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見えた人手不足の先


2017年7月2日(日)晴れ

・見えた人手不足の先 生産性革命、試される企業。
東京商工リサーチ情報部長「サービス業中心に、人手不足による廃業はこれからも増える」と指摘。
厚生労働省が6/30発表、5月の有効求人倍率は約43年ぶりの1.49倍。完全失業率も3.1%とバブル期に近づく。
景気が良くなったから必要な人手が増え雇用環境が良くなっているのとは違う。
企業の求人に対する不足を示す欠員率はここ数年上昇続け、2月に初めて4%超。
必要な数の人材あっくほ出来ない状態が当たり前になっている。

・見えた人手不足の先 生産性革命、試される企業。
象徴的なのが「宅配危機」。ヤマトHD <9064> [終値2278.5円]の2018年3月期の人件費は前期比163億円増の見通し。
人手に頼らざるを得ない企業に、強い逆風が吹きつける。
ただピンチをチャンスとみて仕事のやり方見直す企業が出始めた。
吉野家HD <9861> [終値1874円]投入した黒い看板の新型店。カウンターで牛丼を受け取り、テーブルに運ぶ方式。
製造業はロボットや人工知能(AI)使った生産性の向上に乗り出す。
日本電産 <6594> [終値11510円]の永守重信会長兼社長は「残業ゼロ、生産性2倍」の目標掲げ、自動化投資を加速する。
一方、産業用ロボット大手は「特需」に対応、増産体制敷く。
ファナック <6954> [終値21655円]630億円かけ、茨城県に工場を新設。生産能力現在の1.5倍に高める。

・見えた人手不足の先 生産性革命、試される企業。
「初任給50万円」。駅前や郊外の好立地の土地を取得し、スーパーなどに賃貸する
日本商業開発 <3252> [終値1650円]は破格な初任給で新卒を採用。18年春は採用人数2人に対し2000人殺到。
松岡哲也社長「当社にとって初任給が20万円でも50万円でも業績にほとんど影響しない。
それなら高い初任給で優秀な人材引き付けたい」と話す。
株式市場では、人手不足で恩恵を受ける銘柄への投資が活発。
三井住友アセットマネジメント上村孝弘氏、福利厚生代行のベネフィット・ワン <2412> [終値4490円]
人間の目視による検査からセンサーへの置き換えを提案するキーエンス <6861> [終値48340円]に投資。

・2017年半年経過。日経平均株価の6/30終値は2万33円。昨年末比5%上昇し、1年の折り返し地点回る。
上半期に株価上昇が目立ったのはゲーム関連株。
東証株価指数(TOPIX)500を対象に株価上昇率調べると、首位はミネベアミツミ <6479> [終値1805円]。半年で65%上昇。
品薄続く任天堂 <7974> [終値37680円]新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」に部品供給していることが買い材料。
任天堂も54%上昇、4位に入る。
あらゆるモノがネットにつながるIoT関連銘柄も買われた。
上昇率3位の昭和電工 <4004> [終値2606円]、ビックデータの保存に使うハードディスク需要が伸びた。
17年12月期の営業利益は前の期比約3割増見込む。
業種別日経平均でも、ゲームやIoT関連銘柄が多い「精密」や「電機」の上昇率は10%超え、上位に入った。
一方、下落率最大は大垣共立銀行 <8361> [終値324円]。2月発表自己株式の売り出しが嫌気。
2位は大日本住友製薬 <4506> [終値1533円]抗がん剤の最終段階の治験に事実上失敗。株価24%下落。
今月はギリシャ国債の償還期限が、9月にはドイツ連邦議会選挙が控える。
米国の経済指標も強弱入交じり楽観できない。

・見えた人手不足の先 多様な人材・働き方が風穴。
企業は変革に挑んでいる。省力化による生産性向上や、人員確保のための賃上げが広がる。
長らく続いた経済の停滞を変えるきっかけになる可能性がある。

・見えた人手不足の先 多様な人材・働き方が風穴。
現場では採用厳しく「黒字廃業」も。来たれ外国人・高齢者、転職も活況。
東京商工リサーチによると、2016年に休廃業・解散した企業は過去最多の2万9583件。大きな原因の一つは人手不足。
「黒字廃業」も増えそうだ。
一方、人手不足は閉塞的だった日本の労働市場に風穴開けつつある。
IT(情報技術)業界は人手不足が一段と深刻。転職求人倍率は5倍近い。
人手不足は経営者にとっては厳しい課題。
日本で今回の人手不足をきっかけに多様な人材の活用や柔軟な働き方が広がれば、「災い転じて福」となる可能性もある。

・見えた人手不足の先 外食、セルフを拡大。製造業は自動化進む。
工夫を凝らして人手不足を乗り越えようとする取り組みが広がっている。
外食産業では営業時間の見直しが進む。
ロイヤルHD <8179> [終値2571円]今期中に主力ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の平均営業時間を
1.3時間短縮する。1月までに24時間営業の店舗もなくした。
セルフサービスに取り組むのは吉野家HD <9861> [終値1874円]だけでなく、松屋フーズ <9887> [終値4285円]も出店。
すかいらーく <3197> [終値1614円]「セルフレジ」を本格導入。1万円以下ならサインもいらない。
セルフレジの導入は小売業でも進む。
セブン&アイ <3382> [終値4628円]ローソン <2651> [終値7860円]など大手コンビニ5社は25年までに国内全店ん導入。
製造業では工場の自動化進む。日産自 <7201> [終値1118.0円]19年めどに
追浜工場(神奈川県横須賀市)で自動運転車使った完成車の無人搬送システムを本格運用。
味の素 <2802> [終値2426.5円]人工知能(AI)使った工場の省力化検討中。
職人技に頼ってきたアミノ酸の発酵工程の無人化で労働時間の短縮目指す。
野村総合研究所 <4307> [終値4425円]と英オックスフォード大の共同研究によると、
10~20年後には日本の労働人口の49%が人工知能(AI)やロボットに置き換え可能になるという。
代替可能性が高い職業には自動車組立工や経理事務員のほか、専門性が高い弁護士や税理士も含まれる。

・見えた人手不足の先 関連企業、恩恵は幅広く。
株式市場では人手不足で恩恵被る銘柄が注目されている。
代表格がリクルートHD <6098> [終値1931円]。株価は上場来高値圏で推移。
今やソフトバンクグループ <9984> [終値9097円]、任天堂 <7974> [終値37680円]、ソニー <6758> [終値4286円]、
とともにそれぞれのアルファベットの頭文字とって「SUNRISE(日の出)」銘柄と称され、投資家の注目集める。

・見えた人手不足の先 主な人手不足恩恵銘柄。

【人材派遣・紹介・求人広告】
リクルート <6098> [終値1931円]前年末比株価騰落率23.5% 人材サービス大手、米国でも存在感
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・見えた人手不足の先 主な人手不足恩恵銘柄。

【自動化投資・業務効率化】
キーエンス <6861> [終値49340円]23.0% センサー最大手
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・見えた人手不足の先 主な人手不足恩恵銘柄。

【働き方改革】
アマノ <6436> [終値2339円]13.9% 企業向け就業管理ソフトが好調。
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・見えた人手不足の先 主な人手不足恩恵銘柄。

【その他】
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・見えた人手不足の先 モーレツ一転「生産性2倍、残業ゼロ」
日本電産 <6594> [終値11510円]永守重信会長兼社長 IT・ロボ、効果大きく。最大の壁は人材育成。
「20年までに1000億円投じ、IT(情報技術)による効率化進める。
たとえば、開発部門では設計・解析用にスーパーコンピューター購入。これで計算にかかる時間が50分の1に減る」
「製品に使っている半導体に不具合があった場合、これまでの半導体メーカーに送って調査依頼を、解析装置購入し、
自社で調査できるようにした。営業部門では担当者全員にタブレット(携帯情報端末)配布し、
営業報告を隋時入力できるようにし、わざわざ帰社して報告しなくても済むように」
「工場のロボット化も進める。これにより、最大8万人いた海外工場の従業員を20年までに4万人減らす。リストラはせず、
やめた人を補充しないだけで実現できる。すでに2万人減った。」
管理職の能力と語学力に課題。無駄のない欧米、緊張感が違う。「頑張った人が報われる社会になってほしい」

・東芝 <6502> [終値271.8円]6/28に開いた定時株主総会。訪れた個人株主の声をに計電子版が様々に伝えた。
印象に残ったのは「上場廃止にして半導体メモリー事業を残す選択肢もあるのでは」。
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・発掘実力企業:自己資本利益率(ROE)改善(5)白洋舎 <9731> [終値3015円]
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・注目企業ここが知りたい JFEHD <5411> [終値1950.5円]難敵・中韓勢にどう挑む。
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・6/27、午後2時過ぎ。1ドル=3.84元だった人民元の対ドル相場が突然、6.81元まで急騰。
「介入だ」メガバンクの為替取引責任者はにわかに慌ただしくなるディーリングルームでつぶやく。
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・世界の債券金利がにわかに動き始めた。
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・OUT Look:今週(3~7日)の株式相場、日経平均株価は2万円巡る攻防になりそう。
最大の注目点は2日の東京都議選。
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・Wall Street:今週の米株式相場は米連邦準備理事会(FRB)の利上げ政策に影響を与える
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・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち13指数が上昇。
原油価格が持ち直したことを受け、資源国の株価が上昇した。
一方、欧州中央銀行(ECB)が早期に量的金融緩和を縮小するとの観測が広がり、欧州株は軒並み下落した。

上位1位ブラジル週間騰落率2.97% 2位メキシコ1.79% 3位ロシア1.22% 4位中国1.09% 5位ベトナム0.97%
下位 24位ドイツ▲3.21% 23位フランス▲2.76% 22位英国▲1.50% 17位日本▲% 15位米国▲0.21%

・熱狂ビットコイン大解剖。
仮想通貨ビットコイン市場が過熱気味。6月には過去最高値の3000ドル台まで上昇。
投資対象だけでなく決済通貨として体裁整えつつある。
手数料やすく海外送金も強み。本格普及へ課題はインフラ。
ビットコインが本格普及するには価格の安定が不可欠で、そのためには暮らしの中でより使いやすくなる必要がある。
つまり決済通貨と投資通貨としての発展は裏表の関係にある。矛盾を抱えつつ、新・通貨は成長中。
FX投資家参入、市場は拡大中。だが割安・割高を判断する尺度がなく、1日に2~3割も価格が変動するなど「投機色」も強い。
価格上昇には3つの理由がある。
1つ目が世界でみても使えるお店や使い道が広がり、決済通貨としての使い勝手が向上し、価値を押し上げた。
2つ目は供給上限の問題。ビットコインの発行上限が決まっており、技術的な制約で新規の供給が難しい。
「早めに手に入れておこう」という心理が働きやすい。
3つ目は投資家のすそ野拡大。
仮想通貨の価格を決めるのは「需給がメイン」。需給巡る思惑で、相場が一方向に傾きやすい問題がある。

・熱狂ビットコイン大解剖。
仮想通貨関連の銘柄には選別色も。

【仮想通貨】
ボヤージュ <3688> [終値2297円]ビットフライヤーと提携。ポイントをビットコインへ交換。
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【決済】
GMO-PG <3769> [終値6220円]ビットコイン決済サービス提供。
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【その他】
カイカ <2315> [終値61円]
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