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世界コロナ不況の足音


2020年3月15日(日)晴れ

・世界コロナ不況の足音 相場は歴史的下げ シナリオ総点検
新型コロナウイルスの感染拡大受けて、世界の株式市場が歴史的な暴落に見舞われた。
12日の米ダウ工業株30種平均は前日比2352ドル安の2万1200ドルと過去最大の下げ幅記録。
下落率も10%に達し、1987年10/19のブラックマンデー(23%)以来、史上2番目のおおきさなった。
翌13日のダウ平均は一転、1985ドル高と過去最大の上げ幅を記録するなど値動きは荒い。

・世界コロナ不況の足音 相場は歴史的下げ シナリオ総点検
市場の動揺させ続けているのは、新型コロナの急速な感染拡大。
13日時点で感染は113カ国・地域に広がり、感染者数は13万人を超えた。
特に感染が加速するのが欧米に。イタリアは感染者が1万5000人突破。死者数も1000人超。米国でも感染者数も1200人超える。
舞台が中国・アジアから米欧などへと広がり、コロナショックの「第2幕」の幕が上がったかのよう。

・世界コロナ不況の足音 相場は歴史的下げ シナリオ総点検
過去の危機との違いは何か。
チャイナショックやVIXショックのように金融上のひずみによるものではなく、経済活動の物理的な制約が金融市場を揺さぶっている点。
各国の航空路線で減便・運休が相次ぐ中、ヒトとモノの流れという「大動脈」が滞り、世界のサプライチェーン(供給網)は寸断の瀬戸際にある。
浮かぶのは、新型コロナを引き金に世界が景気後退(リセッション)に陥る「コロナ不況」のシナリオ。
経済協力開発機構(OECD)は2日、20年の世界経済の成長率見通しを2.4%に下方修正。
新型コロナが収束しない場合、事実上のリセッション水準にある1.5%への低下もありうると指摘。
足元の世界的な景気後退を織り込む動き。

・世界コロナ不況の足音 相場は歴史的下げ シナリオ総点検
「すでに信用収縮も起きている」との声も。
市場の動揺で世界中のマネーがドルに集中。ドルの資金調達を賄うため株式や債券の売却が加速する構図に。
工場生産や輸送・交通の停滞、小売店の休業などが長期化し、消費者心理が冷え込めば「供給ショックは需要ショックに発展する」とも。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
新型コロナウイルスの感染拡大はヒト・モノの行き来を分断し、世界景気にとって最大のリスク要因となった。
米大統領選や東京五輪の行方にも影響も。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
実体経済「目詰まり」の危機。
「日本やユーロ圏などを含む、複数の国が景気後退(リセッション)に陥る恐れがある」
経済協力開発機構(OECD)は2日発表の世界経済見通しで、こんなリスクシナリオを提示。
新型コロナウイルスの感染が収束しない場合、2020年の世界の実質成長率は1.5%まで低下する可能性がある、と指摘。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎発生が報告されてから3カ月。世界の金融市場は一気に危機感を強めた。
ターニングポイントは2月中旬。2/13湖北省が認定基準を変えた結果、中国の新規感染者数は1日で約1万4000人増加。
それをピークに1日当たりの新規感染者数は減少。3/7以降は100人を下回っており、政府は「収束」を強調する。
対照的に感染拡大が加速したのが欧米だ。
イタリアは2月下旬から感染者が1日当たり100人超、フランスやドイツ、スペインも2000人以上に急増。
米国もこの時期に感染が拡大した。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
ヒト・モノの往来はグローバル経済を動かす、いわば「血流」。
渡航や移動の制限は、実体経済の「目詰まり」を招く。
三井住友トラスト基礎研究所は3日、新型コロナにより20年の訪日外国人観光客が約311万人減り、関連消費が約4920億円落ち込むとの試算を発表。
19年の訪日客の消費額は4.8兆円に達しており、さらに消費が落ち込む恐れもある。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
日本:日本の最大のリスクは、今夏予定する東京五輪・パラリンピックの開催の行方。
仮に新型コロナの感染が日本国内で収束したとしても、米欧などで感染拡大が止まらなければ、世界中から人が集まる五輪を開催するのは難しい。
近年の夏季五輪などから試算、国内総生産(GDP)への影響は東京五輪を中止した場合で1.7兆円、
無観客だとその半分程度の下押し効果が考えられる。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
アメリカ:米大統領選がリスク。
民主党の両候補と現職のトランプ米大統領はいずれも70歳代。新型コロナ感染の「高リスク」のカテゴリーに入る。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
欧州:中国を除けば、最も新型コロナの感染拡大が加速しているのが欧州。
イタリアでは感染者数が1万5000人を超え、ドイツやフランス、スペインでも感染者数は2000人を超えた。
ヒト・モノの自由往来が支えてきた欧州経済は試練を迎えている。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
中国:新型コロナの震源地。戦うのはウイルスだけではなく、経済減速という難敵。
習近平指導部は社会保険料の減免や低利融資など企業の支援策を総動員する。
北京市は企業に対し、従業員との合意を前提に「最低賃金の70%を支給することで一時休職を求められる」との通知を出す。
習氏は中国がコロナ禍を克服し始めたと盛んに強調するが、経済復調にはそれ以上に長い時間が必要になる。

・世界コロナ不況の足音 景気後退リスク、世界に点在
韓国:コロナ感染が直撃したのが消費・サービス分野。
旅行需要の「蒸発」で、アシアナ航空は「経営非常事態」を宣言。全社員対象に3月中に10日間の無給休業を義務付けた。
ロッテグループは韓国国内の大型スーパーや百貨店の約2割に相当する200カ所の不採算店舗を3~5年で閉鎖する。
「一番被害が大きいのが自動車」。中国での生産比率が高く、国内生産も中国からの部品調達の遅れで稼働に影響。
市況が回復する半導体も懸念がある。
世界景気の変調がデータセンター向け需要に及ぶリスクは排除できず、サムスン電子の業績にも影響も。

・世界コロナ不況の足音 企業揺さぶる「コロナ現役・赤字」
収束見通し立たず、中国通信機器大手中興通訊(ZTE)依存が裏目に。
新型コロナを理由に下方修正した主な企業
幸楽苑HD <7554> [終値1116円]最終損益見通しの修正 11億円→▲4億円 中華料理チェーン「幸楽苑」の運用
牧野フライス <6135> [終値2749円]16億円→2億円 工作機械の製造
京都ホテル <9723> [終値532円]1.1億円→▲1.9億円 「京都ホテルオークラ」など運営
マクセルHD <6810> [終値943円]17億円→▲45億円 リチウムイオン電池など製造
ティーケーピー <3479> [終値1590円]28億円→8億円 貸し会議室の運営
MORESCO <5018> [終値764円]10億円→8.5億円 車・製造業向け潤滑油の製造

・新型コロナウイルスの感染拡大の影響が新規株式公開(IPO)にも及ぶ。
2020年に上叙位した企業のうち初値が公開価格を上回った企業の割合は、13日までに38%に低下。
リーマン・ショックに揺れた08年年間の割合(41%)を下回り、2000年以降では最低に落ち込む。
2月までは3勝0敗も、3月に入ると2勝7敗1分けと苦境が鮮明に。
ただ、こうした大逆風の中でも予定通り上場に踏み切った企業は、投資家からの評価が比較的高い傾向もみられる。

・イノベ企業ファイリング デリカフーズHD <3392> [終値560円]カット野菜、人手不足で脚光。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://www.koronoasa.com/info/

・MARKETS FOREX 「100円超す円高に」4割強 新型コロナウイルスの感染拡大、リスク雄局面の継続見込む。
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・MARKETS STOCK マザーズ指数、7年ぶりの安値 かさむ個人の損失、逆張り余力細る。
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・MARKETS COMMODITY 天然ゴム、安値圏で推移。
自動車タイヤに使われる天然ゴム相場は5か月ぶりの安値圏で推移。
新型コロナウイルスの感染拡大でゴム需要の4割を占める中国の自動車販売が鈍い。原油価格の急落もゴム相場の押し下げ要因に。

・MARKETS 仮想通貨
インターネット上の暗号資産(仮想通貨)ビットコインの相場が急落。
情報サイトコインディスクによるとドル建て価格は日本時間13日12時時点で1ビットコイン=5000ドル近辺と、
9000ドル程度だった前週末を大きく下回る。
12日のダウ工業株30種平均が過去最大の下げ幅となるなど投資家のリスク許容度は低下している。
ボラティリティー(変動率)の大きい仮想通貨からも資金を引き揚げている。

・世界株式番付:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち全指数が下落。

上位1位中国週間騰落率▲4.85% 2位メキシコ▲7.98% 3位香港▲8.08% 4位インド▲9.24% 5位マレーシア▲9.33% 6位米国▲10.36%
下位25位イタリア▲23.30% 24位ポーランド▲22.60% 23位ロシア▲21.17% 22位ドイツ▲20.01% 21位フランス▲19.86% 20位日本▲15.99%

・銘柄ウオッチ トップが語る SUMCO <3436> [終値1282円]橋本正幸会長
半導体の基板素材となるシリコンウエハーを手掛ける。
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・株式市場は今、押し目買いのタイミングだろうか。
過去3回の株式市場の大幅な修正局面では、こに戦略が有効だった。
9日の終値時点で、2月に付けた高値を19%下回った。弱気相場に近く、2011年、15年、18年と同程度の下げ幅に。
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・殻を破る総合商社 総合商社が収益力を強化する動きを加速している。
日資源分野への構造転換が進み、デジタル化を次の成長の柱に据える。
新型コロナウイルス問題で世界景気は減速し、業績に下押し圧力がかかる。
商社各社のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組み
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・殻を破る総合商社 総合商社が収益力を強化する動きを加速している。
食料改革の芽 世界から
世界の食糧需要が拡大する中、農業・食料ビジネスへの期待も高まる。
各商社は従来型の穀物トレーディングから脱皮し、新テクノロジーを生かした「アグリフードテック」に活路を見出そうとしている。
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・殻を破る総合商社 総合商社が収益力を強化する動きを加速している。
「アジアで医療」巨人と組む。
世界人口が拡大する中、きたる世界の高齢化に向けてヘルスケアビジネスへの投資が熱を帯び始めている。
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・殻を破る総合商社 総合商社が収益力を強化する動きを加速している。
市場の評価:伊藤忠 <8001> [終値2014.0円]非資源分野に磨き。
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・読者が選ぶ注目企業 ここが知りたい セコム <9735> [終値7677円]祖業の警備保障(セキュリティーサービス)の進化を急いでいる。
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