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原発最悪シナリオ脱する?!

2011年3月22日(火)雨のち曇り 気温上がらず

NY株式速報
ダウ:12036.53ドル +178.01 (+1.50%)(17日比+261.94)
NDQ:2692.09ポイント +48.42 (+1.83%)(17日比+56.04)

CME225:9540円(大証先物比 +410円)大証先物9130円
CME225円建て:9505円(大証先物比 +375円)

・自動車や電気製品などに使う素材や部品の代替生産が本格化。
 中部地方以西の工場で増産するほか、輸入増。

・みずほ銀 <8411> [終値139円]復旧作業やや遅れ。全業務完全復旧するのは23日に。
 休止中店舗ATMは22日朝再開。振込みなど一部業務は22日午前中は休止。 

・東電 <9501> [終値948円]福島第一原子力発電所2号機の中央制御室や冷却水用ポンプの通電作業急ぐ。
 中央制御室の計器類が正しく動けば原子炉の状態を詳細に把握し、対策立てやすくなる。

・石油元売り最大手JX日鉱日石 <5020> [終値516円]21日主力の根岸製油所(横浜市)再稼動。
 首都圏のガソリン需要は改善に向かう。

・企業の生産活動3つの制約。工場損傷、計画停電、物流停滞。生産活動への影響が長期化するリスクも。

・輸出企業の採算レート、2010年度1ドル=86円台程度と前年度より6円あまり円高になる。
 円高抵抗力の高まりが企業収益への影響を軽減する歯止めになりそう。

・連休明けの東京株式市場では下値不安ひとまず後退、買い優勢となる場面がありそう。
 原発事故状況悪化なく。

・世界の株式時価総額急減。約1ヶ月の減少額約3兆ドル(約240兆円)。投資家リスク回避姿勢に拍車。

・ウォーレン・バフェット氏、1997年韓国通貨危機や08年の米金融危機引き合いに一時的に困難の局面は
 「株を売るのではなく買い入れるよい機会だった」と振り返り、日本株は中長期的な買い場との見方示す。

・米英仏中心の多国籍軍、20日夜(日本時間21日未明)リビア・カダフィ政権の部隊・施設への攻撃続行。

・東日本大震災に伴い「不要不急」の消費急減。一部百貨店や書店、居酒屋で売り上げが前年比半減。
 ゴルフ場この3連休キャンセル相次ぐ。
 計画停電、外出手控えにより消費は回復しないとの心配する声も。(日経新聞)

・福島、茨城、栃木、群馬の4県知事に対し、各県でとれたホウレンソウとカキナ(アブラナ科の野菜)
 福島県生産の牛の原乳について当分出荷規制指示。政府「人体に影響なし」と冷静な対応促す。

・福島第一原子力発電所21日午後3号機の上部からやや灰色がかった煙発生。
 約2時間半後2号機の屋根の隙間から白い煙。いずれも爆発音なし。

・多国籍軍リビアへの軍事作戦、初期の攻撃が成功との認識示す。カダフィ大佐側の「防空能力大幅に低下」

・4月の都知事選に前宮崎県知事東国原英夫氏(53)出馬意向固めた。22日正式発表へ。(産経新聞)

・東日本大震災から1週間、マーケットは一方向に極端に振れる「オーバーシュート」の様相。
 円相場は一時1ドル=76円台に急伸。最高値を16年ぶりに更新。日経平均株価週間で10%安と急落。

 日米欧の通貨当局18日円売り協調介入踏み切る。
 震災で打撃を受けた日本企業が海外資産を売って円に換えるからが根拠の一つ。
 「円キャリー取引」を仕掛けたファンド勢がリスクを恐れて取引解消、
 円買い需要膨らむとも取り沙汰された。どちらも円高要因に。

・危機の底、経済の行方はーマネー・経済、プロはどう見る。
 
 震災1週間:株パニック売り・投機的な円買い一服。
 原発リスクは残るが「最悪のシナリオ」を回避しようと動く。

 相場見通し:生産と輸出が伸び悩む反面、復興需要の拡大。輸入増貿易赤字は縮小。社会の混乱限定的。

 リスク要因:電力不足解消出来ず。首都圏夏場の電力需要に対応できるか。
 原発事故によるほう社製被害の拡大。

 世界経済:米欧など先進国各国の景気回復シナリオは変わらず。新興国エネルギー政策の再考迫られる。
 石炭・石油コスト上昇も。

 週間騰落:日経平均株価構成銘柄225銘柄のうち213銘柄(95%)値下がり。

 下落率最大55%の東電 <9501> [終値948円]

 2位東芝 <6502> [終値360円]26.7% 3位日本製鋼所 <5631> [終値594円]25.1%下落。

 消費者心理の冷え込み予想からレジャー関連、東京ドーム <9681> [終値154円]
 丸井 <8252> [終値522円]高島屋 <8233> [終値508円]Jフロント <3086> [終値314円]2割前後下落。

 復興需要観測から上昇率1位日成ビルト <1916> [終値210円]195.8% プレハブ建築主力。

 2位技研興 <9764> [終値168円]166.7% 3位不動テトラ <1813> [終値129円]111.5% 
 ともに消波ブロック関連。

 4位三協フロンティア <9639> [終値381円]82.3% 10位ナガワ <9663> [終値890円]52.1%
 ともに仮設ユニットハウス手掛ける。

・大型インタビュー2 信越化学 <4063> [終値3915円]金川千尋会長。
 秘訣は「作ったものを100%売り切る努力」世界トップになるものでなければやらないほうが良い。

・バフェットからの手紙-3- 
 後継者の有力候補としてトッド・コームズ(40)を指名。バークシャーで働く事自体、誇りと思う人物。
 バークシャー唯一の運用スタイルは「賢明」。未来に活躍する人物は初めは常に無名。
 著名だが年取った老人よりも今後の活躍が期待できる無名の若者の方が有望という比喩も。

・OUT Look:今週の株式相場は荒い値動きか。
 東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所で使用済み燃料の過熱を防ぐための放水作業始まり、
 各国中央銀行による円売り介入の実施で市場心理は改善しつつある。
 先週の株価急落時に損失を確定した(された)投資家も多く、売り圧力は弱まっている。
 一方原発事故の先行きは不透明。日経平均株価8500〜9500円での推移か。
 需給面で日本証券金融によると証券会社に対する融資残18日時点で2722億円と前週末比902億円(25%)減少
 融資残の大幅減は株価の急落で「追加保証金発生し、投げ売り、信用買いを手じまった」ため。
 朝方の外国証券経由の売買注文動向は18日まで4営業日連続買い越し。
 割安感着目した海外年金の買いと観測とも。
 原発問題に加え、首都圏の電力不足や消費意欲の低下の影響、
 不透明感が払拭されるには時間かかるとの指摘も。
 

・Wall Street:今週の米株式相場は上値の重い展開か。
 リビア情勢や日本の原子力発電所事故の成り行きなど外部要因に対する不安が強く、株価振れやすく。
 先週のダウ工業株30種平均1週間で約186ドル(1.5%)下落。
 株価が乱高下する一方、米国債は買われるなどリスク回避の動き見られた。
 今週はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長や
 プロッサー・フェラデルフィア連銀総裁らFRB幹部の講演相次ぐ。
 経済指標では2月の中古住宅と新築一戸建て住宅の販売件数、
 昨年10-12月期の国内総生産(GDP)確定値など発表。
 米経済の回復傾向が裏付けられれば株式相場の下支え要因になる。 

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】
 強気派37%(前回比-19)弱気派32%(同-1)中立派32%(同+20)
 東日本大震災による株価急落を受けて、強気心理が後退。
 原発事故の成り行きを守りたいとして慎重姿勢示す。

・米有力運用会社ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメントの旗艦ファンド率いる
 マシュー・マクレナン氏今後の日本株運用について緊急インタビュー
 運用資産の約19%を日本株に投資、運用規模90億ドル。14日から日本株を買い増し。
 日本の投資先の多くは海外売上高比率5割以上超す企業。

・米系フィリデリティ・インターナショナル・アジア・太平洋地区最高責任者(CIO)ジョン・フォード氏
 今後の運用方針。見境なく売りが出る現状は株式を買い増す好機。
 日本市場の魅力はむしろ格段に高まっている。
 パニックが高まって大きな不確実性のあった先週初めが底値に。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は投資家のリスク回避志向が強まり、
 先週の世界の株式市場は総じて売りが優勢に。
 主要7ヶ国(G7)による円売り、ドル買いの強調介入が18日行われ
 「日本発の連鎖株安」に歯止めがかかるとの見方広がり、下げ幅縮小。

・欧州で域内銀行の健全化調べる資産査定(ストレステスト)が始まる。当局は査定の厳格化を強調。
 国債損失の扱い方は大きく変わらず、銀行が抱える潜在的な損失が表面化しない可能性もある。

・米連邦公開市場委員会(FOMC) 当面金融緩和策を維持する一方、
 量的緩和第2弾(QE2)の効果と副作用のねじれが生じていることを認める内容。
 6月のQE2終了にらんだ米連邦準備理事会(FRB)の金融政策は、試練の局面を迎えつつある。
 米経済の回復の地力が再び試されようとしている。(日経ヴェリタス)

・ルネサスエレク <6723> [終値658円]
 携帯電話用システムLSIの製造一部委託している台湾TSMCへの委託量拡大の検討始めた。 

・アルプス電 <6770> [終値786円]液晶タッチパネルの生産工程の一部の海外移管検討。

・住友精密 <6355> [終値521円]
 2011年度後半に発電出力5KW級の業務用固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムの販売に乗り出す。

・福島第一原子力発電所の危機解消は長期戦に。
 電源復旧と損傷部分の修理が終わり次第、本来の冷却系を起動。

・DRAMの市場価格上昇。主要部材であるシリコンウエハーの安定供給の懸念が生じているため。
 供給過剰続いていたが一転して供給不足との観測も。

・トランスジェニック <2342> [終値70100円]免疫生物研究所 <4570> [終値940円]
 包括業務提携で合意。有用な研究用試薬として抗体開発を行う。(22日 日刊工業新聞) 

・丸紅 <8002> [終値562円]ジャマイカで環境に配慮した電力供給インフラの整備を促進する。

・日銀4月1日発表する3月の企業短期経済観測調査(短観)
 企業が東日本大震災の影響、回答に反映するかどうかで大きく振れそう。 

・三菱重工 <7011> [終値322円]三井造 <7003> [終値186円]川崎重工 <7012> [終値309円]
 電力安定供給へ支援開始。

・NTN <6472> [終値387円]
 4/1付けで電気自動車(EV)用部品手掛ける新事業立ち上げ、EV用部品4種類の受注活動始めた。
 新製品は車輪に取り付けた駆動源とする「インホイールモーターシステム」など。(21日 日刊工業新聞) 

・KDDI <9433> [終値497000円]プレハブのように短期で簡易に組み立てられるデータセンターを本格販売。
 建設する場所や用途に応じて必要な大きさに柔軟に設計できる。工期4分の1に削減、建設費も抑えられる。

・遠藤照明 <6932> [終値481円]
 12月までに中国で発光ダイオード(LED)照明機器の生産能力約2倍の月20万台に引き上げる。
 作業員2割増600人、約2億円投じて組み立て工程の一部を自動化。

・2月の欧州新車販売台数前年同月比1%増95万9400台。
 スペイン・イタリアでは2-3割落ち込むもドイツ15%増、フランス13%増。販売台数11ヶ月ぶりプラスへ。

・日本ケミコン <6997> [終値390円]
 中大型のアルミ電解コンデンサーについて、インドネシアやマレーシアなど海外10の生産拠点で増産準備。

・日本パワーファスニング <5950> [終値117円]中国に自動車部品の新工場設立。
 約2億5000万円投じ生産能力10-20%増強。 

・安川電 <6506> [終値930円]産業用ロボットを販売するインドの合弁会社完全子会社化。インド自動車部品メーカーと双日 <2768> [終値153円]から計49%分の株式買い取る。(日経産業新聞)

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新規公開株

コード  市場   銘柄      幹事証券  公募価格 発行株数  単位株

3/23 <3649> JQS ピーエスシー 野村 1,000円 759,000株 100株

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、3日続伸。
ダウ工業株30種平均は週末と本日2日間で261.94ドル(2.3%)高。
M&A(合併・買収)発表の週明け月曜日は続いており、
AT&Tがドイツテレコムの米携帯子会社TモバイルUSAを買収方針好感。
S&P500種も19.18ポイント(1.5%)高で終了。

日本の原発事故が徐々に改善へ向かっており、首都圏危機といった最悪な状況は避けられそうとの背景も。

欧州株式市場はFT100種総合は+67.96、クセトラDAXは+151.72、CAC40種平均が+94.23と続伸。
AT&Tの買収から通信セクター上昇、鉱山・銀行・エンジニアリング関連に買い物入った。

先週の原発関連の相悲観から連休中の関係者の必至の対策等からひとまず最悪のシナリオは回避と。
シカゴ225先物も円建てで9505円となっております。

消費関連にもやもやとした重い雲が立ち込めているところでしょうか?

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yahoo!ポイントでもOKです。

首都圏壊滅まで織り込んだ大きな下落もどうにか最悪シナリオは免れそうです。
日本国民のみならず全世界も一安心したようなところでしょう。
為替の協調介入もあり、狙いは輸出企業でしょうか。

被災を受けてはいますが、信越化 <4063> [終値3915円]計画停電の影響もありそうですが復活も早そうな

DRAMの市場価格上昇。主要部材であるシリコンウエハーの安定供給の懸念が生じているため。
供給過剰続いていたが一転して供給不足との観測も。

エルピーダ <6665> [終値980円]事業への影響は軽微とも・・・

あまり高いところはついて行かず、押し目買い方針も大切かもしれません。
一気にもとに戻るような軽い出来事ではないとも・・・

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