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扉を開いて(2012.1.1号)

2011年1月3日(火)はれ

・2012年中央銀行が挑む。日米欧主要3中銀の総資産、リーマン・ショック前の約2倍へ拡大。
 中央銀行が国債買い入れなど非伝統的政策を積極的に展開。
 今年は米仏など選挙相次ぎ、政治が市場の混乱に素早くできなくなるおそれも。
 頼みの綱は通貨(マネー)供給する中央銀行に。12年は中央銀行が世界経済の命運握る「中央銀行の年」に。

・日銀白川総裁に「最後の貸し手」である中銀の役割と課題、そして決意と苦悩。
 世界経済が直面している問題の出発点はリーマン・ショック。
 金融政策は重要な役割を果たすが、それだけで問題解決できるわけではない。
 日本の国債巡る環境は、経常収支は黒字、多額の対外総資産、国債の国内保有 率が高いと国債の急落は起きにくい要素。
 国債に対する信認は非連続的に変化も。

・日経ヴェリタス市場関係者に世界の株式市場の動向予想。

 上昇率が大きい1位中国が反発(54.8%)、2位日本51.6%、3位米国40%

 上昇率が小さい(下落率が大きい)1位ドイツ47.5%、ロシア・東欧44.1%と続く。

・新年相場のテーマでひそかな関心は「非上場予備軍」の銘柄。
 2011年親子上場解消する動きが加速。MBO(経営者参加する買収)による非上場化の件数が過去最高に。

 日産車体 <7222> [終値748円]三井金属エンジニア <1737> [終値630円]セゾン情報 <9640> [終値990円]など関心も。

・12月の米雇用統計(6日発表)失業率8.6〜8.7%程度、非農業部門の雇用者数前月2万人上回る14万人程度の増加見通し。
 予想を大幅に上回れば景気への楽観論広がり、株式相場への追い風となる可能性も。
 雇用が今のペースだと金融危機後失った分を取り戻すのにはあと数年かかる計算と。
 家計の貯蓄率が下がり、所得がほぼ伸びず、消費が勢い保てるかは不透明に。
 
・日米欧中銀次の一手は。政策の最前線。

 FRB:2月で就任6年目となる米連邦準備理事会(FRB)バーナンキ議長。量的緩和第三弾(QE3)に踏み込む可能性も。
 次の一手に動くなら、住宅市場のテコ入れ策。1月24〜25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で新たな動きも。

 日銀:2010年10月に導入決めた「包括緩和」
 株価指数連動型上場投資信託と不動産投資信託という価格変動リスクが大きい金融商品を買い取り対象に含めた点注目。
 低迷する株価や不動産市況を下支えする効果への期待強く。

 ECB:欧州中央銀行(ECB)2ヵ月で常駐理事6人のうち独仏伊の三大国の顔ぶれ変わる。
 今春ヤマ場を迎えるイタリアやスペインの国債償還に向けて金融市場の関心は再びECBの意義の一手に集まる。
 独仏の確執乗り越えて効率的な金融性sくぁくを打ち出せるか。

・OUT Look:2012年の世界の市場は慎重な入り方へ。
 米経済は薄明り。6日に昨年12月の米雇用統計発表。欧州経済と金融リスクが舞台の中心で居座り続けると警戒。
 米国の不安材料は議会の深刻なねじれ。今年11月には米大統領選控える。
 日本を取り巻く環境は「嵐に備えよ」のモードから容易に抜けられそうもない。
 「底値形成には末尾が2の年が多い」と新たな変化への契機にもなりうる。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は新興国が総じて軟調。
 金融システムの先行き不安が改めて意識され、株式市場では資金を安全資産に移す「リスクオフ」の動きが優勢に。
 インドネシアやフィリピンの株価指数は底堅く。

・展望2012年、日経平均株価だけでなく、ダウ平均、上海総合指数とも年の前半に安く、年末高値目指すという予想多い。

 日経平均:2011年の日経平均株価は17%安と2年連続で下落。
 今年の予想レンジ高値1万円と1万1000円、安値8000円と7500円に集中。高値平均値1万409円。安値は7941円。
 高値安値の時期、高値12月37.7%、安値2月32.8%と3月23.0%に。欧州債務問題がここ時期最大のヤマ場。

 為替:為替相場予想、1〜3月ごろ円高、12月円安とする回答目立つ。円安と株高を結びつけて予想する素性関係者多く。

 ダウ工業株30種平均:ダウ平均は高値予想(平均)が1万3244ドル、安値1万613ドル。(11年高値1万2810ドル、安値1万655ドル)

 上海総合指数:上海総合指数は12年高値予想2876、安値2087。(11年高値3057、安値2166)

 日本株の上昇、下落につながる要因:「欧州債務問題」と「円高・円安」に回答集中。

 投資主体別売買動向:外国人投資家など海外勢が「買い主体」となるとする回答が83.9%に。「売り主体」は銀行など国内金融機関に。

 有望銘柄:上位には独自技術持って新興国で稼いでいる企業や震災関連の復興需要を取り込めそうな企業挙げる。

 トップ5票=東レ <3402> [終値551円]コマツ <6301> [終値1799円]
 日本電産 <6594> [終値6690円]日産 <7201> [終値692円]三井物産 <8031> [終値1197円]

 4票=鹿島 <1812> [終値236円]日揮 <1963> [終値1848円]日立 <6501> [終値404円]
 ファナック <6954> [終値11780円]ネットワン <7518> [終値209900円]ユニ・チャーム <8113> [終値3795円]
                      (日経ヴェリタス)

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