【銘柄研究】メディシノバ（4875）

週末の海外ＮＹ株式市場は、大幅続伸。
欧米に寒波到来で原油価格急上昇。
バイバー・ジェフリー、ジーン・ムンスター氏がアップル株推奨。
iPhone7投入で「アップルの株価が現在水準から50％超上昇する可能性」と。
同氏の投資判断は目標株価179ドル（22日終値101.42ドル）。

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約91億株、過去20日間平均約80億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは0.7％高、ナスダック総合指数は2.3％高、S&P500種指数は1.4％高、
それぞれ4週ぶり（今年初）の反発で取引を終えた。

東京株式市場で日経平均は大幅反発。
東証1部出来高は26億431万株、売買代金は2兆8194億円。
騰落数は値上がり1920銘柄、値下がり8銘柄、変わらず7銘柄に。

ただランキングでは、ずらっとインバース型（株価が下がったら値上がりする仕組み）の
ETFやETNが値下がり上位を占めています。
楽天225ダブル　<1459> ［終値12540円］-11.69％　大和225ダブル　<1366> ［終値8540円］-11.59％
日経ダブルインバース　<1357> ［終値3295円］-11.54％　400ベア2倍　<1469> ［終値11520円］-11.38％
大和TPXダブル　<1368> ［終値8540円］-11.23％　TPXダブルインバース　<1356> ［終値5870円］-10.93％

週間ベースでは、日経平均株価は1.1％安、3週続落（累計10.9％安）
東証株価指数（TOPIX）2.0％安、3週続落（累計11.2％安）。
東証マザーズ指数は3.3％安、3週続落（累計％12.8安）、日経ジャスダック平均は3.3％安、3週続落（累計8.9％安）、
東証2部指数は2.9％安、（累計9.4％安）で終了。

今週の日経平均は安値（16017.26円　21日）があり、その時点での週間下落率は6.6％安、
直近高値（19869.88円　15年12/18）からは19.3％安、12/1（20012.40円）からでは20.0％の下落率となったところ。
割ってはいけないような水準を、かろうじて「徳俵」に救われたようなところも・・・

ボラティリティーの激しく大きな相場が続いています。
20日は2016年最大の下落となり、21日は今年最大の日中幅、そして週末の22日は今年最大の上昇となりました。

今後もこの傾向は続くともみられてますので、注意が必要です。
例えば、通常より、エントリーする株数や資金を少なめにするなど資金管理に気を付けてください。

本日は中長期で、宝くじ的な銘柄なのですが、意外に早い当選になりそうな銘柄を紹介いたします。
メディシノバ・インク　<4875> ［終値440円］です。
ナスダック市場にも上場している（コード　MNOV）バイオベンチャーです。

1月19日、米食品医薬品局（FDA）が、早期乳児型（1型）クラッベ病治療を適応とするMN-166（イブジラスト）を、
希少小児疾患（Rare Pediatric Disease）治療薬候補に指定したと発表。
FDAの希少小児疾患優先審査プログラムでは、開発企業（今回の場合メディシノバ）が、
その後の医薬品開発申請の際の優先審査を可能にするバウチャーを与えられる可能性があることが大きな特徴。
このバウチャーは優先審査受けられる権利で、100億〜300億円で大手製薬企業に売却出来る可能性がある。

クラッベ病は非常に稀で10-20万人に1人と言われてます。
乳児型：生後6ヶ月までに哺乳不良、易刺激性や首が座らないなどの症状で発症し、
急速に進行し、1歳までに寝たきりとなり、2、3歳で死亡することが多い。
後期乳児型：生後7ヶ月から3歳で発症し、易刺激性、精神運動発達遅滞、退行を認める。

非常に稀ながらも、万が一症状が出たら、とにかく親としてはなんとしても助けたいと思います。
対処療法が中心ですので、治療薬候補があれば、試したいはず。
臨床試験で効果が少しでも認められれば、素早く認可になるのではないかと思われます。

FDAよりバウチャーが与えられれば、大手製薬会社に売却して資金入手、、
売上ゼロの上場企業が、市場性が高い医薬品候補に経営資源を集中することで、
数年後には画期的な新薬を持つグローバルな製薬会社に変貌するシナリオを描いています。

少額投資非課税制度（NISA）向けの銘柄ではないかと思っています。

また、リプロセル　<4978> ［終値371円］も気になるところ。
ヒト組織や臓器による実験請け負う英バイオプタを買収。
同社含めここ1年半程度で英米4社買収するスピードとなっています。
2016年度は、自社での再生医療製品開発に踏み込むことになり、新たな局面に入るところに期待。
1/8にゴールドマン・サックス証券が投資判断「買い」目標株価690円でカバレッジ開始。
日足チャートも大きな陰線の翌日にはらんだ十字足（大陰線のはらみ寄せ）となり週明け陽線になれば底打ち感も。
ここも中長期で見ておきたいところですが・・・

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