
「休戦=買い」は本物か
- 2019年02月24日
- 日経ヴェリタス
2019年2月24日(日)晴れ
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
トランプ米大統領22日、「あまり遠くない将来に行う予定だ」と中国習近平国家主席との首脳会談について自信たっぷりに。
会談については3月に南部フロリダ州にある自身の別荘で開かれる可能性もあるとの指摘も。
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
米中は交渉期限を延長し、米国は追加関税の発動見送る。
その後、トランプ氏と習主席が首脳会談に臨み、
これまで隔たりが大きかった知的財産や技術移転の問題についても一定の合意が成立する。
これまでのところ、市場の描くメーンシナリオにそって事態は進んでいるように見える。
2020年の大統領選にらんで株価を支えたいトランプ氏と、景気の急減速を避けたい習氏。
思惑が一致する両社のディール(取引)成立を織り込み、日米で株高が進む。
ダウ工業株30種平均は昨年11月以来、3カ月半ぶりに2万6000ドル台回復。
日経平均株価は一時、約2カ月ぶりの高値を付ける。
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏は
「問題の本質は経済・貿易ではなく、安全保障。衝突は短期間では収束しない」と指摘。
貿易戦争は覇権をめぐる両国の長い対立の本の始まりに過ぎないとの見方。
足元の株高も協議決裂で米中が報復関税かけ合い、
世界景気が大きく下振れする最悪の事態が回避されるとの期待によるもの。
過度な悲観を修正する過程であり、上値を追う力強さはない。
むしろ今後は政治リスクが上値を抑える重苦しい展開が続く可能性が高い。
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
米中対立の根が深い。その象徴が製造業の高度化目指す国家戦略「中国製造2025」。
米国は関連産業への補助金など政府支援の中止を要求する。
背景にあるのは、人工知能(AI)やロボット、宇宙開発といった分野で急速に力をつけ、
米国の覇権を脅かしつつある中国への警戒感。
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
中国も断固として譲るわけにはいかない。「原材料を輸入して組み立てる『世界の工場モデル』はもはや限界。
ITサービスなど付加価値の高い産業にシフトしなければ約14億人が豊かになることはできない」のが自明の理。
習氏にとって「中国製造2025」は、自らの権力基盤を維持するために手放すことができない生命線でもある。
・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
二大国がにらみ合う「新冷戦」が常態化すれば、米中双方と結びつきの深い日本企業は大きな痛手を被る。
上場企業の2019年3月期は自動車・部品や電機で業績予想の下方修正が相次ぎ、
期初の増益予想から一転、3期ぶりの減益になる見通し。
先行きの霧がはれないなか、企業は新冷戦に翻弄されるだけでなく、変化への対応力が問われている。
投資家は安易に楽観せず、政治リスクを直視した上で、それでも買える強い企業を選別する時に。
・「休戦=買い」は本物か シナリオ点検、市場どう動く
中国の輸入拡大や市場開放、サイバー攻撃。米中の貿易協議の争点はさまざま。
市場は一定の合意を見込むが予断は許さない。
長引く対立は日本企業の業績にも影を落とす。今後のシナリオ分析や、逆風下でも強い銘柄が欠かせない。
・「休戦=買い」は本物か シナリオ点検、市場どう動く
一時休戦シナリオ 交渉期限延長、一定の合意で歩み寄り。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・「休戦=買い」は本物か シナリオ点検、市場どう動く
決裂シナリオ 米が追加関税 中国も対抗 日経平均1万5000円割れも。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・「休戦=買い」は本物か
逆風下でも伸びる企業は。
現地で強い販売網やブランド力を築く企業は需要の浮き沈みにあまり左右されず、着実に業績を伸ばす。
中国や周辺の東南アジアの中間層拡大で伸びる「アジア需要」を取り込み、逆風下でも成長する企業を探る。
【食品】ハウス食品 <2810> [終値4430円]中国でカレールウの販売が伸びる 昨年末比株価騰落率 17%
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
【金融】イオンFS <8570> [終値2175円]タイやマレーシアでクレジットカードの利用拡大 11%
【日用品・生活用品】資生堂 <4911> [終値7291円]中国向けに高価格ブランド品が好調 6%
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【小売り】※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
【化学】昭和電工 <4004> [終値3975円]中国中心に黒鉛電極の需要が急増 22%
【電気機器】※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
【日経平均】7%
・株式市場で、2018年末の総悲観からの揺り戻しが続く。
前週、米株は3カ月ぶり、日本株も2カ月ぶりの高値に。
株高の「賞味期限」はいつまで続くのか。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・伊藤忠商 <8001> [終値2018.0円]によるデサント <8114> [終値2403円]への「敵対的」なTOB(株式公開買い付け)。
日本ではまだなじみは薄い。今回のTOBは買い付けに下限がないため成立は確実。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・米欧企業に急ブレーキ
中国経済の減速や米中対立の悪影響が及んできた格好。
収益環境の不透明感は強く、19年1-3月期はさらなる業績悪化が予想されている。
・広済堂 <7868> [終値711円]株価が高値圏でもみ合う。
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・MARKETS STOCK
2019年の新規株式公開(IPO)がスタート。
今年最初の案件は識学 <7049> [公募価格1800円]は買い気配のまま上場初日終え、
IPO銘柄に対する個人投資家の関心の高さを印象付けた。
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・MARKETS FOREX
英ポンドが上昇基調。※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS COMMODITY
金の国際価格は20日に1トロイオンス=1350ドルに迫り、10カ月ぶりの高値。
世界経済の減速懸念や米金融当局の方針転換受け、投資マネーが流入。金価格はこの半年で約1割上昇。
当面は節目の1350ドルを挟んだ値動きが続きそう。
今後の焦点は米中貿易交渉に進捗。
合意に向けて具体的な成果が示されると「ドル安圧力が強まり、金が上昇する展開が考えられる」。
・MARKETS 仮想通貨
インターネット上の仮想通貨ビットコインの上値が重い。
情報サイトコインディスクによるとドル建て価格は日本時間22日時点で1ビットコイン=3900ドル台で推移。
18日から21日にかけて買いが広がり、一時4000ドルに迫ったものの、買いの勢いは続かなかった。
・UUUM <3990> [終値5500円]週間で6%下落。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・読者が選ぶ注目企業 ここが知りたい ロート製薬 <4527> [終値2893円]
目薬で知られるロート製薬が急速に姿を変えつつある。
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・世界株式番付:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち指24数が上昇。
上位1位中国週間騰落率4.54% 2位ベトナム4.00% 3位香港3.28% 4位南アフリカ2.66% 6位日本2.51%
下位25位英国▲0.80% 24位インド0.17% 23位イタリア0.25% 22位ブラジル0.37% 21位トルコ0.46% 20位米国0.57%
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