ウリ転じて福となす

2019年12月29日（日）晴れ

・ウリ転じて福となす　2019年「七転び八起き」年末特別編
19年は米中貿易戦争や英国の欧州連合（EU）離脱をめぐる混乱、米連邦準備理事会（FRB）の利下げと市場は一喜一憂したが、
年末終値で2万3000円台を確保すれば1990年以来となる。
株高で資産を増やした個人投資家が多かったようだ。
今年（27日時点）は世界25市場のうち23の株価指数がプラスとなり、海外株も好調だった。

・ウリ転じて福となす　2019年「七転び八起き」年末特別編
日本株にも濃淡はある。
バイオ関連など一部新興銘柄が大きく調整し、東証マザーズ指数は伸び悩む。
苦戦強いられた個人投資家も。

・ウリ転じて福となす　2019年「七転び八起き」年末特別編
亥年の19年は大発会で日経平均が一時700円超安となり、波乱のスタートを切った。
だが年初の売りが転じて、年間上昇率は2割に迫る。
「七転び八起き」年末特別編で振り返る。

・ウリ転じて福となす　尻上がり相場　泣いた笑った
米中貿易摩擦や英国の欧州連合（EU）離脱問題、米連邦準備理事会（FRB）による利下げなどで一喜一憂した2019年の市場。
日経平均株価は急落した場面があったものの、年末にかけて年初来高値を更新。
世界の株式相場も軒並み上昇した。

・ウリ転じて福となす　尻上がり相場　泣いた笑った
2019年（27日時点）の世界の株式市場は軒並み上昇。
18年12月に相場が崩れた反動もあり、主要25市場のうち年初来騰落率が上昇したのは23市場に及ぶ。
国内外の株式だけでなく、債券や商品などすべての資産で収益率はプラスを確保した。
世界の株式市場で上昇が目立ったのは資源国。
原油価格の代表的な指数WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）が前年末比で36％上昇。成長期待から資金流入。
上昇率首位は産油国でもあるロシア（RTS）、19年は45％のプラス、13年3月以来の高値圏。
2位ブラジルで年間上昇率33％。3位イタリア（FTSE MIB）30％高、フランス（CAC40）28％高、スイス（SMI）27％高、ドイツ（DAX）26％高。
9位米ダウ工業株30種平均23％上昇、年間上昇率としては2000年以降で過去4番目に高い水準。
12位日経平均株価は19％。欧州連合（EU）からの離脱問題に揺れた英国は13％の上昇（14位）にとどまる。
アジアの株式市場は振るわず。米中貿易摩擦の激化により、中国向け輸出が低迷した韓国は、国内景気が減速。韓国総合指数は8％の上昇。
同様にフィリピンは5％高、インドネシアは2％高と低調、マレーシアは5％安。
マイナスはマレーシア（KLCI）とポーランド（WIG20）の2指数にとどまった。

・ウリ転じて福となす　尻上がり相場　泣いた笑った
19年に資産項目別で最も上昇したのは日本株を除く先進国株式で28％のプラス。
次いで日本を除く先進国REITが25％。国内REITも23％のプラス。債券や商品も軒並みプラスとなった。
20年はどうか。米ブラックロックは「日本と新興国の株式をオーバーウェート」とする。
特に日本株は9月段階のアンダーウエートから引き上げた。
米中貿易摩擦の緩和を見込み、製造業が回復基調強めると予想。特に日本と新興国の株価上昇に追い風になると予測。

・ウリ転じて福となす　20年個人投資家が注目するテーマは。
次世代通信規格「5G」の関連銘柄、介護・ヘルスケア関連、教育ICT（情報通信技術）関連、20年は株価下落も想定し、貴金属なども視野に」。
相場格言は「亥（い）固まり、子（ね）は繁栄」と教える。
20年を繁栄の1年とするには、上昇気流が続く中でも、守りをおろそかにしない投資姿勢が求められそう。

・2019年の株式市場も残すところ1日となった。
日経平均株価の27日終値は2万3837円で、昨年末比3822円（19％）高い。
この水準を維持すれば2年ぶりの上昇となる。
今年は米中両国が12/13に貿易交渉で部分合意に達し、世界経済の先行き不透明感が薄らいだことが最大の株高養親となった。
来る20年は実体経済の回復が企業業績に反映するのを確認しながら高値をうかがう展開が基本シナリオ。
ただ20年には米大統領選挙や英国の欧州連合（EU）離脱など大きな不安定要素もあり、大きな株高は期待薄かもしれない。
過去の年間騰落率をみると、2ケタ上昇した年の翌年の株価は、1ケタの上昇にとどまるか下落するケースが多いとの経験則もある。

・イノベ企業ファイリング　MS-Japan　<6539> ［終値1507円］
弁護士や公認会計士、社会保険労務士などの「士業」向けに特化した就職支援サービスを手掛ける。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・11/21に東証マザーズに上場したトゥエンティーフォーセブン（247）<7074> ［終値2969円］が早くも正念場を迎えている。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/。

・MARKETS FOREX　ドル円、2年連続で最少値幅に。
外国為替市場で値動きの小さい膠着相場の様相が強まっている。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・MARKETS STOCK　日本株　様子見で商い低迷
日本株の売買が低迷。12月の東証1部の1日当たりの平均売買代金は、27日までで1兆9050億円と、節目の2兆円を下回っている。
2019年7月（1兆8536億円）以来、5カ月ぶりの低水準になる見込み。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・MARKETS COMMODITY　小麦、異常気象影響で高値
小麦の国際相場が高値で推移。大口の供給国であるオーストラリアでの干ばつで生育不良が出たほか、
米国での在庫水準の引き下げ見通しが伝わった。
国際指標であるシカゴの小麦先物は12月下旬時点で1ブッシェル5.5ドル前後で推移。
12月中旬には一時、約1年4カ月ぶりの高値を付ける日もあった。
もっとも、世界的には新興国の増産もあり、需給は緩いとの指摘は多い。

・MARKETS 仮想通貨
インターネット上の暗号資産（仮想通貨）ビットコインの相場の値動きは乏しい。
情報サイトコインディスクによるとドル建て価格は日本時間27日12時時点で1ビットコイン＝7200ドル近辺と前週末とほぼ同水準。
18日に大幅安となった反動でビットコインには打診買いが入る場面もあったが、
最近の上値をメドとされる7500ドルに近付くと利益確定売りに押されやすい。

・世界株式番付：先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち21指数が上昇。

上位1位トルコ週間騰落率2.25% 2位ロシア1.68% 3位香港1.27% 4位ブラジル1.23% 5位ポーランド1.11% 10位米国0.67%　18位日本1.09%
下位25位イタリア▲1.03% 24位メキシコ▲0.55% 23位インド▲0.26% 22位南アフリカ▲0.01% 21位韓国0.0% 20位中国0.0%

・銘柄ウオッチ　トップが語る　ハブ　<3030> ［終値1023円］太田剛社長　「昼飲み」でシニア層開拓
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・ランキング：設立100年以上の企業の自己資本利益率（ROE）ランキング
1位日本カーボン　<5302> ［終値4220円］予想ROE　28.2％　株価騰落率（18年末と25日終値）6.7％　設立1915年　主力の黒鉛電極が堅調
2位OSJBHD　<5912> ［終値271円］22.7％　▲7.7％　1919年
3位塩野義製薬　<4507> ［終値6787円］20.2％　9.0％　1919年
4位森永製菓　<2201> ［終値5340円］15.0％　13.5%　1910年「ハイチュウ」米国でも人気
6位大陽日酸　<4091> ［終値2435円］14.0％　34.4％　1918年　財務レバレッジ生かす

・読者が選ぶ注目企業　ここが知りたい　青山商事　<8219> ［終値1552円］2020年3月期の連結業績で創業以来初の最終赤字に転落する。
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