
商品(コモディティー)お前もか?!
- 2015年07月08日
- 株式投資・経済ニュース全般
2015年7月8日(水)曇り時々雨
・米ゼネラル・エレクトリック(GE)NTTドコモ <9437> [終値2390.0円]
あらゆるモノがインターネットにつながる「インターネット・オブ・シングス(IoT)」活用した事業共同展開。
橋や水道なぢの稼働状況などをネット通じて集め、遠隔から監視できるようにする。
GEは国内携帯最大手のドコモと組むことで日本市場の開拓急ぐ。
・欧州連合(EU)7日夜(日本時間8日未明)ユーロ圏19ヵ国の緊急首脳会議をブリュッセルで開き、
財政危機に直面するギリシャへの金融支援交渉の再開を協議する。
ギリシャ政府は債務減免盛り込んだ新たな金融支援求める。交渉の先行きには不透明感も漂う。(日経新聞一面)
・財政破たんの瀬戸際に立つギリシャ政府と欧州連合(EU)7日、新たな金融支援の交渉再開へ動き出した。
「緊縮反対」が6割超占めた国民投票追い風に支援獲得目指すギリシャに対し、
独仏首脳らは具体的な緊縮策の提示が先だと迫る。
「ユーロ離脱」につながりかねない交渉決裂避けられるか。緊迫した局面が続く。
ユンケル欧州委員長「ギリシャのユーロ残留が私の目標だ」と。
ギリシャ前任財務相バルフャキス氏の交代には交渉前進へのギリシャ側の意欲も読み取れる。
・商品市場で中国景気減速への警戒感が強まっている。
代表的国際商品指数、ロイター・コアコモディティーCRB指数は3ヵ月ぶりの安値。
最近の上海株の急落で、原油や金属などの需要の下振れ懸念高まる。
銅はロンドン市場で6年ぶりの安値。原油7月に入り1割強下落、3か月半ぶりの安値。
金も7日、ニューヨーク先物で1トロイオンス1150ドル前後と前日から20ドル近く下げる。
・中国経済が世界2位の規模に膨らんだいま、中国の株安は世界経済の先行きに影を落とす。
上海総合指数は7日、前日比1.3%安と反落。
個人の弱気ムードが広がり、中国政府が打ち出した大型の株価対策の効果ほぼ打ち消した。
上海・深圳両取引所で7日までに売買停止した銘柄は計769社。
8日から売買停止になる200社以上加えると、全上場銘柄のうち3分の1に上る。
株安は2つのルートで実体経済に波及。
一つは個人消費。
中国の証券口座数は2億口座超え、全人口の約15%。投資家の裾野広がり株式相場の個人消費への影響は増す。
もう一つは企業への投資。
証券監督当局は株安抑制するため新規株式公開(IPO)の認可社数を大幅に絞り込む方針。すでに28社が上場見送り。
・九州電力 <9508> [終値1509円]7日、川内原子力発電所1号機(鹿児島県)の原子炉に核燃料の搬入始めた。
10日には全157体の燃料入れ終え、8月中旬の再稼働目指す。準備作業大詰め。
国内全43基が運転止めている原発ゼロの状況が約2年ぶりに解消する。
・2014年度の都道府県や市町村の地方税収は前年度比約1.7兆円多い38.4兆円規模に膨らんだもよう。
5年連続の増加、7年ぶりの高い伸び幅になる。大企業の景気回復が地方企業にも波及してきた格好。
・欧米メジャー(国際石油資本)による天然ガスへの生産シフトに拍車。二酸化炭素排出量少なく、環境面で優位性。
・イランの核開発巡る同国と米国、英国、ロシアなど6ヵ国の協議は期限迎えた7日、交渉を10日まで再延長することに。
イランへの経済制裁の解除方法や軍事施設への査察巡り、双方なお対立しているため。
・5月の米貿易赤字は約418億7100万ドル(約5兆1300億円)、前月改定値比約2.9%増。
赤字額は市場予測平均(約425億ドル)下回ったが、2ヵ月ぶりに拡大。
・OKI <6703> [終値259円]中国で医療機器向けキーボードの販売に乗り出す。
キーボードの上面にあるキートップが布・フィルムシート製で簡単に交換することができる。
感染症のリスクがあることに対応。まず中国で発売。
・大手商社が航空会社に航空機貸し出すリース市場に照準定めている。
2020年には世界を飛ぶ民間飛行機のうち約半分がリース機になる見通しで、各社は旺盛な需要取り込む。
三菱商事 <8058> [終値2679.0円]グループで航空機の保有資産を50億ドル(約6000億円)と2.2倍に引き上げる。
三井物産 <8031> [終値1627.5円]リース用エンジンの保有額倍増。
丸紅 <8002> [終値698.1円]100席強の最新小型機を新規に最大50機調達。
・大手コンビニエンスストア3社、2015年3-5月期連結決算、経常利益が過去最高益。
セブン&アイ <3382> [終値5393.0円] 経常利益前年同期比5%増。おにぎりやサンドイッチの品質改善、販売増へ。
米国のコンビニ事業も好調。連結売上高にあたる営業収入は2%減。
ローソン <2651> [終値8670円]経常利益16%増。
健康志向捉えたサラダなどの販売好調。高級スーパー成城石井買収の効果も加わり、売上高が2割の伸び。
ファミリーマート <8028> [終値5980円]弁当刷新で商品力強化し増収増益。
・大東建託 <1878> [終値12350円]米国でマンション開発に参画。
ワシントン郊外で計画されている21階建て大型賃貸マンションの開発担う新会社を、
現地デベロッパーと折半出資で設立。子会社通じ約44億円出資。地下鉄新駅に直結、約450戸が入る。
・NTN <6472> [終値754円]欧州で自動車部品増産する。
ベアリングの新ラインを2017年どまでにフランスやドイツで設け、生産能力を8割増強。
今後3年の投資額は計90億円の見通し。
・沢井製薬 <4555> [終値7230円]2020年度までに後発薬の生産能力を現在の8割増の年180億錠に引き上げる方針。
工場建設に加え、他社の製薬工場の買収の可能性を探る。
向こう3年間に生産増強などで計画する440億円の投資額の上積みも検討。
・ベネッセHD <9783> [終値3175円]ソフトバンク <9984> [終値7146円]
共同出資会社クラッシー(東京・新宿)通じ、生徒の習熟度に応じたデジタル教材の自動配信サービス始める。
システム開発の米ニュートン社と提携。効果的に基礎学力を身に付けられるようにする。
・泥沼化するギリシャに中国の株安。新たに気になる動き、海外発「第3のリスク」にもなりかねないのが原油価格。
日本経済にはプラスの原油安も、世界経済のけん引役、米国企業業績の重荷になる。
米国では石油大手などエネルギー関連の企業業績全体に与える影響が大きく。
・信用買い残7/3申込み、3兆2397億円と前週比752億円増。2週ぶり増加。
買い残は2014年3月以来、約1年4ヵ月ぶりの高水準。売り残7479億円と前週比596億円減、2週間ぶりに減少。
・穀物に資金が流入している。
米商品先物委員会(CFTC)米国内各取引所の建玉明細、シカゴ市場のトウモロコシは6/30時点で11万596枚の買い越し。
トウモロコシが買い越しになるのは4月下旬以来、小麦や大豆も買い越しになった。
・国立がんセンター7日、
乳がん再発した患者対象に、新しいタイプのバイオ医薬である「核酸医薬」投与する治験始めた。
スリー・ディー・マトリック(3DM) <7777> [終値1525円]と共同開発。
・政府、2020年東京五輪・パラリンピックにらみ、サイバー攻撃対策の強化に乗り出す。
攻撃を瞬時に探知する新技術の開発に16年から取りかかる。
民間企業含め情報安全に精通した人材増やすため、16年春メドに情報安全対策の知識に特化した国家資格つくる。
・セブン銀 <8410> [終値595円]米国セブン-イレブン店舗で2017年7月からATM設置始める。
7800店以上ある店舗全てに原則1台づつ設置する。米国でのATMサービス網が大きく広がる。投資総額数十億円。
(日経新聞)
・ドイツ・メルケル首相とフランス・オランド大統領6日、パリで会談。
両首脳はギリシャ側に財政再建策の「真剣な提案」示すように要請。
オランド氏「対話の扉は開かれている。あとはギリシャのチプラス首相が真剣で信頼に足る提案を行うかどうかだ」
「時間は切れようとしている」と語り、事態打開に向けた協議を急ぐ考え示した。
・ギリシャ金融支援巡る同国とEU側の交渉が再び始まる。
欧州中央銀行(ECB)が保有する約35億ユーロ(約4700億円)のギリシャ国債の償還(返済)期限である20日にらみ、
神経戦になりそう。交渉の難航は必至。
決裂でECBが持つ国債償還できなければ、ECBがギリシャの銀行に実施中の緊急支援を打ち切る恐れがある。
(産経新聞)
・航空機機体メーカー各社が生産工程の自動化やロボット導入加速。
富士重工 <7270> [終値4428.5円]7月中にも自社開発の穴あけロボットを中大型機「787」向け中央翼の工場に導入。
三菱重工 <7011> [終値719.0円]川崎重工 <7012> [終値552円]も
次世代大型器「777X」向けに自動化設備、ロボット入れる。
・エスペック <6859> [終値1452円]中国子会社の再編により販売機能一元化。
2017年度の中国での売り上げを14年度(約48億円)比で3割以上引き上げる。
・SCREENHD <7735> [終値782円]鍛造部品の検査事業に参入。
半導体やプリント基板の検査装置のノウハウ応用、独自開発した光学系カメラシステムなど取り入れた装置投入。
(日刊工業新聞)
・丸紅 <8002> [終値698.1円]もがく世界網構築。
「和製穀物メジャー」目ざし2013年米ガビロン買収が想定通りの利益生まず、15年3月期に480億円の損失計上。
高いハードルを一気に飛び越えようとしてガビロン買収に踏み切り、つまずく。
・日本IBMは7日、企業のシステムの動作記録(ログ)を監視する装置の強化へ。
トレンドマイクロ <4704> [終値4100円]のネットワーク監視機器と連携、システム内に潜伏するウイルス発見する。
・NEC <6701> [終値376円]
米カリフォルニア電力会社、サザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)に大型蓄電池システム納入。受注額非公表。
・フォスター電気 <6794> [終値2666円]中国から東南アジア諸国連合(ASEAN)に生産移管。
今秋ミャンマーで新工場稼働、ベトナムで生産強める。中国で人件費上昇が当面続くとの判断したため。
(日経産業新聞)
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自己株処分
ミクシィ <2121> [終値6250円]海外市場 250万7500株
公募・売り出し価格
ミクシィ <2121> [終値6250円]海外募集 109万2500株 円 申込み/- 払込日/
ピーロット <3452> [終値2870円]2697円 申込み7/8-9 払込日7/14
アイリッジ <3917> [IPO]1200円
千葉興銀 <8337> [終値939円]1000万株
新規公開株
銘柄 コード 市場 発行株数 公募価格 主幹事証券 注目度
7/7 富士山マガジンサービス <3138> マザーズ 206,700株 2,650円 みずほ他 注目度 B 6100円買い気配初値付かず
事業内容:自社ウェブサイトを用いた、雑誌の定期購読あっせんサービスの提供
7/8 クレステック <7812> JQS 463,900株 960円 三菱UFJ他 注目度 B
事業内容:国内外における取扱説明書などの各種ドキュメントの企画・制作・翻訳・印刷事業
および梱包(こんぽう)資材設計・BPO(業務外部委託)サービス事業
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、反発。
ギリシャ側からの支援策獲得に向けた提案が国民投票前のモノで、欧州株式市場が大幅続落。
中国株式市場の下落で中国景気の減速で資源価格の下落を呼び込むとの憶測も加わり商品(コモディティー)下落。
ダウ工業株30種平均もリスクオフで始まり一時218ドル(1.2%)安も、原油価格が持ち直して、引けにかけて上昇。
エネルギー関連株が主要株価指数を押し上げ。
アップル(-0.25%)グーグル(+0.41%)ヤフー(-0.98%)フェイスブック(-0.38%)アリババ(-0.76%)
ネットフリックス(-0.51%)アマゾン・ドット・コム(+0.16%)バイオジェン(+0.85%)
ラッセル2000(+0.09%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.08%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(+0.25%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約86億株、過去5日間平均約69億株を大幅に上回る。
欧州株式市場の主要3指数は大幅続落。
ギリシャ債務問題の先行き不透明感(対応にも失望)と商品(コモディティー)価格の下落も嫌気されたところ。
一斉にリスクオフとなったようなところも。
ギリシャ主要株価指数は休場。
東京株式市場で日経平均は大幅反発。
昨日ギリシャの国民投票受けて大幅下落。
世界を一周したところ米国市場で下げ渋り、ギリシャの問題は限定的との見方から前日の反動もあり買い戻しも。
東証1部出来高は22億2594万株、売買代金は2兆3179億円。
騰落数は値上がり1487銘柄、値下がり314銘柄、変わらず87銘柄に。
ギリシャから中国株式市場、そして商品(コモディティー)の下落と嫌な連鎖となっているところ。
米国と日本はよく踏ん張っているように思えますが、踏ん張りきれなかったときは怖い思いも致します。
ただ、なんとか踏ん張れそうな感覚ではいます。
主要大型株にはなかなか資金が向きにくい展開となっております。
時間がたつにつれ、日本郵政グループの新規株式公開(IPO)も近づき、なおさら需給の問題もあり、
大型株には手が出し辛くなってくることもあり、中小型株に目が行ってしまうところです。
明日は、上げの特異日です。
大手商社が航空会社に航空機貸し出すリース市場に照準定めている。
2020年には世界を飛ぶ民間飛行機のうち約半分がリース機になる見通しで、各社は旺盛な需要取り込む。
大手商社参入ですが、小粒なところでは、ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [終値1620円]も注目。
本日も米国の上昇を好感しそうなところ。
中国株も政府の号令に、動けるような時間となって来るのではなかろうかと・・・
売買停止の数が全体の3分の1になったとか、むちゃくちゃな規制もどうかとは思いますが・・・
SHIFT <3697> [終値1169円]決算発表、進捗も良く楽しみな内容に・・・
デジタル・インフォ <3916> [終値5270円]反発のしごろに思えますが、切れたら大きく値下がりしそうなところとも。
ムーンバット <8115> [終値211円]今年は梅雨が長くなりそうですが、なかなか傘も開きません・・・
オプトエレク <6664> [終値654円]昨日ラジオ日経で、社長がIR(投資家向けの広報活動)
3年待ってくれといった3年目が来ましたと。
2015年は増収増益でスタートが切れるとの自信ある発言です。
オプトエレクトロニクスIR特集 http://www.radionikkei.jp/6664ir/
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<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。
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