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戦後最長にらむ景気回復


2018年12月4日(火)くもり 暖かく

・国内景気の回復局面が、戦後最長更新する来年1月目前にして正念場。
好調な企業収益背景にした雇用・所得環境が消費を支え、設備投資も底堅い。
一方、世界景気の不安を映すように輸出が鈍りつつある。
米国発の貿易摩擦や中国景気の減速など海外リスクが膨らみ、企業主導の外需に頼ってきた景気拡大の持続力が試される。

・東急 <9005> [終値1979円]2020年度までの3年間で、点検の効率化などに960億円投じる。
前の3年計画より2割増。トンネル検査でレーザー計測試行へ。
キーエンス <6861> [終値62950円]2018年4-9月期連結純利益で前年同期比13%増、1137億円と、同期間として実質最高。

・日銀 <8301> [終値36550円]によると18年度の大企業製造業の設備投資額は前年度比17.5%増の計画。
人手不足で企業が有力化・自動化投資を増やし、給与を上げ従業員確保に努める。
ソニー <6758> [終値6122円]18年度、15年ぶりに基本給に当たるベース給を平均で2%引き上げ。
18年3月期に営業利益が20年ぶりに最高益を達成。年収ベースの賃上げ幅は約5%に及ぶ。
日本総合研究所は、年末賞与の1人当たり支給額は2年連続プラスの前年比3.3%増、
10~12月に個人消費が前期比年率2%伸びるとみる。

・7-9月期の実質国内総生産(GDP)は2四半期ぶりのマイナス成長だが、主因は自然災害に伴う需要低下。
市場予測で10-12月期は年率2.1%の回復基調に戻る。
10月の国内新車(乗用車)販売台数は前年同月比13%増、百貨店の売上高も2%増。

・海外景気は減速リスクが増す。
調査会社IHSマークイット算出する世界製造業購買担当者景気指数(PMI)10月まで6カ月連続で低下。
半年先の景気を占う経済協力開発機構(OECD)の先行指数は9月まで10カ月連続で下落。
日本の景気回復はほぼ一貫して世界景気の拡大に支えられてきた。
12年末比個人消費は微増だが、輸出は3割超の増加。その輸出に陰りも。
機械受注の外需は7-9月期まで3四半期連続で前期を下回る。
「中国の減速が世界の成長ペースを鈍らせている」との声も。
工作機械工業会、10月の中国向け輸出は前年同月比36.5%減、
ツガミ <6101> [終値882円]西嶋社長「10月からドンと下がった」。

・貿易統計、10月の中国向け輸出額は前年同月比9%増。自然災害で供給が滞った反動増など寄与。
野村証券 <8604> [終値516.4円]は中国向け実質輸出が一般機械で7-9月平均比5.7%減と試算。
設備投資需要が弱まった可能性を指摘。
ルネサスエレク <6723> [終値589円]18年12月期売上高を前期比3%減の7546億円とみる。
中国の設備投資の減少でファクトリーオートメーション(FA)向け需要が減速。

・景気回復が19年1月まで続けば00年代の戦後最長期間を超える。
さらなる回復持続には内需を支える消費の浮揚に加え、外需の変調に連動した株安や金融の不安への目配りも欠かせない。

・戦後最長にらむ景気回復にもかかわらず物価の動きは鈍く、デフレ脱却の道は険しい。
最長更新後も2019年10月の消費増税控える。政府の手厚い増税対策が景気の腰折れ防ぐとの見方が出ている一方、
景気と膨らむ財政を支える大規模な金融緩和の出口は見えず。

・政府や三菱重工 <7011> [終値4351円]など官民連合がトルコの原子力発電所の建設計画断念する方向で最終調整へ。
建設費が当初想定の2倍近くに膨らみ、トルコ側と条件面で折り合えず。
日本は原発戦略の立て直し迫られる。

・中東湾岸産油国カタールは3日、石油輸出国機構(OPEC)に対し、2019年1月に脱退する方針伝える。
カタールのアルカービ・エネルギー担当相「潜在力の大きい天然ガスに力を注ぎたい」と述べる。
OPECの盟主とされるサウジアラビアとの政治的対立も影響。

・キャッシュレス決済した消費者にポイントで還元する政府の消費増税対策巡り、カード業界が反発。
加盟店が負担する決済手数料に政府が上限(3.25%)を設定しようとしているため。
政府は、カード決済に対応する中小店に負担を軽くする考え。

・米中首脳会談で米国による対中追加関税の猶予で合意。
関連する国際商品の先物価格は軒並み上昇。「一時休戦」ながら貿易摩擦への警戒感が後退。
米シカゴ市場の大豆先物(期近)は3日、一時前週末比3%高、1ブッシェル9.23ドルまで上昇。6月中旬以来の高値に。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物は一時1バレル53ドル台後半と前週末比6%上がった。

・日本経済新聞社が売上高100億円以下の上場企業995社「NEXT(ネクスト)1000」を対象に、
2018年度上期の前年同期比純利益増加率ランキング、
IT(情報技術)関連企業や、ニッチ分野で独自技術を持つ製造業が上位に並んだ。

1位Fringe81 <6550> [終値1041円]ネット広告技術 純利益増加率 8.2倍
2位スノーピーク <7816> [終値1383円]アウトドア用品 7.7倍
3位武蔵野興業 <9635> [終値2529円]映画・不動産事業 7.6倍
4位日本抵抗器 <6977> [終値1213円]抵抗器製造 6.8倍
5位ナビタス <6276> [終値571円]特殊印刷機製造 6.1倍

・米中両国は、近く米国が期限設定した90日間にわたる知的財産保護の是正策などの協議に入る。
90日という短期間に加え、中国がこれまで認めてこなかった問題も議題に設定されるなど、
米国が想定する合意のハードルは高い。
最大の争点だった中国の先端産業育成策「中国製造2025」の見直しも素通りで、
貿易戦争の「休戦」の先を見据えた米中関係はなお不透明と。

・欧州で勢い増すポピュリズム(大衆迎合主義)の波がフランスにも押し寄せてきた。
燃料税引き上げに抗議する反政府デモが止まらず、マクロン政権の構造改革路線が窮地に追い込まれている。
EUの結束が一段と難しくなる可能性が高い。

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・韓国文在寅大統領の支持率が下落し続けている。
11月の最終週の調査結果(2513人対象)文氏の支持率は48.4%で、前週比3.6ポイント低く、9週連続で下落。
大統領就任以来最低に。「不支持率」も就任後、最高で46.6%。

・週明け3日の東京株式市場の日経平均株価は7営業日続伸、2万2500円台回復。約2カ月ぶりの連続上昇。

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※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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立会外分売

船場 <6540> [終値1003円]12/4 982円 20万株

みらいワークス <6563> [終値4780円]12/4 4660円 2万株

公募・売り出し価格

FUJIジャパン <1449> [IPO]740円

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、大幅続伸。
米中貿易戦争が「一時休戦」となったことで投資家心理が好転。
原油価格の反転も相場の追い風に。

アップル(+3.49%)グーグル(+1.10%)フェイスブック(+0.34%)アリババ(+1.79%)エヌビディア(+4.04%)
ネットフリックス(+1.46%)アマゾン・ドット・コム(+4.86%)バイオジェン(-0.46%)バークシャー(+1.18%)
ラッセル2000(+1.02%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.69%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(+1.28%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約84億株、過去20日間平均約76億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は反発。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数(+4.68%)、イタリア(MIB)株価指数(+2.26%)と大幅上昇。

3日の東京株式市場で日経平均(+1.00%)は7日続伸。
東証株価指数(TOPIX)(+1.30%)も7日続伸。

東証マザーズ(+2.04%)、日経ジャスダック平均(+1.12%)は7日続伸、東証2部(+1.06%)は2日ぶり反発で終了。

東証1部出来高は13億4078万株、売買代金は2兆4306億円。
東証1部騰落数は値上がり1,579(74%)銘柄、値下がり472(22%)銘柄、変わらず68(3%)銘柄に。

業種別ランキングでは32業種上昇、1業種下落に。
値上がり上位は、海運、石油石炭、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、非鉄、電気機器、機械、卸売業、・・・
値下がり上位は、空運。

東証1部値上がり上位は、トリケミカル <4369> [現在5190円 +700円]ルネサスエレク <6723> [現在589円 +54円]
オプトラン <6235> [現在2685円 +226円]ネオス <3627> [現在1450円 +115円]

値下がり上位は、ワタベ <4696> [現在986円 -109円]カドカワ <9468> [現在1326円 -85円]
アグロカネショウ <4955> [現在2339円 -129円]チェンジ <3962> [現在7050円 -370円]

3メガバンク三菱UFJ <8306> [現在630.0円 +5.5円]みずほ <8411> [現在188.5円 +0.2円]
三井住友 <8316> [現在4214円 +31円]

『相場の福の神』財産ネットの藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
丸文 <7537> [終値858円]が載っておりました。
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