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扉を開いて(2012.6.20号)

2011年5月20日(日)くもり

・日大配当時代が来た。グローバル競争が迫る変革。日本企業超円高や東日本大震災などの荒波乗り越え環境激変対応力高める。
 激化するグローバル競争も資金ため込み勝ちの日本企業に変革促す。経営者は株主還元でも海外ライバル意識。

・海外主要市場の配当利回りと長期金利の水準:日本10年国債利回り0・830%、配当利回り2・610% 米国1・726%、2・800%
 英国1・823%、3・957% ドイツ1・429%、3・856% フランス2・743%、4・448% 韓国3・480%、2・610% 上海A3・483%、3・297%

・日経ヴェリタス試算「増配力指数」ランキング:

  1位カカクコム <2371> [終値2235円]201 2位キッセイ <4547> [終値1356円] 182

  3位ネットワン <7818> [終値1087円]169 4位参天薬 <4536> [終値2941円]168 5位DeNA <2432> [終値1945円]167

・「配当余力度」ランキング:

 1位スズキ <7269> [終値1696円]配当余力度99・1倍 2位NIPPO <1881> [終値714円]97・3倍

 3位共英綱 <5440> [終値1346円]84・7倍 4位東海ゴム <5191> [終値793円]81・0倍 日立ハイテク <8036> [終値1769円]76・6倍。

・3月決算企業連続増配記録:花王 <4452> [終値2041円]前期まで22期連続増配

 ホクト <1379> [終値1624円]リコーリース <8566> [終値1789円]17期連続 SPK <7466> [終値1294円]14期連続

 小林薬 <4967> [終値4215円]三菱東京UFJリース <8593> [終値3030円]13期連続。

・交流サイト(SNS)米フェイスブック18日上場。ナスダック市場取引障害もあり伸び悩む。
 ダウ平均週間で451ドル安、今年最大の下落。お祭りムードは早くも遠のき、欧州不安が覆う不安定な相場続く。
 初値が公開価格(38ドル) の1・5倍〜2倍程度との見方も終値38・23ドル。

・欧州債務問題先行き不透明感急速に強まる。
 ギリシャ、ユーロ圏から離脱する可能性高まる一方、スペイン金融システム不安から南欧全体に問題波及する懸念浮上。
 欧州連合(EU)23日首脳会談に市場注視。

・日銀 <8301> [終値39300円]22、23日金融政策決定会合。今回は追加金融緩和見送る公算。
 23日白川総裁記者会見、今後の緩和姿勢にどこまで言及するか焦点。

・2010、11年と「不安の夏」が続いた米経済の今夏。雲行き怪しく。
 米経済の足を引っ張り続ける住宅。価格底入れ見えず。雇用も減速の兆候色濃くなる。エコノミストらの今年の米経済成長率が2%台。
 住宅は雨が上がらず、雇用も晴れず、一方個人消費は明かり差し、大企業は晴天続く。
 3度目の「不安な夏」へ突入した米国、今年もまた、不安に飲み込まれるのか。

 家計:稼いだ以上に使う「背伸び型消費」貯蓄率低下。

 企業:米製造業の生産現場活況。今はいいが、先行き不安を覚える経営者。

 雇用:企業と求職者の間で互いに求める技能や職種、労働条件などが食い違う「ミスマッチ」

 住宅:底打ち感出るも存在感増す投資マネー。住宅購入の主力となる米家計の動きが鈍い裏返しに。

・会社がわかる 特集 ハイディ日高 <7611> [終値1190円]総資産営業利益率19.6%(外食産業平均5%)の高さ。
 秘訣は食材(Food)と労働(Labor)にかかる費用(FLコスト)の抑制。売上高に占めるFLコスト比率59%(外食産業平均65%前後)。
 賃料の比率高さ(首都圏駅前の一等地出店)「1日通じて安定的に店舗を稼働できる」強み。
 出店加速取り組む。2022年2月期までに店舗数、今の2倍の600店舗に。
 今期10期連続増収増益見込む。予想PER(株価収益率)8倍台(外食平均約20倍)、配当性向25%が重荷。 

・コンビニエンスストア各社の販売拡大が商品供給元である食品メーカーの業績に追い風。

 セブンイレブ <3382> [終値2348円]向け大半占めるわらべや日洋 <2918> [終値1219円]
 今期業績増収増益見通し。設備投資前期比5割増強53億円。

 プリマハム <2281> [終値123円]セブンイレブン向け惣菜やパン製造。事業売上高500億円。

 シノブフーズ <2903> [終値268円]ファミリーマート <8028> [終値3470円]中心。
 部材の量多く、時間がたってもパンが軟らかいサンドイッチ人気。

 サークルKサンクス <3337> [終値1768円]主要顧客カネ美食品 <2669> [終値2658円]低温管理の弁当つくるライン設ける先行投資。

・次の「東証1部昇格」候補。今月中に昇格発表の可能性高いのは5月期と9月期決算企業と。
 大黒天物産 <2791> [終値2085円]ニイタカ <4465> [終値930円]日東エクシー <4033> [終値497円]

・信用力高い先進国中心に長期金利が低下(債券価格は上昇)。ドイツ10年物国債利回り一時1.4%台、英国1.8%台とそれぞれ過去最低記録。
 米国1.69%と過去最低(2011年9月 1.67%)に急接近。日本は0.815%と9年ぶりの水準。世界的な景気減速懸念も国債選好の動きに拍車。
 世界で急ピッチに進む長期金利の低下は投資家の不安心理がいかに強いか物語る。

・日本株下落基調強める。
 日経平均株価前週末18日前日比265円28銭(2.99%)安と今年最大の下げ幅。終値8611円31銭と1/18以来約4ヵ月ぶりの安値。
 市場では1/16につけた年初来安値(8378円)をうかがう展開もありうるとの見方も。
 投資家の含み損拡大、松井証券 <8628> [終値420円]個人の信用買い評価損益率18日マイナス20.9%と今年最悪水準。
 6/17ギリシャ再選挙までは本格的な買いには期待しにくいとの声も。当面警戒感と底入れ期待の綱引き続きそうと。 

・OUT Look:今週の株式相場は下振れ懸念強く8500円割れうかがう展開も。
 ギリシャ再選挙決定やスペインの不良債権問題の深刻化背景に世界の投資家の不安心理増幅。
 年初から累計海外勢約1兆1000億円の買い越しで今後の売り余地大きいとも。個人6週連続買い越しで株価急落に伴う損失拡大で買いの手鈍りそう。
 信用評価損益率マイナス17.8%に。目立った買い手は日銀のみ。リスクオフ局面は夏いっぱい続く可能性も。
 東証1部平均予想PER(株価収益率)11.83%と欧米並みの低水準、割安感強く、一部押し目買いも期待と。

・Wall Street:今週の米株式相場は欧州情勢にらみ神経質な展開に。
 ダウ工業株30種平均18日まで6日続落、週間で451ドル安と今年最大の下げ記録。23日欧州連合(EU)27ヵ国の首脳集う。
 各国の財政再建重視するドイツと成長重視に転じたフランスとの攻防も「大きな注目点になる」。
 ネット関連株中心に投資家心理への影響懸念する声も。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派45%(前回比+3)弱気派30%(同+2)中立派25%(同-5)
 今週も長引く欧州危機や先行き不透明は米国経済が相場の主な材料に。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25指数すべて下落。欧州ギリシャのユーロ離脱製造に加えてスペイン金融システム巡る警戒感も浮上。
 予想下回る経済統計受けて米景気の回復期待も後退し始めた。世界経済の下支え役見当たらないとの不安高まる。

・ランキング:2013年3月期営業最高益なのにPER(株価収益率)が低い会社ランキング

 首位エイチワン <5989> [終値784円]予想PER 3.230% 北米自動車販売増も為替リスク懸念。

 2位イー・アクセス <9427> [終値13170円]3.380% 2期連続最高益更新も携帯電話契約s件数の伸び鈍化。 

 3位プレサンスコーポ <3254> [終値1179円]3.796% 4位アーネストワン <8895> [終値838円]4.018%
 分譲マンション手掛ける不動産開発会社。不動産市況によって業績変動しやすく買い入れづらいと。

 11位トーモク <3946> [終値226円]5.331% 冷夏で夏物製品の値動き鈍り、段ボール需要減るリスク注意と。

 17位JCVケンウッド <6632> [終値281円]5.580% 最大19%程度の1株利益の希薄化リスク。今期業績見通し保守的と見る市場関係者も多く。 

 24位蝶理 <8014> [終値96円]6.005% 
 2013年3月期最高益更新見通し。成長戦略市場に浸透せず。実績積み上げていけば見直し買いも。(日経ヴェリタス)

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