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原油高は終わらない


2018年7月1日(日)晴れ

・原油高は終わらない。消えぬ供給不安、迫る80ドル。
「(輸入停止)適用除外はない」米トランプ政権が日本を含む各国に
イラン産原油の輸入をゼロにするよう求めていると伝わった6/26、
米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物は一時1バレル73ドル台と、約3年7カ月ぶりの高値に。
減産緩和期待で60ドル台半ばまで下げてきた原油価格は供給懸念で再び上げに転じ、
市場では「地政学リスクの高まり次第で80ドル台を試す」とも。

・原油高は終わらない。
最大の下振れリスクは、旺盛な需要支えてきた世界景気の減速。
米景気の拡大は7月、戦後最長の10年目に突入する。
終わりの始まりが意識される中、トランプ氏が仕掛ける「貿易戦争」が世界経済を冷やす不安が高まる。
景気が減速すれば原油消費の拡大期待が一気にしぼみ、弱気相場を招きかねない。

・原油高は終わらない。
ヘッジファンドなど投機筋の動きもカギを握る。
米商品先物取引委員会(CFTC)によると投機筋によるWTI先物の買い越し幅は60万枚下回り、ピークの2月比で2割少ない。
長期で見ると世界の原油需要は緩やかに伸びていくとの予想が大勢。
国際エネルギー機関(IEA)は40年の石油需要を16年比12%増と予測。
先進国中心に電気自動車(EV)が普及し、ガソリン消費が伸び悩んだとしても石油化学製品や航空燃料の需要は膨らむ。
人口増と経済成長で重みを増す新興国がけん引役となる。
石油の時代はそんなに早くは終わらない。

・原油高は終わらない。世界を揺さぶる原油の行方。
原油の先高観が消えない。世界的に見て需要は堅調で、中東の地政学リスクもくすぶる。
OPEC総会の「玉虫色」合意は原油高の抑制には至らず。

・原油高は終わらない。世界を揺さぶる原油の行方。
トランプ米政権は26日、イラン産原油の取引禁止を各国に求めたことを表明。
OPEC総会や非加盟国との次の閣僚会合は12月に開かれるが、イランが反発強める可能性がある。
下落サイドのリスクシナリオは貿易戦争。
米国発の貿易摩擦が世界貿易の停滞を招き、米や新興国景気の後退につながるリスクはくすぶる。

・原油高は終わらない。
世界の原油市場で代表的な指標は3つ。
品質が均一な金や非鉄などと違い、地域ごとに産出される原油の性質や需給も異なるため。
米市場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油、
欧州市場は北海ブレンド、アジア市場は中東産ドバイ原油がそれぞれ指標として使われる。
WTIと北海ブレンドはそれぞれニューヨーク市場とロンドン市場に上場。
WTIは米国産油量の3%とごく少ない銘柄ながら市場での存在感は大きい。
WTIは伝統的に3指標の中で最も高くなることが多かったが、最近北海ブレンドが最も高くなる。
背景には地政学リスク。中東情勢緊迫化、物理的に距離が近い北海ブレンド価格二は強い上昇圧力働く。
対して米国では5月下旬のシェールオイル産出量が過去最高水準に膨らみ、需給緩和からWTI価格押し下げ、価格差開く。

・原油高は終わらない。ニッポン株式会社は原油高がプラス?
原油価格の影響は業種で分かれる。
原油高が増益要因:
石油元売り JXHD <5020> [終値770.2円]
今期のドバイ原油の価格の前提 1バレル60ドル 1ドル上昇した際の業績の影響度 営業利益が90億円増加。
コスモHD <5021> [終値3890円]65ドル 経常利益が28億円増加
商社 三井物産 <8031> [終値1847.5円]61ドル 純利益29億円増加
三菱商事 <8058> [終値3078.0円]60ドル 純利益25億円増加
丸紅 <8002> [終値845.1円]60ドル 純利益5億円増加

原油高が減益要因
電力 東電HD <9501> [終値516円]65ドル 燃料費180億円増加
ガス 東京ガス <9531> [終値2940.5円]65ドル 営業利益10億円減少
運輸 商船三井 <9104> [終値2668円]経常利益1.8億円減少
パルプ・紙 王子製紙HD <3861> [終値687円]営業利益2.8億円減少

・原油高は終わらない。
あなたが原油を買うならば・・・
日本で投資できる原油関連の投資商品。
上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)
WTI原油 <1671> [終値3095円]WTI原油先物価格に連動 1年前比の騰落率 57%
野村原油 <1699> [終値476円]NOMURA原油ロングインデックスに連動 58%
原油ブル <2038> [終値1974円]日経・東証取原油指数の2倍の値動き 134%
原油ベア <2039> [終値7220円]日経・東証取原油指数の逆の値動き ▲40%

株・石油元売り
JXHD <5020> [終値770.2円]国内最大手 57%
出光興産 <5019> [終値3950円]昭和シェル <5002> [終値1653円]と統合へ 22%

株・蒸留開発
国際石油開発帝石 <1605> [終値1149.5円]カザフスタンなどで採掘 8%
石油資源 <1662> [終値2893円]インドネシアなどで採掘 24%

・中国株、迫る「ショック後」安値。米中摩擦以外にも反発阻む3つの懸念。
上海総合指数は一時2800を割り、2015年夏に起きた中国株ショック株の安値(2655)も意識され始めた。
引き金は米中貿易摩擦だが、中国株が抱える重荷はそれだけではない。
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・事務処理お任せ 自動化ロボ。
「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」は、
これまで人が手掛けてきたデータ入力などの単純業務を自動化するソフトウエア。
「事務用ロボ」とも呼ばれ、働き方改革や人手不足きっかけに導入企業が急増。
国内のRPA関連ツール市場は2020年度に240億円まで拡大する見通し。

・主なRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連銘柄
TIS <3626> [終値5100円]RPA製品「RPA Smart」4477億円 株価騰落率 83%
ブレインパッド <3655> [終値4050円]RPA製品「ブレインロボ」を展開 273億円 5倍
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・注目企業ここが知りたい 共立メンテナンス <9616> [終値6080円]学生・社員寮、ビジネスホテルなどを手掛ける。
インバウンド(訪日客)の取り込みに力入れる。
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・MARKETS STOCK 銀行株が下げ止まらない。
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・MARKETS STOCK COMMODITY 金市場に異変。
米中貿易戦争への懸念から、市場がリスクオフに傾く中、「安全資産」とされる金は売りが加速。
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・MARKETS STOCK 仮想通貨
インターネット上の仮想通貨ビットコインへの売りが続いている。
情報サイトコインによると、ドル建て価格は日本時間6/29時点で1ビットコイン5800ドル台と2017年11月以来、
約7カ月ぶりの安値圏での動きとなっている。
個人投資家や欧米のヘッジファンドがビットコイン以外の仮想通貨「オルトコイン」への売りを強め、
ビットコインにも売りが波及。
金融庁が複数の大手仮想通貨交換会社に対して業務改善命令を出したことをきっかけに投資家心理が悪化したのも重荷に。

・OUT Look(株式):今週(2~6日)の株式相場、日経平均株価は一進一退となりそう。
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・OUT Look(外国株):今週の米株式相場は4日の独立記念日を挟んで休暇をとる市場関係者が多く、
商いの少ない分、値が飛びやすい展開も。
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・ランキング:2018年上半期、株価上昇率ランキング 昨年末と6月末比較。東証1部上場企業対象
1位ブレインパッド <3655> [終値4050円]株価上昇率206.8% データ分析好調、人工知能(AI)関連も
2位Vコマース <2491> [終値1854円]148.9% 3位アイビーシー <3920> [終値2487円]128.6%
6位マネックス証券 <8698> [終値640円]コインチェック買収
9位CSP <9740> [終値5170円]97.1% 五輪にらみ駅の警備好調
32位資生堂 <4911> [終値8798円]61.5% 訪日客帰国後の需要もつかむ

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち6指数が上昇。
貿易摩擦警戒続き、世界で幅広く下落。
上位1位ブラジル週間騰落率3.00% 2位ロシア2.55% 3位メキシコ1.98% 4位フィリピン1.85% 5位南アフリカ1.76%
下位25位タイ▲2.41% 24位ベトナム▲2.28% 23位ドイツ▲% 18位米国▲1.26% 15位日本▲0.94%

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