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【扉を開いて】新興国投資 ここが勘所


2021年9月12日(日)くもり

・新興国投資 ここが勘所 ワクチン・通貨・政治・・・5つの指標で選別
国際通貨基金(IMF)、先進国と新興国の間で広がるコロナ禍からの回復の格差を「Fault Lines(断層)」と表現。
先進国では人口の4割近くがコロナワクチンの接種を完了する一方、新興国ではまだ1割ほどで、ベトナムに至っては3%台。
この接種率の差が「断層」を広げる。

・新興国投資 ここが勘所 ワクチン・通貨・政治・・・5つの指標で選別
国際通貨基金(IMF)7月先進国の2021年の成長率見通しを5.6%と4月時点から0.5ポイント引き上げ、新興国は逆に0.4ポイント引き下げた。
4月時点では輸出産業などがコロナ禍から回復し、新興国の景気も正常化ぬ向かうと期待されていた。
ところがデルタ型のまん延が楽観論を一掃した。
代表的な新興国の株価指数のMSCIエマージング指数は、コロナ禍で急落した20年3月から21年2月までに約7割も上昇したが、足元では頭打ち。
断層は新興国の間でも広がる。
中国代表的な株価指数上海総合指数は10日、約6年ぶりの高値。
一方、トルコは利下げを繰り返し、インフレと通貨安に悩まされる。近国アフガニスタンの混乱も不安材料。

・新興国投資 ここが勘所 ワクチン・通貨・政治・・・5つの指標で選別
今後懸念されるのが米国の金融政策の行方。
景気が回復傾向にある米国は、世界に先駆けて緩和の縮小を探る。
新型コロナなどの外的ショックに脆弱な一方で、将来の成長期待が新興国の魅力。
「世界経済に占める新興国の比率は今後も高まる」と予想、先進国への投資だけでは世界の成長の恩恵を受けられないとの声も。

・新興国投資 ここが勘所 ワクチン・通貨・政治・・・5つの指標で選別
ただ、投資をする上では対象国を選別することが欠かせない。
注目せべきポイントは、「政治の安定性や金融面の健全性が国ごとの外的ショックへの強さを分ける」。
日経ヴェリタスは新興5カ国の現状総点検。危機の今こそ新興国の真の実力を測り、投資のヒントに。

・新興国投資 ここが勘所 彼の地は晴天?曇天?荒天?
【中国】コロナ抑え込み、経済急回復 IT・教育・不動産・・・強まる規制を市場注視
中国経済の評価は主要5新興国で最も高く、盤石に見える。
だが、懸念はある。習近平指導部が打ち出した「共同富裕(ともに豊かになる)」のスローガンの下、
IT(情報技術)や学習塾などへの規制が教化され、悪影響が広がっている問題。
市場ではこの問題の影響度を慎重に見極めようとする関係者が多い。

・新興国投資 ここが勘所 彼の地は晴天?曇天?荒天?
【インド】ワクチン接種本腰、株価急伸 中小型株にも物色の矛先、ルピーも堅調。
代表的な株価指数SENAEXは初めて5万8000を突破し、新興国野中でも群を抜く上昇ぶり。
インド中銀は21年度のGDP成長の見通しを9.5%と見込む。
ただ中国などと比べるとワクチンの接種率はまだ低く、完了した人は全体の1割強。
インド政府系の研究機関は8月、新たな変異ウイルスの登場によっては再び何感染爆発が起こりうるとの報告をまとめている。
外交面では隣国パキスタンとの関係改善が課題。
アフガニスタンが再びテロ組織の温床となるような事態となれば、インドの安全保障上のリスクは増すことになる。

・新興国投資 ここが勘所 彼の地は晴天?曇天?荒天?
【ブラジル】インフレ、庶民の生活直撃 22年大統領選を前に政治不安定化
2021年前半、新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われ、50万人を超える死者を出したブラジル。
現在は新規感染者数・死者数とも減少が続いており、経済活動も回復軌道に乗りつつある。
足元では物価上昇が新たな懸念として浮上。
2022年に予定されている大統領選を前に政治も不安定になっており、南米最大の経済大国の先行きは楽観視できない。
株価軟調。主要株価指数ボベスパは6月につけた年初来高値から1割安の水準。
議会で配当への課税が議論、政治動向が不安視。

・新興国投資 ここが勘所 彼の地は晴天?曇天?荒天?
【南アフリカ】大規模暴動、しぼむ経済回復。物流網に悪影響、外国企業投資も遠ざかる
7月下旬、同国の核とでアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後で最大規模となる暴動が発生し、300人以上が死亡。
南アフリカ経済はコロナ禍による「打撃から回復する途上。株価指数は過去最高値に達し、資源高の恩恵を受けて通貨ランドも上昇基調。
ところが先行きは「早晩売り戻される」との声も。
暴動で明らかになった治安への不安は外国企業の投資を遠ざけ、経済の立て直しを激しくしている。
9/7発表、南アフリカの4‐6月期実質国内総生産(GDP)は前期比1.2%増、
20年通期で6.4%も落ち込んだコロナ禍からの回復には早くもブレーキ。

・新興国投資 ここが勘所 彼の地は晴天?曇天?荒天?
【トルコ】拙速利下げ、通貨危機警告 アフガン混乱で地政学リスクも浮上
トルコの通貨リラの対ドル相場は過去最安値圏で推移。
経常赤字の縮小などで足元のリラ安は一服したが、1年前と比べて1割超安い。
エネルギーなどを輸入に頼るトルコにとって、通貨安はインフレに直結する。
直近の上昇率は消費者物価指数(CPI)が前年同期比19%、卸売物価指数(PPI)は46%に上る。
米国の緩和縮小(テーパリング)が目前に迫り、リラが暴落する「通貨危機」も警戒される。
地政学上、混乱するアフガニスタン情勢とも無縁でいられない。
新たな難民がイラン経由でトルコに流入する懸念が強まっている。

・新興国投資 ここが勘所 新興国の経済成長、投信を通じて取り込む
先端企業が存在感、アクティブ型に妙味。
個別株を事務んで選んで買うこともできるが、
国によっては英語の開示が乏しかったり、ガバナンス面に問題があったりと銘柄選択の難易度は高い。
投信なら中国やインドなど特定の国に特化したものだけでなく、
アジア地域や新興国全体に投資するものもあり、自分に合った商品を選ぶことが出来る。
新興国で事業を展開する日本企業の株式を買うことで、間接的に新興国に投資するのも一手。
業績に占める新興国の割合が高い銘柄ほど、新興国の成長が株価を押し上げる事が期待できる。
三井海洋開発 <6269> [終値1725円]地域別の売上高に占めるブラジルの割合が6割と高い。
洋上プラントなどの事業を同国で手掛けている。
ツガミ <6101> [終値1910円]やピジョン <7956> [終値3270円]のように、中国向けに強みを持つ銘柄も多い。
新興国で事業展開する日本株にも妙味があるとも。

・日本株の上昇が続いている。
日経平均株価は8日、終値ベースで約5カ月ぶりに3万円台に回復、週間では1253円(4%)上昇。
次の節目は2/16につけた年初来高値(3万0467円)。
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・Focus 「不祥事株」投資 目利きの力を養おう
法令違反や不正会計、情報流出やスキャンダルなど、企業の不祥事が発覚すると、直後に株価が急落するケースが多い。
ただその後の株価をみると、力強く復活を果たす企業、長期にわたって沈んだままの企業など様々。
企業の「真の実力」を見極められれば、不祥事は投資機会にもなる得る。

・Focus 「不祥事株」投資 目利きの力を養おう
オリンパス <7733> [終値2422.5円]巨額粉飾決算 株価、発覚前の4倍に上昇。物言う株主の「外圧」で構造改革。
大株主の米投資ファンドから社外取締役を招くなどのガバナンス強化に加え、
同社の代名詞的な存在だったカメラを軸とした映像事業を売却、主力の内視鏡ビジネスに経営資源を集中。
改革奏功、株価は粉飾発覚前の約4倍になっている。
現経営陣の企業変革・収益性改善に向けたスピード感は想像以上に早いと一連の取り組みを評価。

・Focus 「不祥事株」投資 目利きの力を養おう
ベネッセ <9783> [終値2475円]顧客情報漏洩 株価、発覚前の半値に沈む 信頼回復遅れ、競合に顧客流出。
国内で少子高齢化が進む中、屋台骨の国内教育事業で失った信頼を回復できず、競合への顧客が流れる状況続く。
ただ株価回復の兆しが見え始めている。
「競合に比べ遅れていた教材のデジタル化が進み始めたことも追い風」とも。

・Focus 「不祥事株」投資 目利きの力を養おう
東芝 <6502> [終値4785円]不正会計 経営混乱で株価迷走 株主に圧力、企業統治改善遠く
2015年の不正会計発覚後、医療機器事業など切り離し経営再建を進めてきたが、ガバナンスの不備も表面化。
投資家の不信感と海外ファンドによる買収の思惑が交錯し、株価は乱高下が目立つ。
10月には新中期経営計画を公表。経営イベントが株価を左右する状況が続きそうとの見方が大勢。

・Focus 「不祥事株」投資 目利きの力を養おう
凄腕投資家、不祥事株の売買時期判断 押し目買い、業績改善の芽見極め
不祥事は押し目買いの好機となることもあれば、株価低迷の切っ掛けにもなる。
不祥事が起きた際には
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・米国の雇用情勢は前例のない状況。
8月の雇用統計数は市場予想を大幅に下回った。
新型コロナウイルスの影響で企業は従業員を確保できなくなっている。
ただ、9月以降は求職が徐々に増えるとお米連邦準備理事会(FRB)も民間エコノミストも期待する。
年内にFRBが資産購入の縮小(テーパリング)を始めるとの観測は揺らいでいない。
なぜ求職が鈍いのか。エコノミストの間では、1.学校が休校のため育児で自他悪を離れられない 2.デルタ型の感染拡大で外出を控えたい
3.約半数の州では9月上旬まで手厚い失業保険の拡充があったーという要因が指摘。
こうした要因は9月以降は和らぐ可能性がある。

・企業分析 ツルハHD <3391> [終値14210円]M&A(合併・買収)後を襲う成長痛。
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・発掘 滋味スゴ銘柄 ユーラシア旅行社 <9376> [終値503円]秘境や遺跡巡り・・・独自路線貫く
高所得のシニア層向け旅行の企画販売手掛けるユーラシア旅行社、アフリカやアジアの秘境やヨーロッパの田舎など特色あるツアーに強み。
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・ここが知りたい アルフレッサHD <2784> [終値1783円]薬価下げの逆風、採算改善の処方箋は
2022年3月期の連結業績予想は売上高が前期比4%減の2兆5050億円、純利益4%減、207億円の見通し。
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・IPO 9月22日上場 コアコンセプト・テクノロジー <4371> [仮条件3350~3500円]ものづくり現場のDX支援
製造業・建設業を中心に企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援する。
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・MARKET 制限緩和先取り、居酒屋株に食指
日経平均株価が約5カ月ぶりに3万円台に回復し、日本株を買い戻す投資家の動きが顕著になってきた。
国内で新型コロナウイルスの拡大に鈍化の兆しがあることも投資家の心理を明るくしている。
政府は11月以降には接種証明書などあれば県境をまたぐ移動や酒類の提供認める方針。
人の移動が本格的に回復すれば、戻りの鈍い空運株や鉄道株にも波及する可能性がある。

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