
【銘柄研究】CRIミドルウエア(3698)
- 2015年11月21日
- 株式投資・経済ニュース全般
週末の海外NY株式市場は、主要3指数とも2営業日ぶり反発。
週間ベースでは、ダウは3.4%高、ナスダック総合指数は3.6%高、S&P500種指数は3.3%高、
3指数とも2週ぶりの反発で取引を終えた。
欧州株式市場の主要3指数は、CAC40種平均(パリ)が2営業日ぶり反落ながらも、FT100指数(英国)は5営業日続伸に。
欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が市場を押し上げ。
ECBのドラギ総裁、資産買い入れプログラムと中銀預金金利の調整を利用可能なツールとして挙げ、
インフレ率押し上げるために早急に措置講じる準備があることを示唆。
20日の東京株式市場で日経平均は4営業日続伸。
三連休控えで、ほぼ終日マイナス圏での展開でしたが、大引けにかけ先物主導で買われ、小幅高となる。
東証1部出来高は18億4455万株、売買代金は2兆1857億円。
騰落数は値上がり1139銘柄、値下がり623銘柄、変わらず153銘柄に。
三連休控えで様子見との解説も、11月の三連休明けの東京市場はアノマリーでは上昇する確率が高いとなっております。
週間ベースでは、日経平均株価は1.4%高、東証株価指数(TOPIX)1.1%高、ともに5週続伸。
東証マザーズ指数は4.9%高、3週ぶりの大幅反発、日経ジャスダック平均は0.5%高、2週続伸、
東証2部指数は0.5%高、、2週続伸で終了。
マザーズ指数の大幅高が目立った1週間になった。
日経平均株価は近くて遠いような2万円台への道となっているところではありますが、
よく戻ってきたともいえるところも。
2015年8/11の高値(2万946.93円)から9/29の安値(1万6901.49円)があっての切り返しとなっております。
投資主体別売買動向を見ると、8月第2週(10〜14日)から9月第5週(28〜10/2日)まで8週連続の売り越し。
売り越し額は、約4兆26億6400万円。
そして10月第1週(5〜9日)から11月第2週(9〜13日)までは6週中5週が買い越し。
買い越し額は約8952億5400万円。11月の第3週分は入ってませんが、下げ分の75%戻しております。
一概には言えないものの、売り越しの4分の1ほどの買い物で日経平均は75%戻してきました。
効率的という感覚ですが、日銀の影響があるといったところも・・・
それでもこの効率的な上昇傾向は、海外投資家も気づくことではないでしょうか・・・
期間だけで単純に考えますと、あと2週間買い越しが続けば、前値戻しになってもいいような机上計算になります。
なかなか机上の計算通りにはいかないものですが、期待しています。
本日は、CRIミドルウエア <3698> [終値1490円]を注目してみます。
同社はゲーム開発向けや遊技機向けのミドルウェアが主力。
ミドルウェアとは、ソフトウェアの種類の一つで、オペレーティングシステム(OS)と
アプリケーションソフトの中間に位置し、様々なソフトウェアから共通して利用される機能を提供するものです。
映像・音声・ファイルシステム・音声認識などの分野でミドルウェアの開発・販売・サポートを行っています。
マルチプラットフォーム対応を前提に、様々な 機種向けに製品展開。
会社に問い合わせたところ、ライバルは音声ではカナダの企業があるものの、
映像やファイルシステムなどの分野では、これといったライバルはいないとのこと。
2015年9月期決算は、売上高11.95億円(前期比+4.4%)経常利益2.61億円(+17.9%)当期利益1.61億円(+13.7%)
16年9月期見通し、売上高14億円(15実績比+17.1%)経常利益3.2億円(+19.9%)当期利益2.14億円(+33.1%)
欧米、中国事業が拡大する見通し。
11/12にOMP(上海)およびウィズ・パートナーズ(東京・港)と、
ゲーム開発向けミドルウエア事業における戦略提携発表。
中国に対し、高品質で魅力的なゲーム開発可能にするCRIミドルウェア製品の積極的な展開進める。
OPMはソニー(中国)およびマイクロソフトとそれぞれ合弁会社設立、
中国におけるプレイステーション4(PS4)、Xbox Oneの唯一のオペレーターとして、
中国の家庭用ゲーム産業の成長において主導的な立場に立つ企業。
CRIの強みを持つ音声・映像関連技術が提携され、開発の強化、優れたタイトルの創出に貢献することが期待される。
2014年11/27東証マザーズに上場。まもなく1年経過となります。
東証1部への指定替えも近づいてきたところも・・・
慶大医学部と在宅医療支援システム構築を計画。
スマートフォン(スマホ)ゲーム開発用ミドルウェア拡販も新たな収入源に育ってくるとのも期待されています。
株式カタリスト櫻井英明さんからは「CRIの社長は超前向きで良いですね。」とのコメントいただけました。
【お知らせ】
馬渕治好の世界から見た株式金融市場
【2016年の世界金融市場の見通し】
講師:馬渕治好 (ブーケ・ド・フルーレット代表)
現在米国で出張取材中
2015年12月5日(土) 14:30〜16:50予定(開場14:00)(東京・日本橋)開催
ビデオダウンロードでもご覧いただけます。
詳細・お申込み⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=3021
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