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信用取引証拠金当日再利用解禁へ

2012年7月30日(月)曇りのち晴れ

・介護・福祉に役立つ先端機器(介護ロボット)への公的保険の適用範囲拡大。2015年度から利用料の9割補助。

・セブン-イレブン・ジャパン <3382> [終値2479円]
 2013年度コンビニエンスストアを新規に1500店以上出店へ。12年度計画1350店上回り過去最高を更新。
 改装含めた店舗網の拡充への設備投資約1100億円に。高齢者や主婦に利用者層が広がっているため出店拡大。

・日経新聞社とテレビ東京 <9412> [終値919円]27〜29日共同世論調査、
 野田佳彦内閣支持率28%、6月前回調査比5ポイント低下。昨年9月内閣発足後最低の5月水準に戻る。不支持率63%(+6)
 民主党支持率18%と前回比8ポイント低下、自民党27%(+1)共産党4%(+1)公明党3%(+1)みんなの党6%(0)社民党1%(0)
 国民の生活が第一党1% 無党派層32%と1987年調査開始以来最高に。
 衆院解散・総選挙時期、年末までに50%、解散急ぐ必要なし40%。消費税増税賛成41%、反対49%に。
 
・3メガバンクプロジェクト融資(インフラ整備や資源開発事業への融資)で存在感増す。
 2012年上期(1-6月)主幹事としてまとめた組成額、世界全体総額上期969億ドル(約7兆5000億円)前年同期比5%減。

 2位(前年同期比順位2位)三菱UFJ <8306> [終値380円]組成額48.3億ドル、3位(7)三井住友FG <8316> [終値2478円]35.1億ドル
 3位(13)みずほFG <8411> [終値129円]29.0億ドル。1位(1)ステート・バンク・オブ・インディア(印)65億ドル。
 
・新興国の設備投資旺盛で中古品の売買今後大きな市場へと成長予想。

 三菱UFJリース <8593> [終値3100円]今月末タイで中古品売買免許取得。中古工作機械販売。

 日立キャピタル <8586> [終値1363円]中古品売買専業会社と組み、今年度中中国やシンガポールで中古医療機器販売へ。

・東証など全国証券取引所、個人投資家らが証券会社から株や資金借りて売買する信用取引の規制、年内にも緩和へ。
 証拠金同じ担保使って1日に何度でも売買できるように。信用取引の利便性高め、低迷する個人の株式売買を活性化する狙い。

・新生銀 <8303> [終値89円]
 インド新興民間銀行、イエスバンクと法人業務で包括提携。同国に進出する新生銀の取引先に現地での融資や貿易金融といったサービス提供。 

・東京海上日動火災保険 <8766> [終値1767円]
 メガソーラー(大規模太陽光発電所)の設備破損や日照不足による損失一括補償する保険発売。立地選びも指南。

・インドネシア、政府が地熱発電による電力買い取り価格最大で約2倍に引き上げ。事業の採算リスク低減。日本の重電メーカー商機広がりそうと。

・欧州企業4-6月期決算、南欧債務危機による業績悪化が鮮明に。
 個人消費落ち込み、先行き不透明感から設備投資の停滞も目立つ。(30日 日経新聞)

・2011年「主要商品・サービスシェア調査」世界シェア50品目で日本企業の首位は9品目と10年比2つ減少。
 多関節ロボットやカメラはシェア伸ばすも自動車後退。首位争い以外でも電機・IT(情報技術)分野が劣勢に。
 米国19品目、中国6品目へ首位品目増やす。韓国は8社。シェア拡大した企業数日本28社、韓国22社、中国15社。

・日本企業による10億ドル(約785億円)以上の大型の借り入れが急増。
 今年1〜7月総額983億ドル(約7兆7000億円)で過去最高だった昨年1年間の7割超。通年では過去最高を更新する可能性高く。
 内需や低金利背景に海外の企業や事業などのM&A(買収・合併)の資金需要盛り上がる。

・ロシア訪問中玄葉光一郎外相28日午前(日本時間同日午後)ラブロフ外相、プーチン大統領と相次ぎ会談。
 ラブロフ外相ロシア政府首脳による北方領土への訪問を続ける考え示し、双方に隔たり浮き彫りに。

・パナソニック <6752> [終値523円]植物とほぼ同等の効率で人工的に光合成する技術世界で初めて開発。
 2015年には自動車燃料としても使うエタノールの合成で実用化目指す。

・高速道路各社、電気自動車(EV)に短時間で充電できる施設を整備。
 2020年までに全国の高速道路の約100ヵ所に充電器置く計画。EVの普及に弾みも。

・2012年度経済財政報告(経済財政白書)「国際金融から受ける影響は限定的」と。
 スペインやポルトガルなど「GIIPS」と呼ばれる南欧諸国が相次ぎ債務不履行に陥るような「最悪の事態」の試算で
 日本の国内総生産(GDP)は2.6%押し下げられ英国(23.0%)米国(4.8%)と比べて影響総体的に小さい。

・週明けの外国為替市場が米欧の金融政策の決定会合や主要経済指標をにらみ、神経質な展開に。
 7/31〜8/1米連邦公開市場委員会(FOMC)や3日米雇用統計、2日欧州中央銀行(ECB)理事会で具体策打ち出すかが焦点。

・約半世紀ぶりの干ばつが米中西部の農家直撃。全体の約9割が干ばつの影響受ける。
 9月には収穫激減判明し、トウモロコシなどは最高値更新するとの観測も浮上。

・米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)27日、アップルがツイッターへの戦略的投資検討へ。
 実現すればアップルにとってソーシャルメディアという新たなインターネットサービス分野への足掛かりに。
 同紙過去数ヵ月間協議も現在は交渉しておらず、合意するかどうかも不透明と。

・任天堂 <7974> [終値8800円]「ニンテンドー3DS」の画面約1.9倍大きくした新機種発売。希望小売価格現行機1万5000円を上回る1万8900円。
 新作ゲームソフトのダウンロード販売も開始。

・ヤフー <4689> [終値27950円]親会社のソフトバンク <9984> [終値2999円]とスマートフォン(高機能携帯電話)事業で連携。
 ヤフー運営するアプリ検索・販売ポータルサイトをソフトバンクモバイルの端末利用者向けサービスに採用。
 今冬以降は米グーグル基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載の全機種に標準搭載。 

・DOWA <5714> [終値402円]
 2013年にも自動車部品の強度を高める熱処理請け負う事業でインドネシアに新工場開く。新工場建設機に事業拡大狙う。(29日 日経新聞)

・TDK <6762> [終値2920円]昭電工 <4004> [終値136円]日立金属 <5486> [終値887円]中国での高性能磁石を合弁生産計画暗礁に。
 合弁事業に必要な装置の輸出や技術移転が難しくなるため。

・フランス、ドイツ両首脳27日欧州危機巡って電話協議「ユーロ圏を守るためにあらゆる手段取る」ことで合意。
 スペイン財政不安などにらんで緊急対応策取ると見られる。危機対応への期待から27日ユーロ相場対円で一時1ユーロ=97円まで上昇。
 仏オランド大統領と独メルケル首相は協議後に共同声明。
 ユーロ圏各自に「自らの分野で責任をしっかり果たさなければならない」と呼びかけ、危機対策を実行する必要性があると強調。

・米実質国内総生産(GDP)2012年4-6月期前期比年率換算で1.5%の伸びがとどまる。市場予測平均(1.2%)を上回る。
 個人消費、設備投資ともに振るわず。

・交流サイト(SNS)最大手米フェイスブックの株価「低空飛行」続けている。
 上場企業としての初の決算4-6月期売上高前年同期比32%増、11億8400万ドル(約925億円)と堅調も27日株価急落。
 純利益は前年比4%増にとどまる。(上場関係の一時的費用除く)。軟調な株価は「稼ぐ力」への投資家の不満映す。
 
・27日東京市場でSNS関連銘柄に売り広がる。

 前月比下落率DeNA <2432> [終値1762円]10%、グリー <3632> [終値1214円]8%、
 サイバーエージェント <4751> [終値175900円]4-6月期決算への失望も加わり22%安と急落。

・米景気の「足踏み」感強まる。長引く雇用低迷で所得の伸びを上回る勢いだった個人消費が息切れしつつある。
 「足踏みの夏」が今年も繰り返される恐れも。

・中国上場企業の実績が下振れ。主要300社の2012年純利益市場予想で前年比約17%増にとどまる見通し。昨年末時点では同27%増の見通しに。
 株価も代表的な株価指数上海総合指数約3年4ヵ月ぶりの安値(2126ポイント)。

・米石油最大手エクソンモービル米南部テキサス州に世界最大級のエチレン工場建設。数十億ドル規模投資に。
 新型天然ガス「シェールガス」の増産で価格下がった米国産ガス原料にコスト競争力高める。

・韓国と台湾のIT(情報技術)大手、
 年末商戦に向けた繁忙期である7-9月期もテレビ・パソコン向け半導体と液晶パネルの需要や価格の低迷続く懸念強める。
 業績回復は好調なスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などモバイル端末向け需要でどこまで補えるか。

・パナソニック <6752> [終値523円]太陽光パネルの世界生産体制見直す。メキシコで8月パネル生産終了、欧州は10月から3割削減。
 欧米生産縮小分を年末稼働の新鋭マレーシア工場に移管、競争力高める。

・三菱地所 <8802> [終値1406円]東京・大手町で新たな再開発ビル建設、2014年春着手。
 海外企業の日本進出支援機能充実させたオフィス棟や天然温泉や和風客室備えた宿泊施設設ける。事業規模1千億円。

・大建工 <7905> [終値204円]
 中国での室内ドアの生産能力現在の2倍に当たる年間18万本に引き上げる。8月メドに生産始める。現地需要拡大。

・NY株式市場ダウ工業株30種平均大幅続伸。5/7以来約2ヵ月半ぶりに1万3千ドル台回復。独仏首相がユーロ圏の維持に向けた声明発表。
 欧州中央銀行(ECB)が欧州各国の国債購入へ動きとの期待感高まり、相場押し上げ。週間で253ドル(2.0%)高と3週連続上昇。 

・エーザイ <4523> [終値3400円]自社開発抗てんかん剤「ファイコンパ」欧州の審査当局から販売承認取得。
 2015年度までに世界で年間500億円程度売り上げる大型薬に育てる。(28日 日経新聞)

・民主党分裂の後遺症に悩む。次期衆院選に向け離脱者の選挙区に対抗馬建てられず。全国300選挙区のうち「空白区」71選挙区。
 党内融和の「幻想」小沢氏への「恐怖心」党執行部の現状認識の甘さ。

・「為替デリバティブ」と呼ばれる金融派生商品により、多額の負債を抱えて経営難に陥る中小企業続出。
 ドルに加えユーロや英ポンドに対する円高で損失膨らむケースが増加。
 同商品による損失で倒産した企業数前年度上回るペースに。(30日 産経新聞)

・ロンドン五輪開幕、国内への経済波及効果約8千億円と試算、低迷する消費の「起爆剤」として五輪への期待高まる。
 日本選手の活躍次第で414億円上乗せさせれる可能性も。

・2012年4-6月期スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の世界出荷台数調査、韓国サムスン電子前年同期比2.7倍、5020万台と大幅に増加。
 2位米アップル(2600万台)に対してリード広げる。世界シェアの約半分を両社で占める。(29日 産経新聞)

・インターネット交流サイト(SNS)の成長性に陰り。過度な成長期待はがれ落ちる。米SNSバブル破裂と。
 25日SNS最大手米フェイスブック、ソーシャルゲーム最大手ジンガ、割引きクーポン購買のグルーポンの株価そろって上場来安値更新。
 
・スペイン国債金利高騰に関し、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が介入に積極的とも取れる発言、
 ECBが市場沈静のためスペインやイタリアの国債購入を再開させるとの観測ひろがる。

・ソニー <6758> [終値947円]カーナビゲーションシステム事業から完全撤退。
 カーナビでも使えるスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)が普及、専用機販売伸び悩む。(28日 産経新聞)

・東京証券取引所の高速売買システム、7/17「超」高速化され、稼働始める。「アローヘッド」瞬きの瞬間で100回。
 超高速取引業者による売買代金が東証の売買代金全体の「約4割占める」までに。
 NY証券取引所のこの比率は5割以上と。短期の鞘取りに徹するごく一握りの投資家が異様なまでの存在感発揮。

・超高速取引相場に大きな影響与え始める。

 証言1:東証2010年1月に高速株取引「アローヘッド」稼働。稼働前1年間に日経平均株価が前日比3%以上変動した日は計23日。
 稼働後1年間はわずか6日と大幅に減少。超高速取引の普及とともに相場は穏やかになり、急騰急落が起こりにくくなる。
 超高速取引は極めて高い頻度で小口の売買繰り返し株価のわずかな変動で売買、ボラティリティ低下へ。
 大型株(東証1部時価総額上位100位まで)の約定件数アローヘッド導入後5割ほど増加。中型株(同101〜500位)の約定件数もやや増える。
 小型株(同1001位以下)はほとんど変化なし。

 証言2:「スパイク」(株価がごく短い間に急変動)は超高速取引を手掛けるファンドが新しいプログラムを試している際などに発生しやすく。

 証言3:「まるでイナゴの大群」同じ方向に一斉に飛ぶことと急に群がり急に消えていくとの含意。
 東証1部売買高過去最高の58億株弱記録(2011年3/15)

・米国急落劇「フラッシュ・フラッシュ」切っ掛けは株価指数先物への巨額の売り注文。
 超高速取引業者はまず買い向かい、持ち高プログラムで自前に決められた許容度突破。
 これを受けて売りに転じる合図発動、似た動きが一斉に起こり市場は売り一色に。
 さらに市場で想定外のショックが起きると売買停止機能もある。

・米市場超高速取引のシェア最も高かったのは2009年の61%、その後シェアは緩やかに下がる。
 今年に入って前年より1〜2割少ない水準が続く。高い水位が下がったなかで大量の売買で薄い利ザヤ稼ぐ超高速取引業者は苦戦。
 超高速取引業者間の競争激化理由。手を引く業者も。
 
 超高速取引に対して規制当局も関心。ダウ工業株30種平均一時1000ドル近く下げた10年5月「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)」
 ある機関投資家のアルゴリズム取引(コンピューターによる自動売買)通じた大量の売り注文が急落の引き金引いたことが明らかに。
 
 規制は欧州でも高まる。取引1回毎の税金を課す「金融取引税」
 もう一つが欧州域内の金融商品取引に関する共通ルール「金融商品市場指令(HiFiD=ミフィッド)」
 超高速取引についても裁判が盛り込まれる可能性も。

 米欧での取引がしにくくなるとの見方強まるにつれ、日本市場有望に。

・東京兜町今、中小証券の廃業や事業譲渡相次ぐ。十字屋、室清、金山証券と今年に入り老舗が次々と看板下ろす。一因は株取引の高速化。
 多くの中小証券は自己売買に活路見出そうとした。昨年秋高木証券、今年7月いちよし証券が自己売買から撤退。
 超高速取引の普及は市場に流動性と取引の厚みもたらす担い手の後退促した。

・外国為替市場で3年連続の「夏の円高」予想する声増える。理由は過去2年と同じ。
 米国で景気の減速背景に金融緩和期待高まっているため。スペインの財政・金融危機が深まるなど今夏は対ユーロでも円高を警戒。
 8月特有の季節性も。過去17年のうち8月末が7月末より円高になったのは12回。月別では最多に。
 3度目の夏、警戒すべきは対ユーロでの円高と。

・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長リセッション(景気後退)入りの懸念さえ漏らし始める。
 9月にも量的緩和第三弾(QE3)に動くとの観測も。欧州中央銀行(ECB)の出方にも注目集まる。
 年末にかけての政界と市場の混乱見越してQE3の切り札を出すのを12月中旬のFOMCまで我慢するのか、雇用下支えに早めに動くのか。
 バーナンキ議長の一段の言動に要注目に。

・会社がわかる 特集学研HD <9470> [終値162円]「学習」と「科学」休刊から2年半、業績の低迷から抜け出そうとしている。
 出版事業が稼ぎ頭に。学習塾もリストラ効果で利益回復。少子化進む中目指すは出版・塾・介護の3本柱経営。
 2010年6月にエフィッシモから全株を1株230円で抱え込む。
 宮原社長「一番良いのは株価が戻った後で株式交換に使うこと。一気に売却したり、消却したりする選択肢もないわけではない」と。 
 自社株の処理はっきりしないと230円超えられないとの指摘も。

・日産 <7201> [終値727円]米国市場で巻き返しに動く。6月末主力中型セダン「アルティマ」刷新、年末にかけて新車攻勢強める。
 ゴールドマン・サックス、日産がメキシコ活用した低コスト生産でトヨタ <7203> [終値2943円]などに先行していると「大化け」予想。

・株式市場で売られる銘柄と買われる銘柄あの二極化が鮮明に。
 円高・ユーロ安受けて欧州での売上高比率の高い銘柄が安値圏に沈み、世界の景気変動に敏感な銘柄も総じて弱い。
 一方不動産や金融などの世界景気に連動しにくい内需株には資金が流入。日経平均株価先週103円下落。
 週半ばには約2ヵ月半ぶりに8300円台まで下げ、6/4年初来安値(8295円)に接近する場面も。欧州関連株が特に目立つ。
 
 今週は米欧で金融政策決める会合が予定され、市場では追加金融緩和期待が強い。
 「買い戻し一巡すれば何らかの悪材料をもとに短期筋による売り仕掛け始まる」とも。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価8700円をうかがう展開か。市場では欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和の観測が台頭。
 売りこまれていた日本株にも買戻しが進むとの見方増える。上値余地は限定的との声が聞こえる。

 株価上昇余地大きくないとの見方の3つの理由。

 1つ目は米国で重要な経済指標の発表相次ぐ。

 2つ目は需給面で不安を抱えていること。東証投資主体別売買動向、国内年金の動き反映する信託銀行は7月第3週まで3週続けて売り越した。
 年金は「株価の戻り局面では利益確定の売り出してくる。」

 3つ目は企業業績悪化への警戒感。化学セクターには警戒と。

・Wall Street:今週の米株式相場はダウ工業株30種平均節目のある1万3000ドルを挟んでもみ合う展開か。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)や7月の米雇用統計など重要材料目白押し。株価は足元で上昇基調にあるものの、景気の下振れ懸念が根強い。
 失望誘う材料が出れば売り膨らむ恐れもある。

 今週31〜8/1FOMC開催。超低金利政策維持する期間について従来の「2014年後半」から「15年後半」へと変更するとの期待も広がる。
 3日雇用統計非農業部門雇用者数10万人と前月(8万人増)比改善する見通し。失業者は前回8.2%と同じ予想。
 米サプライマネージメント協会(IMS)7月製造業景況感指数50を回復できるか市場の関心高い。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派50%(前回比+9)弱気派29%(同+5)中立派20%(同-14)

・新興市場で新規株式公開(IPO)銘柄の株価堅調。
 6月以降新規上場7銘柄の株価、先週末時点6銘柄が公募・売り出し価格(公開価格)上回った。値動きの軽いIPO銘柄に個人マネーが流入。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁金融政策を柔軟に運営する考えを表明、欧米中心に上昇。
 上昇率1位は目下危機の震源地のスペイン5.9%、ブラジル(4.4%)トルコ(4.2%)が続く。
 下落率はギリシャ(▲7.1%)ベトナム(▲2.7%)タイ(▲2.5%)

・ランキング:ユーロ安局面でも株価が堅調な製造業ランキング

 1位日東工業 <6651> [終値1386円]株価騰落率48.87% 電気自動車(EV)や太陽光発電向け販売が好調。

 2位カルビー <2229> [終値5260円]40.08% 3位ニューフレア <6256> [終値546000円]37.01%

 4位東和薬品 <4553> [終値4615円]22.74% 政府後発薬普及策もあり、2013年3月期は連結売り上げ高前期比12%増。

 9位ピジョン <7956> [終値3350円]10.56% 中国や東南アジアでは同社製品が高級育児用品として認知されつつある。

 15位ホシザキ電機 <6465> [終値3350円]6.07% 冷蔵庫や製氷機、食器洗浄機など国内シェア首位の製品数多く抱える。
 
 18位日機装 <6376> [終値868円]5.72% 主力の工業用ポンプや航空機部品の販売が好調。医療機器の売り上げも堅調で業績支える。

・格安航空会社(LCC)航空機関連市場は30年に今の2倍に。12〜31年までに発生するジェット機新規需要の6割は小型機占めると。

 主翼や胴体を製造する三菱重工 <7011> [終値301円]や炭素繊維供給する東レ <3402> [終値489円]が存在感。 

 エンジン分野の企業代表IHI <7013> [終値161円]。A320などに採用。エアバス15年に投入する新鋭小型機「A320 neo」にも内定。

 炭化ケイ素繊維の生産に世界でいち早くこぎつけたのは宇部興産 <4208> [終値167円]と日本カーボン <5302> [終値177円]の2社。

 機内厨房機で世界シェア3割誇るジャムコ <7408> [終値407円]今後小型機向けにも注力する方針。ボーイング社737MAX直近受注残1000機に。

 飛行制御システム提供するナブテスコ <6268> [終値1658円]B737MAX向けの受注獲得狙う。米国で工場買収生産能力拡大。(日経ヴェリタス)

・スズキ <7269> [終値1383円]2015年度メドにインド・グジャラート州で稼働する新工場の立ち上げ準備として500人を日本で教育。
 新工場の中心的な役割果たす人材、1-2年かけて育てる。
 既存マネサール工場(ハリヤナ州)で18日従業員による暴動で現在生産停止中もインド国内での増産計画は予定通り進める方針。

・マツダ <7261> [終値93円]
 10月からリース販売する電気自動車(EV)「デミオEV」に安川電 <6506> [終値550円]のモータードライブシステム採用。

・インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値327000円]パブリッククラウド市場で2011年度シェア1位獲得。
 国内でパブリッククラウド提供する41社対象、全体市場規模は174億円、うちIIJ17.2%占める。
 12年度は全体で281億円。IIJは23.8%で1位維持すると予測。

・日立金属 <5486> [終値887円]51%出資日立ツール <5963> [終値754円]を株式交換で11/1完全子会社化。
 日立ツール株1株に日立金属株1株割り当て。 (日刊工業新聞)

・文化シャッター <5930> [終値323円]1時間に50ミリの降水がある「ゲリラ豪雨」でも建物への浸水防ぐシャッター開発。来月発売。
 標準価格は幅と高さが3メートルタイプで約450万円と通常の2倍程度。集中豪雨対策特化した建材本格的に販売する珍しく商機ありと判断。
 第2弾既設シャッターに取り付けられるビニール製防水シート開発。

・ティアック <6803> [終値27円]
 計測機器向け新型データレコーダー開発。同社従来製品の4倍の最大128チャンネル分のデータ同時に記録。長時間試験データ記録。

・TDK <6762> [終値2920円]積層セラミックコンデンサー(MLCC)開発、7月から量産始めた。
 不可半減、材料改良。交流500ボルトで1分間、同600ボルトで3秒間耐える性能保証。 

・楽天 <4755> [終値783円]電子書籍端末「コボタッチ」発売、出版社大手50社のほとんど契約合意。
 当面コンテンツ数の拡大最優先で取り組み現在2万3000〜2万4000タイトルの日本語コンテンツ「年内に20万に引き上げ」計画示す。

・オンキヨー <6628> [終値94円]
 ワーナーミュージック・ジャパン(東京・港)と提携し高品質音源を使った洋楽曲インターネットで配信始めた。8月末までに約150タイトル用意。
 配信するのは「ハイレゾ音源」と呼ばれる音楽データ。

・三菱重工 <7011> [終値301円]グループ三菱航空機(名古屋市)アジアで営業拠点開設。
 国産ジェット機「MRJ」の新規受注230機でその大半が米国航空会社。長期目標1000機に向け、アジアでの販売体制拡充必要と判断。

・ユニチカ <3103> [終値39円]タイでナイロンj制御網子会社清算。
 日東網 <3524> [終値119円]に事業譲渡。約300人の従業員引き継ぐ。譲渡額1億バーツ(約2億5000万円)(日経産業新聞)

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株式分割

アイレップ <2132> [終値165600円]9/30  1株→500株

エスクリ <2196> [終値1613円] 8/31  1株→3株

エムスリー <2413> [終値391000円] 9/30 1株→3株

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【今日の一言】

週末のNY株式市場は大幅続伸。
ダウ工業株30種平均は1万3000ドル台乗せて引ける。3日続伸となった。
欧州中央銀行(ECB)が借り入れコスト引き下げとユーロ防衛のために国債を購入するとの観測が広がる。
欧州懸念が和らぎ、ダウ平均の上げ幅が230ドルに迫る場面も。

米実質国内総生産(GDP)速報値は前期に比べて年率換算で1.5%増加と市場予測平均(1.3%程度)を上回り、
米景気が急減速するとの懸念が後退。投資家の景況感が改善し、相場を押し上げる一因に。

3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は75億4000万株と今年1日平均67.5億k部を上回る。昨年1日平均は約79億株。

週間ではダウ工業株30種平均は2.0%高、3週連続上昇。ナスダック指数は1.1%高、2週続伸、S&P500種も1.7%高、3週続伸で終了。

欧州株式相場も続伸。
ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領がユーロ防衛のためにあらゆる措置を取ると表明したことを好感。
銀行株が買い優勢となった。

東京市場は2日続伸。4日ぶりに8500円台回復。
ドラギ総裁発言きっかけに欧州の危機対応が進むとの見方が広がり、投資家がリスク回避の動きを弱めた。

週間ベースで日経平均株価は1.2%安、TOPIXは1.0%安、ともに3週連続の下落。
マザーズ指数は9.5%と大幅安、3週続落。日経ジャスダック平均は1.2%安、東証2部は1.7%安、ともに3週続落で終了。

不思議な一致?昨年10/4安値の8359円から反発後、11/25に8135円の安値を付けたのが35営業日。
今年 6/4 8238円安値から反発後の7/25に8328円の安値は36営業日と・・・

昨年は11/25後は2週間上昇12/7高値8614円(8営業日)その後のは12/19安値8272円(8営業日)そして16営業日もみ合いで3月高値10255円まで上昇。
同じに考えると8/6に8817円、8/16に8466円、9/7迄もみ合いで11月最終週に10489円となりますが・・・
9〜11月は安値付けることが多く、机上の計算は無駄かもしれませんが・・・

金融関連株(特にメガバンク3行と証券大手)が確りしていると相場は強くなっています。

銘柄研究株はちょっとギャンブルかもしれませんが、将来性あるように感じています。

インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値327000円]パブリッククラウド市場で2011年度シェア1位獲得。
国内でパブリッククラウド提供する41社対象、全体市場規模は174億円、うちIIJ17.2%占める。
12年度は全体で281億円。IIJは23.8%で1位維持すると予測。

米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)27日、アップルがツイッターへの戦略的投資検討へ。
実現すればアップルにとってソーシャルメディアという新たなインターネットサービス分野への足掛かりに。
同紙過去数ヵ月間協議も現在は交渉しておらず、合意するかどうかも不透明と。
デジタルガレージ <4819> [終値134300円]にも注目かも・・・

アイレップ <2132> [終値165600円]株式分割 9/30に1株→500株に。株価久しぶりに材料に反応も・・・?!

文化シャッター <5930> [終値323円]1時間に50ミリの降水がある「ゲリラ豪雨」でも建物への浸水防ぐシャッター開発。来月発売。
標準価格は幅と高さが3メートルタイプで約450万円と通常の2倍程度。集中豪雨対策特化した建材本格的に販売する珍しく商機ありと判断。
第2弾既設シャッターに取り付けられるビニール製防水シート開発。
日足チャートでは75日移動平均線上で抵抗、有力筋の玉は抜けてないようなところも・・・?!

銘柄研究アストマックス <8734> [終値34100円]決算受けてどんな反応か注目です。

長期的に持っていたいような銘柄でIRジャパン <6051> [終値1549円]
25日移動平均あたりで待ち伏せしていますがなかなか来てくれません・・・

東邦チタニウム <5727> [終値909円]動きが7月初めから違ってきました。短期往って来いになってしまいましたが再び出直り気味。

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