
中銀、禁断の領域へ
- 2020年05月10日
- 日経ヴェリタス
2020年5月10日(日)くもり
・中銀、禁断の領域へ 企業金融へ踏み込み、「最後の買い手」に
「世界の中央銀行は『最後の貸し手』から『最後の買い手』になった」。
米連邦準備理事会(FRB)は4月、低格付け債を含む社債購入プログラムを導入。
欧州中央銀行(ECB)も投資不適格級になった債券も資金供給の担保として受け入れると決めた。
中銀の資金供給は2008年の金融危機時を突破。
日米欧3中銀の総資産は5/6時点、合計18兆ドル(約1960兆円)と2019年末の14兆ドルからすでに2割超増加。
20年末には2400兆円規模にまで膨らむ計算となる。
・中銀、禁断の領域へ 企業金融へ踏み込み、「最後の買い手」に
企業金融など禁断の領域に足を踏み入れた金融政策を支えに、市場動揺にはひとまず歯止めがかかった。
もっとも、戦後最大の景気後退という実体経済への打撃は現在進行形で広がる。
市場発の信用危機の連鎖を回避して資金の目詰まりは防げたとしても、経済停滞による企業の売り上げや雇用の消失は止まらない。
・中銀、禁断の領域へ 企業金融へ踏み込み、「最後の買い手」に
「我々は必要な手段を講じ続ける」。FRBパウエル議長は4/29の記者会見で、経済復元が強固になるまで緊急措置を続けると強調。
ECBラガルド総裁も30日に正常化は21年以降との想定を示唆。
出口戦略は「向こう数カ月以内に実現することではない」として長期戦への覚悟をにじませた。
・中銀、禁断の領域へ 日米欧中銀、「戦時」に突入
日米欧の中央銀行が禁断の領域に足を踏み入れつつある。
大量の資金供給により総資産は過去最高を更新。
コロナ危機の封じ込めに向けて政策を次々と打ち出し、「戦時モード」へと突き進む。
・中銀、禁断の領域へ 日米欧中銀、「戦時」に突入
米連邦準備理事会(FRB)企業破綻を全力阻止
「弾丸が尽きることはない」パウエル議長がこう述べたように、
FRBは企業金融の世界に踏み込む異例の資金供給策など繰り出し、信用不安の封じ込めにいったん成功。
ただ金融危機を超える経済悪化が想定される中、「次の一手」にもすでに注目が集まっている。
社債購入制度はまだ始まっていないが、FRBが「最後の買い手」として存在する安心感が民間マネーを呼び込み、大型起債などが相次いでいる。
・中銀、禁断の領域へ 日米欧中銀、「戦時」に突入
欧州中央銀行(ECB)南欧リスクに先手
ECBも異例の政策を次々繰り出している。
4/30の理事会では、マイナス1%という超低金利での銀行への資金供給策を決めた。
念頭にあるのは、イタリアなど南欧の金融機関の救済。
コロナ対策の特別再発行も合意できておらず、金融政策頼みの「片肺飛行」が続く。
本来、コロナとの闘いは財政政策の役割でもある。
ただ財政政策については域内各国で考え方の違いがある。
欧州財政のしわ寄せがECBに集まっているともいえる。
・中銀、禁断の領域へ 日米欧中銀、「戦時」に突入
日銀、政策「先駆者」の苦悩
日銀 <8301> [終値27010円]黒田東彦総裁「できることは何でもやる」と4/27金融政策決定会合の記者会見で断言。
同会合では、社債やコマーシャルペーパー(CP)の買い入れ上限を現状の3倍の約20兆円に引き上げ、企業の資金繰り支援を強化。
年80兆円という国債の保有残高の増加ペースの制限も撤廃。
経済停滞が長期化した場合、日銀にとれる追加政策は限られる。
非伝統的金融政策の末、日銀が陥る「出口の見えない」状況は、米欧中銀の未来の姿となるかもしれない。
・中銀、禁断の領域へ 社債市場再始動、信用力で明暗
民間マネー動く 低格付け債は利回り高止まり。
中銀の資金供給策を追い風に、凍り付いていた信用市場が再始動しつつある。
「10年に一度歩かないかのバーゲンセール」と市場動揺の余波が残る債券市場で、
投資家たちがスプレッド(上乗せ幅)の拡大した社債を買いに動いている。
特に米国は、空前の社債発行ラッシュに沸く。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・中銀、禁断の領域へ 有事対応の中銀、政府と一体化進む
新型コロナウイルスによる危機を受け、世界の中央銀行が大きな岐路に立たされている。
金利が消えた世界での危機対応は、中銀と政府の一体化を加速させる可能性が高い。
・新型コロナウイルスの影響で、世界経済は1930年代の大恐慌以来の落ち込みといわれ、多くの企業の収益は深く傷ついている。
東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・ジャパン・レジリエンス株式オープン」という投信がある。
レジリエンスは強靭(きょうじん)という意味。
ビジネスモデルが強靭さを持ち、利益成長の実現可能性が高いと考えられる銘柄を、独自調査で20~30銘柄選んで投資する。
この運用成績が底堅い。2~3月の急落局面の落ち込みが比較的小さく、その後の戻りがしっかりしている。
4月下旬時点で保有銘柄に入っているのが、※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・イノベ企業ファイリング アドバンテッジリスクマネージメント <8769> [終値763円]メンタルヘルスの管理を中心に事業展開。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・景気の先行指標となる半導体は今後、持ち直しを確かなものとするのか。
それとも他業種と同様、コロナ禍の波に翻弄されるのか。2020年3月期決算発表は、強気と懸念が入り混じる「迷い」の内容に。
東京エレク <8035> [終値22490円]アドバンテスト <6857> [終値5370円]ディスコ <6146> [終値24910円]の20年3月期は各社最終減益も、
足元では半導体需要の回復映し、そろって会社予想を上回った。
注目すべきは、※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・原油価格に連動する上場投資信託(ETF)に関して、取引所や証券会社が個人投資家に警鐘鳴らしている。
4月にWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格がマイナスをつけたのを機に、逆張りの個人マネーが大量に流入したため。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS 連休明けの初日の株 異例の小動き
大型連休明けの初日だった7日の東京株式市場で、日経平均株価は1万9674円で引けた。
大型連休明けの初日は例年、東京市場が休みの間に起った海外発の材料が「蓄積」するため、変動が大きくなりやすいが、
今年は前営業日比55円(0.28%)高と小動きだった。
翌8日は504円高と大幅上昇したものの、新型コロナ禍で強弱感が交錯するとの見方は多い。
過去を振り返ると連休明け初日の日経平均は1.9%変動。今年は異例の部類に入る。
・わたしの投資道 坂本彰氏(上)千載一遇の好機 目をつけていた成長株 押し目買い
新型コロナウイルスに端を発する今回の相場下落局面は、私のような逆張り投資家にとっては好機です。
すでに3月以降で1000万円以上のポジションを積み増しました。
私の物色テーマは3つ。成長株と配当狙い、それから不動産投資信託(REIT)です。
成長ストーリーがコロナの影響受けにくいにもかかわらず売られている銘柄は押し目買いの好機。
例えばプロレド・パートナーズ <7034> [終値4370円]顧客企業のコスト削減に強みを持つコンサル会社、不景気に強い銘柄だと艦がています。
マンション向けにWi-Fi整備手掛けるファイバーゲート <9450> [終値1355円]も、テレワークの普及で業績が伸びると考えて投資。
二つ目の視点は高配当です。NTT <9432> [終値2447.5円]
すかいらーく <3197> [終値1700円]は優待狙いのため急いで売ることはしませんが見通しが甘かったと反省。
REITは、コロナの影響受けにくい物流関連中心に買っています。
長期投資家にとって大事なのは、下落局面でもろうばい売りを出さないこと。
日経ヴェリタスを含め、日経新聞、日経産業新聞、日刊工業新聞
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