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扉を開いて(2012.6.17号)

2011年6月17日(日)雨のち晴れ間も

・中国「QD11」と呼ばれる制度に基づいて海外投資する生保27社。個人マネー集めたQD11がジワリ存在感。
 日本株への投資の共通項、・中国の存在感大きい。・高い技術力やブランドを持ち世界で戦う力があるなど。
 中国の投資か一般に割安感より値上がり益重視。

・中国投資家に買われやすい銘柄:

 太陽HD <4626> [終値1902円]アジア売上高68.2% 03年3月期売上高伸び率6.1%

 日本電産 <6594> [終値6620円]41.7% 9.6% 近鉄エクスプレス <9375> [終値2456円]36.5% 3.3%
 
 日信工 <7230> [終値1014円]35.0% 3.7% ケーヒン <7251> [終値1140円]32.9% 0.2%

・外国為替市場円相場の上昇余地は限定的との見方広がる。米国の追加の量的金融緩和への思惑が足元でやや後退。
 国際通貨基金(IMF)12日「円は過大評価されている」と表明、政府・日銀による円売り為替介入への観測も台頭。

・ギリシャ発、混沌の世界へ。直近世論調査第1党争う新民主主義党(ND)と急進左派連合支持率25〜30%でほぼ互角。
 単独過半数確保できず、選挙後が再び連立交渉、失敗すれば再々選挙の恐れも。
 総選挙後もギリギリの政治的駆け引き続くことが見込まれ、週明けの市場は極度の緊張を強いられる見通し。

・中国経済の成長鈍化への懸念広がる。「日経中国関連株50」指数15日、830.45で3月末から17.2%下落。日経平均株価下落率(15%)上回る。

 中国建機販売台数4,5月コマツ <6301> [終値1885円]4〜6割減 日立建機 <6305> [終値1479円]5〜6割減。インフラ投資減速が背景。

 現地製造業の生産活動鈍ると業績悪化する鉄鋼、化学など下落目立つ。

 「日経中国関連株50」株価騰落率(3/30〜6/15)

 上位:1位味の素 <2802> [終値1101円]6.07% 
 2位ユニ・チャーム <8113> [終値4225円]▲3.32% 3位花王 <4452> [終値2068円]▲4.79%

 下位:50位ソニー <6758> [終値1029円]▲39.61%
 49位住友化 <4005> [終値239円]▲32.10% 48位シャープ <6753> [終値412円]▲31.79%

・鉄鋼大手業績回復シナリオで暗雲。中国の過剰生産と欧州の経営危機による需要減少、鋼材の国際市況大幅下落。

 新日鉄 <5401> [終値174円]JFEHD <5411> [終値1286円]など鉄鋼各社1-3月期底に業績改善見込むも先行き不透明感徐々に強まる。

・会社がわかる 特集DCM <3050> [終値502円]収益基盤強化急ぐ。
 北海道・東北から関東展開ホーマック、中部地盤カーマ、西日本中心ダイキの3社の強み生かし、経営一体化進め、激化する競争勝ち抜く。 業界初の海外進出も検討。規模のメリット生かし切れず。独自ブランド強化へ。

・株式市場日銀による上場投資信託(ETF)購入に対する関心集まる。残りの購入枠約3200億円に減る。増額期待する声も増える。
 5月6回実施購入規模は397億円と過去最大。6月は1回263億円に縮小。
 7月1回の購入規模170億円前後と縮小の見込み。(6月末まであと3回実施した場合)月内追加買い入れなければ250億円前後。 

・OUT Look:今週の株式相場は17日ギリシャ総選挙次第で大きく変わりそうと。
 反緊縮派が勝利、ギリシャがユーロ離脱リスク高まれば日経平均株価今月4日年初来安値(8295円)割り込むとの警戒する声も。
 選挙後しばらくは勝利した党が欧州連合(EU)に対し、どんな姿勢示すか不透明要因に投資家の視線集まる。
 警戒感市場を支配する1週間に。

・Wall Street:今週の米株式相場はギリシャの再選挙とその後の政局に左右されそうと。
 ギリシャ再選挙は同国がユーロ圏にとどまるか離れるかの「非公式国民投票」とも。
 19-20日米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)開く。「ツイスト・オペ」延長する案が有力。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派51%(前回比+11)弱気派26%(同-2)中立派23%(同-9)
 米追加緩和期待などから下値不安が薄らぐ。ギリシャ再選挙や米連邦公開市場委員会(FOMC)控え慎重な空気も強く。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は大半の国で株式相場が上昇。上昇率1位はギリシャ。アテネ総合指数週間で13.7%上昇。
 ロシア(4.3%)香港(4.0%)スペイン(2.5%)米国(1.7%)日本(1.3%)
 各国の株価依然として安値圏で推移しているため短期筋の買い戻しが入りやすく。

・ランキング:自己資本利益率(ROE)10%以上 好業績なのにPER(株価収益率)が低い製造業ランキング。

 1位愛知電機 <6623> [終値348円]予想PER 4.538倍 ROE 13.7% 配当利回り 2.59% 電気機器事業の先行きに対する不透明感強く。

 2位出光 <5019> [終値6550円]4.679倍 11.0% 3.05% 原油相場下落で在庫に評価損発生する可能性。 

 3位ジーテクト <5970> [終値2090円]4.947倍 25.4% 1.44% 4位住軽金 <5738> [終値81円]5.234倍 15.8% 4.32%

 21位プリマハム <2281> [終値128円]7.005倍 14.4% 1.56% 大手コンビニエンスストアに総菜供給好調。

 26位富士通ゼネラル <6755> [終値576円]7.405倍 15.6% 1.39% 空調機器海外売上高のうち約3割占める欧州市場減収益拡大への懸念。

 28位タクマ <6013> [終値349円]7.660倍 15.0% 1.15% 国内ゴム処理施設の建て替え需要高まり事業環境好転。(日経ヴェリタス)

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