
パンデミックは終わらない
- 2021年08月01日
- 株式投資・経済ニュース全般
2021年8月1日(日)晴れ
・パンデミックは終わらない 市場が恐れる「新たな感染症」リスクは。
医療技術が進んだはずの現代で、なぜパンデミック(世界的な流行)の頻発を警戒する必要があるのか。
一つの要因はグローバル化。モノが縦横無尽に世界中を行き来し、経済の発展をもたらしてきた。
それは「地球の裏側で流行する感染症が明日、日本に入ってくる」リスクと裏腹の関係に。
開発で森林が減り、動物が持つ病原体が人間に感染する危険性も高まっている。
・パンデミックは終わらない 市場が恐れる「新たな感染症」リスクは。
パンデミックの市場への影響を予知するのは容易ではない。
渡航制限や都市封鎖(ロックダウン)で経済活動が停滞し、一時的には株価などを大きく押し下げる。
だが、各国は大規模な金融緩和や経済対策に動く可能性が高い。
市場を大きく揺るがすパンデミックリスクを総点検する。
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
ヒト、モノ、マネーが世界を自由に行き来するグローバル社会は、ウイルスや細菌が疫病をまん延させるには実に都合がよい。
新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)が終息しても、近い将来、間違いなく新たな感染症が我々の前に現れる。
グローバル社会と背中合わせといえる、この「テールリスク」にどう立ち向かうか。
世界はまだ正解を持ち合わせていない。
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
次のパンデミック いつ起きるか。
ギリシャ語の「パン(全て)」と「デモス(人々)」を語源とするパンデミック。
世界的大流行となる新興・再興感染症の代表格といえるのがインフルエンザ。
ウイルスの感染力と病原性は「反比例」の関係にある。
ウイルスは宿主を死に追いやれば、「自らも死滅することになる。
「適者生存」の特性を考えると、父性の高い次の新型インフルが、世界的猛威を振るうかは予測難しいい。
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
次のパンデミック いつ起きるか。
インフルエンザや新型コロナの数倍もの感染力をもつはしか(麻疹)も要警戒。
そしてもう一つ、「暗黙のパンデミック」とも呼ばれる薬剤耐性菌(AMR)の出現と世界的大流行も見過ごせない。
パンデミックはひとまず発生してしまえば、国家をも危機的状況にまで追い込む可能性がある。
・20世紀以降、少なくとも5度のパンデミックが発生
スペイン風邪 1918年 死者数(推定)5000万~1億人 第1次世界大戦の終結の要因とも
アジア風邪 1957年 110万~200万人 約半年で世界に拡大
香港風邪 1968年 100万人 死者のほとんどが65歳以上
新型インフル 2009年 15万~57万人 豚インフルから変異
新型コロナ 2019年 現時点で400万人 未発症者からも感染
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
投資家が生かすべき新型コロナの教訓は?
今回の新型コロナのパンデミックを1つのテストケースとして総括してみると、
最初の感染者が見つかり、感染の広がりが限定的な段階では市場はほぼ反応しない。
新型コロナの最初の感染sにゃは、遅くとも19年12月に中国の武漢で確認された。
20年1/9に「新型肺炎が中国で集団発生した」と世界保健機関(WHO)が発表、23日には武漢の都市封鎖(ロックダウン)が実施された。
この時「02~03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)のように、
広がってもアジア域内にとどまるとみて欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の投資家は軽視していた」
この見方が覆り、市場が本格的に反応し始めるのは
「ウイルスが国境を越え、人から人への感染が経済への打撃につながると意識されるタイミング」。
実際、20年1月には地球の裏側にある米国で、人-人感染が確認。
米国では2月の総合購買担当者景気指数(PMI)が6年4カ月ぶりの低水準に沈む。
ダウ工業株30種平均は2月の高値から3月の安値まで4割も下げた。
外国為替市場では「有事の円買い」で一時1ドル=101円まで10円程度も円高・ドル安が進んだ後、一転円安・ドル高に触れた。
企業や投資家が決済手段であるドルを奪い合い、市場の流動性が枯渇したため。
「為替の乱高下は次のパンデミックでも繰り返される可能性が高い」。
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
投資家が生かすべき新型コロナの教訓は?
だが、動揺は徐々に収まる。米連邦準備理事会(FRB)が矢継ぎ早に対策を打ち出したため。
米長期金利は一時0.3%台まで急低下し、市場を覆っていた「リスクオフ」のムードの後退につながる。
国際協調の動きも広がる。FRB、日銀、欧州中央銀行(ECB)のほか、ブラジルなど新興国の中銀も加わり、市場にドル資金を供給する。
「感染症はその他の経済危機と異なり、国民の命に直接関わるため、各国・当局が協力して立ち向かう」。
今回の教訓となれば、次のパンデミックでは対応策がよりスムーズに実施される可能性もある。
・パンデミックは終わらない 経済脅かす感染症X
次に表れるのは新型コロナや新型インフルではなく、感染力や致死率が極めて高い「感染症X」かもしれない。
毒性が強い病原体がアックさんすれば「より強い規制が導入され、幅広いセクターがダメージを受ける」
深刻な感染状況が長引けば支援対策のセクターが絞られ、失業者の増加につながる恐れもある。
・パンデミックは終わらない 感染症体制が強い銘柄は?巣ごもり関連、コロナ禍同様に成長期待
パンデミック(世界的な流行)では経済活動がそれ以前と大きく変わるため、以前に出した業績予想などの情報は参考にならなくなる。
投資家が頼れる情報は多くない。まず問うべきはパンデミック下での成長力。
「パンデミックには『巣ごもり』が共通する」との指摘。
もっとも、感染症の毒性がつよl区、致死率が高くなると、様相は異なってくる。
例えば今回のコロナ禍では電子商取引が伸びたが、
「パンデミックで人が完全に外に出られなくなれば配達が難しくなるため、EC関連銘柄も厳しくなる」
ワクチンや治療薬を開発する製薬会社にとっては、どのようなパンデミックでも事業拡大のチャンスになり得る。
特に期待されるのが、米ファイザーや米モデルナが持つメッセンジャーRNA(mRNA)のワクチン技術。
化学合成できるため、素早い開発が可能。
国内では第一三共 <4568> [終値2159.5円]がこの技術を持つ。
一方、今回のコロナ禍では、渡航制限などの影響で航空・旅行業界が大きな打撃を受けた。
日本航空 <9201> [終値2283円]やANAHD <9202> [終値2653.5円]の株価が19年末比で3割安く、
HIS <9603> [終値2359円]といった旅行関連銘柄も2~4割下げたままとなっている。
・パンデミックは終わらない デルタ型猛威、日本株安に波及。
7月以降、インド型(デルタ型)の変異ウイルスを中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大している。
ワクチン接種率の低い東南アジアなどでは、感染者数や死者数が爆発的に増えている。
パンデミック(世界的な流行)はまさに世界的な問題だが、日本の状況は特に厳しく、当面日本株の重荷となる可能性が高い。
・Focus ペントアップ(先送り)消費 風は吹くか
「コロナ後」関連銘柄上昇、感染拡大が不安材料に。
消費関連では都市型企業の株価上昇が目立つ。2月決算企業時価総額100億円以上。2020年末と7/28時点株価比較
1位IDOM <7599> [終値999円]株価上昇率78.2% 増減益率21年3-5月期最終損益ベース 黒字転換 中古車買い取りチェーン
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・Focus ペントアップ(先送り)消費 風は吹くか
消費関連企業の株価を業態別に比べると、都市型の代表格である百貨店に比べ、郊外型中心のホームセンターは軟調。
昨年にコロナ禍の巣ごもり消費を取り込んだホームセンターでは反動減が目立ち始めた。
百貨店は高齢者のワクチン接種が進む中で、富裕層のペントアップ(先送り)消費が
他の業態よりも早く起きるとの期待を集めるが、足元の業績は厳しく、回復へのハードルも高い。
ホームセンターではDIY用品など巣ごもり需要で好調だった分野で反動減も。
DCMHD <3050> [終値1078円]21年3-5月期でDIY用品などを取り扱う「ホームインプルーブメント」部門の売上高は2.2%減った。
DIY用品に強いコメリ <8218> [終値2651円]既存店売上高も、6月まで2カ月連続で前年同月比10%前後のマイナスに。
・Focus ペントアップ(先送り)消費 風は吹くか
都市型のチェーンと郊外型チェーンで株価に差が出ているのがドラッグストア業界。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・Focus ペントアップ(先送り)消費 風は吹くか
喫茶店では都市型と郊外型の株価の値動きが反転しつつある。
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・企業分析 レーザーテック <6920> [終値20470円]株価が飲み悩む。
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・イノベ企業ファイリング メドレー <4480> [終値4030円]オンライン診療、「求人」の次の柱に
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・ここが知りたい バイク王&カンパニー <3377> [終値1424円]上期最高益、業績回復のエンジンは
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・MARKET 株、好決算でも「K字」反応
2021年4‐6月期の決算発表が本格化する中、好決算でも銘柄によって市場の反応が明暗に分かれる「K字相場」の様相。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・ソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値6837円]などの巨大なグローバル投資家の一部に「赤い衝撃」が走っている。
上海総合指数や香港ハンセン指数の急落は、
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
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