冬のボーナス80万円超

2015年12月11日（金）雨のち晴れ

・自民・公明両党の税制調査会は10日、法人実効税率、現在32.11％から16年度に29.97％に下げる。
　14年度から3年連続の引き下げ、収益力のある企業の負担軽減、投資や賃上げ促す。
　消費増税時に導入する軽減税率の対象は食料品全般、詰めを急ぐ。

・政府2016年度、診療報酬改正で、医師の診察料や検査料などの技術（本体）引き上げる方針。
　月ごとの医療費の患者負担抑える「高額療養費制度」の上限引き上げで、財源にメド。
　診療報酬や患者負担の全体としてはマイナスになる見通し。

・日経新聞社10日、2015年冬のボーナス調査（2日時点）、
　全産業1人当たり税込み支給額（加重平均）前年比3.30％増、80万1163円。
　プラスは3年連続、支給額80万円台に乗るのはリーマン・ショック直前08年以来、7年ぶり。　（〇）

・世界の40行以上の大手銀（日本メガバンク含む）国際送金3営業日から即日決済へ短縮。
　手数料も銀行間で開示、透明性高める。1〜2年内に実現目指す。

　（日経1面）

・安倍晋三首相11日から3日間の日程でインド訪問。
　12日モディ首相との会談では、安全保障や経済面の協力盛り込んだ共同声明発表。
　北東州の道路改修へ約700億円の円借款供与決める。　（〇）

・原油安がリスク資産からの資金逃避招く。
　9〜10日にかけてリスク資産とされる円が買われ、10日の東京市場では日経平均株価が約1か月ぶりの安値に下落。
　10日の日経平均は3日続落、終値は前日比254円（1.32％）安、1万9046円の安値に沈む。
　1日に2万円回復した後、1000円近く下落。

・政府郵政民営化委員会10日、ゆうちょ銀行　<7182> ［終値1773円］限度額引き上げ容認に向けた議論開始。
　「条件付き・段階的」にとの考えで一致。具体的な上げ幅など年内めどに詰める。

・米シェール企業による高水準の原油生産が続き、原油価格の下押し圧力が強まっている。
　ピーク時の水準こそ下回るものの、米原油生産は日量900万バレル台と歴史的な高水準が続く。
　減産を見送った石油輸出機構（OPEC）と米シェールとの消耗戦は終わりが見えず。　（▲）

・10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）指標油種WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）
　期近1月物、一時1バレル36.52ドル前後まで下げ、2009年2月以来6年10か月ぶりの安値に。

・トルコ統計局10日、7-9月期実質国内総生産（GDP）前年同期比4％増。堅調な消費に加え、在庫投資の増加が寄与。
　ロシアの対トルコ経済制裁が成長率押し下げるとの懸念も浮上。

・ホンダ　<7267> ［終値3889円］小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の量産へ入る。
　10日（米国時間9日）米連邦航空局（FAA）から安全性のお墨付き型式認証取得。　（〇）

・大手住宅メーカー7社、11月戸建て注文住宅受注状況、
　プラスはパナホーム　<1924> ［終値886円］前年同月比9％増、大和ハウス　<1925> ［終値3312.0円］8％増、
　三井ホーム　<1868> ［終値578円］4％増。
　旭化成ホームズ　<3407> ［終値797.6円］（アパート含む）は同16％減と大幅なマイナスに。
　旭化成建材による杭打ちデータ改ざん問題の余波で解約数増え広告宣伝自粛した影響も。

・NEC　<6701> ［終値389円］10日、研究領域を人工知能（AI）セキュリティー技術など得意分野に集中する戦略発表。
　現在グループ全体で約1000人の研究員の一部を事業部門に配置転換。
　NECの研究開発費は1500億円程度で、このうち研究予算は約18％の270億円程度。今後3年間でその割合を20％程度に。　

・自動車7社の2016年3月期営業利益で為替の影響除いた「真水」の実力、
　増益率トップはマツダ　<7261> ［終値2518.0円］前期比31％増、日産　<7201> ［終値1246.5円］同23％増、
　ホンダ　<7267> ［終値3889円］15％増。
　営業利益で世界首位のトヨタ　<7203> ［終値7601円］今期1150億円見込む為替プラス効果除くと前期比2％減。
　営業利益見通し増益率首位、富士重工　<7270> ［終値4946円］為替抜きだと6位（5％増）に後退。

・日立　<6501> ［終値711.7円］三井物産　<8031> ［終値1464.0円］などは10日、
　インド鉄道傘下貨物専用新線向けの信号・通信設備と自動列車制御システム共同受注。
　受注額計約90億円。日立が主要機器製造担当、三井物産が顧客や日印政府などとの調整役担う。　（〇）

・LINE（東京・渋谷）10日、企業や芸能人らがリアルタイムで無料動画配信するサービス始めたと発表。
　「ニコニコ動画」手掛けるドワンゴ　<9468> ［終値1870円］に続く生中継サービスが登場。

・カドカワ　<9468> ［終値1870円］10日、東大合格に特化した「N塾」を2016年4月に設立へ。
　全寮制の個別指導塾、費用食費込みで月6万円。初年度30人募集。
　入塾する生徒はすでに開校が決まっている通信制「N高等学校」にも入学、高校卒業資格取得。
　高卒資格持たない15〜85歳の男性対象に10日、入塾募集開始。

・セコム　<9735> ［終値8189円］小型無人機「ドローン」使って不審な車両や人物監視するサービスを11日から始める。
　工場や店舗など敷地内に設置したセンサーが不審者など検知すると、ドローンが自律飛行して撮影する。
　年100件の契約目指す。　　（〇）

・証券各社2016年末の相場見通し、日経平均株価で現在水準から1〜2割上昇見込む。
　UBS証券　2016年末日経平均2万3500円　上昇余地（10日終値比）23％
　野村證券　<8604> ［終値713.7円］2万2500〜2万3500円　18〜23％
　ゴールドマン・サックス　2万2700円　19％　SMBC日興証券　2万2000円　16％
　仏ソシエテ・ジェネラル　2万2000円　16％　メリルリンチ日本証券　2万1600円　13％
　みずほ証券　<8411> ［終値242.8円］2万1000円　10％
　米モルガン・スタンレーTOPIX予想　1640ポイント　6％

・東証投資主体別売買動向(週間)12月第1週、外国人7週連続買い越し（779億円）
　個人10週ぶり買い越し（560億円）信託銀行、2週連続買い越し（1013億円）

・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、12月第1週
　外国人6週連続買い越し（9.25億円）、個人6週連続売り越（11.24億円）

・東京都心部11月末オフィス空室率7か月連続低下、7年2か月ぶりの水準に下がる。
　平均募集賃料もこの1年間で3.3平方メートル当たり687円上昇、大型物件中心に貸し手優位の状況。

・主にハイブリッド（HV）車のモーター磁石に使うレアアース（希土類）の国際スポット価格、
　上昇一服、再び下落傾向強まる。
　ネオジム1キロ50〜51ドル、前月上旬比9％安。ジスプロシウムは280〜283ドル前後と同1〜2％安。

　(日経新聞）

・関東各地で10日、大気中の微小粒子状物質（PM2.5）濃度が上昇、
　注意喚起に相当する1時間平均の基準値（1立方メートル当たり80〜85マイクログラム）を一時的に超える地点出現。
　環境省は中国・北京の大気汚染との関連については「不明」と。　（▲）

・菅義偉官房長官10日午後、国際ハッカー集団「アノニマス」が安倍晋三首相のホームページ（HP）への
　サイバー攻撃行ったことを示唆する犯行声明確認と。

　 (産経新聞)

・日本航空　<9201> ［終値4905円］
　航空機のエンジンや部品から得られるビッグデータ分析活用し、米ボーイング787型機の整備効率化進める。　
　故障の予兆捉え、遅延や欠航低減する。　（〇）

・アイシンAW　<7259> ［終値5050円］10日、トヨタ　<7203> ［終値7601円］9日発売した
　新型ハイブリッド車（HV）「プリウス」に前輪駆動2モーターハイブリッドトランスミッション採用される。
　従来型比全長47ｍｍ単色、約20％の損失低減につなげた。　（〇）

・NEC　<6701> ［終値389円］10日、人工知能（AI）活用し、未知のサイバー攻撃を即時に自動で検知する技術開発。
　1週間-1か月ほど事前に定定状態を学習しておき、異常が起きた場合数秒で検知、被害領域自動で隔離。
　発電所や工場など重要インフラ施設のシステムへの適用にらみ、2016年度中の実用化目指す。　（〇）

　（日刊工業新聞）

・日経新聞社2015年冬のボーナス調査（12/2現在）1人当たりの支給額100万円以上の企業は前年調査比11社増の30社。

　1位（14年順位1位）大塚商会　<4760> ［終値6100円］税込み支給額131万7413円　14年冬比増減率8.23％
　2位（2）アサヒビール　<2502> ［終値3909円］126万円　5.88％　
　3位（非公表）ホシザキ電機　<6465> ［終値8120円］117万4557円　2.31％　
　4位（10）オリンパス　<7733> ［終値4650円］115万6966円　9.47％　
　6位（35）日本精化　<4362> ［終値965円］111万6500円　19.57％
　24位（69）エーザイ　<4523> ［終値7639円］102万円　26.39％　

・中国汽車工業協会10日、11月の新車販売台数、前年同月比20％増の250万8800台と、10月に続き大幅に伸びる。
　10月にスタートした小型車に対する減税措置の効果が出て、主要メーカーの大半が前年比で2ケタ増の回復。

　日産自　<7201> ［終値1246.5円］11月12万2700台（21.9％）1-11月累計109万900台（5.1％）
　トヨタ　<7203> ［終値7601円］104万4800台（13.5％）100万400台（10.3％）
　ホンダ　<7267> ［終値3889円］90万836台（32.7％）86万8754台（33.0％）
　マツダ　<7261> ［終値2518.0円］2万2089台（10.3％）20万190台（11.1％）　
　スズキ　<7269> ［終値3700円］1万5427台（▲20.3）17万5598台（▲24.0％）

・日立マクセル　<6810> ［終値2089円］
　リチウムイオン電池の体積当たり容量を約2倍に高める技術「アルシオン」開発。
　ウエラブル機器など小型機器の需要見込む。2016年春にサンプル出荷。
　繰り返し充放電しても劣化少ない特性も実現。　（◎）

・メディシノバ　<4875> ［終値441円］10日、
　米国で同社開発進めている医薬品候補「MN-166」、アルコール依存症に関する第2ａ相の臨床試験（治験）終了。
　アルコール渇望度明らかに減少、刺激やストレスに対する心理状態を前向きにする結果で安全性にも問題見られず。

・2015年冬のボーナス増加率ランキング

　1位東京エレクデバイス　<2760> ［終値1600円］2014年冬比増加率　71.13％　支給額70万9490円
　2位日本高周波鋼業　<5476> ［終値100円］62.66％　61万円
　3位イムラ封筒　<3955> ［終値28円］58.28％　65万8000円
　4位ジオスター　<5282> ［終値758円］44.85％　54万9000円

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

マーケットエンタープライズ　<3135> ［終値2519円］12/31 　1株→2株

ジグソー　<3914> ［終値12410円］ 12/31 　1株→2株

公募・売り出し価格

アークン　<3927> ［IPO］1360円　

ビジョン　<9416> ［IPO円］2000円　

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2015/12/11 ランドコンピュータ <3924> 東2 487,000株　1760円　注目度 –

事業内容:各種コンピューターシステムに関するコンサルティング、企画、設計
ならびにソフトウエア販売および運用、保守管理

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、4日ぶり反発。
原油価格が7年ぶりの安値付近に下落、相場の重しもエネルギー株指数は上昇（+0.62％）。
エネルギー関連株には押し目買いを狙っている向きも。

アップル（+0.48%）グーグル（-0.29%）ヤフー（+0.67%）フェイスブック（+0.78%）アリババ（+1.09%）
ネットフリックス（-1.04%）アマゾン・ドット・コム（-0.37%）バイオジェン（+1.85%）
ラッセル2000（+0.28%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.42%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.24%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約67.5億株、過去20日間平均約69.5億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英ＦＴ100種総合指数は小幅ながらも6日続落。10月上旬の安値水準に。
小売りやハイテク関連株が売られたと。

東京株式市場で日経平均は3日続落。
ただ1万9000円は割らずに踏みとどまったようなところも。
外国為替市場では円が対ドルに対して、円高・ドル高の121円台半ばになったことも響く。
東証1部出来高は18億6561万株、売買代金は2兆1913億円。
騰落数は値上がり232銘柄、値下が1617り銘柄、変わらず74銘柄に。

本日はメジャーSQとなります。
寄り付きに決まるSQ値に注目が集まります。
このSQ値を日経平均が上回って推移するか、下回って推移するか・・・

主にハイブリッド（HV）車のモーター磁石に使うレアアース（希土類）の国際スポット価格、
上昇一服、再び下落傾向強まる。
ネオジム1キロ50〜51ドル、前月上旬比9％安。ジスプロシウムは280〜283ドル前後と同1〜2％安。

第一稀元素　<4082> ［終値4560円］自動車排ガス浄化触媒で原料安で注目も・・・　

日立マクセル　<6810> ［終値2089円］
リチウムイオン電池の体積当たり容量を約2倍に高める技術「アルシオン」開発。
ウエラブル機器など小型機器の需要見込む。2016年春にサンプル出荷。
繰り返し充放電しても劣化少ない特性も実現。

菊池製作所　<3444> ［終値1461円］2016年4月連結決算で1株利益11.57円予想から10.86円へ下方修正。
多少売り物が来るかもしれませんが、小型無人機（ドローン）の活用との記事がこのところ多くなっており、
来期（2017年）は期待できそうで、青田買いもありうるのではないかとも・・・

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東京株式セミナー・櫻井英明氏

『2015年株式劇場　終わり良ければ総て良し！！』　

2015年12月12日（土）15:00〜16：50

東京・日本橋三越前　近甚（キンジン）ビル2F　

限定25名。（お早目に）

櫻井英明さんの取材力と推理・想像の合わせ技、ご期待ください。

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【コロ朝セミナー】12月　特別編　相場の福の神参上

ゲスト出演：SBI証券藤本誠之氏

2015年12月19日（土）15:00〜16：50開催（開場　14：40）

年末年始の特有事情

中小型材料株中心に爆謄銘柄を探る。

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東京・日本橋三越前　（限定25名）（満員必至お早めに）

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特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
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記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。

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