保有者は60%に上る。
・ソフトバンク <9984> [終値5880円]米スプリント・ネクステルと共同で年内にも米シリコンバレーに研究開発(R&D)拠点新設へ。
将来は1000人規模へ拡大。「インターネット技術の中心であるシリコンバレーで新技術生み出す」と表明。
今回の買収でソフトバンクは6兆円の有利子負債を抱える。
・ミネベア <6479> [終値378円]航空機向け特殊ベアリングに強い独セロベア社買収。
今回の買収で自動車向けと並んで成長の柱とする航空機向けの事業拡大につなげる。
高付加価値品の強化により16年3月期売上高営業利益率7%と13年3月期から2倍程度に高める狙い。
・デンソー <6902> [終値4760円]
韓国で自動車部品の新工場建設。現在工場から移転・拡張。投資額70億円。2014年6月の操業開始予定、現代自動車などに部品供給へ。
・主要30業種の天気図。7-9月産業景気予測。
「晴れ」1(前期実績比+1)「薄日」(-1)「曇り」(+2)「小雨」(-2)「雨」(変わらず)(8日 日経新聞)
・食品廃棄削減に新ルール。返品や廃棄の無駄が減れば流通コストがさがる可能性高い。
・軽自動車各社相次ぎ最高燃費モデル発売。低コスト「」燃費30KM技術を新興国市場開拓にも生かす。
ダイハツ <7262> [終値2034円]8月セダンタイプで最高1リットル当たり33.4KM達成した「ミライース」投入。
スズキ <7269> [終値2444円]月内最量販車「ワゴンR」でワゴンタイプとして初の30km達成。
・政府世界全域の海洋、24時間衛星監視する体制築く。5年間で専用衛星9基打ち上げ。
いずれも熱源探知できる衛星、夜間監視も可能。2014年度概算要求300億〜400億円計上する。
・外務省クーデター起きたエジプトについて「社会的混乱の拡大が懸念される」として同国全土へ渡航の延期を勧告する「危険情報」出す。
・国土交通省戸建て中古住宅の適正な価格算定する新しい評価基準つくる。
住宅価格高く評価されれば売却して住み替え容易に。住宅の転売事業の税負担も軽減し、中古住宅の流通拡大に弾みつける。
・米企業の収益が底堅く推移。米主要500社の4-6月期純利益は前年同期比約3%増と小幅ながら増益維持。(7日 日経新聞)
・参院選序盤情勢、全国世論調査。自民党改選34から倍増の60議席台後半をうかがう勢い。
自民、公明両党が非改選合わせて過半数の122議席得て、衆参両院で多数派異なる「ねじれ国会」解消する公算大きい。
民主党改選44の半分程度に減る可能性も。
・内閣府5月の景気動向指数、景気の現状示す一致指数105.9と前月比0.8ポイント上昇。
「すでに景気回復局面に入った可能性高い」と暫定的な判断示す。
・6月は非農業部門新規雇用者数が前月比19.5万人増。市場予測平均(16万人増程度)。失業率は7.6%(市場予測7.5%)で前月と同じ。
新規雇用者数の増加幅は4月19.9万人(速報は14.9万人)5月は19.5万人(速報は17.5万人)にそれぞれ上方修正。
・NY外国為替市場対主要通貨でドルが買われる。円相場1ドル=101円前半まで下落、約1ヵ月ぶりの安値。
・北海道電力 <9509> [終値1416円]関西電力 <9503> [終値1429円]四国電力 <9507> [終値1835円]九州電力 <9508> [終値1492円]
電力4社、原発再稼働申請へ。今のところ四国電力伊方原発(愛媛県)の再稼働が最有力。
・セブン&アイ <3382> [終値3755円]傘下セブン-イレブン・ジャパン、ローソン <2651> [終値7770円]の3-5月期営業利益過去最高。
高品質プライベートブランド(PB=自主企画)軸に「普段よりちょっと贅沢」楽しむ。品質や素材にこだわったPBが優劣決めるカギ。
・東京電力 <9501> [終値602円]広瀬直己社長5日、新潟県泉田裕彦知事に、柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の安全審査申請する方針説明。
物別れ、知事との溝深まり、県との調整は難航が予想される。長引けば今年度赤字回避への道険しく。
・ハイブリッド車(HV)やデジタル家電の生産に欠かせないレアアース(希土類)の価格、中国輸出制限で高騰した2010〜11年以前の水準に。
使用量削減や代替素材・産地の開発が進む。調達先が偏っているレアメタル(希少金属)などの他の資源にも応用できそう。
・米景気好循環の兆し。住宅市場の底入れ起点に株価上昇もあって個人消費堅調に推移。雇用情勢も改善傾向が鮮明に。
2008年秋のリーマン・ショック後、一時10%に達した失業率が7%程度まで下がる見通し確実になれば、
米連邦準備理事会(FRB)は緩和縮小に踏み出すとの見方有力。
・韓国サムスン電子、業績拡大にもかかわらず株価下落に見舞われる。5日4-6月期業績過去最高更新との速報値発表。終値前日比3.8%下落。
営業利益10兆ウォン超えるとの市場予測で8兆8400億ウォンでは期待届かず。
・大和ハウス <1925> [終値1965円]公募増資や自己株式の売却で最大1378億円調達。
調達資金は物流施設や高層賃貸マンションの用地・建物の取得に充てる。
国内外で合計5000万株の公募増資。最大1050万株追加で売り出す。価格は23-29日の間で決める。発行済み株式数最大10%増える。
・パナソニック <6752> [終値834円]白物家電事業でスロベキア家電最大手ゴレーネと資本提携。約13億円で第三者割当引き受け。
・吉野家HD <9861> [終値117400円]2013年3-5月期連結営業利益7億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)。客数伸びるもコスト上昇。
円安で米国産牛肉の仕入れ単価上がり、コメ価格の高止まり響く。売上高7%増425億円。3-5月期での増収は4年ぶり。
・シード 7743> [終値838円]2015年度末まで鴻巣工場(埼玉県鴻巣市)の生産能力現在月2000万枚から3000万枚に増やす。
国内向けに加え、アジア市場の本格開拓に乗り出すため増産投資。多品種少量生産体制整える。2年前に中国・ベトナムに進出。
中国では台湾メーカーのからの製品販売も、年内自社生産の使い捨てレンズ発売。品質の高さ強調、富裕層開拓。
今年3月シンガポール進出、年内にインドネシア、マレーシアの各市場に参入方針。
コンタクトレンズ普及率日本約20%なのに比べ、中国は1%未満、東南アジアも高くない。
3年後海外売上高20億円(12年度約4000万円)目指す。
・アイ・エム・アイ <7503> [終値1630円]TOB(公開市場買い付け)価格2620円 7/8-8/19 買い手KTC
・石井久立花証券元社長「独眼竜」ペンネーム、「日経平均株価は(堅調な株価)3年くらい持つ。目先の株式相場は強気です」
「円は下落、今からでも郵便貯金するなら豪州国債買うのが良いのではないでしょうか」
・ファミリー <8298> [終値599円]千葉県館山市に所有する遊休地で8月出力1200KWのメガソーラ―稼働へ。
年間5000万円の売電収入見込む。約3億8000万円投じて3月着工、8/28にも稼働。既に成田市に2000KW規模のメガソーラ―運営中。
年間の売電収入は計1億3千万円程度になる見込み。 (6日 日経新聞)
・安倍晋三首相7日、国家安全保障会議(日本版NSC)創設に連動、「国家安全保障戦略」を初めて策定する方針固めた。
外交、防衛、経済の3分野を軸にした包括戦略示し、影響力拡大させる中国にらみ、政府一体で国益を守るための指針打ち出す。
・UBIC <2158> [終値3605円]5月に日本企業として約14年ぶりに米ナスダック市場への上場果たす。
「訴訟大国」の米国で認知度高めることが顧客獲得の近道と判断。
データ収集・分析して関係資料作成。アジアでナンバーワンの「ディスカバリー」支援企業になる目標。(8日 産経新聞)
・ガンホーオンライン <3765> [終値117600円] スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のダウンロード数
サービス開始から1年4ヶ月で累計1600万件突発。業績好調2013年1-3月期売上高前年同期比9・4倍、営業利益75倍。
次の一手はパズドラ核にした「生涯顧客化戦略」。
今冬任天堂 <7974> [終値11970円] 「ニンテンドー3DS」向くに「」パズドラZ 発売。ゲーム市場は海外へも。
・ソフトバンク <9984> [終値5880円] 米携帯電話大手スプリント・ネクステルの買収今週にも完了。(7日 産経新聞)
・産経新聞社全国総支局通じて21日投開票の参院選情勢探る。
自民、公明両党は過半数(122)に必要な63議席大きく上回り、「安定多数」に必要な70議席の獲得がほぼ確実。
・体内に入ったインフルエンザウイルスを無力化させるヒト型の抗体酵素の作製に、
大分大の宇田泰三客員教授(生物工学)や一二三(ひふみ)恵美教授(生命科学)らの研究チームが世界で初めて成功。
5日付、米生化学専門誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」に発表。
・NTTドコモ <9437> [終値155800円]純増数で5900件のマイナス。純減は5ヵ月ぶり。
ソフトバンク <9984> [終値5880円]24万8100件純増。18ヵ月連続首位キープ。KDDI <9433> [終値5100円]23万200件の純増。
MNP(番号持ち運び制度)による転出入、ソフトバンク5万9900件、KDDI8万5300件転入超過。ドコモ14万6900件の転出超過。(6日 産経新聞)
・投資の体幹を鍛える 市場が荒れてもぶれないために。
歴史的な高変動率(ボラティリティー)の波、何もしなければ、何も生まれない。市場に参加し、居続けることが肝心。
「100万円を預金。金利年率2%。5年後の口座残高は?①110万円より多い②ちょうど110万円③110万円より少ない」
正解複利で100万円より多い。正答率は31%。
「日本株が1年で時にどのくらい下落するかの「メド」とは?中国株は?グローバル・ソブリン・オープンは?」
リスクとリターンは一対の概念。「元本保証(リスクゼロ)で8.5%のリターン」MRIインターナショナルの「投資商品」の勧誘文句。
投資成果の8〜9割左右するのが「資産配分」。要は「いつ」ではなく「何を」
・まず体幹チェック! 日本株は時に年〇割下がる。投資成果の8割を左右するのは○○だ。
国内外の株・債券の4資産に分散して運用した場合のリターンは長期的には〇〇パーセントだ。(答えは最後に)
・日本株リスクを示す「通常の振れ幅」が20%、「リターン」は6%。
「振れ幅20%」はリターン6%中心に上振れ26%(6%+20%)、下振れはマイナス14%(6%-20%)の範囲で動く可能性が68%あると統計学で確認。
「日本株の年間収益率(リターン)は約7割の確率でプラス26%からマイナス14%の間に収まる」
振れ幅通常の2倍に広げるとこの範囲内で収まる確率は95%に高まる。
ヘッジファンドがリスク判断の参考にしているのが「最大損失率」。日本株の場合69%。
・「価格の下落はある程度コントロールできる(リスクはある程度は監理可能)」手掛かりは2つ。
1つ目、異なる資産の相性を測る物差しで「相関関係」と呼ばれる指標。
たとえば日本株と外国債券。相性示し数値は「マイナス0.063」 日本株下落すれば外債は上昇する。
2つ目資産の「リスク(価格の振れ幅=標準偏差)とリターン(収益率)の関係」をうまく使いこなす手法。
国内債券は低リスク・低リターン型、新興国株は高リスク・高リターン型。
・どのくらいの損失を受け入れられるか。人によってさまざま。重要なのは自分の「損失許容額」知ること。
「損失を抑えて安定運用」目指したい人は預金や円建てMMF、日本国債など「安全資産」の比率高める。
1000万円の資産のうち安全資産の比率7割にした場合、年間最大損失見込み額「最悪時」試算81万円。
5割に下げると154万円、3割だと236万円に拡大。
「損失をある程度許容できる人は新興国株、なるべく避けたい人は日本国債や先進国国債中心にポートフォリオ組み立てへ」
・積み立て長期でこそ威力。
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン試算、1990年から2013年5月にかけて国内株25%、外国株25%、国内債券25%、外国債券25%の割合の
投信で毎月1万円積み立てた場合、資産価値は累計投資額72%上回る。
土地バブルの崩壊や米ITバブルの崩壊、さらにはリーマン・ショックや欧州危機と定期的に押し寄せる大型機器をも乗り越えている。
・上級者への道「流れを読む力を身につける」分析力を養って、資産の配分先を機動的に変える力。
黒田東彦日銀総裁目標「物価上昇率、2年で2%」達成された場合2%を上回る収益をあげないと資産が目減りするという現実。
安全資産である国債も2%の運用益上げるのは難しい。
大きな流れを読めば有力な選択肢として浮かぶのはリスクは高いがリターンも高い資産。その代表例は株式。
米国の動き要注目。日米金利差拡大はドル高・円安要因。中国の動向も目配り。
大きな流れを読んだうえで「何に投資するか」を機動的に変えられる投資センスを持つ。
・米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和第3弾の早期縮小を市場参加者が織り込み始めた。
5日米雇用統計(6月分)で雇用者数増加幅市場予想上回り、外国為替市場はドルの全面高。円相場は1ヵ月ぶりに1ドル=101円台に下落。
前日4日ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁理事会後記者会見で「追加緩和含めた低金利政策の長期化」表明。ECBとしては初の対応。
・日銀 <8301> [終値58500円]10-11日金融政策決定会合開く。
4月の「異次元緩和」に端を発した長期金利の乱高下など市場の変調に一服感が漂う一方、物価はプラス転換が視野に。
今回会合では「2年で2%」としている物価上昇見通しを維持する方向で金融政策は「無風」が市場のコンセンサス。
焦点は日銀が毎月の景気判断に2年半ぶりに「回復」の2文字復活させるか。
・オーストラリア経済に暗雲。1-3月期実質経済成長率前年同期比2.5%と前の期の3.2%から鈍化、2013年通年では2%程度に減速との見方も。
中国経済の鈍化背景。オーストラリア準備銀行(RBA 中央銀行)8月にも3ヵ月ぶりの追加利下げへ動くとの見方浮上。
・自動車株に勢い。円相場再び1ドル=100円台に下落。
主要市場である米国の6月新車販売台数年率換算で約1600万台と予想を大幅に上回り、リーマン・ショック前の水準に回復したため。
「5.23ショック」から株価の戻り、
日経平均株価は下落率8%に対し、マツダ <7261> [終値440円]1%弱、富士重工 <7270> [終値2620円]2%強に。
・発掘実力企業:T&K TOKA <4636> [終値1962円]紫外線当てると早く乾くUVインキ需要拡大。国内シェア5割握る。
利益率業界トップクラス。2014年3月期連結経常利益前期比8%増41億円と過去最高見込む。
課題は海外展開。「UVインキの販売をアジアでも増やす」方針。円安による原材料費の上昇観測で慎重な業績予想に。
・会社がわかる 特集ABCマート <2670> [終値4025円]海外協力工場で安く生産、安く売る従来の成功方程式。
直近の円安で陰りと思いきや2014年2月期は04年2月期以来11期連続経常最高益更新見込む。
高額商品へのシフトと顧客層拡大が成長支える。高収益の源泉ナイキやアディダスの有名メーカー(NB)商品の隠れPB。
海外展開も強化。130店舗を展開する韓国や台湾に加えこの夏米国ラクロスの直営店展開へ。早期30店舗展開目指す。
・株式相場内需主導で戻りを試す展開。内需株は新興国など海外情勢に業績左右されにくい点が好まれる。
長期金利の落ち着きや国内景気の回復も追い風。
5月下旬相場の急落で直近の底値は6/13。この日起点に7/5までの業種別日経平均の上昇率、上位は不動産、保険、銀行に。
個別株では三菱地所 <8802> [終値2873円]30%高、T&Dホールデングス <8795> [終値1400円]24%高と急伸。
景気回復による消費増への期待から小売業の上昇も目立ち、三越伊勢丹 <3099> [終値1408円]6月中旬から3割近く上昇。
日経平均株価直近安値から約3週間で15%高と急伸、多くの投資家は日本株の反落を警戒しながら買っているとの声も。
・OUT Look:今週の株式相場は小じっかりとした展開か。
6月米雇用統計で雇用者数が予想以上に増えたことなど追い風に、1万4500円上回る水準まで上昇(5日終値1万4309円)するとの見方。
先週1週間で632円(4.6%)高と大きく上げており、いったん利益確定の売りで上値抑えられる可能性も。
日経平均25日移動平均線からのかい離率が5日7.6%に達し、過熱への警戒感も。
日銀10-11日金融政策決定会合開く。黒田東彦日銀総裁の会合後の記者会見に関心。
ファーストリテイリング <9983> [終値37000円]の四半期決算も注目。
・Wall Street:今週の米株式相場は米連邦準備理事会(FRB)の量的金融緩和の行方巡り、神経質な展開が続きそう。
米長期金利(10年)は1年11ヶ月ぐりの水準となる2.7%台まで上昇。金利先物市場は来年中の利上げを想定して推移。
主要企業4-6月期決算発表も本格化。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派61% (前回比+5)弱気派21%(同+3)中立派18%(同-8)
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25株式指数のうち15指数が上昇。上昇率最大は日本。
上昇1位日本週間騰落率4.6%(12年末比騰落率37.7%)2位アルゼンチン2.9%(7.3%)3位英国2.6%(+8.1%)5位米国1.5%(+15.5%)
下位25位ブラジル▲4.7%(▲25.8%)24位インドネシア▲4.5%(6.6%)23位トルコ▲4.2%(▲6.5%)22位ドイツ▲1.9%(2.5%)
・2009年〜12年に新規上場した企業の株価騰落率。
上位:1位リブセンス <6054> [終値5910円]相対株価22.5倍 公開価格比騰落率24.1倍 事業内容ネット求人広告
2位ユーグレナ <2931> [終値7180円]19.6倍 21.0倍 ミドリムシ培養
3位カイオム・バイオ <4583> [終値4390円]8.1倍 9.8倍 医薬品
4位スリー・ディー・マトリック(3DM) <7777> [終値5100円]7.8倍 9.4倍 医療材料
5位エイチーム <3662> [終値3170円]7.4倍 8.8倍 交流ゲーム
下位:1位テラローブ <6627> [終値1670円]▲83% ▲46.2% 半導体検査
2位ネクソン <3659> [終値1179円]▲73% ▲10.0% オンラインゲーム
3位シンバイオ <4582> [終値600円]▲70% ▲7.3% 医薬品
4位ラクオリア製薬 <4579> [終値1150円]▲65% ▲23.7% 医薬品
5位ライフネット生命保険 <7157> [終値810円]▲58% ▲18.9% ネット生保
・新規株式公開(IPO)銘柄の評価のポイント
バイオ関連企業のチェックポイントは提携先。ネット企業は売上高が伸びていることが重要。
設立から10年以上たつオールドルーキーは上場している同業他社のPER(株価収益率)が目安に。なぜ今上場するか注目。
・冒頭の答え:日本株「最悪時の振れ幅4割」最大損失率69%。
投資成果の8〜9割左右するのが「資産配分」。要は「いつ」ではなく「何を」
1990年から2013年5月にかけて国内株25%、外国株25%、国内債券25%、外国債券25%の割合の投信で毎月1万円積み立てた場合、
資産価値は累計投資額72%上回る。(日経ヴェリタス)
・シナネン <8132> [終値387円]法人向け節電・省エネルギーサービス事業に参入。
顧客のオフィスや工場向けにエネルギーの「見える化」による運用改善や節電・省エネ機器の提供中心に提案。
・KLab <3656> [終値1656円]個人情報検索ソフトウエア「Pポインター・エクサ」10日発売。
データの共有・保管用サーバ(ファイルサーバ)~個人情報含むファイルを自動検出、可視化することで個人情報の適切な管理可能に。
・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)2008年度から5年間にわたり日本周辺海域の海底熱水鉱床の資源量調査や開発技術の報告書。
沖縄海域伊是名海穴で海底調査船用いたボーリング調査で表層部だけで340万トンの資源量の存在推定。深部合わせ500万トン以上と。
・神戸製鋼 <5406> [終値142円]米国で鉄鉱石を還元した鉄鋼原料の還元鉄を生産するプラント受注。受注額非公表。
年産能力200万トン、銅型方式では世界最大規模。2016年初頭出荷開始。(日刊工業新聞)
・アイシン精機 <7259> [終値3875円]ハイブリッド車(HV)に不可欠なレアアース(希土類)効率的に再利用する技術開発。
かつおだしに含まれるイノシン酸活用、中古の磁石からネオジムやジスプロシウム抽出。低コストで安全が特徴。
・ザインエレクトロニクス <6769> [終値538円]年内中国・深圳に半導体の開発拠点開設、上海と北京には支店開く。
中国ではドライブレコーダーなどに使う車載用画像処理半導体の需要増加。売上高現在1億円から今後5年間で30億〜50億円に伸ばす。
・遠藤照明 <6932> [終値2971円]発行ダイオード(LED)照明の開発期間短縮に挑む。4-5か月かかっていた開発期間3ヵ月へ。
別々の場所にあった研究・生産管理・品質保証の3部門集約。耐震性や防水性を試作段階から検査できる整備導入。
・2013年上半期国内ゲーム市場規模まとめ、ゲーム機販売堅調もソフト販売落ち込む。全体で前年同月比7.4%減1723億円。
任天堂 <7974> [終値11970円]昨年12月「Wii U」発売、同機種向けソフト不振。ゲーム機販売0.7%増663億9000万円。
ソフト11.9%減1059億5000万円。Wii U向けソフトベスト10に入らず。
・フュートレック <2468> [終値1088円]ヒトの声を聞き分け、スマートフォン(スマホ)やロボット掃除機など動かす音声認識システム、
専門用語にも対応する高性能対応開発、認識能力の限界に挑む。各種業種向けを開発。
・マカオ政府、2013年上半期(1-6月)のカジノ中心とした賭博行収入1714億4700万パカタ(約2兆1500億円)と前年同期比15.3%増。
昨年半ばから年初にかけての賭博行収入伸び偉率の縮小は中国景気減速が主因。再び勢い取り戻しつつある。(日経産業新聞)
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第三者割当
ソフトフロント <2321> [終値1211円]8327株 1万2010円 7/23 割当先Oakキャピタル
公募・売り出し価格
大和ハウス <1925> [終値1965円]国内外で5315万株
エヌ・デーソフト <3794> [終値1178円]104万2000株
スリー・ディー・マトリック(3DM) <7777> [終値5100円]55万株
共立印刷 <7838> [終値279円]600万株
新規公開株(IPO)
コード 市場 銘柄 幹事証券 公募価格 発行株数 単位株
7/10 <3185> マザーズ 夢展望 野村 2600円 460,300株 100株
7/10 <6075> マザーズ フォトクリエイト SBI 1670円 230,000株 100株
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【今日の一言】
週末のNY株式市場は大幅続伸。
雇用の伸びが経済成長につながるとの楽観的な見方が優勢となった。
週間ベースではダウが1.5%、S&P総合500種指数が1.6%、ナスダック総合指数は2.2%それぞれ2週連続で上昇。
6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増と、市場予測平均(16万5000人増)を上回った。
4月19.9万人(速報は14.9万人)5月は19.5万人(速報は17.5万人)にそれぞれ上方修正され、米経済の底堅さが示された。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高約49億株、1日平均約64億株を下回る。
欧州株式市場は急反落。
米雇用統計が予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)が早期に緩和縮小に踏み切るとの観測が再び高まり、終盤売りが優勢に。
米刺激策縮小をめぐる懸念から、ベースメタルや貴金属相場 が下落、商品(コモデティー)関連銘柄の下げが目立った。
週末の東京株式市場で日経平均は、3日ぶりに大幅反発(291円高)。
5/29以来、約5週間ぶりに1万4300円を回復。
米国独立記念日で休場も欧州株式市場の大幅反発。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のフォワードガイダンスを好感。
ただ出来高は28億株、売買代金も2兆505億株とあまり増えておらず、本格反騰への疑問の声も多いとの指摘も。
週間ベースで日経平均株価4.6%高、TOPIXは4.8%高ともに3週続伸。
マザーズ指数は16.0%高、3週ぶり反発。日経ジャスダック平均は5.6%高、2週ぶり反発。東証2部は5.0%高、2週ぶり反発。
米国株式市場は雇用統計の改善を素直に好感。欧州は今まで通り、経済改善は金融緩和早期縮小につながる懸念といった反応に。
国土交通省、建設業の若年層の人材の確保や育成支援。一定規模の現場工事の監督に必要な資格の受験要件を来年度にも緩める。
「監理技術者」資格、高卒者の場合10年間の実務経験が必要も一定条件付け経験年数短縮へ。
建設現場への人材派遣の夢真HD <2362> [終値640円]資格者増加となり、ますます存在感増すことにも・・・
携帯電話使った小口の送金や預金、決済といった金融サービスが、アフリカなどの途上国や新興国で急速に普及。
通信会社がサービス提供する国は70ヵ国以上に。金融取引のすそ野広がり、経済発展後押しするとの期待も。
アフリカでは銀行口座持つ人の割合は人口の10%以下も携帯電話保有者は60%に上る。
ソフトバンク <9984> [終値5880円]このあたり狙いにも・・・
週末の【銘柄研究】は統合に絡む銘柄 【コロ朝プレミアム】に入っております。
米国株式市場の反応を東京市場は素直に好感するようなところでしょうか!?
ザインエレクトロニクス <6769> [終値538円]年内中国・深圳に半導体の開発拠点開設、上海と北京には支店開く。
中国ではドライブレコーダーなどに使う車載用画像処理半導体の需要増加。売上高現在1億円から今後5年間で30億〜50億円に伸ばす。
インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値3495円]証券会社に公募の引き受け申し込みもよろしいのではないかと・・・
10〜17日に価格決定。
シード 7743> [終値838円]2015年度末まで鴻巣工場(埼玉県鴻巣市)の生産能力現在月2000万枚から3000万枚に増やす。
国内向けに加え、アジア市場の本格開拓に乗り出すため増産投資。多品種少量生産体制整える。2年前に中国・ベトナムに進出。
中国では台湾メーカーのからの製品販売も、年内自社生産の使い捨てレンズ発売。品質の高さ強調、富裕層開拓。
今年3月シンガポール進出、年内にインドネシア、マレーシアの各市場に参入方針。
コンタクトレンズ普及率日本約20%なのに比べ、中国は1%未満、東南アジアも高くない。3年後海外売上高20億円(12年度約4000万円)目指す。
コネクトHD <3647> [終値77円]週末確信犯?的な買い物が入っていたようにみえましたが・・・
日本金銭機械 <6418> [終値1286円]カジノの「カ」が出てくると大幅高するのですが、選挙中は難しいとの声も多いです。
ただほんの少し打診的に拾っても良いような日足チャートになってきたようにも・・・
櫻井さん夕刊ゲンダイ連載「参院選までに仕込む12銘柄」新連載での第5回 京浜急行 <9006> [終値888円]
羽田空港関連が成長の核。「世界的銘柄」として脚光。株価4ケタ台で活躍も。
週末金曜日の夕刊には、39連勝男がズバリ。藤本誠之1ヵ月で稼ぐ勝ち銘柄 第19回 宮崎アニメ「風立ちぬ」関連銘柄
三菱重工 <7011> [終値606円]日本テレビ <9404> [終値1848円]電通 <4324> [終値3255円]ローソン <2651> [終値7770円]
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講師:馬渕治好(まぶちはるよし)氏
世界から見た株式セミナー
世界経済・市場展望〜年後半の国内金融市場の行方
2013年7月27日(土)15:30〜17:00 東京・高田馬場
場所:東京・高田馬場 鮨源ビル 4階(20名限定)
詳細⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=3021
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岡本昌巳VS大魔神 大阪夏の陣 2013(大阪・新大阪)
20132年8月24日(土)14:00〜16:50
大阪・新大阪(JR・御堂筋線)丸ビル本館608号室
申込み・詳細⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=2853
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東京株式セミナー・夢のコラボレーション『真夏の講演会』
2013年8月17日(土)14:20〜16:50
兜町カタリスト・櫻井英明氏
ラジオ日経・癒しボイス(証券アナリスト)叶内文子氏
東京駅・八重洲(JR・メトロ)ハロー会議室 松岡ビル5F
詳細・お申込み⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=3096
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櫻井英明の投資知識研究所(バトルロワイアル)
http://market.radionikkei.jp/podcasting/sm/2013/07/player-201375.html
(オンデマンドでお聴きいただけます)
櫻井さんと叶内さんとの『夢のコラボレーション』株式セミナー開催。
【コロ朝NEWS!!】サイトも最後に紹介されました。
詳細・お申込み⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=3096
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投資知識研究所 企業IR特別番組セミナー
2013年 8月3日(土)12:30開場 16:30終了予定
「日本の明るい未来を創る 国土強靭化・現場の主役大集合」
基調講演 桜井英明氏「参議院選挙後の金融市場 やっぱり株は儲かる!」
企業IR参加企業 カナモト(9678)夢真ホールディングス(2362)
会場 東京証券会館8階ホール
詳細・お申込み⇒ http://www.jacifa-blog.com/
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