
リビアショック3周目
- 2011年02月24日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年2月24日(木)晴れのち曇り一時雨 春本番の暖かさ
・原油価格の上昇加速。
先行き供給不安が先進国の金融緩和による余剰資金呼び込み、原油高は長期化の様相示す。
・リビア反体制派の支配地域拡大、首都に近づいている。政権支持者首都トリポリで無差別発砲開始。
・第一三共 <4568> [終値1805円]今春から技術公募、研究予算として10億円近くの資金枠設ける。
外部機関と共同出資会社設立したり、技術買い取りも検討。
・エーザイ <4523> [終値3020円]米マサチューセッツ州に設立抗がん剤研究所通じ
ハーバード大やマサチューセッツ工科大などの研究者から技術公募開始。
・武田 <4502> [終値4050円]
今秋メドに世界最大規模の研究所(神奈川・藤沢)内で社外との共同研究施設設ける。
・党首討論、菅直人首相「予算成立が国民生活に最も重要」と協力求める。
谷垣総裁、衆院解散・総選挙が協力の前提と強調。
・松木農水政務官辞任表明。政権運営への不満理由。
小沢一郎元代表に近い若手衆院議員16人の会派離脱表明に続く反乱。党内対立は一段と深刻に。
・日本の商社や電力会社、アジアで発電事業を拡大。
丸紅 <8002> [終値624円]ベトナムで発電能力120万キロワットの石炭火力発電所を建設、売電。
東電 <9501> [終値2176円]約120億円投じタイの独立系発電事業者(IPP)大手に経営参画。
・個人向け国債の大量償還1月から始まる。ひとまず預貯金、個人向け国際に再投資。
ゆうちょ銀の定額預金も大量満期迎えるが、こちらも郵便貯金から流出少なく。
投信市場への流入は限定的にとどまる。
・オリックス <8591> [終値8780円]
世界的な航空機需要の増加にらみ、航空機リース事業拡大。アジアや中東の市場開拓進める。
・農林水産省、国が輸入して国内製粉会社に売り出す小麦の価格、4月1日に平均で18%引き上げ。
10%以上の大幅な値上げは2008年10月以来2年半ぶり。
・中国沿岸部の工場中心に人出不足が深刻、生産にも影響も出始めた。
春節休暇で帰省した出稼ぎ労働者(農民工)の多くが内陸部でも賃金上昇、職場に戻らず。
人件費上昇分の製品価格への転嫁がインフレ加速要因にも。
・サウジアラビア国王、バーレーン国王と会談。混乱の波及阻止に向けた対応急ぐ。
雇用創出や物価対策などの予算増額発表。
・住商情報システム <9719> [終値1360円]CSK <9737> [終値343円]にTOB(株式公開買い付け)実施。
・豪英大手BHPビリトンが日本の鉄鋼大手に一部品種を時価で決めるよう通告。
原料炭価格を輸送船ごとに決めるよう求める。
・ディスコ <6146> [終値5650円]半導体チップを立体的に重ねて実装する次世代技術対応装置を量産。
ウエハー従来比半分程度まで薄く加工。
・そーせい <4565> [終値142700円]緊急避妊薬「ノルルボ」の製造販売承認取得。
あすか薬 <4514> [終値665円]が販売権持ち5月中旬から販売。
・合繊各社の炭素繊維部門の業績回復。
東レ <3402> [終値602円]同部門黒字転換。
帝人 <3401> [終値385円]三菱ケミカル <4188> [終値604円]傘下三菱レイヨンも
赤字幅前期より大幅に縮小。
・NEC <6701> [終値237円]出資先アンリツ <6754> [終値774円]の株式1920万株売却へ。
NEC出資比率22%から6.9%に低下。
アンリツ1920万株の売り出し、
3/2-7のいずれかの日に0.9〜1を掛けた価格借り条件として需要時勘案して決める。
・信用評価損益率(2/18日申込み)マイナス7.14% 前週比0.84ポイント縮小。
・裁定取引に伴う買い残(2/18日時点)前週比2618億円増、2兆5299億円。2008年9/5以来の高い水準。
5週連続増加。売り残2646億円増3037億円。02年7/26以来の水準。
・ナスダックOMXグループ、ドイツ取引所との合併合意したNYSEユーロネクストに対し、
敵対的な買収できるかどうか検討。(日経新聞)
・リビア最高指導者カダフィ大佐、四面楚歌に陥る。オバイディ公安書記(公安相)暗殺未遂も。
同氏「(大佐)が権力を手放す時は自殺するか殺される時」との性格語り、本格的な戦闘になる可能性も。
・中国レアメタル(希少金属)の輸出規制、世界貿易機関(WHO)協定違反として
米欧など中国訴えた通商紛争でWHOが中国の実質敗訴の判断示す中間報告。(産経新聞)
・三井造 <7003> [終値220円]韓国鉄鋼大手ポスコから調達船舶用鋼板(厚板)を
バラ積み貨物運搬船の船体に初の採用。建造コスト10%以上下げへ。
・日立建 <6305> [終値2047円]
2011年度油圧ショベルとミニショベルの生産台数10年見込み比20-25%増5万台規模に引き上げ。
・ダイハツ <7262> [終値1311円]
2012年末の稼動目指し、自動車市場拡大するインドネシアで新工場建設。設備投資額約200億円。
・新規株式公開(IPO)市場に明るい兆し。
3月は8社予定で昨年より2社多く、2011年のIPO数は10年の22社を上回る30-40年の上場期待。
・ルネサスエレク <6723> [終値921円]筑波大と共同で
パソコン間など高速ネットワーク通信に使う汎用性の高いシステム・オン・チップ(CoC)開発、
消費電力を半減させる事で成功。(日刊工業新聞)
・DIC <4631> [終値211円]太陽電池の電極材料に参入。
一般的な太陽電池に比べエネルギー変換効率0.5%程度高め、太陽電池メーカーに売り込む。
・長瀬産業 <8012> [終値1042円]マンションなど集合住宅向けに太陽光発電システムを本格的に拡販。
戸建てと同様に余剰電力を売電できる点アピール。
・米ヒューレット・パッカード(HP)や米デルの個人向けパソコン販売苦戦。
2010年11-11年1月期同分野の売上高、HPが12%減少。デルの個人向け売上高も減少。
タブレット端末の勢い増している事業も。
・兼松 <8020> [終値97円]米国の太陽電池メーカー・ユナイデット・ソーラー(ミシガン州)の
アルファモスシリコン太陽電池の国内向けの輸入販売始める。2014年100億円の売り上げ目標。
・本多通信 <6826> [終値325円]太陽光発電パネル向けコネクター市場向けに再参入。車載向け製品も投入
・2010年日本の広告費調査、インターネット広告前年比9.6%増7747億円。
復調鮮明、交流サイト(SNS)やミニブログなど新広告媒体台頭も追い風。
モバイル広告16.5%増121億円と急増。今後も期待。
テレビ広告1.1%増と6年ぶりに前年上回る。(日経産業新聞)
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第三者割当
フォーバル・リアルエステート <9423> [終値3230円]3万4070株 2730円 3/10 割当先フォーバルなど5先
公募・売り出し価格
東洋紡 <3101> [終値147円]海外募集 1億4000株 申込み3/8-11 払込日3/15-18
東武 <9101> [終値368円]1億9000万株
アステラス <4503> [終値3255円]売り出し474万8000株
アンリツ <6754> [終値774円]売り出し1920万株
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、大幅続落。
リビア情勢混乱で原油先物価格が1バレル=100ドル超えでリスク資産圧縮の売りも。
原油価格反転すると少し買戻しも。
リビア・カダフィ大佐の強硬姿勢も先行きに懸念。
原油先物価格は2008年10月以来の高値をつける。
ハイテク株がより売られた状況も上がっていた反動とも。
3市場の出来高は103億株と通常約80億株を大幅に上回る。
スピード調整としてはいいところとも・・・?!
欧州株式市場はFT100種総合は-73.23、クセトラDAXは-123.75、CAC40種平均は-37.15と
止まりかけた欧州市場は軒並み続落、世界株安の流れ3周目へ。
東京市場も世界株安にストップを掛けるほどの材料は乏しく一時小幅反発になったものの
先物売リ切っ掛けに続落に。
リビア情勢緊迫化が最大懸念で、原油高が止まらないと世界株式市場が負の連鎖となっています。
とはいえリビアは最終局面にもなっています。
ただ万が一の破れかぶれになって石油施設破壊やサウジアラビアへの波及が大きな懸念材料です。
日経平均株価1万500円どころはテクニカル的にも心理的にも支える水準値が並んでおり、
割ってくると1万円ギリギリも覚悟との声も・・・
シカゴ225先物価格は小幅安でなんとか踏みとどまって欲しいところですが・・・
様子見ながら余裕を持って動きたいところでしょうか。
振り返ってみるといい買い場になると思ってはいますが。
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