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扉を開いて(ここから強い企業)

2015年4月19日(日)晴れのち曇り

・ここから強い企業 伸びる・稼ぐ・耐える力で見極め。

 日経平均株価は一時2万円付けた後で一進一退。相場にあと一押し加えられるような「本当に強い企業」はどこ。
 「伸びる力」「稼ぐ力」「耐える力」の3つの物差しで企業の力測り、企業版「体力番付」。

 首位カカクコム <2371> [終値1984円]「ユーザー目線のオタクたちこそ、わが社の競争力の源泉」収益性の高さ評価。
 
 2位OBARA <6877> [終値7330円]自動車溶接機器で世界シェア首位。世界的なモーターりぜーションの波に唯一乗れる。

 3位富士通ゼネラル <6755> [終値1566円]4位田淵電機 <6624> [終値1306円]5位ピジョン <7956> [終値9250円]
 
 6位良品計画 <7453> [終値18220円]7位オムロン <6645> [終値5410円]8位パイロット <7846> [終値6550円]

 9位竹内製作所 <6432> [終値5910円]10位タクマ <6013> [終値934円]

・ここから強い企業 2万円の先へ 3つの「力」

 伸びる力:自動車・ネット通販 変化捉え「黒子」本領。

 1位ガンホー <3765> [終値455円]営業利益平均成長率 181.4% 2位コロプラ <3668> [終値2504円]157.8%
 3位サンケン <6707> [終値858円]133.4% 4位中電工 <1941> [終値2387円]125.0% 5位田淵電 <6624> [終値1306円] 
 稼ぐ力:スマホ関連ずらり、収益の持続性課題。

 1位グリー <3632> [終値844円]投下資本利益率(ROIC)36.5ポイント 2位スタートトゥデイ <3092> [終値3025円]33.0
 3位コロプラ <3668> [終値2504円]32.9 4位DeNA <2432> [終値2505円]30.8 
 5位カカクコム <2371> [終値1984円]29.1 6位ガンホー <3765> [終値455円]27.9

 耐える力:堅実なコスト体質にベテラン起業復活。

 1位前田建 <1824> [終値914円]「減収抵抗力」の改善度合い 96.0ポイント
 2位ラオックス <8202> [終値316円]95.6 3位アトム <7412> [終値763円]94.0 
 4位サンフロ不 <8934> [終値1249円]87.4 5位サイゼリヤ <7581> [終値2438円]86.2 

・ここから強い企業 総合1位カカクコム <2371> [終値1984円]字義の柱を常に意識、収益源多様化。
 田中実社長「他社を見るのではなく、社内の分析しながら企業価値高めることを考えてきた。
 強みは家電やパソコンの価格調査。しかし毎月買うものでないから訪問頻度が少ない点が弱み。
 訪問頻度上げる機会は毎日の禁食と考え『食べログ』に進出。食べログの次を考えると、余暇を楽しむ映画や旅行に商機」
 「コスト絞るより、収入源を限りなく多様化することが重要。収益の源泉となるのが人材。」

・外国為替市場、17日ニューヨーク市場で1ドル=118円台後半と、前週末比1円超す円高・ドル安で取引終えた。
 米指標が振るわないことがドル売りを促している。「米経済にネガティブな材料に市場は反応しやすい」とも。
 市場が円の上値のめどと見ているのは、118円。120円に近づくと、ドルを売って利益確定させたい投資家も多い。
 当面118〜120円中心とした狭い値幅での動きにとどまる可能性が高い。

・今週から2015年3月期決算発表本格化。
 米国の堅調な個人消費や設備投資に円安効果が加わり、過去最高益更新する企業が相次ぐ見通し。
 米国景気に対しては強気派が目立つ一方で、中国など一部の新興国に不安が広がる。

 序盤の注目銘柄が、22日発表予定の日本電産 <6594> [終値8220円]。売上高初めて1兆円超えたとみられる。
 ホンダ <7267> [終値4228.0円]28日、16年3月期の営業利益予想は2期ぶりに増益に転じそう。
 三菱重工 <7011> [終値370.3円]16年3月期連結営業利益前期見込み比11%増の3000億円前後に。年間配当12円に。
 ファナック <6954> [終値25740円]27日、検討中の株主還元の具体策発表する公算高い。

・財務省22日、3月貿易統計発表。足元で原油安進み、輸入額減少、輸出も上向き兆候みられ、早ければ3月分で貿易黒字にも。
 市場の事前予想(17日時点)、3月の貿易収支は平均で480億円の黒字との見方。単月で黒字は2年9ヵ月ぶりになる。
 品目では半導体などの電子部品や自動車が輸出押し上げ。円安の恩恵。

・発掘実力企業:北米で稼ぐ企業(3)日本エム・ディ・エム <7600> [終値564円]整形外科分野の医療部材製造販売。
 米子会社が開発した人工関節「オベーションヒップシステム」がけん引。高齢で歩行が不自由な患者が対象。
 2015年5月には人工膝関節の新製品投入する計画。品ぞろえ増やし、収益の一段の成長目指す。

・会社がわかる 特集味の素 <2802> [終値2542.0円]2016年3月期営業利益で最高益更新を視野に。
 海外食品事業の成長に加え、不振だった飼料用アミノ酸の収益環境が好転。
 他社にない技術で独自の製品生み出す「スペシャリティ」が、徐々に実を結びつつある。
 ブラジル、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの新興5ヵ国に照準、食卓に浸透。20年メドに海外比率70%目指す。

・株式市場で買われる銘柄に変化が起きている。
 医薬品や食品など自己資本利益率(ROE)が高い銘柄に売りがかさむ一方、
 銀行や商社といったPBR(株価純資産倍率)が低い銘柄に資金向かう。
 日経平均株価は2万円を前に上値が重いが、大幅調整見込む声は少ない。割安株へのシフトは一段の相場上昇に備える動きと。
 相場の上値が重いと過熱感のある銘柄への売りは一段と加速。

 米バンクオブアメリカ・メリルリンチが世界の投資家に聞いた4月のファンドマネージャー調査、
 今後1年間日本株を最も「オーバーウエートしたい」との回答から「アンダーウエート」差し引いた値は
 前月比12%増の22%と欧州株に次ぐ高水準。

・上海総合指数が過去1年間の上昇率が104%に達する。
 2位に日経平均株価(36%高)に大差付け、世界の主要株価指数に中で断トツ。
 急落の危うさ秘めながらも株高の勢いが続いている。
 中国では証券口座の開設が急増。株式市場に新規参入する投資家は若者が多い。
 中国政府は株高けん制に乗り出した。中国証券業協会など17日、
 投資基金会社や証券会社の資産運用部門などを対象に同日から貸株業務認めると発表。
 貸株対象銘柄も拡大、空売りが容易に。これを受け中国本土株対象とするH株先物は17日夜、一時5%超安と急落。

・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は2万円を前に足踏みする展開か。
 今週から3月期企業の決算発表シーズン始まる。
 中長期的な先高観は揺らいでいないが、企業業績への期待と不安は交錯しており、
 4月末の決算のピークまで様子見の投資家が多そう。
 今後の相場の試金石となるのが、20日決算の安川電 <6506> [終値1730円]。
 産業用ロボットなど手掛け、世界景気の影響受けやすい。
 安川電が強気の業績予想を出せば、市場の不安心理に払しょくにつながる。
 機械や電機など関連銘柄には買い材料となりそう。

・Wall Street:今週の米株式相場は主要企業の1-3月期決算にらんだ神経質な展開となりそう。
 投資家はドル高や原油安が企業の業績にどの程度響いているか確かめたいと慎重な姿勢を取っている。
 相次ぐ決算発表のなかに、投資家の警戒を和らげる材料が見つかるかどうかが焦点。
 先週末のダウ工業株30種平均は前週比231ドル(1.3%)安、
 中国の需給不安や欧州株相場の下落など、米国外の市場の影響受けて大幅に下落。
 今週は、化学大手デュポンや建機のキャタピラー、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など
 ドル高が逆風となる企業の業績発表が相次ぐ。
 マイクロソフトやグーグルなどIT(情報技術)関連企業の決算にも注目が集まろそう。
 23日中古住宅販売(3月)や23日新築一戸建て住宅販売(3月)に関心高い。
 24日ユーロ圏財務相会合も注目材料。デフォルト(債務不履行)懸念くすぶるギリシャの支援が協議される。
 成り行き次第では米市場の波乱要因にもなりうる。

・ランキング:前回取引時間中に2万円を付けた2000年4/17からの株価上昇率。

 1位アシックス <7936> [終値3045円]株価上昇率2694% 欧米でブランド力高め、世界シェア拡大。 

 2位日本光電 <6849> [終値3215円]2015% 睡眠障害時の脳波検査などに使う脳波計で2割の世界シェア握る。

 3位シスメックス <6869> [終値6370円]1895% 血球成分測定装置で世界トップ。

 7位住友不 <8830> [終値4770.5円]1287% 再開発進展で賃料収入増

 24位デサント <8114> [終値1560円]668% 韓国など海外事業が開花。 

 25位小糸製作所 <7276> [終値3670円]665% 車向け発行ダイオード(LED)、北米で好調。

 28位日本空港ビル <9706> [終値6980円]647% 東京五輪決定で急上昇。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち7指数が上昇。

上昇1位上海週間騰落率6.3%(14年末比騰落率32.5%)2位韓国2.7%(11.9%)3位ベトナム2.6%(4.2%)
 4位アルゼンチン2.0%(38.9%)
下位25位ギリシャ▲6.0%(▲11.7%)24位ドイツ▲5.5%(19.2%)23位スペイン▲3.3%(10.5%)
 15位米国▲1.3%(0.0%)14位日本▲1.3%(12.6%)

 2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン38.9% 2位上海32.5% 3位ロシア26.3% 4位フランス20.4% 5位ドイツ19.2% 6位香港17.1% 
 最下位ギリシャ▲11.7% 24位トルコ▲3.0% 23位米国0.0% 22位台湾2.8% 21位スイス2.9% 20位インド3.4% 
 (日経ヴェリタス)

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