
【銘柄研究】アイビーシー(3920)
- 2016年04月23日
- 株式投資・経済ニュース全般
週末の海外NY株式市場は、まちまちでほぼ横ばい。
前日引け後決算で、マイクロソフト(7.2%安)やアルファベット(グーグル)(5.4%安)が市場予想下回り、
嫌気され、ハイテク関連が売られた。
一方原油価格の上昇で、エネルギー株は買われ明暗を分けた。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約71億株、過去20日間平均約68億株を上回る。
史上最高値まで、ナスダック総合指数はまだ325.71ポイント(66.4%)となっておりますが、
ダウ工業株30種平均はあと347.61ドル(19.3%)、S&P500種株価指数は43.14ポイント(20.6%)に迫っています。
週間ベースでは、ダウは0.6%高、2週続伸、ナスダック総合指数は0.6%安、2週ぶり反落、
S&P500種指数は0.5%高 2週続伸で取引を終えた。
東京株式市場で日経平均は4営業日続伸(累計1296.54円 8.0%上昇)。
終値で2/2以来、約2か月半ぶりに17500円台回復。
東証1部出来高は30億1111万株、売買代金は2兆7889億円。
騰落数は値上がり1175銘柄、値下がり637銘柄、変わらず140銘柄に。
この日は午後1時半過ぎに日銀が金融機関に対する貸し出しへのマイナス金利運用検討との報道で、
メガバンク株に買い物が入り、為替市場も円安に振れ、日経平均株価も急伸した。
週間ベースでは、日経平均株価は4.3%高、東証株価指数(TOPIX)3.4%高、ともに2週続伸。
東証マザーズ指数は9.6%の大幅高、10週続伸(同期間累計83.0%上昇)、
日経ジャスダック平均は1.4%高、2週続伸(4.4%上昇)。
東証2部指数は1.3%高、2週続伸(3.6%上昇)で終了。
日経平均株価は2/12安値(14865円)からの高値(17291円 3/14)、
その後の安値(15471円 4/8)となってましたが、
週末の終値が17572.49円と3/14を抜き、上昇トレンドに入って来たともいえるようなところ。
ただ、日経平均の1株利益から計算したPER(株価収益率)が15.99倍となっています。
25日移動平均線からのかい離率が、プラス5.9%と
『買われ過ぎ』や『売られ過ぎ』の目安となるかい離率5%超となってきて「黄信号」点灯のようなところも。
最もそんなこと言ったらマザーズ指数(25日線かい離プラス16.8%)は
「どうなのよ!!」って突っ込みが入りそうですが・・・
(バブル時には「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といったことも流行りましたが・・・)
今週はそのマザーズ市場からアイビーシー <3920> [終値1470円]を注目してみます。
四季報を見ますとICT(情報通信技術)インフラ性能監視のパイオニアと出ております。
情報通信ネットワークの稼働状況や障害発生の予兆などを監視する
「ネットワークシステム性能監視ツール」の開発・販売を手掛けている企業。
高性能サーバーや大規模データセンター、さらに最近では家電や自動車まで、
あらゆる機器がネットワークにつながろうとしている時代になってきます。
22日にデンソー <6902> [終値4562円]が、
あらゆる機器がインターネットにつながる「IoT」の技術を生産現場で本格導入することを正式表明。
国内外全ての約130工場をネットでつなぎ、
2020年までに本格運用するといった記事が日経新聞に掲載されています。
まさにアイビーシーの本業の広がりが期待されるような感覚です。
現状、製造ラインにおける各種センサー群、制御システム及びそれらを接続するインフラシステムは、
複数のベンダー(ユーザーへ製品を提供している会社)で構成されており、様々な監視ツールや保守体系が混在。
各種産業機械においては、こわえたら修理行うといった運用になっており、
不具合生じた場合には復旧まで時間も掛かり、大きな機会損失となっています。
この度、アットマークテクノ社との協業。
モノのインターネット(IoT)活用における可用性向上、予知検知、予防保全の実現に向けて連携。
ファクトリーオートメーション(工場における生産工程の自動s化を図るシステム)や
産業機械の状態監視、性能監視を統合的に行うことが可能になる。
製造ラインの可用性(システムが継続して稼働 できる能力)向上するだけでなく、
障害発生時にも原因究明の迅速化とダウンタイム短縮が実現する。
製造ライン全体の性能監視行うことで、各機器の「いつもと異なる」状態把握することが可能。
故障の予知検知して事前に対策打つことで、製造ライン全体の予防保全にも貢献出来ます。
2015年9月にマザーズ上場、直近高値(1930円)つけて、日足チャートからは逆三尊形成中。
1547円抜いてくると完成形となりそうなところ。
ボリンジャーバンドでも、エクステンション(拡張)に向かいそうなところです。
加藤裕之社長は「ネットワークインフラの可視化を生業にしてきた会社です」と。
あらゆる機器がインターネットにつながるIoT関連の中核となっていく可能性の高い企業ではないでしょうか。
【お知らせ】
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