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扉を開いて(2012.2.19号)

2011年2月19日(日)はれ

・株高を支える実力派 来期増益企業 稼ぎ続ける理由

 日産 <7201> [終値793円]2012年3月期利益水準で初の業界首位に。市場予想で13年3月期に2割増益見込む。

 カルソニックカンセイ <7248> [終値454円]
 広州工場フル稼働。5年で生産は倍になると社長談。市場予想7年ぶり経常最高益に。

 ツガミ <6101> [終値558円]中国で新たにスマートフォン(高機能携帯電話)関連で大量受注。
 主力工場月産能力600台から1000台へ引き上げもさらなる能力増去いう視野に。

・好調企業の収益の源泉は。
 
 クラレ <3405> [終値1107円]2013年3月期3期連続連結営業利益過去最高更新見通し。
 液晶ディスプレーに使う光学フィルム「ポバールフィルム」世界シェア8割で価格下がらず。円建て取引も奏功。
 「エバール樹脂」も世界シェア65%のトップ。原材料コストの上昇分を価格に反映しやすく。

 富士通ゼネラル <6755> [終値489円]
 省エネ性向高い「セパレート型」でシェア上位。海外市場で圧倒的な存在感。今期4期連続最高益更新の可能性高い。

 丸紅 <8002> [終値540円]勝者を取り巻く環境が大きく変わる。資源比率半分程度のバランスとれたポートフォリオ。
 
 日機装 <6376> [終値692円]世界的な資源開発ブームに乗る一方、ポンプ技術生かし人工透析など「医療銘柄」の顔も持つ。
 今期営業利益の内訳、48%が石油プラント向け工業部門、52%が医療部門。2本柱来期それぞれ伸び大幅増益の可能性も。

 HOYA <7741> [終値1847円]
 景気敏感なハイテク業界で安定した高収益を上げ続ける秘訣も「事業ポートフォリオ」と「バランス」に。
 ペンタックス買収がようやく収益貢献し始める。貪欲に成長取り込むためのM&A(買収・合併)

 JT <2914> [終値429000円]M%A巧者の代表格。国内市場成長見込めず海外事業は極めて重要。

・2013年3月期市場予測(QUICKコンセンサス)経常利益が最高更新する見通し202社。東証1部で150社超。
 内需・サービス関連に交じって、自動車・部品や電機(精密)の一角も。
 
 ダイハツ <7262> [終値1539円]日本電産 <6594> [終値7550円]レンゴー <3941> [終値546円]
 ベネッセ <9783> [終値3605円]電産コパル <7756> [終値857円]イーグル工 <6486> [終値726円]

・日本株への見直し買い一段と強まる。日経平均株価終値9384円17銭と2011年8/4以来半年ぶりの高値。
 日銀の追加金融緩和切っ掛けに円安進行。来期業績の回復観測高まる。
 週間の上昇率、日経平均株価7%、独DAX指数6%、米ダウ工業株30種平均3%に。

・欧州景気不安高まるのと対照的に米経済のしぶとさ際立つ。
 改善シグナルは生産・消費カラ雇用まで広がるも、最大のハードルは住宅市場の動向。
 市場関係者、今週発表予定の住宅関連指標に注目。24日中古住宅、24日新築一戸建て住宅の1月販売件数発表。

・米主要企業500社の2011年10-12月期純利益、前年同期比8.9%増。7-9月期まで8四半期連続の2ケタ増益は途切れる見通し。

・世界の工場から世界の市場へ変貌する中国で日本企業の新たなビジネスチャンス分野は「食の安全」
 「土壌汚染の主な主因は化学肥料と農薬」と温家宝首相強調。

・リスクマネー中国株式市場に回帰。中国株の割安感が理由に。
 日米欧の金融緩和に加え、欧州債務問題の落ち着きで中国からの資金流出が一服とも。

・ブラジルに再び海外からの投資資金が流入し始めている。
 ボベスパ指数16日、9ヵ月半ぶりとなる66000台付ける。昨年末比上昇率16%に達する。
 資金流入はレアル高への懸念に直結、ブラジル経済への重荷になりかねず。

・会社がわかる 特集 ポーラHD <4927> [終値2009円]社会や消費の変化に合わせて事業モデルと働き方を見直した効果表れる。
 連結売上高6割が訪販メインの「ポーラ」3割を通販メインの「オルビス」が占める。 
 「ポーラ ザ ビューティ」(PB)全国に530店舗。「業態転換」の成果売上増加。
 株価割安はM&A(買収・合併)の業績への貢献度が不透明、株主半分強化も課題。

・日本株買いに海外投資家本格的に動き出す。2月第2週まで7週続けて買い越し。追加緩和受けて先週も大幅な買い越しとの観測。
 物色の対象は出遅れ感強かった大型株。金融緩和の恩恵受けやすい銀行や不動産株。円安受けて輸出関連株も買われる。
 世界的な金融緩和も下支え要因に。

・OUT Look:今週の株式相場は堅調な地合いが続きそうと。海外投資家の日本株買い続くとの期待感も値強い。
 日銀14日の金融緩和は海外投資家にとって「ポジティブサプライズ」と受け止められ、日本株買い膨らむ。
 海外投資家2月第2週(6-10日)まで7週続けて買い越し、当面買い越しは続くとの見方も少なくない。
 チャート分析でも上昇基調入り示すサイン相次ぐ。
 日経平均週足チャートで16週移動平均線を13週移動平均線が下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」形成する可能性高まる。
 直近この形になったのは2010年11月でその後大震災まで上昇基調に。短期では相場の過熱感も。
 

・Wall Street:今週の米株式相場はダウ工業株30種平均で1万3000ドルの大台乗せを試す展開か。
 日米欧を中心とした金融緩和でマネーが株式や商品に流れる「リスクオン」が鮮明に。
 20日はプレジデントデーで休日。焦点は20日のよー露見財務相会合。
 経済統計では1月の米中古住宅販売など住宅関連指標が多く。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派43%(前回比-3)弱気派21%(同-16)中立派36%(同+19)
 戻り相場は続くものの上昇ピッチが急だった反動から目先一息いれるとの見方。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要市場で日本が最も上昇した。ギリシャの株価も大きく上昇。
 欧州問題に対する懸念の後退で香港株も3.4%の上昇に。

・ランキング:東証2部PBR(株価純資産倍率)の低い会社ランキング

 首位長大 <9824> [終値992円]PBR0.228倍 橋梁の設計や施工に強み。業績の安定感乏しい。

 2位北越メタル <5446> [終値156円]0.230倍 3位サンテック <1960> [終値280円]

 8位ソフト99 <4464> [終値488円]0.287倍 国内中心、成長性に疑問視。

 11位川澄化 <7703> [終値465円]0.337倍 タイの2工場のうち1つが洪水で操業停止。4月以降に迩徐々に復旧。

 21位泉州電業 <9824> [終値992円]0.367倍 収益銅価格に左右されやすく。(日経ヴェリタス)

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