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扉を開いて(2012.2.5号)

2011年2月5日(日)寒さ和らぐ 晴れ時々曇り

・4年に一度の大統領選では経済学者の多くが支持政党を鮮明にする。
 民主党オバマ大統領1/24一般教書演説で「賢い政府」目指す立場で「海水派」
 共和党ロムニー前マサチューセッツ州知事はオバマ氏を「欧州社会主義」と批判。「淡水派」として「小さな政府」目指す。

・米経済思想は2つの源流。
 1つは初代大統領ワシントンのもとで財政長官ハミルトン筆頭に北部の産業・金融寄りの政策志向。
 もう1つは大企業を警戒、民衆よりの立場をとった3代大統領ジェファーソンらの勢力。
 オバマ政権、後者ケインズ的政策採用。

・自動車メーカー2012年1-3月期以降反転攻勢シナリオ。基幹産業である自動車の収益回復は日本経済にとって光明。
 自動車各社が強気な背景には世界2大市場の中国と米国の販売が堅調に推移するとの見立て。

・交流サイト(SNS)最大手米フェイスブック、2/1新規株式公開(IPO)申請。5月ともされる上場へ。
 調達額約50億ドル(約3800億円)時価総額最大1000億ドル(約7兆6000億円)とインターネット企業で最大の上場案件。
 
・世界の株式市場で建設機械への強気の見方広がる。

 コマツ <6301> [終値2128円]日立建機 <6305> [終値1498円]米キャタピラー 、中国・三一重工など
 主要建機メーカーの株価、年初から11〜26%上昇。活発な資源開発追い風に鉱山機械の伸びも収益支える。

・会社がわかる 特集 クックパッド <2193> [終値1525円]月間利用者1575万人、日本最大の料理レシピサイト。
 販売促進の手段として「メニュー採用」。「レシピ調達力=口コミ集客力」は食品関連メーカーにとって販促の有力な助っ人に。
 5年後サイト利用者は国内を海外が上回ると。小売業と組むことでサイトの利便性や認知度高める。 

・3メガ銀行2011年4-12月期連結決算、3行の業績格差が開き始める。

 三菱UFJ銀行 <8306> [終値369円]一歩抜け出し、低コスト運営定着した三井住友FG <8316> [終値2477円]が追う構図鮮明に。
 みずほFG <8411> [終値118円]営業面での出遅れ目立つ。

・世界の金融市場が流動性相場の様相強めている。米欧の大規模な金融緩和策によってあふれたマネーが各国の株式市場などに流入。
 新興国含む世界的な金融緩和の流れが続くとの観測が投資家のリスク許容度高め、資産価値押上げへ。

・海外投資家による日本株購入意欲が回復。1月の買越額4597億円と昨年4月以来9ヵ月ぶりの高水準。
 東証取引所投資主体別売買動外投資家(外国人)1月第4週まで5週連続日本株買い越しに。
  
 同期間、野村HD <8604> [終値298円]27.9% コマツ <6301> [終値2128円]18.3%上昇と主力株の上昇目立つ。

・OUT Look:今週の株式相場は引き続き日経平均株価9000円の大台目指す展開に。
 国内企業業績予想は下方修正する動きも悪材料はほぼ織り込み済と。
 先週日経平均は4週ぶり下落も、米雇用統計発表前に持ち高をいったん縮小する動き。週明けは買い優勢に。
 需給面でも支援材料、過去1年の東証1部価格帯別累積売買代金8700〜8800円未満が約28兆円と最も多く、
 その水準抜けて8900〜9000円未満は約14兆円と少なくなり、戻り待ちの売りに上値抑えられにくくなる。
 円相場の高止まりが9000円を大きく超えるような本格的な相場上昇は見通しにくく。

・Wall Street:今週の米株式相場は上値を試す展開へ。雇用の着実な回復示したことが株式相場上昇支えた。
 雇用拡大は株式市場にとっては朗報。今後ダウ工業株30種平均は次の節目1万3000ドル目指す展開に。
 7日バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が注目材料。

・1/30再開した上海株式市場は様子見ムード。
 市場が予想した春節前後の預金準備率引き上げが見送られ、今のところ積極的な買いムードは乏しい。
 1月の消費者物価指数(CPI)発表は2/9予定。株式相場は当面金融政策の動向に一喜一憂する展開も。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派57%(前回比+18)弱気派25%(同-16)中立派18%(同-2)
 株価底堅く弱気から強気に転じる。

・ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表取締役菊池真氏 
 目先調整も株式3-4月にかけて1万円前後へ。当面下値は8500円前後と限定的と。
 業績不振が外部要因(一時的)なのか構造要因なのか見極め重要。リスクは米経済の失速。
 日本株来期業績を織り込んで上昇後、年後半にかけて再び調整する可能性も。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は世界景気の拡大期待を背景に株式を買う動き強まった。
 中国景況感改善に加え、米雇用統計の内容も好感。

・ランキング:この冬株価が上がった流通・サービス業。時価総額100億円以上でランキング。

 1位コナカ <7464> [終値718円]11月起点株価騰落率(%)70.55% 2011年9月期4期ぶり営業黒字転換。寒波で冬物衣料売り上げ増。

 2位ホリポロ <9667> [終値1045円]68.55% 3位三協フロンティア <9639> [終値572円]55.43%

 13位応用地質 <9755> [終値1043円]32.21% 放射能除染に貢献。資源開発向け探査装置の売れ行き海外で伸びる。

 23位西尾レントール <9699> [終値653円]26.55% 今期連結純利益は前期比約3.5倍。復興需要息の長いものになると期待。

 31位あらた <2733> [終値206円]24.10% 節電関連商品の需要増。冬はカイロの販売伸びる。

 36位東京ドーム <9681> [終値209円]22.22% 低PBR(株価純資産倍率)注目。再開発見越した思惑的な買いと。

・健康保険組合の財政支援ビジネス。

 リロHD <8876> [終値2020円]傘下リラックス・コミュニケーションズ(東京・新宿)約8000社の福利厚生を代行。シェア5割に。
 
 ベネフィット・ワン <2412> [終値56500円]健保の予約から保健指導の代行サービスを全国規模で展開。 

 インフォコム <4348> [終値86600円]
 医療費削減額をパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)で確認できるサービス開始。被保険者のコスト意識高める狙い。

 データホライズン <3628> [終値415円]国民健康保険運営自治体に、後発薬と新薬との差額知らせる。

 日本システム技術 <4323> [終値553円]
 レセプト(診療報酬明細書)の点検業務請け負う。IT(情報技術)活用で膨大な量のレセプト点検できる。

・日本の高配当株やw理安株で運用する投資信託の新規設定が相次ぐ。2/27までに7本。
 新規設定ファンドは配当利回りやPBR(株価資産倍率)などで見た割安銘柄に投資するタイプ目立つ。 (日経ヴェリタス)

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