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【銘柄研究】CRIミドルウエア(3698)

週末の海外NY株式市場は、反落。

注目の5月の米雇用統計は、非農業部門雇用者は3.8万人増の、2010年9月以来の小幅な伸び。
市場予想は16.4万人増を大幅に下回った。
失業率は4.7%、2007年11月以来の水準に低下。労働参加率は62.6%、前月から0.2%ポイント低下。
3月は18.6万人(速報値20.8万人)と4月分12.3万人(速報値16万人)と5万9000人下方修正。
4月からのベライゾンのストライキが統計上失業者とみなされた。
政府はベライゾンのストによる雇用の伸びは3.4万人押し下げられたと推計。

この雇用統計を受け、米経済の先行きに懸念強まった。
市場は6月か7月かに追加利上げに踏み切るとしていた見方が大きく後退、
利上げが追い風の金融株が大きく売られ相場を押し下げた。

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は70約億株、過去20日間平均約69億株をやや上回る。

週間ベースでは、ダウは0.4%安、2週ぶり反落、ナスダック総合指数は0.2%高、3週続伸(累計4.4%高)、
S&P500種指数は0.0%高、3週続伸(同2.6%高)で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は、英国FT100種は反発したものの、独仏主要株価指数は1%程度の下落で終了。
米雇用統計が市場予想以上の悪い内容で売られる。

東京株式市場で日経平均は3営業日ぶり反発となった。
前日までの2日間での大幅安(642.43円 3.9%安)の反動と米国株式相場上昇で一時150円超の上昇。
週末の米雇用統計控え、上値を追うことには慎重で、日経平均はマイナス圏に沈む場面もあった。
東証1部出来高は16億7049万株、売買代金は1兆7695億円。
騰落数は値上がり1196銘柄、値下がり600銘柄、変わらず160銘柄に。

週間ベースでは、日経平均株価は1.1%安、東証株価指数(TOPIX)0.9%安、ともに4週ぶり反落。
東証マザーズ指数は4.3%高、2週続伸(累計5.3%高)、日経ジャスダック平均は1.1%高、2週続伸(同1.2%高)、
東証2部指数は0.9%高、4週続伸(同2.6%高)で終了。

今後は日本のメジャーSQ(6/10)があり、SQ週の「魔の水曜日」が来ますので要注意ですね。
また本当かどうかわかりませんが、7月末締めのファンドの45日ルールが6月15日前後。

米連邦公開市場委員会(FOMC)(6/14〜16)での、利上げはほぼなくなったようなところで
株式市場は、動きやすくなったようなところも・・・
6/23の英国欧州連合(EU)離脱を問う国民投票が気になるところですが、まだ3週間先ですので・・・

米雇用統計での数字で6月の利上げがあるかないかとの不透明感がなくなったようなところです。
ただし、この雇用統計影響で外国為替市場では円高・ドル安(1ドル106円台)となっておりますので、
東証1部の主要銘柄は厳しいところではあります。
となると新興市場系の中小型材料株を見るしかないようなところでしょうか。

今週は東証マザーズ市場で押し目をつくっているCRIミドルウエア <3698> [終値3525円]に注目してみます。

同社はゲーム開発向けや遊技機向けのミドルウェアが主力。
ミドルウェアとは、ソフトウェアの種類の一つで、オペレーティングシステム(OS)と
アプリケーションソフトの中間に位置し、様々なソフトウェアから共通して利用される機能を提供するものです。

映像・音声・ファイルシステム・音声認識などの分野でミドルウェアの開発・販売・サポートを行っています。
マルチプラットフォーム対応を前提に、様々な 機種向けに製品展開。

会社に問い合わせたところ、ライバルは音声ではカナダの企業があるものの、
映像やファイルシステムなどの分野では、これといったライバルはいないとのこと。
音声・映像ミドルウェアでは国内唯一の企業です。

4/28には、音声・映像のCRI、新たに触覚(ハプティック)に対応
イマージョンと提携、VRを視野にオーディオ、ビデオ、触覚を統合したソリューションを実現と。

4/11に、バンダイナムコエンターテインメントのVRプロジェクトに採用。
CRIWAREのサウンド技術でVRの臨場感を強力にサポート。
4/15(金)から東京・台場でオープンしたVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」で公開。

仮想現実(VR バーチャル・リアリティー)技術に強み、
今秋にはソニー <6758> [終値3072.0円]が「プレステーションVR」発売予定、まさにVR元年になってきそうです。

同社の社長メッセージのトップに『音声・映像技術分野において、
「驚き・感動をより多くの人に伝えるためのミドルウェア」。
このコンセプトを実現するためにCRIWAREは生まれた。』と出ています。

5/6に高値(4395円)つけて5/19(3140円)5/26(3160円)のダブルボトム付け、出直り気味。
週足を見るとこのところ商い増加傾向となっており、上場時の高値(6773円)を狙えるような感覚も。
2014年12月の上場ですので、東証1部指定替えもありうるところではないでしょうか。

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