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櫻井英明氏『株式透視論』2011.2.20

櫻井英明氏『株式透視論』2011.2.20

〜個別銘柄から2011年相場を読む〜

昨年末ジャスダックトップ20が新興市場を牽引しました。
この銘柄を選んで指数形成したことは大成功と。
次を考えると「ネクスト30」というトップ20になりそうな新興銘柄を5月から6月にかけて出てきます。
となれば6月までは流れ続くと思われます。

この6月が今年のマーケットのポイントでしょう。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を政府の結論を出す方向も6月。
国内決算発表出揃う。
米国量的緩和第ニ彈の期限が6月となりQE3になるか打ち切るか。
欧州ストレステスト結果発表一ヶ月前倒し6月発表です。
弱気筋は欧州財政問題を事ある事に持ち出しますが逝っちゃった国はありましたか?
ドバイなんか復活してますよ!

などイベントが集中で6月までは現状態勢春の訪れ、暖かさを満喫できそう。

そのあと景色は変わっていくのではないだろうかと。

昨日ラリーウイリアムズ氏も6月転換点9月から下落との話す。
9月から下落はさておき6月ですね。国内事情、株価上昇基調。
菅政権支持率下がるも株か上がる。日本の政治に期待も悲観もなく。
菅政権はアメリカ寄りで言うことは聞くとの見解か。

気になったところは先週の日経マネー「日本株復活」に続いて今日の日経ヴェリタスで「日本株BUY」の理由との特集、
専門誌ですからまだいいものの本屋に株の特集が並んだときには要注意です。

目先マスコミや関係者は株か上昇とはやしたてますが個人投資家の塩漬株はどうすんの?
少なくともリーマン・ショック前までの復活(12000円)はあるのではなかろうか。

日経平均株価が15000円まで戻ると1/3 明るくなります。25000円で半分明るくなる。

そして39000円に戻るでしょうか?英明が生きてる内にあるかどうか・・・?

2009年は2003年型といわれています。
2010年は2004年型、もみ合いでした。
2011年は2005年型、2005年は夏場までもみあい後小和泉郵政改革で上昇。そして6〜7年も上昇となってます。

今年も菅さん退陣で同様な筋書きを描いているようです。

株価の節目は2・5・8・10・12・・・
覚えておきましょう。

日経平均の下値はどこと見ましょうか?
80円割れ寸前の政府の為替介入は為替を止めたかったのか?株価を止めたかったのか?
となると為替介入直前の9,199円が下値限界と考えていいのではなかろうか。

それでは上値を考えますが、業績の伸び率と期待値で出していきます。

2010年業績伸び率は53%となりました。
09年安値7000X1.5=10,500円 期待値1,000円足して11,500円どころ。

2011年は20%増益は確保出来そう。
10年安値9000X1.2=10800円 今年は期待値2,000円(?)12,800円

30%増益だと9000X1.3=11,700円 という事で13,000円〜14,000円あたりもあっても。

●マーケットで起きたこと

最近のマーケット・報道から見えるもの

・「先例なき時代に立つ」の解釈

新日鉄と住金の合併提携は海外に対してインパクトは相当あったはず。世界で戦う姿勢鮮明に。

日経平均騰落レシオ160%あたりとなってそれでも堅調。

テクニカル投資がはやってますが、チャートは過去は教えてくれますが未来は・・・

・バイロン・ウィーン10大ビックリ予想

昨年は全滅でした。おととしまでは3〜5割当っていましたが・・・・

米実質国内総生産(GDP)5%へ⇒日本が一番好影響が。
米大統領選の前年は経済良し。アメリカの利益の恩恵を日本で取る考えも。
米国債利回り5%(現状3.5%)S&P指数1500ポイントへ達する(現1340)金1400ドル(1350)
穀物上昇、原油上昇円安でいいのだろうか?円高のほうがいいとも。
米国不動産動く兆し。

マーケットの変化点
アメリカFOMCで世界が動くことが多い。元旦の日経新聞に載っています。

またSQに向かって動く。SQ前の株価が高ければSQ後も高い傾向。

イベント(自動車ショーや家電見本市など)を事前に把握しておく。
新聞記者はいべんとにあわせて関連企業記事を書く傾向あり、また関連企業のIRも多くなりやすい。

3月1日からドイツで情報通信見本市あり。

企業業績日米とも好調、自動車電子部品機械けん引。今年も同様かと。ひさしぶりの春がきた。

日本に来ているファンドの連中、弱いファンドは逃げ出した。今残っているのは強いところだけ。

アメリカの株価政策は続く。

今は悪い材料を見えないふり、良い材料は強調。こんな時は悪い材料を探し注意することも必要に。

株は一度下がらなければ、上がらない。

●個別セクター考察

・トヨタ、自動車部品メーカーが系列超えて頑張っている。最高益企業引き続き狙えそう。

・商社物産、三菱商、資源非鉄セクター 商社の中では双日(2768)注目。レアメタルの権益持つ。子会社が好業績。

・海運セクター景気の復活時の前に大きく動く?!乾汽船(9113)=バブル直前に上昇する。材料性と仕手性。

・日立(6501)内容に変化。三菱重工宇宙軍需関連クローズアップ。

・東芝(6502)、お釜が売れている。

・スマートフォン(高機能携帯電話)の実力は懐疑的な面も。出荷台数は伸びていますが契約数はそれ程でも・・・
 電子部品各社は恩恵あり。

・機械セクター、中国需要考えると期待感あり。

・ファーストリテイリング(9983)逆行高・逆行安

・増資銘柄をどう考えるか?増資後一時公募価格を割るものの公募価格を上回る銘柄多く。
 成長投資なら悪いわけではない。認識が変わりそう。

 公募申し込みであたった銘柄は早めに売って、外れた銘柄は(人気が有るので)場で買いつける戦法も。

・気になる指標は200日移動平均線。限界点加速点を見る指標に。200日線44%下方乖離は翌日大幅反発に。

・200日線5-15%上方乖離銘柄の中から大化け株。

・今年の高値、日経平均13000円前後 中国の恩恵、米国の恩恵、日本が一番恩恵を受けそう。

 主役自動車部品、電子部品。金融メガバンク、証券そして不動産リバウンド。

・キーワード[クール(かっこいい)ジャパン][コンビニエント(便利・快適)ジャパン]

【株での損は櫻井の話を聞いたから・・・】

今年は兎年。兎は跳ねるが6月以降は気を付けて。

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