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日馬富士初の全勝優勝

2012年7月23日(月)はれ 一時雨も

・電子部品受注実績、TDK <6762> [終値2876円]村田 <6981> [終値4020円]京セラ <6971> [終値6330円]日電産 <6594> [終値6140円]
 日東電工 <6988> [終値3370円]の受注状況集計、2011年1-3月期から前年同期比下回る水準続くも12年1-3月期在庫調整一巡。
 村田やアルプスはスマホの追い風に乗る。2012年4-6月期受注総額前年同期比5%増8900億円と6四半期ぶりにプラスに。

・ロンドン銀行間取引金利(RIBOR)不正操作問題めぐり、米有力年金基金は損失の有無について調査始める。損失の程度により訴訟も検討。

・日経平均株価1989年末最高値から4分の1。600兆円超えた東京市場株式時価総額20年余り経た今260兆円に。
 銀行株「失われた20年」象徴。3メガバンクに集約された大手銀行時価総額バブル期82兆円から12兆円へ。
 NTT <9432> [終値3665円]23兆円から5兆円弱に。

 現在の日経平均は82年6月末(7213円)と大差ない反面、時価総額は当時(約84兆円)の3倍に。
 時価総額1兆円超の企業82年当時10社も今は50社近く。海外投資家保有割合30年前6%から26%に。
 1500兆円超える日本の家計金融資産なお半分が預貯金のまま眠る。

・3メガバンク4-6月期決算、みずほFG <8411> [終値124円]連結最終利益前年同期比7割増。
 保有株評価損処理も金利低下による国債売買益計上して補う。他の2メガバンクは減益に。

・中国鉄道省、鉄道建設のペース引き上げ加速。基幹路線8割強で工事再開。今年の建設投資当初計画より1割積み増す。

・KDDI <9433> [終値528000円]戸建て光回線サービス提供エリア拡大。年初時点人口カバー率は4割程度も来年3月末までに70%に高める。 

・オプト <2389> [終値82500円]人材紹介会社向け支援事業近く始める。3年後年間20億円の売り上げ目指す。
 ソーシャルメディアの分析ノウハウ生かし、求職者の得意・不得意分野割出す客観的評価を推薦状にまとめ企業に売り込みやすくする。

・セブンイレブン・ジャパン <3382> [終値2500円]
 2015年2月期までに弁当やおにぎりなど調理済み食品の供給能力3割以上引き上げる。取引先食品メーカー18工場を新増設。(23日 日経新聞)
 

・第一三共 <4568> [終値1329円]
 スーパーコンピューター「京(けい)」使い新薬候補選びだす期間の半減目指す。2013年3月末まで研究実施。

・アステラス <4503> [終値3640円]東京工大の研究者と共同で
 計算速度世界14位「TSUBAME2.0」使い安全で治療効果の高い構造の化合物をコンピューター上で効率よく設計するソフト技術の研究実施。

・鉄鋼2社業績低迷続く。新日鉄 <5401> [終値154円]JFEHD <5411> [終値1058円]2012年4-6月期連結経常利益大幅な減益に。
 内需低迷、中国勢増産でアジア向け鋼材価格下落。

・週明けの外国為替市場、欧州債務不安や米景気の減速懸念から円に上昇圧力がかかりそう。
 円はユーロに対し20日、一時1ユーロ=95円30銭台と約11年8ヵ月ぶりの高値。対ドルで1ドル=78円台前半と高値で推移。
 外為市場では政府・日銀による為替介入への警戒感再燃。今週はスペインとイタリア国債入札控える。

・米国IT(情報技術)ベンチャーの新規株式公開(IPO)に薄日さす。20日に2社上場、初値が公募・売り出し価格大きく上回る。

・国産大型ロケット「H2B」打ち上げ成功。
 来年度以降三菱重工 <7011> [終値306円]に移管。宇宙ビジネス拡大に向けて追い風に。コスト削減急務に。

・スズキ <7269> [終値1422円]インド子会社マルチ・スズキ21日、マネサール工場(ハリヤナ州)での18日夜の暴動以来初の記者会見。
 同工場生産当面停止決定。8月中の再開に期待しめす。

・大成建 <1801> [終値215円]人工照明使って無農薬野菜育てる植物工場事業に本格参入。
 栽培ユニットの消費電力競合製品に比べ3-5割削減。2012年度5億円の売上げ目指す。

・ロンドン五輪聖火ロンドンに入る。27日(日本時間28日未明)の開会式まであと1週間。
 ロンドン中のホテル特需値上げで郊外に宿泊客流れ、サッカー観戦チケット余り気味。

・米シカゴ穀物市場20日、トウモロコシ直近限月9月物1ブッシェル=8.2875と前日に続き史上最高値更新。
 大豆前夜の夜間取引で直近限月8月物17.7775ドルまで上げ、3日連続で最高値更新。小麦もつれ高、2008年4月以来約4年3か月ぶりの高値に。

・日本国内五輪商戦、観戦ツアーJTBでほぼ完売。今回円高も追い風。家電販売は不振。(22日 日経新聞)

・不動産取引に復調の兆し。

 1-6月上場企業(不動産投資信託=REIT含む)不動産売買額1兆1375億円と前年同期比10%増、半期ベースで金融危機以後最大に。
 低金利背景に不動産投信活発に物件取得、不動産全体を下支えする可能性も。
 不動産投資信託による物件取得額、4914億円と前年同期比37%増、売買額全体に占める比率43%と6年ぶりの高さに。

・欧州市場20日、スペイン財政不安再燃。通貨ユーロ対円で11年半ぶりの安値。一時1ユーロ=95円42銭。
 スペインの国債利回りが通貨ユーロ導入後の最高まで上昇(価格は下落)10年物国債利回り7.3%強。 
 株式市場ではスペイン(5.8%)やイタリア(4.4%)の株価指数下落。

・日経平均株価20日、終値前日比125円68銭(1.43%)安8669円87銭、6/26以来約1ヵ月ぶりに8700円下回る。
 円の先高観などを警戒する売り膨らむ。

・東電 <9501> [終値130円]企業など大口向電気料金平均引き上げ幅、今年4月実施した16.7%から14.9%に縮める。4月分以降遡って適用。

・米政府、日本政局や邦銀に対し、東京銀行間取引金利(TIBOR)に関する調査協力要請。

・米国の猛暑や干ばつなど世界で天候異変広がり、農産物の国際価格相次いで上昇。
 6/1からの上昇率小麦とトウモロコシが約5割、大豆は約3割に。今回の高騰の引き上げは世界在庫の低下。投機マネーの流入も見逃せず。
 2008年に起きた食料危機のような深刻な状況には陥る可能性は高くなく。

・中小企業金融円滑化法利用していた企業の倒産増加。融資の返済負担軽減も本業回復できない企業多く。
 同法来年3月期限切れ控え、金融機関側借り換えに応じないケースも。

・野田佳彦首相政権戦略にさらなる火柱に。垂直離着率輸送機オスプレイ米軍岩国基地(山口県)への搬入迫り、与党内でも反対論広がる。

・6月の訪日外国人数68万6600人と東日本大震災前の2010年同月比で1.4%増。月次の訪日客数震災前水準上回ったのは初めて。

・ユーロ圏財務相会合20日電話協議で銀行部門の支援を要請していたスペインに最大1000億ユーロ(約9兆6千億円)支援することを正式決定。
 支援は銀行部門に限定、銀行業界には厳しいリストラ案を求める。

・ユーロ圏ギリシャ問題について8月半ば以降に支援の協議本格化する見通し。
 ギリシャは8/20に約30億ユーロ(約2900億円)の国債償還あり、欧州連合(EU)などからの資金供給が必要と見られる。

・マイクロソフト(MS)4-6月期決算、上場以来四半期ベースで初の赤字へ転落。ネットでの集客次第で勢力図が一気に変わる時代迎えた。

・米ゼネラル・エレクトリック(GE)2012年4-6月期決算、純利益前年同期比18%減31億500万ドル(約2440億円)。売上高2%増。
 新興国と資源国は売上高・受注とも2ケタ増も、欧州の医療機器や航空機エンジンが不振。

・ヤマトHD <9064> [終値1245円]今月中にも企業対象に低価格クラウドサービス始める。他社同様サービスより価格15%割安に。
 2014年度約100社の顧客獲得目指す。

・6月のコンビニエンスストア売上高前年同月比2.6%減、6780億円。マイナスは9ヶ月ぶり。

・椿本チエイン <6371> [終値449円]米
 国産業用コンベアーメーカー、メイフランHDの主要3社買収。買収額70億円、8月末までに完全子会社化へ。

・スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に専用アプリを入れ、カーナビとして使う人増加。低料金で手軽に利用できるのが特徴。
 きめ細かく機能や情報を更新できるのもスマホの特徴。据え置き型を脅かしつつある。

・ダイキン <6367> [終値2036円]
 リチウムイオン電池に使う電解質液の製造始める。2013年1月に販売開始。15年度150億円の売り上げ目指す。

・積水ハウス <1928> [終値756円]大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に参入。
 2013年3月末までに合計で出力6500KWの太陽光発電所を全国主力工場につくり、全量電力会社に販売。
 年2億円の売電収入見込む。主力5工場に約25億円かけてメガソーラ―設置。

・任天堂 <7974> [終値8580円]新作ゲームソフトのダウンロード販売28日から始める。
 第一弾「ニンテンドー3DS」向け「Newスーパーマリオブラザーズ2」など2本対象に実施。
 ゲーム機からのネット接続率国内では70%超、環境整う。

・TOB(公開市場買い付け)ニッシン債権回収 <8426> [終値645円]114万7335株を下限 価格442円 7/23〜8/17 買い手ブルーホライゾン

・個人投資家の相場観改善。
 野村証券 <8604> [終値259円]まとめ7月の個人投資家調査、3か月後の日経平均株価
 足元より上昇すると答えた人と下落すると答えた人の比率から算出する「市場観指数」40.6と前月より3ポイント強上昇。改善は4ヵ月ぶり。

・東証投資主体別売買動向7月第2週(9-13日)海外投資家(外国人)3週連続売り越し(1204億円)個人投資家5週ぶり買い越し(562億円)

・ジャスダック投資主体別売買動向7月第2週(9-13日)
 海外投資家(外国人)2週連続売り越し(22.56億円)個人投資家2週ぶり売り越し(12.98億円)

・国内外の投資家が軒並み債券買いを強める。
 6月の公社債投資家別売買高、大手銀行が3ヵ月ぶり、生保や損保は2ヵ月ぶり買い越しに転じる。

・原油価格反発。中東産ドバイ原油はじめ世界各地の指標原油20日、約2ヵ月ぶりの高値に。
 米国金融緩和期待に加え、シリア内戦など地政学リスク再燃が主因。供給過剰感やや薄れたことも上昇へ。(21日 日経新聞)

・米国穀倉地帯記録的熱波で1956年以来の大干ばつに見舞われている。
 穀物価格歴史的水準に高騰続け、米国や世界経済の新たなリスクとなる恐れも。

・垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機、23日山口県米軍岩国基地に陸上げされる。山口・沖縄県は強く反発。(23日 産経新聞)

・東日本大震災からの復旧・復興予算、2011年度14兆9243億円のうち約4割5兆8728億円使い切れず。そのうち1兆1034億円不用に。
 人手不足、計画の遅れ、国と自治体での認識のずれ、いずれも見込みの甘さから。(22日 産経新聞)

・中国パソコン大手レノボが年内にも世界パソコン市場で首位に立つ可能性高まる。
 業績不振米ヒューレット・パッカード(HP)をシェア争いで猛追。2011年7-9月期に世界2位。
 直近12年4-6月期シェア14.9%と首位HP(15.5%)に0.6ポイント差。市場では利益率犠牲にしてシェア拡大とも。

・BMW日本法人、独BMW電気自動車「アクティブE」を駐車場サービスのタイムズ24展開するカーシェアリングサービスの車両として導入発売。

・国産の石油や天然ガス開発が加速。海底に眠るシャーベット状のメタンガス「メタンハイドレート」の開発も注目。

 石油資源開発 <1662> [終値3020円]秋田県由利本荘市鮎川油ガス田で来年4月シェールオイルの試掘に入る。

 国際石油帝石 <1605> [終値4510円]も国内含めて保有鉱区で開発を検討と。

 JX日鉱日石開発 <5020> [終値375円]
 保有する新潟佐渡南西部沖の鉱区で国内最大級の油ガス田の可能性高く2023年頃商業化目指し、来年4-6月に試掘調査実施。

・欧州系格付け会社フィッチ・レーティングス、
 三井住友FG <8316> [終値2443円]三菱UFG銀 <8306> [終値368円]みずほFG <8411> [終値124円]
 三井住友信託 <8309> [終値228円]大手4グループ長期格付け「シングルA」から「シングルAマイナス」に1段階格下げ。(21日 産経新聞)

・BRICsの次はここだ。世界景気変調、マネーが向かう先。

 チリ、ペルー、コロンビアといった中南米諸国に各国政府が熱い視線送る。狙いは豊富な埋蔵量誇る資源。
 チリ鉄鉱石の生産量世界の3分の1と断トツ。ペルーは銀が首位、銅、亜鉛、金、すずなども上位。
 メキシコか株価指数年初から10%上昇、チリ5%、ペルー3%上昇。

・投資対象として魅力秘める新・新興国はどこか。

 チリ(総合評価5位 年初来株価騰落率4.9%)太平洋同盟=Pacific Alliance 4ヵ国によって結ばれる。
 ペルー(総合評価2位)チリ(5位)コロンビア(10位)メキシコ(18位)アジア市場へのアクセス強化意識している点が特徴。
 2012年実質国内総生産(GDP)4%強の伸び。中南米では最も経済安定、財政健全性も高い。

 ペルー(2位 3.2%)チリやペルーは人口が1700万〜3000万人と少なく内需急拡大は望めず。
 鉱石世界シェア、銀17.5%、亜鉛12.1%、すず10.8%、銅7.7%、金6.8%

 メキシコ(18位 9.9%)日本企業などによる工場建設相次ぐ。

 マツダ <7261> [終値92円]5億ドル(約400億円)投じ2013年度中に同国初の工場稼働。
 ホンダ <7267> [終値2487円]14年に新工場立ち上げ生産能力現在の5万台から25万台へ引き上げる。
 日産 <7201> [終値727円]3つ目の工場を20億ドル(約1600億円)かけて建設、生産量は100万台と日本国内上回る見通し。
 
 部品メーカーもおよそ50社、工場進出へ。
 
 フィリピン(8位 19.4%)人口約9500万人、出生率3.3と高く、2015年に1億人突破。「人口ボーナス期」40年代まで続く。株式市場絶好調。
 村田 <6981> [終値4020円]キヤノン <7751> [終値2874円]ブラザー <6448> [終値795円]などフィリピンで初の生産拠点つくる。 
 
 マレーシア(10位 7.5%)超大型の未来都市「イスカンダル計画」工事急ピッチ。同国不動産価格昨年5%上昇。株式市場も堅調。

 トルコ(18位 21.8%)古くから東西文明の交流地として栄えてきた地の利。同国空路4時間以内で約50ヵ国、約13億人の市場にアクセス。
 人口7500万人の平均年齢29歳、人口ボーナス期に当たる。海外から直接投資額11年、159億ドル(約1兆2600億円)と前年比76%増。

・日経ヴェリタス項目ごとランキング

 成長率:上位、ナイジェリア、インド、エジプト、ベトナム、中国。最下位ハンガリー

 耐久力:クウェート、中国、ロシア、フィリピン、マレーシア。最下位トルコ

 健全性:クウェート、カザフスタン、ロシア、チリ、ナイジェリア。最下位エジプト

 自主性:ブラジル、中国、コロンビア、インド、南アフリカ。最下位ハンガリー

 事業環境:マレーシア、韓国、チリ、ハンガリー、チェコ。最下位ナイジェリア

 総合評価:1位中国、2位ペルーとクウェート、4位ナイジェリア、5位チリ、インドネシア、カザフスタン、最下位27位ウクライナ。

・欧州情勢への警戒感から通貨ユーロの下落が再び加速。20日NY外国為替市場ユーロ対円相場1ユーロ=95円台前半と約11年8ヵ月ぶりの安値に。
 スペイン国債利回り上昇(7.3%台)。スペイン政府にも救済が必要になる事態懸念。スペイン株価指数IBEX35も前日比5.6%安。

・日本企業2012年4-6月期決算発表今週から本格化。
 24日日本電産 <6594> [終値6140円]25日ファナック <6954> [終値12490円]26日日産 <7201> [終値727円]など

・業績回復シナリオにはにわかに暗雲漂い始めている。
 アナリストが主要企業の業績見通し上方修正した割合から下方修正した割合引いて算出「QUICKコンセンサスDI」6月マイナス4。
 6ヵ月ぶりに前月比で悪化。

 最大の注目点は中国景気の鈍化は機械や鉄鋼、化学など幅広い業績の足かせに。

 2点目は為替の影響。期初今期為替レート1ドル=80円 1ユーロ=105円前後。
 ユーロは95円台まで円高・ユーロ安となり欧州売上高比率高い企業には逆風。

・25日財務相6月分の貿易統計発表。半期ベースでは1979年以降過去最大の赤字額となる公算大きい。
 これまで最大の赤字額は第2次オイルショック時(80年上半期)の約2兆6000億円。今年は1-5月までに3兆円超の赤字記録。

・ロンドン銀行間取引金利(RIBOR)不正操作問題、信用の失墜に当局の制裁、そして集団訴訟。金融業界長い冬の時代の入り口に。

・LIBORスキャンダル、影響の大きさ示す推定値は大きく分けて3つ。

 一つ目はLIBPR産出する英国銀行協会(BBA)の推定値である360兆ドル(約2京8000兆円)。大半が金利スワップ。

 国際決済銀行(BIS)の推定値、2011年末時点の世界の金利デリバティブ(金融派生商品)残高、504兆ドル(約4京円)
 8割が金利スワップ、金利先物と金利オプションが1割づつ。

 米ウォール・ストリート・ジャーナル推定値、LIBOR関連資産800兆ドル(約6京4000兆円)と。ダブルカウントしているとも。
 

・会社がわかる 特集京セラ <6971> [終値6330円]太陽電池事業が正念場。前期の太陽電池事業は赤字転落。
 自ら発電所運営し、パネルだけでなく売電まで一貫して手掛ける垂直統合モデル戦略選ぶ。
 有望企業に出資し底から収益を稼ぐ「投資家」の一面。
 投資家としてではなく事業会社としての成長力どう高めるか市場はその答えを求める。選択と集中求める声も。

・商品相場が期初想定より下回り、素材各社業績下振れるリスク強まる。非鉄金属大手4社4-6月期前年同期比合計120億円程度押し下げに。 

 価格下落最も大きく響くのが住友鉱 <5713> [終値864円]。
 銅8500ドル、ニッケル1万6000ドル想定も、7700ドル、1万6000ドル程度で推移。前年同期比90億円減益要因に。

 三菱マテリアル <5711> [終値210円]単純計算で15億円程度のマイナス影響に。

・鉄鉱石など運ぶ大型ばら積み船の用船料低迷。市況低迷する要因は船舶過剰。ケープサイズ船舶全世界で1470隻程度と4年余りで9割増加。
 船舶余剰一巡は2013年から14年にかけて。

・技術者派遣大手メイテック <9744> [終値1674円]アルプス技研 <4641> [終値590円]の固定費膨らむ公算。
 大手2社エコカーなど研究開発(R&D)に取り組む自動車メーカーが技術者派遣要請も、景気減速しR&D縮小させると急速に業績悪化懸念も。

・日本株売買細る。相場の方向感読みにくく、外国人や個人が売買手控え。東証1部売買代金連日1兆円割り込む。
 証券会社のインサイダー問題による営業自粛も響く。7月14営業日のうち売買代金が1兆円乗せたのは2営業日のみ。1日平均9130億円。
 売買の減少は東京市場に限らず、欧米でも。金融規制の強化に伴い、レバレッジかけた取引や自己売買を減らす傾向強まる。

・OUT Look:今週の株式相場は油話含みの展開予想する声多く。日本企業4-6月期決算も下振れ警戒。海外景気の先行き不透明感。
 米中などの海外経済統計の下振れは当面続き、日経平均株価は週内に8500円程度まで下落も。
 円高基調に歯止めがかからないことも市場心理暗くする要因に。今週は決算発表に目を凝らしつつ、個別物色に専念するのが無難と。

・Wall Street:今週の米株式相場は企業業績と経済指標をにらみながらの神経質な展開に。
 4-6月期米国内総生産(GDP)の速報値発表控え動きづらく。GDPは31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前に発表される最後の主要指標。
 今週はマクドナルドやキャタピラー、3Mなどダウ工業株30種平均採用銘柄の決算発表が目白押し。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派41%(前回比+14)弱気派24%(同-10)中立派34%(同-4)
 世界景気の悪化や円高に対する投資家の警戒感は根強いものの、米企業決算が事前予想より良かったことが好感され、投資家心理改善。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はアルゼンチンやロシア、ベトナムといった新興国が上昇する一方、
 財政不安が深刻化するスペインが大幅安に。週末にかけて欧州債務危機への警戒感が強まり、積極的に買う動きは乏しく。

・ランキング:7月に入ってから信用売り残高増加ランキング。東証1部。

 首位全日空 <9202> [終値185円]信用売り残増加率439.55% 2000億円大型増資、1株利益希薄化懸念。

 2位JR西日本 <9021> [終値3295円]138.60% 3位大阪ガス <9532> [終値327円]119.30%

 5位セイコーエプソン <6724> [終値605円]111.80% 26位シチズンHD <7762> [終値430円]20.99% 
 40位コニカミノルタ <4902> [終値565円]10.45% ユーロ安による採算悪化懸念。 

 8位キヤノンMJ <8060> [終値990円]81.31% 消費増税による消費者の購買意欲後退の懸念。

 14位積水ハウス <1928> [終値756円]49.25% 消費増税前の景気値策や駆け込み需要にらんだ思惑買い先行。短期過熱感から信用売り増加。

 36位東急不 <8815> [終値379円]13.40% 直近高値7/4まで1ヵ月で2割強上昇。急上昇で空売り急増。

 NTT <9432> [終値3665円]高値警戒感から信用売り増える。KDDI <9433> [終値528000円]との比較も。

・サービス付き高齢者住宅、今年7月中旬登録件数約58000戸、国策今後10年間で60万戸整備方針。

 メッセージ <2400> [終値276200円]と学研HD <9470> [終値164円]傘下学研ココファンが二大勢力。

 ベネッセHD <9783> [終値3610円]ワタミ <7522> [終値1785円]も参入考える。

 大建工 <7905> [終値206円]高齢者住宅向けバリアフリーの建材で新ブランド立ち上げ。

 セコム <9735> [終値3715円]綜合警備保障 <2331> [終値1099円]にも商機も。(日経ヴェリタス)

・クボタ <6326> [終値721円]
 農業機械用油圧機器製造する新工場タイに建設。自前の新工場設け機械加工から組み立てまで一貫生産体制構築。
 投資額3億9000万ドル(約10億円)2014年1月の量産開始目指す。

・日産 <7201> [終値727円]2014年に新工場稼働させるブラジルとロシアで部品メーカーの生産拠点集積させた「サプライヤーパーク」開設。
 有力部品各社の進出促す狙いも。

・日本の航空機関連メーカー各社生産能力増強急ぐ。長期的な航空機需要の伸び見込めることが背景。
 ボーイングの市場予測民間航空機市場の拡大により今後20年間で金額ベースで4兆5000億ドル(約360兆円)機数ベースで3万4000機の新規需要。

・オーナンバ <5816> [終値420円]
 8月末めどに中国・上海市でワイヤハーネス(組み電線)の販売子会社設立。中国国内3ヵ所に分散する営業拠点を新会社に集約。

・三井ホーム <1868> [終値418円]建売住宅購入した顧客へのサポート体制強化。
 リフォームアドバイザー3年後までに約8倍の400人に増員。リフォーム需要開拓。(日刊工業新聞) 

・牧野フライス <6135> [終値402円]大型高精細金型製作できる工作機械ソフトウェア開発。データ量従来比4倍に引き上げ。加工時間も短縮。

・クラウド技術やモバイル端末を使った新たなPOS(販売時点情報管理)システムサービス広がる。

 NEC <6701> [終値99円]や米セールスフォース・ドットコム出資ユビレジ(東京・渋谷)
 市販タブレット(多機能端末)使った安価なクラウド型サービス開発。

・OKI <6703> [終値124円]国際規格に対応した国内初のスマートメーター(次世代電力計)用無線機器開発。8/10発売。

・米ストレージ(外部記憶装置)大手日本法人EMCジャパン(東京・渋谷)
 インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値340500円]と協業。顧客も紹介し合う。

・アドウェイズ <2489> [終値72100円]
 今秋にもインドで成果報酬型広告事業始める。7月デリー市内へ拠点設け、現地で市場調査や業務提携先の選出始める。

・サイバーエージェント <4751> [終値243300円]
 仮想空間サービス「アメーバビグ」強化、利用者同士動画コンテンツ同時に苦しむ昨日加える。 

・曙ブレーキ <7238> [終値326円]電動式駐車ブレーキ市場に参入。今年度中開発にメド。2014〜15年発売の車種に採用目指す。

・ダイハツ <7262> [終値1364円]
 軽自動車のフル生産体制維持へ。節電対応だけでなく休日出勤や現場の改善なども。3期連続最高益更新実現へ。

・IHI <7013> [終値167円]海底油田やガス田の試掘に使われる浮体構造物「リグ」事業に再参入。
 1-2年後メドに3000メートル程度の深度まで掘削できる能力を持つ浮体構造物開発に。(日経産業新聞)

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新規公開株

コード  市場   銘柄      幹事証券  公募価格   発行株数  単位株

7/24 <3665> マザーズ エニグモ      大和     1750円   172,500株   100株

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【今日の一言】

週末のNY株式市場は4日ぶり反落。
ユーロ圏財務相がスペイン銀行支援を最終承認したものの、スペインやイタリアの国債利回りが上昇、欧州株式市場が軒並み下落を嫌気に。
スペインをめぐる懸念の再燃が市場心理を圧迫した。
いろいろ懸念材料の多くなってきた銀行株が売られる。

週足では、ダウ工業株30種平均とS&P500種指数がともに0.4%高、ナスダック綜合指数が0.6%高で終了。

3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は65億株(SQ含む)に。昨年1日平均出来高は約79億株。

欧州株式市場は急反落。
スペインのバレンシア州がこの日、債務返済に向け中央政府に支援を要請する方針を明らかにしたことを受け、
スペイン財政やユーロ圏債務危機をめぐる懸念が再燃。
銀行株が下げを主導した。
週末や夏期休暇を前に持ち高を減らす動きも。

スペインの株価指数IBEXが5.8%下落、2年ぶりの大幅な下落率を記録。
債券市場ではスペイン10年債利回りが一時7.309%に上昇し、ユーロ導入以来の高水準を更新。
イタリアFTSE・MIB指数は4.4%下落。

週末の東京市場は週間ベースで日経平均株価が0.6%安、TOPIXは1.7%安、ともに2週続落。
マザーズ指数は0.1%安、日経ジャスダック平均は0.9%安。東証2部は0.8%安とそれぞれ2週続落で終了。
TOPIXは先週9日続落のあと1日上昇したものの再び反落。
メガバンクや輸出ハイテク株が総じて軟調な相場に。

NEC <6701> [終値99円]データが確認できる1977年以降で初めて100円を下回る。
「成長戦略が見えにくい国内の電機株を機関投資家が売却する流れがある」といった声もありTOPIX下落の一因にも。

国際優良株と言われるような銘柄の売られ方がかなりきつくなってきたようなところ。

証券会社営業時代に多くいらっしゃった個人投資家の好きな銘柄でもあります。
東電 <9501> [終値130円]など電力株などもおじいちゃん投資家などは多く持っていました。
そのような銘柄の大きな下落は戦意喪失、二度と株式市場に帰ってこない気も致します。

7月後半の下げが来た場合は8月は戻らないパターンがありますので警戒警報発令するところも・・・

銘柄研究【コロ朝プレミアム】に入っております。
http://www.koronoasa.com/koroasamembers/

24日に米アップルの決算発表が控えております。
となると米国市場は今夜は大きな動きもないようなところも・・・!?

ただLIBOR問題が大きくなりかけています。ここも警戒しないといけませんね。

海外投資家の売買が細っていて、主力株には見切り売りも出てるようなとこも。

日経平均株価は8500円どころが一つのポイントとの声も多いところ。
ここを割ってくると直近安値(8238円)が見えてくることにも・・・?

直近上場のワイヤレスゲート <9419> [終値2267円]が週末は賑わっています。
主力銘柄には行きづらく、手あかのついていない銘柄に物色の対象が向かってくることにも・・・

横目で見ながら日本EAJ <6063> [終値3800円]も気になるところも。

日本の航空機関連メーカー各社生産能力増強急ぐ。長期的な航空機需要の伸び見込めることが背景。
ボーイングの市場予測民間航空機市場の拡大により今後20年間で金額ベースで4兆5000億ドル(約360兆円)機数ベースで3万4000機の新規需要。
この関連が動くのかどうかも注目も

第一三共 <4568> [終値1329円]
スーパーコンピューター「京(けい)」使い新薬候補選びだす期間の半減目指す。2013年3月末まで研究実施。
内容がどうこうではなく、日足チャートから売りパターンに入ったようにも見えます・・・ 

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