
扉を開いて(2012.4.15号)
- 2012年04月15日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年4月15日(日)はれのちくもり
・年金空白に備える。「年金空白の時代」来年4月からやってくる。支給開始年齢60歳から段階的に引き上げられる。
1961年4月以降(51歳以下)の全ての人は空白期間が5年に広がる。
ゆとりある老後に夫婦で3800万〜4400万円。
・中国人民銀行(中央銀行)は14日、
人民元のドルに対する1日の変動幅の制限を拡大発表。現在1日あたり上下それぞれ0.5%を16日から1%に広げる。
元高に振れやすくすることで輸入インフレの抑制などを通じ、金融緩和にも動きやすくなる。
・米国株の行方に暗雲が垂れ込めてきた。ダウ工業株30種平均は先週210ドル安と週間で今年今年最大の下げ幅に。
中国成長鈍化やスペインの財政問題など不安材料が相次ぎ、株式や商品からマネーが逃避する「リスクオフ」が目立つ。
米主要企業の1〜3月期決算は今週からヤマ場。増益率はは1ケタ台前半にとどまる。
・日銀27日に開く次回の金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まっている。
・米国買い意欲が旺盛な富裕層と買い渋る中間層以下。
美術品市場の二極化は好調な高額美術品の販売が必ずしも米景気の回復を反映しないことを物語る。
・マレーシアで日本男3メガバンク、顧客争奪戦が盛り上がる。イスラム金融取引に狙い。
イスラム金融マネーは世界で1兆ドル突破してなお急増中。
・ソニー <6758> [終値1444円]先週1週間でソニー株は190円(約12%)下げ。説明会後も売り注文拡大。
「改革への意気込みはあっても、目標への具体的な道筋がない。」市場関係者の見方一致。
・ツガミ <6101> [終値901円]2013年3月期業績急拡大しそう。
前期スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)メーカーと部品加工に使う自動旋盤の納入契約。
今期連結営業利益前期推定(40億円)の2.5倍の100億円台に乗せる可能性高い。過去最高07年3月期(54億円)も大幅に上回りそう。
・ファーストリテイリング <9983> [終値18970円]海外ユニクロ事業が収益のけん引役に育っている。
海外ユニクロ事業の営業利益は前年同期比45%増約114億円に達した。伸び率国内の3%を大幅に上回る。
今後はアジア中心に年200〜300店舗出店計画。13年以降はインドネシアやベトナムにも進出。
・駐車場運営が主力のパーク24 <4666> [終値1112円]と日本駐車場開発 <2353> [終値4420円]
新規事業として取り組んでいるカーシェアリング事業の営業損益が水面下から脱する公算が大きくなる。収益の下支え役に。
・会社がわかる 特集太平洋セメント <5233> [終値187円]
廃棄物を受け入れて収入を得るとともにそれをセメントの原料や燃料に使う「一石二鳥」のビジネスが成長の切り札に。
米国事業の12年3月期営業損益は90億円の赤字と4期連続の赤字、15年3月期には黒字化見込む。
・年初からの世界的な株価上昇に調整色が漂い始めた。米景気回復は市場の期待ほど進まず、スペイン国債の利回り上昇など懸念が台頭。
リスク要因として急浮上はスペイン国債。金利は先週6%近くに上昇、危険水準とされる7%が視野に。
・外国為替市場で円高修正が一服。日米の金融緩和姿勢を見極めようとする動きが広がる。
米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を来週に控え、追加緩和の思惑に左右される展開にも。
人民元の変動幅拡大の影響は円相場には限定的と。
・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価が9600円台を挟み上下200円程度のもみ合いか。
2012年3月期決算発表前に国内材料乏しく、全般に様子見と。
株価指数先物主導の相場になる可能性も。上値限定の背景は円安トレンドの終焉とも。
日経平均株価が1万円付近で信用買いした個人の戻り売りも上値を抑える要因とも。
4月のオプション清算値9638円を下回り続けるともう一段の調整も。75日平均(9305円)200日平均(9093円)に下値支持線も。
・Wall Street:今週の米株式相場は下値不安を抱えた展開か。世界景気の先行きや欧州財政問題に対する懸念浮上。
スペインなど南欧国債市場や米企業決算の動向にらみつつ、不安定な値動きに。
今週はIT(情報技術)や金融中心に米主要企業の決算発表がヤマ場迎える。
経済指標では16日に3月米小売売上高、市場予測平均(0.3%増)と前月(1.1%増)から鈍る見通し。17日3月米住宅着工件数なども発表。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派%49%(前回比+9)弱気派23%(同-8)中立派28%(同-1)
短期的な調整は一巡したとの見方から強気に転じる投資家が増えている。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は市場予想を下回った米雇用統計や欧州債務問題の再燃受け日米欧の株式指数は軟調に。
スペインの株価指数は3年ぶりの安値水準に。中国上海が逆行高。金融緩和期待が下支えと。
・ランキング:株価が75日移動平均線からマイナスかい離率の大きい銘柄ランキング。
大きく売られた銘柄は材料次第で買戻しや見直し買いを誘う場面も。
1位大阪チタニウム <5726> [終値2774円]75日移動平均かい離率▲16.25%
主力事業の一角のポリシリコンの販売不振長引くと懸念。大口顧客SUNCOの経営不振も悪材料。大株主の住金の保有株動向も焦点に。
2位船井電機 <6839> [終値1577円]▲14.24 3位スタートトゥデイ <3092> [終値1293円]▲14.13
5位グリー <3632> [終値2044円]▲11.33 6位シャープ <6753> [終値514円]▲11.31
7位大王製紙 <3880> [終値456円]▲11.15
経営陣が株式買い取り交渉進めるものの創業家「売却する意図はない」と。失望売りに。
10位日本製鋼所 <5633> [終値523円]▲9.48
原子力関連早期好転見込めず。市場の関心は中期計画、産業機械部も部門で世界シェア拡大への具体策打ち出せるか。
20位スカパーJSAT <9412> [終値34850円]▲8.12 多チャンネル事業は成熟、割安感なく。
・抗体医薬 開発レース制する者は。新薬不足の「特効薬」新興勢力にも勝機あり。
協和発酵キリン <4151> [終値859円]同社初の抗体医薬「ポテリジオ」厚生労働省から製造販売の承認得る。
中外薬 <4519> [終値1425円]売上高に占める抗体医薬の割合4割近くで国内勢では群を抜く。今後5年で125億円投じて研究進める。
武田 <4502> [終値3460円]エーザイ <4523> [終値63125円]第一三共 <4568> [終値1407円]輸入品を国内に投入へ
カイオム・バイオ <4583> [終値1282円]試験管で10日間で抗体作製できるシステム開発。英グラクソへの技術供与。
・「節電の夏」再び熱い勝機を生かせ。
ツインバード <6897> [終値437円]風当たりのやさしく感じる「微風」扇風機売り出し。価格2万円前後も好調。
山善 <8051> [終値677円]消費電力8割削減した2万円弱の新製品10日に発売。
ヤマダ電機 <9831> [終値5140円]省エネ店舗の旗艦店として店頭で販売する全ての電球を発行ダイオード(LED)に。
東京ガス <9531> [終値307円]都市ガスを使って発電する燃料電池の販売に力。11年度販売数は約5700台と前年度比倍増。
オリックス <8591> [終値7520円]
マンションやオフィスブル向け時間帯別需要管理し、電力料金引き下げにつながるサービス今夏展開へ。
明電舎 <6508> [終値271円]モーターの回転速度を調整し消費電力抑える高性能インバーターの生産能力増強へ。
楽天 <4755> [終値87600円]DCM <3050> [終値643円]「すだれ」「のれん」「網戸」売れる。
早朝出勤などサマータイム導入でベネッセ <9783> [終値4075円]TAC <4319> [終値173円]アフター5で恩恵も。(日経ヴェリタス)
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