
徹夜の協議、ギリシャ法制化へ
- 2015年07月14日
- 株式投資・経済ニュース全般
2015年7月14日(火)晴れ時々曇り
・ユーロ圏19ヵ国、緊急首脳会議で、財政危機に直面するギリシャへの金融支援の再建について条件付きで合意。
ギリシャが15日までに増税や年金改革などの主要な財政法案を議会で可決すれば、
3年で820億ユーロ(約11兆円)超の支援実施に向けた手続きに入る。
ギリシャがユーリ圏から離脱する最悪のシナリオは当面、避けられる見通しに。
金融支援は主にユーロ圏が財政危機国を助けるための基金「欧州安定メカニズム(ESM)」活用820億〜860ユーロ融資。
・欧州連合(EU)がギリシャ支援で合意、13日の金融市場ではユーロ相場や株価が上昇。
外国為替市場では一時、1ユーロ=137円台後半と2週間ぶりの円安・ユーロ高水準。
円は対ドルでも売られ、1ドル=123円台半ばと7/2以来の安値に下落。
・プルデンシャル生命保険、契約者が保険金の使い方事前に決めておける「生命保険信託」の専門子会社設立。
主に認知症の親や障害持つ子供など保険金の管理に不安がある人が受取人になる場合想定する。
・日経新聞社2015年夏のボーナス調査(最終集計、7/2現在)全産業の平均支給額は14年夏比2.11%増、80万5858円に。
プラスは3年連続。リーマン・ショック後に初めて80万円台を回復。
・東芝 <6502> [終値372.5円]不適切会計調べている第三者委員会、
報告書で、経営の監督・監査が機能せず、企業統治(コーポレートガバナンス)が形骸化していたと指摘する。
トップが関与、幅広い事業で巨額の不適切会計が発覚、経営陣の刷新避けられない情勢。(日経新聞一面)
・中国習近平指導部、国内の安定維持するため強硬策相次ぎ打ち出す。
先週後半から人権派弁護士や活動家を全国で拘束、一時的なもの含め100人超と前例ない規模に。
株式市場への介入を通じ株価押し上げにも躍起になっている。
13日の上海株式市場は総合指数3日続伸、終値前週末比2.39%高の3970。一時4000を上回る。
上海・深圳市場で10日時点で1415社が売買停止、そのうち13日は約370社が売買再開。
・ギリシャ支援討議したユーロ圏首脳会議は12日午後4時に始まり、翌13日朝9時に終了。17時間に及ぶ異例の協議に。
得追いつが強硬姿勢で会議に臨み、渋るギリシャを最終的には力でねじ伏せた。
・任天堂 <7974> [終値19805円]岩田聡社長11日、短観腫瘍で死去。「カリスマ」亡き後どこへ向かう。
司令塔失った衝撃は大きく先行き不安視する見方浮上。
・安全保障関連法案審議する衆院平和安全法制特別委員会は13日、中央公聴会終えた。
自民党谷垣禎一幹事長は15日に委員会採決する方針表明。維新には対案の一部修正探る動き、駆け引き激しく。
自民、公明、維新の3党は14日に2度目の修正協議に臨む。歩み寄りか決裂か。衆院通過に向けたヤマ場迎えつつある。
・厚生労働省、派遣などの非正規社員を正社員に転換させたり、処遇の改善進めたりする企業への支援強化。
企業への助成金増額や助成金対象業種の拡大が柱に。正社員化や離職率の低下で労働者の能力高め生産性向上も狙う。
・三井住友銀行 <8316> [終値5346.0円]訪日外国人観光客向けの事業手掛ける企業に支援。
9月に約350社参加する商談会開き、訪日客取り込むための異業種連携後押しする。
・三菱UFJ銀行 <8306> [終値872.0円]台湾最大手台湾銀行と組み、アジア通貨の調達に乗り出す。
双方で余った円や台湾ドル、人民元融通し合い、海外事業に使う外貨を安定的に確保する。
・ギリシャが1995年に日本の債券市場で発行した20年物円建て債(サムライ債)が14日に返済期限迎える。
残高は116億円。市場に与える影響は少ないものの、債務不履行(デフォルト)認定する可能性もあり注目集まる。
・外国為替証拠金(FX)取引大手外為どっとコム(東京・港)13日、システム障害で全取引一時停止。
午後1時20分頃障害発生、午後9時50分過ぎ正常化。口座数5月末で39万3584口座、預かり資産残高は1096億7100万円。
・投資信託協会13日発表、6月末の公募投信の純資産残高は100兆8628億円と、5月末から1兆5945億円減。
減少は1年5ヵ月ぶり。世界的な株式相場下落で運用する資産の時価が減った。純資産最高更新も12ヵ月連続で止まる。
・りそな銀行 <8308> [終値660.9円]11月メドに東京都江東区に豊洲支店開業へ。支店開設は約3年ぶり。
・みずほ銀行 <8411> [終値262.0円]低金利に悩む地方銀行や信用金庫の資産運用支援。
独自手法で為替リスク制御する外債ファンドは1年で1000億円売れた。
・インド政府13日、6月の消費者物価指数(CPI)前年同月比5.40%の上昇。5月の上昇率5.01%(確定値)比大幅上昇。
同国の物価上昇としては低水準の5%台確保。
・トルコで13日、連立政権樹立巡る政党間協議正式に始まった。
ラマダン(断食月)後の休暇が明ける20日以降、政策面で踏み込んだ協議に入る意向。
・ソニー <6758> [終値3526.5円]
7月実施する公募増資の発行価格と新株予約券付社債(転換社債=CB)の転換価格決まる。
公募増資価格3420.5円(13日終値比約3%低い)、転換価格は5008円(同42%上回る)。調達資金総額約4200億円。
・ガリバーインター <7599> [終値1131円]13日、オーストラリア大手新車販売会社ビュイックHDの株式67%取得。
取得額約117億円。豪州は全自動車メーカーが2017年に生産撤退。中古素足場が拡大する見通し。
・ブラザー工 <6448> [終値1691円]頭部に装着するヘッドマウントディスプレー(HMD)新製品を7月下旬から発売。
東大と共同開発、医療用も投入。
業務用(価格約25万円)は7月下旬、医療用(価格非公表)は10月下旬に国内で発売する予定。
・医薬品卸最大手メディパルHD <7459> [終値1945円]調剤薬局の負担軽くする医薬品発注システムを
全国1千店の取引先に導入。店舗ごとに医薬品の在庫を逐次把握、不足分を自動補充。
効率的な発注で欠品減らし、薬剤師が服薬指導などに力注ぎやすくする。
・ラオックス <8202> [終値472円]NTTドコモ <9437> [終値2433.0円]と組み、
訪日観光客の携帯電話にラオックスで使える割引きクーポンなどの配信を今秋始める。
クーポンで中国などからの訪日客の来店促す。
NTTドコモと協力関係にある中国移動(チャイナモバイル)と韓国KTの利用者が訪日した際自動で配信。
帰国後もインターネット通販などの利用促すメールを送るといった販促策も検討中。
・家電量販店4社、6月売上高(全店ベース)軒並み減収。売上高はプラス基調も3ヵ月ぶりに前年実績下回る。
・NTT <9432> [終値4476.0円]第一興商 <7458> [終値4465円]高齢者向けカラオケの開発などで提携。
高齢者の使いやすいかカラオケシステム開発して介護予防や健康促進などに役立てる。
外国人の使いやすいカラオケも共同開発。
・投資ファンドが原油や金など国際商品の売り姿勢強める。
ニューヨーク市場WTI (ウエスト・テキサス・インターミディエート)の買越残高は、約3ヵ月ぶりの低水準。
金の買越残高も約1年半ぶりの低水準。(日経新聞)
・イラン核問題巡る欧米など6ヵ国とイランとのウィーンでの協議は13日深夜(日本時間14日朝)、
3度にわたって延長された最終期限迎える。13日中に合意が発表される見通し。
・ギリシャの金融支援協議で、ぎりぎりまで強硬姿勢崩さなかったドイツに対する批判が国際金融市場で噴出。
「嫌独」とも言える雰囲気さえ広がりつつある。
・富士通 <6702> [終値686.0円]300床以上の大規模病院向け電子カルテシステム「HOPR KifeMark-HX」販売開始。
パソコンだけでなくタブレット(多機能端末)からでもカルテを閲覧できる。
価格4325万円から。2018年度末までに250システムの販売目指す。
・中国公安省調査チーム、先物取引による不正な相場操縦で株式市場の急落招いたとして、上海貿易会社の捜査着手。
当局は「犯人捜し」の姿勢強調、個人投資家の批判かわす狙いもありそう。
・中国税関総署13日、6月貿易統計で。輸出と輸入合せた貿易総額が前年同月比1.2%減、4ヵ月連続で前年同月割り込む。
6月単月輸出1920億1千万ドル(約23兆6200億円)で前年同月比2.8%増と4ヵ月ぶりプラスも、
輸入は1454億8千万ドルで同6.1%減と8ヵ月連続前年同月比割り込む。{産経新聞)
・ホンダ <7267> [終値3875.0円]
9月に小川工場(埼玉県小川町)のガソリンエンジン部品の生産能力2倍に引き上げる。
ディーゼルとガソリン用の混流生産からガソリン用に一本化して生産性向上へ。
・鹿島 <1812> [終値606円]東京エレク <8035> [終値7698円]と共同で
iPS細胞(人工多能性幹細胞)などのヒト由来細胞培養加工できる施設モデル構築。
・川崎重工 <7012> [終値546円]米ワシントン首都圏交通局(WMATA)から地下鉄電車7000系220両追加受注。
契約金は約4億ドル(約480億円)、2018年から19年にかけて順次納入。
・加齢とともに起こりやすい眼科の難治性疾患「加齢黄斑変性」の治療薬が開発されている。
ヘリオス <4593> [終値1208円]iPS細胞(人工多能性幹細胞)から目的の細胞を大量に培養して移植する
「iPSC再生医薬品」開発。2020年の上市(発売)目指す。
アキュセラ・インク <4589> [終値710円]視覚サイクルに着目した医薬品の臨床試験(治験)ほぼ終盤。
順調にいけば20年ごろには高齢化社会のソリューションが出そろい始めた。
大塚製薬 <4578> [終値4262.5円]と開発中。16年夏ごろデータ分析結果発表予定。
・ツルハHD <3391> [終値10220円]
大阪・道頓堀の半径500メートル程度の地区計5店という超集中出店実施。急増する訪日外国人客取り込む。
(日刊工業新聞)
・三菱重工 <7011> [終値707.5円]殻破り世界へ。脱・自前主義、リスク覚悟。
三菱重工はインフラビジネスを狙う日本企業の縮図。6500兆円市場に挑む日本勢。
・中国の6月新車販売台数、前年同月比2.3%減の180万3100台。3ヵ月連続前年割れ。減少幅も拡大し不振鮮明に。
上位勢苦しむ中、日本勢は健闘。
大手6社はスズキ <7269> [終値4036.0円]除く5社は前年比プラス、もしくは前年並み確保。
・ローム <6963> [終値7490円]
高度や高低差検出する気圧センサーで、世界最小サイズの製品開発。従来品比36%削減。
・ルネサスエレク <6723> [終値792円]独アウディの次世代車開発のための戦略的パートナーに選定。
エンジンコントロールや自動運転システム、ネットワーク接続などの新技術開発分野で協業。
・帝人 <3401> [終値463円]高強度と高弾性率両立した新炭素繊維開発。従来品比強度と弾性率10%以上高めた。
航空機向け想定。子会社東邦テナックス(東京・千代田)が開発。
・夏のボーナス、日経最終集計。100万円以上、7社増加の36社。平均80.5万円。新興企業52社6年ぶりマイナス。
支給額ランキング:1位積水ハウス <1928> [終値1905円]税込支給額157万8300円 2014年夏比増減率1.45%
2位セイコーエプソン <6724> [終値2230円]155万5623円 19.88%
3位トヨタ <7203> [終値8113円]137万円 0.00% 4位スター精密 <7718> [終値1884円]129万6640円 22.64%
9位オリンパス <7733> [終値4490円]115万858円 1048% 10位塩野義 <4507> [終値5020円]115万円 26.09%
(日経産業新聞)
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公募・売り出し価格
大豊建 <1822> [終値576円]1000万株
東ソー <4042> [終値639円]619円 申込み7/14-15 払込日7/21
ソニー <6758> [終値3526.5円]3420.5円 申込み7/14-15 払込日7/21
三光合成 <7888> [終値535円]341万株
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、大幅続伸。
ユーロ圏首脳が徹夜の協議でギリシャ支援策で基本合意となり株式市場好感。
イランと6ヵ国協議でイランへの経済制裁解除途で、イランからの原油供給増えるとの見方広がり、原油相場は下落。
アップル(1.93%)グーグル(+3.10%)ヤフー(+2.22%)フェイスブック(+2.44%)アリババ(+1.94%)
ネットフリックス(+3.97%)アマゾン・ドット・コム(+2.72%)バイオジェン(+0.77%)
ラッセル2000(1.06%)HTG(ハイイールドファンド)(+1.79%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(1.79%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約億株、過去5日間月初平均約億株を上回る。
ギリシャの支援合意で投資家に安堵感。
ギリシャが歳出削減に抵抗したことで、ドイツが緊縮策科したとのことも。
欧州株式市場の主要3指数は大幅続伸。銀行株買われる。
ギリシャ主要株価指数は休場。
東京株式市場で日経平均は大幅反発。2万円台回復。
東証1部出来高は20億5345万株、売買代金は2兆3067億円。
騰落数は値上がり1708銘柄、値下がり143銘柄、変わらず39銘柄に。
りそな銀行 <8308> [終値660.9円]11月メドに東京都江東区に豊洲支店開業へ。支店開設は約3年ぶり。
公的資金完済後で初の支店になる。
シカゴ日経225円建て先物は大証終値比290円高。
堅調に始まりそうです。
ただ主要銘柄で引っかかっているようなものは、
損失が少なくなったところとか、利益が出てるなら軽くするところかも・・・
ブラザー工 <6448> [終値1691円]頭部に装着するヘッドマウントディスプレー(HMD)新製品を7月下旬から発売。
東大と共同開発、医療用も投入。
業務用(価格約25万円)は7月下旬、医療用(価格非公表)は10月下旬に国内で発売する予定。
加齢とともに起こりやすい眼科の難治性疾患「加齢黄斑変性」の治療薬が開発されている。
ヘリオス <4593> [終値1208円]iPS細胞(人工多能性幹細胞)から目的の細胞を大量に培養して移植する
「iPSC再生医薬品」開発。2020年の上市(発売)目指す。
アキュセラ・インク <4589> [終値710円]視覚サイクルに着目した医薬品の臨床試験(治験)ほぼ終盤。
順調にいけば20年ごろには高齢化社会のソリューションが出そろい始めた。
大塚製薬 <4578> [終値4262.5円]と開発中。16年夏ごろデータ分析結果発表予定。
バイオ関連は中長期の投資になってしまうことも多いですが、ほんの少し「夢」を買っておきたいところ・・・
FFRI <3692> [終値9150円]信用規制解除拒否?カウントはやり直しに・・・
SHIFT <3697> [終値1115円]FFRIに引っ張っていってほしいところです。
株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで倍返し株はこれだ Part2
「今だけチャンス! 大化け中小型株」モバイルファクトリー <3912> [終値1846円]が載っておりました。
地域振興に役立つ「位置ゲー」が絶好調。
『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
U-NEXT <9418> [終値6280円]が載っておりました。映像配信、顧客増期待。
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ヘッジファンド運営
ミョウジョウ・アセット・マネジメント
最高経営責任者(CEO)菊池真氏講演
2015年7月18日(土)15:00〜16:50
日本の近未来を予見します。
https://www.directform.info/form/f.do?id=3666
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東京株式セミナー・櫻井英明氏
『2015年株式劇場 お盆にこんにちは!!個別銘柄研究』
2015年8月15日(土)15:00〜16:50
東京・日本橋三越前 近甚(キンジン)ビル2F
限定25名。(お早目に)
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<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
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記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
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