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信用危機 薄氷の封じ込め


2020年4月12日(日)曇りのち雨

・信用危機 薄氷の封じ込め 米連邦準備理事会(FRB)低格付け社債に異例の支援
「米連邦準備理事会(FRB)が『ダブルダウン(2倍賭け)』に出た」。
FRBが2兆3000億ドル(約250兆円)もの資金供給策を公表した米国時間9日、米ゴールドマン・サックスはこんなタイトルのリポート。
「ダブルダウン」はブラックジャックで掛け金を2倍に引き上げる戦略で、ハイリスク・ハイリターンの選択を意味する。
市場を驚かせたのは格付けがダブルBまでの低格付け(ハイイールド)債を対象とした新プログラム。
デフォルト(債務不履行)リスクの高い債券の購入は
上場投資信託(ETF)まで買い上げている日銀 <8301> [終値26000円]すら踏み込んでいない未知の領域。

・信用危機 薄氷の封じ込め 米連邦準備理事会(FRB)低格付け社債に異例の支援
FRBの発表受け、米インターコンチネンタル取引所(ICE)の米ハイイールド債の国債利回りに対するスプレッド(上乗せ幅)は7.9%と、
一時10%超えの水準から急低下(債券価格は上昇)。
「ハイイールド債にも大いなるセーフティネット(安全網)が出てきた。当面は劇的にスプレッドが戻るだろう」との予想も。
危機を封じ込めにあらゆる手を打つFRB。だが、実体経済の急降下という不安が消えるわけではない。
借り換えなど資金繰りは支援できても「需要の蒸発」という企業の苦境は続く。
東京市場で逆風を真っ向に受けているのが社債市場で大きな存在感を持つソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値4347円]。
投資先企業の経営悪化などへの警戒感で、
SBGの信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップの保証料率は一時5%前後と09年以来の水準に上昇。

・信用危機 薄氷の封じ込め「救済銘柄」探す市場
マーケットには「二番底」懸念がくすぶり続ける。
そんな中、一部の投資マネーは「コロナ後」をにらんで動き出す。
新型コロナの影響が出始めた時点でいったん持ち高を整理して浮かせたキャッシュを、新規投資に回し始めている。
「今は一部で明らかに売られ過ぎがある。換金売りで安値で手放す売り手がいるので好機だ」とも(ある国内債券投資家)。
ある市場関係者は「航空や自動車など、新型コロナの打撃が深刻でも、その国にとって欠かせない企業はどこか。
政府の救済の線引きを読む『モラルハザード投資』がキーワード」とも。
危機は深まるのか。リスクテークが報われるのか。クレジット市場の深奥を追う。

・信用危機 薄氷の封じ込め 米企業債務 たまるマグマ
新型コロナウイルスの感染拡大は、クレジット市場にも不安心理をもたらしている。
内外の低格付け社債を保有する個人投資家にも影響が出始めた。
リーマン・ショックは金融の目詰まりが主体の「金融危機」、
これに対しコロナ・ショックは航空や旅行など一部の業種で売上高がほぼなくなるなど企業の実体活動に大きな影響が出ている。
販売額、利益面いずれも大きく落ち込んだ米フォード・モーターの信用力を図る格付けは
「トリプルBプラス」から投機的水準である「ダブルBプラス」に低下。
投資適格債からいわゆるジャンク債に評価が下がると、適格債だけで運用している機関投資家の多くは、自動的に投げ売りを迫られる。
信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)での保証料率は急上昇。

・信用危機 薄氷の封じ込め 米企業債務 たまるマグマ
米格付け会社S&Pグローバル・レーティングスが上場企業対象にした
格付けから算出した格付けバイアス(格付け会社の見通しで「ポジティブ」の数から「ネガティブ」を引く)は、3月末時点でマイナス26。
リーマン・ショック以来の水準まで悪化。
「特にマイナス幅が大きいのは宿泊・飲食・娯楽や自動車セクターで、ネガティブバイアスはリーマン時より急速に進んでいる印象」と。

・信用危機 薄氷の封じ込め 米企業債務 たまるマグマ
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス、世界のハイイールド債がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性について、
3月下旬に新型コロナの影響の大きさに応じて3つのシナリオを用意。
世界景気の悪化が短期で終わる最も楽観的なシナリオでも、デフォルト率は20年2月時点の3.1%から、1年間で6.8%まで倍増するとみる。
2つ目は、リーマン・ショック時と似た状況に陥った場合、デフォルト率は16.1%とリーマン時(13.4%)を超える。
もっとも悲観的シナリオでは、20.8%までの上昇も予測。この仮定の下では米失業率は、足元の3%強から15%まで悪化すると見込む。
米ゴールドマン・サックスは中銀の強力な緩和策にもかかわらず、米国で5550億ドルもの投資適格社債が今後6カ月でハイイールド債に転落すると。
銀行借り入れが大半を占める日本と異なり、米国では社債市場から直接資金を調達する企業が多い。
社債市場の目詰まりは、信用力の低い企業の資金繰りを直撃する。

・信用危機 薄氷の封じ込め 米企業債務 たまるマグマ
米連邦準備理事会(FRB)は9日、異例の金融政策発表。
FRBの社債の購入対象を、投資不適格と呼ばれる格付けがダブルBプラス以下の一部の社債にも広げた。
FRBが企業の信用リスクを直接引き受ける踏み込んだ政策に、低格付け社債にはいったん買戻しが入った。

・信用危機 薄氷の封じ込め ソフトバンクグループ債、投資家固唾。
日本の個人向けの社債の主役はソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値4347円]。
足元で内外で5兆円を超える社債発行残高のうち、国内市場で約3兆8000億円調達する。
このうち個人向け社債が3兆4300億円と9割を占める。国内の個人向け社債の発行全体に占める比率も44%と存在感は大きい。
今回の市場の混乱でSBG社債の流通利回りは急上昇(価格は下落)している。
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・信用危機 薄氷の封じ込め ハイイールド債投信が急落
テスラ、ネットフリックス、ゼネラル・エレクトリック・・・
日本でもよく知られる米国の著名企業が発行する社債に日本の個人投資家は間接的に投資している。
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・サウジアラビアなど石油輸出機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国からなる「OPECプラス」は9日、閣僚級の緊急電話会合を開いた。
主要産油国は5~6月に世界の産油量の1割に相当する日量1000万バレル減らすことで合意。
ただ、今回の合意について、市場では原油価格を押し上げるには不十分との見方が強い。
OPECプラスの枠外にある米国などが減産協力に応じるかどうかも焦点となる。
事前に「1500万バレル~2000万バレルの減産に踏み切る」との見方もあっただけに、市場の失望を読んだ格好。

・世界株サーベイ バイオリディクス(シンガポール)コロナ検査キット参入で注目
3/30、「4月内にアジアで新型コロナウイルスの検査キット発売する」と発表。
感染すると体内にできる抗体を血液から検知する迅速検査キット。10分と短時間に済ませることができ、治療検査に向く。
価格も1個15~20ドル(1600~2200円)と手ごろ。
コロナの検査薬が新たな収入源となれば、本業の販路拡大に取り組む時間が稼げるとの期待も膨らむ。

・銘柄ウオッチ トップが語る 興研 <7963> [終値2375円]村川勉社長 粉塵やウイルスの吸い込みを防ぐ産業用・医療用の高機能マスクを製造。
使い捨て式マスク※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://www.koronoasa.com/info/

・企業分析 国際石油帝石 <1605> [終値652.6円]株価が低迷。
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・イノベ企業ファイリング シルバーライフ <9262> [終値1915円]高齢者向けの日替わり弁当手掛ける。
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・ニトリ <9843> [終値15350円]6日、2021年2月期に増収増益になるとの予想を発表。
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・東宝 <9602> [終値3350円]新型コロナウイルスの感染拡大受け、17日に公開予定の人気アニメ「名探偵コナン」など複数の配給作品の上映延期。
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・ネクソン <3659> [終値1793円]韓国事業好調で2019年12月期に過去最高益。
今期は「深い体験」※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://www.koronoasa.com/info/

・MARKETS 「売られ過ぎ銘柄」に買い戻し
6~10日の東京株式市場では、3月中旬からの相場急落で大きく売り込まれた銘柄の上昇が目立った。
米欧で新型コロナウイルスの新規感染者がピークに達しつつあるとの見方が出始めて市場心理が和らいだ上、
日本のん緊急事態宣言発令で当面の不透明感が薄れ、海外短期筋などの売り方の買戻しが入った。
もっとも、中長期の投資家の買いは少なく、商いが少ない中で値幅が大きくなった面もある。
戻り相場に入ったかどうかは不透明。
3月の安値を下回る二番底や荒い値動きの継続を警戒する声は減っていない。

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