
億り人は嵐から逃げない
- 2020年05月17日
- 日経ヴェリタス
2020年5月17日(日)晴れ
・億り人は嵐から逃げない コロナ後を見据え いま動く
新型コロナウイルスの感染拡大とともに、7年余り続いた右肩上がりの「アベノミクス相場」はあっけなく終えた。
経験したことがない相場の転換点ですご腕の資産家たちはどう動いたのか。
日経ヴェリタスは4月、調査会社マクロミル <3978> [終値670円]通じて
1億円以上の金融資産を持つ富裕層とそれ以外の一般層を合わせた1200人にアンケート。
そこで浮かび上がったのは、確固とした投資方針のもと売買タイミングや銘柄を見極めて損失を回避しつつ、
積極的な投資姿勢で資産を回復する富裕層の姿。
・億り人は嵐から逃げない コロナ後を見据え いま動く
1月末~4/18に保有資産がどれだけ変動したか聞いたところ、損失を回避できたのは一般層を含む全体で23%にとどまり、うちプラス運用は8%。
一般層からは「早くからおかしいと思うべきだった」などパニックが広がった様子がうかがえる。
一方、対象を億り人に限ると、3人に1人が損失回避していた。そのうち13%はプラス運用。
・億り人は嵐から逃げない コロナ後を見据え いま動く
荒れ相場で資産を増やした富裕層はリスク管理も徹底。
保有資産5000万円以上の投資家で資産が増えた人は、43%が株式のショート(空売り)を活用。
もっともコロナ相場で資産を減らした億り人も少なくない。
ただ一般層と違うのは、損をしても投資意欲は衰えていない点。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない コロナ後を見据え いま動く
億り人の投資対象は株式以外にも広がる。
今後買いたい金融商品として不動産投資信託(REIT)や外国債券、金を挙げた比率はいずれも一般層を大きく上回った。
足元の株式相場は戻り基調とはいえ、新型コロナを巡る不透明感は依然強い。
相場が荒れても、揺れの震度を察知し、資産を守りながら資産拡大につなげる「ネタ」を見出す億り人たち。
・億り人は嵐から逃げない 億り人際立つ強さ
「億り人」の3人に1人が損失回避に成功。
新型コロナという市場の「想定外」を過小評価せず、早期にキャッシュポジションを高める一方、
4月以降は底値からの株価回復で資産を増やした姿が浮かび上がる。
今回のような下げ相場では、株式のショート(空売り)を仕掛けられたかも攻守のカギになる。
資産を増やした投資家でショートを活用した比率は、保有資産5000万円未満の層で26%程度に対し、5000万円以上の層は43%に上った。
・億り人は嵐から逃げない 億り人際立つ強さ
億り人は資産を減らしても投資意欲が旺盛なのが特徴。
コロナ禍で損失を抱えながらも「今後も現金を投入して積極的に投資する」と回答した億り人は35%と、一般層の約1.5倍の水準。
逆風下でも億り人は自分なりの投資スタイルを崩さないケースが目立つ。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない 荒波に耐える個人投資家
2012年暮れからのアベノミクス相場後に株式投資を始めた人にとって、今回の「コロナショック」は初めての試練となった。
コロナショックの最大の特徴は、株価下落のスピードだった。
日経平均株価は1月の2万4000円台から、3月には1万6000円台まで一気に値を切り下げた。
信用取引で株を買っていた個人への影響は大きく、追加の証拠金差し入れ(追い証)が大量に発生。
現金確保のための換金売りや、追い証回避のための損切りの売りがさらに相場を押し下げる悪循環に陥った。
急落局面でどう動いたかの質問には「何もできなかった」との回答が57%で最多。
・億り人は嵐から逃げない 荒波に耐える個人投資家
損失を膨らませた投資家から得られる教訓も少なくない。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない 荒波に耐える個人投資家
アンケートで、損を抱えた投資家の次の行動を聞くと「戻りをじっと待つ」が68%と最多、
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない 投資の最善手は「居座り」
新型コロナウイルスの感染拡大で大荒れになった世界のマーケット。
プロか個人かを問わず、投資家は大波に襲われた。
「稀代の目利き」の孫正義氏が率いるソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値4574円]2020年3月期9000億円もの最終赤字に陥る見通し。
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の米バークシャー・ハザウェイは1-3月に497億ドル(約5兆3000億円)の赤字を計上。
「投資の優先課題は生き残ること」
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない
個人投資家1000人調査 データ編 【個人投資家が1番に買いたい銘柄】
1位富士フイルム <4901> [終値5128円]回答人数31 新型コロナの治療薬に「アビガン」を期待
2位トヨタ <7203> [終値6249円]29 安定性と成長性に信頼感がある
3位ソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値4574円]22 悪化する業績の巻き返しに期待
4位※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない
個人投資家1000人調査 データ編 【保有銘柄】
1位トヨタ <7203> [終値6249円]保有人数 85 配当利回り3.30%
2位ソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値4574円]69 0.93%
2位みずほFG <8411> [終値120.2円]69 6.08%
4位※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・億り人は嵐から逃げない
個人投資家1000人調査 データ編 【今後買いたい金融商品】
国内株式 56%
投資信託(投資対象が株式型)18%
外国株式 12%
投資信託(資産分散、バランス型)11%
投資信託(先進国の国債型)6%
不動産投資信託(REIT)6%
金 5%
投資信託(REIT型)4%
・億り人は嵐から逃げない
個人投資家、荒れ相場を教訓に。荒天相場から個人は多くを学んだ。
・資金には余裕をもって
・待つも相場なり
・底値会は難しい
・売り時は難しい
・判断が奏功
・億り人は嵐から逃げない
個人投資家1000人調査 データ編 【個人が利用する証券会社】
楽天証券 <4755> [終値997円]35.4%
SBI証券 <8473> [終値2141円]34.9%
野村證券 <8604> [終値405.5円]30.3%
大和証券 <8601> [終値405.6円]16.8%
・夏のコロナ倒産・廃業を警戒
新型コロナウイルスの影響で今夏に企業倒産や小規模事業の自主廃業が激増するとの懸念が台頭。
ヒトの流れが止まり売り上げが立たない飲食店、宿泊施設、イベント・アミューズメント施設の大量破綻の波が6月末に訪れ、
そこから先はサービス業、小売業、卸売業、製造業へとドミノ倒しが広がっていくとのシナリオ。
年間の倒産件数が1万件を上回ったのは2013年。7年ぶりの1万件超が現実味を帯びてきた。
・イノベ企業ファイリング イーギャランティ <8771> [終値2128円]企業が抱える売掛債権の保証を手掛ける。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・トヨタ <7203> [終値6249円]意地を見せる。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・JT <2914> [終値2009.5円]前期まで16期連続で増配を重ねてきたが、今期予想は前期から据え置きで記録は途切れる見通し。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・Welby(ウェルビー)<4438> [終値1628円]医療分野のスマートフォンアプリを手掛ける。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS 株価回復試しバリュー株の上昇
バリュー株相場への転換期待が高まっている。
これまでは医的や半導体関連などグロース株の一部に偏っていた買いの手が割安なバリュー株にも向かえば、日本株の本格上昇に弾みがつく。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大受けて停滞していた経済活動が再開されても、感染拡大の第2波への警戒は残る。
足元でのグロースとバリューの7綱引きの行方が今後の相場形成の焦点に。
・わたしの投資道 坂本彰さん(下)2017年金融資産が1億円を超え「億り人」に。
本格的に投資するにあたって、まず重視したのが四季報などで企業の財務状況を見ること。
中でも、最終損益がしっかり黒字になっているかをまずチェックします。
「ろうばい売りは出さない」ことを信条。
下がったところで買う逆張りのスタイル確立。
日経平均株価が1日で1000円以上下げた日は、下げの最終局面が来たと判断して積極的に買いを入れています。
足元の新型コロナ相場では積極的に買っていますが、さらなる投資機会に備え、手元にキャッシュも温存。
夏にかけて相場が二番底をつけると考えています。
コロナショックで保有する金融資産は1億円を割り込みましたが、いずれ株価も戻るだろうと、どっしり構えています。
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