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扉を開いて(株高の時こそ運用力)

2015年2月22日(日)くもり時々雨

・株高の時こそ運用力 投信会社の独自ランキング

 首位ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
 「投信も機関投資家向けと同じチームで運用」外国投信の成績の良さが寄与。

 2位JPモルガン・アセット・マネジメントは国内株、3位みずほ投信投資顧問は外国債券が相対的に優秀だった。

 4位DIAMアセットマネジメント 5位フィデリティ投資 6位インベスコ・アセット・マネジメント

・株高の時こそ運用力 3つの指標で総点検。

 殖やす力:国内株、商品に特徴。海外は委託先重要。
 運用資産別の殖やす力 国内株式型 SBIアセットマネジメント 国内債券型 みずほ投信投資顧問
 外国株式型 新生インベストメント・マネジメント 外国債券型 イーストスプリング・インベストメント
 新興国株式型 DIAMアセットマネジメント 多資産型 レッグ・メイソン・アセット・マネジメント

 分配すると~:元本減らさずに支払い。
 UBSグローバル・アセット・マネジメント JPモルガン・アセット・マネジメント 明治安田アセットマネジメント
 イーストスプリング・インベストメンツ しんきんアセットマネジメント投信 アライアンス・バーンスタイン
 ベアリング投信投資顧問 ブラックロック・ジャパン フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ 楽天投信

 育てる力:長寿比率、外資系が上位。

 残高ベース 1位さわかみ 2位ベアリング投信 3位フィリディティ投信 4位インベスコAM 5位ゴールドマン・サックス
 本数ベース 1位さわかみ 2位インベスコAM 3位明治安田 4位ベアリング投信 5位ゴールドマン・サックス 

・株高の時こそ運用力 運用会社トップが語るわが社の流儀

 1位GSアセット 桐谷重毅社長 大ホームラン狙わず。
 常に平均以上持続、個人投資家がタイミングを気にせず投資できるように。

 2位JPモルガン・アセット 深江薫専務 ファンドマネージャーの能力を最大限発揮させるため、大きな裁量与える。

 3位みずほ投信投資顧問 中村英剛社長 既存の投資信託に関する情報発信の強化重視。
 「今ならでは」のメリットやリスクをよりわかりやすく、よりタイムリーに発信。

・日本株、今世紀最高値。ガバナンス改革や業績期待を反映。
 日経平均株価は19、20日とITバブルまっただ中の2005年5月以来となる高値更新。好調な企業業績背景に21世紀の最高値に。
 株高演出しているのは4-12月期決算が発表される中で高まる企業業績の拡大期待。
 上場企業の15年3月期に過去最高益、7年ぶりに更新する見込み。
 年金基金の資産配分の変更に伴う株式購入が株高の主因ではないかとの見方も。

・米連邦準備理事会(FRB)も惑う利上げ時期 議長議会証言、低インフレ懸念にどう回答。
 イエレンFRB議長は24、25日の米東部時間午前10時(日本時間は各翌日午前0時)から、
 連邦議会上下院で定例の半期議会証言に臨む。利上げに関してどこまで発言の強弱を調整するかが焦点になる。

・アドテクノロジー ネット広告、個人の嗜好狙い撃ち。
 クリックしてサイトを開く0.1秒間にシステムが年齢、性別、趣味趣向を自動的に分析。
 「リアルタイム・ビッディング」という仕組み導入。2010年ごろ米国から広がる。
 株式の高速取引システム開発した技術者がリーマン・ショック後、広告業界に流れ、システム開発進めたと言われている。
 取引支えるのが「SSP」ネット上の広告枠の入札募るシステムと「DSP」広告枠を自働的に買い付けるシステム。

 日本ではデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC) <4281> [終値473円]の子会社など11年参入。
 サイバーエージェント <4751> [終値5740円]ユナイテッド <2497> [終値1544円]もSSPとDSPの両方運営。

 VOYAGE GROUP <3688> [終値2518円]SSP専業、国内外に6000の顧客抱える
 フリークアウト <6094> [終値2350円]DSP専業で、4000超の顧客抱え、国内最大規模。1秒間の取引20万回超。

 「現在、日本のネット広告全体の10〜15%がリアルタイムビッディングで取引、将来的にはほぼ100%になる」
 フリークアウト佐藤裕介取締役最高執行責任者(COO)との声も。

・ファナック <6954> [終値23285円]16日、国内工場や研究所に1300億円投じると発表。
 米投資ファンド、サード・ポイントが9日付けの投資家向け書簡でファナック株取得明かし、
 自社株買いなど求めた直後の対応、それでも手元には巨額(1兆円)の資金残る。

・発掘実力企業:上場5年以内の成長銘柄(11)IBJ <6071> [終値1040円]2012年の上場以降着実に収益伸ばす。
 原動力は年2万回以上開く婚活イベントの参加費収入。14年12月期は28万人動員。
 イベント参加者を結婚相手の紹介事業の有料会員につなげている。

・会社がわかる 特集テルモ <4543> [終値3100円]カテーテル(医療用細管)手術の関連製品で海外市場を本格的に開拓。
 カテーテル手術の世界的な普及見込み、関連製品を欧米で相次ぎ投入。研究開発費も増やし、海外勢追いかける。
 テルモの売上高の伸びは海外市場を開拓した効果大きい。
 14年3月期までの10年間で海外売上高は年平均14%増、海外売上高比率38%から60%に上昇。
 14年4-12月期62%に達し、17年3月期最終年度中期経営計画目標(61%)をすでに上回る。
 14年末新株予約権付き社債(転換社債 CB)で1000億円調達。M&A(買収・合併)がしやすくなった。

・アベノミクス相場 外国人が開く第2幕 15年ぶり高値、長期マネー浸透の兆し。
 
 日経平均株価は20日に1万8332円とITバブル期の2000年5月以来、ほぼ15年ぶりの高値付ける。
 為替や株価の変動率が高くない点で、日本株が軒並み買われたアベノミクス相場の初期や、
 短期筋主導で騰勢強めた13年末とは様相が異なる。
 中長期マネーが流れ込み、地に足の着いた力強い上昇になるとの見方が出ている。
 低下基調が続く日経平均ボラティリティー・インデックスも日経平均が大きく振れると見る向きが減っているサイン。
 短期筋にとって代わるプレーヤーとして期待が高まるのが、長期の投資マネー。
 息の長い資金が流入しつつあるとの見方広げているのは、「NT倍率」の指標低下。
 TOPIX先物に大きな買いが入るときには、
 MSCIジャパンなど時価総額加重型指数を運用指標にしている海外の年金基金などが裏で動いていることが多い。
 
 海外の長期投資家は日本株へと資金を振り向け始めているようだ。米国の代表的な日本株上場投資信託(ETF)に資金流入。
 足元のドル建ての日経平均株価が堅調なことも、これまで控えていた海外投資家の買いを誘っている。

・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は1万8600円程度までじり高になる展開か。
 日経平均は先週、約15年ぶりに高値に上昇。
 昨年12月から続いていた膠着状態を抜け出し、テクニカル分析で意識されていた上値抵抗線も突き抜けた。
 「過去の経験則では上昇相場のサイン。今週は利食い売りで頭は重いが、緩やかに上がる」とみる。
 株価を支えるのはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善。貿易統計速報は輸出額が前年同月比2ケタ増で好感。
 16日2014年10-12月期国内総生産(GDP)は予想下回るも3四半期ぶりのプラス。
 12か月後の予想PERは世界株平均が16倍近いが、日本株は15倍。外国人から見たドル建て日経平均の魅力も増している。
 「足元の上昇は空売りの買戻しが中心で、持続力に欠ける」との見方も。
 今週24、25日に米連邦準備理事会(FRB)イエレン議長の議会証言があるが、
 「市場に言質を与えず、日本株にも大きなインパクトはない」との見方が優勢。

・Wall Street:今週の米株式相場でダウ工業株30種平均は1万8000ドルはさんでの攻防が予想される。
 欧州連合(EU)がユーロ圏財務相会合でギリシャへの金融支援を4ヶ月間延長することで合意下のを受け、
 ダウ平均は20日に最高値更新。目先の市場の関心事は欧州問題から米経済の状況へと移りつつある。
 その意味で24、25日に予定されているイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の米議会証言は重要な材料となる。

 ダウ平均の先週1週間の上昇率は0.67%と小幅にとどまった。
 ギリシャ問題前進したことで、悪材料出尽くし感から相場は一段と上昇することになるのか。
 米景気の状況が流れ大きく左右する。
 今週は12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数や1月の新築一戸建て住宅販売、
 10-12月期の実質国内総生産(GDP)改定値などの米景気指標が発表。

・ランキング:・営業利益に対する進捗率ランキング。通期営業利益増益予想、時価総額500億円以上の銘柄対象。

 1位日本写真印刷 <7915> [終値2353円]営業利益進捗率129.5% 
 スマートフォン・タブレット用タッチパネル好調。4-12月期営業利益103億円と通期予想(80億円)をすでに上回る。 

 2位武田薬品 <4502> [終値6052円]117.1% 3位森永製菓 <2201> [終値367円]113.3%

 5位スクウェア・エニックス <9684> [終値2337円]109.7% スマホ向けゲーム好調。

 8位田辺東京製薬 <4508> [終値2006円]106.0% ロイヤルティー収入大幅増。 

 14位日本板硝子 <5202> [終値116円]100.7% 米の建築用ガラス伸びる。

 26位やまびこ <6250> [終値5150円]94.7% 農林業機械、北米がけん引。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち16指数が上昇。

上昇1位スイス週間騰落率2.8%(13年末比騰落率8.4%)2位日本2.3%(12.5%)3位フランス1.5%(12.5%)8位米国0.7%(9.4%)
下位25位ギリシャ▲4.5%(▲26.5%)24位アルゼンチン▲1.3%(75.0%)23位タイ▲0.8%(23.5%)22位ノルウェー▲0.7%(10.7%)

 2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン75.0% 2位上海53.4% 3位インド38.1% 4位フィリピン32.9% 5位インドネシア26.3% 
 最下位ロシア▲36.9% 24位ギリシャ▲26.5% 23位韓国▲2.5% 22位ブラジル▲0.5% 21位英国2.5% 20位香港6.5% 

・配当余力が大きい会社を探そう。配当狙いの投資も追い込みの時期。

 増配余地のありそうな主な3月期決算企業

 タクマ <6013> [終値922円]今期予想配当性向 8.3%(上場企業平均30%)
 エスケー化研 <4628> [終値9660円]8.6% イリソ電子 <6908> [終値7540円]9.5% 
 アオイ電子 <6832> [終値5060円]11.3% キーエンス <6861> [終値60300円]11.8% 
 サン電子 <6736> [終値1814円]12.3% SMC <6273> [終値34000円]12.7% 文化シャッタ <5930> [終値976円]14.3%

 ROE(自己資本利益率)5%めざし自社株買いが期待される主な3月期決算企業

 セントラルガラス <4044> [終値509円]今期予想ROE 4.75% 
 日清粉グループ <2002> [終値1427円]4.64% 商船三井 <9104> [終値429円]4.6% 
 イビデン <4062> [終値1980円]4.49% 京都銀 8369<> [終値1186円]4.45% レンゴー <3941> [終値538円]4.32%

 中期経営計画の「達成度」が高ければ、次期計画の信頼度も増す。新方針打ち出すタイミングの一つが中期経営計画の発表。
 
 バンダイナムコ <7832> [終値2156円]中期計画達成度130%超。 
 太平洋セメント <5233> [終値376円]130% ダイヘン <6622> [終値570円]120%超 
 大成建 <1801> [終値700円]120%超 明治HD <2269> [終値13220円]110%超 三越伊勢丹 <3099> [終値1791円]100%超

 優待利回りと配当利回りを加えた「合計利回り」が高い主な3月期銘柄

 常磐興産 <9675> [終値152円]合計利回り16.24% スパリゾートハワイアンズ入場券など。
 サンリオ <8136> [終値3400円]9.05% フランスベッド <7840> [終値186円]7.79%
 シダックス <4837> [終値552円]7.61% ヴィア <7918> [終値852円]6.15% 
 コロワイド <7616> [終値1598円]5.31%  (日経ヴェリタス)

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