
一歩先行く金融力
- 2018年05月06日
- 日経ヴェリタス
2018年5月6日(日)快晴
・一歩先行く金融力 人生100年時代の資産形成。
仮想通貨バブルに高リスク不動産投資。新手の金融商品巡るトラブルが相次ぐ。
最近は将来に不安を持つ若い世代の投資トラブルが急増している。
必要な知識を持たず無防備なまま投資をはじめ、ネット上の偽の口コミなどに誘われ、詐欺にあうケースが増えている。
人生100年時代を生きる若い世代にとって親世代がデフレ時代に培った投資手法は通じにくくなるかもしれない。
長い老後を控えた中高年世代も「退職時に投資家デビュー」では必要な資産を築けない可能性がある。
・一歩先行く金融力 人生100年時代の資産形成。
日経ヴェリタスは一歩先の金融力として 1.目標を立てる 2.必要額から逆算 3.先送りせず今すぐ行動する-ことを提案。
読者アンケートでは回答者の53%が毎月の収入の一部を投資などに充て、
56%が退職までに「5000万円以上」を貯めようとしている。
脱デフレ・超高齢社会を生き抜く常識を点検する。
・ニューヨーク外国為替市場で2日、
円が対ドルで売られ一時1ドル=110円台と約3カ月ぶりに110円となる円安・ドル高水準となる。
米長期金利の上昇を受けて、日米の金利差拡大が材料視された。
円が、110円台つけたのは2/5以来。
米中貿易摩擦や北朝鮮リスクなど、円高に振れる不確定要素はなお残る。
投資家の節目となる110円を巡り、当面は一進一退の状況が続きそうだ。
・一歩先行く金融力 世代別の備えを「逆算」しよう
40~50代 確定拠出年金を選択肢に。
毎月の収入から「額」ではなく、5%、10%といった「率」で投資する「逆算方式」を提案。
率で計算すれば収入の増減に応じて調整しやすい。
フェディリティ推計、日本人の老後の生活費は退職直前の7割の水準に落ち着くことが多い。
「(退職時の年収)X7割X余命年数-年金収入年額X余命年数」で必要額が出せる。
この想定必要額に向け以下に運用資産を積み上げていくことがポイント。
読者アンケートでは毎月の貯蓄・投資額の目安は「月ごとに5万円以上」との回答が28%、
「収入の10%」が21%、「5%」が12%だった。
・一歩先行く金融力 世代別の備えを「逆算」しよう
20~30代 将来不安から投資トラブル増加中
仮想通貨巡るトラブル急増。
17年は20~30代の「にわか仮想通貨長者」が出現、一部に「簡単にお金を稼げる」という誤解広がった。
「大切なのは目標設定」。日米アンケートで「どういう時に貯蓄しますか」で、
日本は「お金が余ったら」との回答が6割に対し、米国は「目的があるから」が6割。
「投資は自転車と同じ。乗ってから初めてバランス感覚を学ぶ」とも。
大人になって始めるより若いころに少額で始め、失敗しながら学ぶ方が見に着きやすい。
若い世代の強みは時間を味方につけられる点。
「無理しない分散投資」で育ったミレニアル世代が新しい投資文化を創るかもしれない。
・一歩先行く金融力 世代別の備えを「逆算」しよう
60~70代 老後は30年以上。
定年が60歳で95歳まで生きる場合、退職直前の年収を600万円、退職後の生活費を現役時代の68%、
65歳からの年金を月24万円受け取るとすると必要額は5640万円。
年齢を重ねるにつれて株式などリスク資産は減らし、債券など安定収入の資産を増やすのが定石。
「60歳を過ぎたら元気なうちに株式など保有資産の金額や銀行口座の残高を確認したり、
通帳など関連書類まとめたりしたうえ、子供にも状況を伝えるべき」と。
高齢者自身が認知症になった場合、書類などが見つからず、口座の解約や保険請求といった手続きができないのを防ぐ。
遺言信託や生前贈与など活用する手もある。
・一歩先行く金融力
ヴェリタス読者の「マイルール」とリテラシー向上の処方箋
投資やお金で失敗しないために心がけているマイルール
・生活費と投資は分ける、無理をしない
・損切りルールを決めておく
・長期の視点に立って世界に分散投資する
・短期の変動に一喜一憂しない
・わからないものには投資しない
子供や孫、次世代の金融リテラシー向上に必要な条件は
・お金の話はタブーにしない
・義務教育の中に取り入れる
・若いうちから積み立て投資を続ける
・お小遣いの使い方から始める
・子供用の口座を作り、実践しながら学ぶ
・4日発表、4月の米雇用統計、失業者が17年ぶりに3%台に低下した半面、雇用者数や賃金の伸びが市場予想を下回った。
雇用は底堅さ保ち、差し迫ったインフレの兆しがない点と併せ、米株式市場にはちょうど良い「ぬるま湯」の結果とも。
それでも年3回以上の利上げが9割方織り込まれた今、その構図が素直に株高に結び付く状況ではなくなりつつある。
減税効果の反動、米中貿易摩擦、なお不安の残る北朝鮮情勢などの地政学リスク。
ただでさえ、市場関係者の頭をかすめる不安要素は多い。
・ヤマトHD <9064> [終値2981.5円]2018年3月期連結決算、営業利益が前の期比2%増、356億円と、3期ぶり増益に。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・米事務機器大手ゼロックスの買収巡り、富士フイルムHD <4901> [終値4123円]の計画が暗礁に乗り上げている。
富士フイルムがもくろんだ事務機業界を揺るがす正規の買収には、黄信号灯り始めた。
・注目企業ここが知りたい 王子HD <3861> [終値764円]紙需要縮小で再編、次の手は。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・日本株が回復基調にある。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・円安や米金利上昇が株価に影響する銘柄
【車・二輪】日産自 <7201> [終値1127.5円]3月末比騰落率 2.1% トヨタ <7203> [終値7165円]5.0%
ホンダ <7267> [終値3641円]▲0.5% SUBARU <7270> [終値3717円]6.6%
【米国で事業展開】キッコーマン <2801> [終値4870円]13.8% 大日住友薬 <4506> [終値1992円]11.5%
ペプチドリーム <4587> [終値4495円]▲17.8% トレンド <4704> [終値6550円]3.1%
ブリヂストン <5108> [終値4493円]▲2.8% 川重 <7012> [終値3545円]3.1%
キヤノン <7751> [終値3775円]▲2.0% アシックス <7936> [終値2060円]4.6%
【金融・証券】三菱UFJ <8306> [終値710.2円]1.9% 三井住友FG <8316> [終値4483円]0.6%
みずほ <8411> [終値196.7円]2.8% 野村HD <8604> [終値616.7円]0.2%
SOMPOHD <8630> [終値4604円]7.5% 第一生命 <8750> [終値2174.5円]11.9%
東京海上 <8766> [終値5193円]9.7%
・OUT Look:今週(7~11日)の株式相場、日経平均株価は2万2000円台半ばでもみ合う展開に。
3月期企業の決算発表が本格化するのに伴い、個別銘柄を物色する動きが目立ちそう。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・Wall Street:今週の米株式相場もダウ工業株30種平均は2万4000ドル台でもみ合う展開に。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・トップが語る メイテック <9744> [終値6030円]国分秀世社長
自動車や電子部品メーカー向けに設計・開発を担う技術者の派遣を手掛ける。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち10指数が上昇。
上位1位ドイツ週間騰落率1.90% 2位豪州1.86% 3位イタリア1.70% 4位英国0.87% 5位スイス0.69% 10位日本0.02%
下位25位トルコ▲4.66% 24位ブラジル▲3.85% 23位メキシコ▲2.68% 22位フィリピン▲2.26% 12位米国▲0.20%
・大副業時代の幕開け
副業関連サービス提供企業
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