
国会与野党攻防ヤマ場
- 2012年08月06日
- 株式投資・経済ニュース全般
2012年8月6日(月)台風接近 局地的な雨注意
・いすゞ <7202> [終値389円]独オペル向けエンジン開発打ち切る。
米ゼネラル・モーターズ(GM)とのポーランド合弁会社約4割出資引き上げ撤退方針。欧州法人人員も1割削減。
・三菱自 <7211> [終値74円]
仏プジョーシトロエングループ(PSA)への電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」のOEM(偲手先ブランド生産)供給停止。
・マツダ <7261> [終値89円]
仏プジョーシトロエングループ(PSA)からの小型ディーゼルエンジンの調達打ち切る。新モデル発売に合わせ自社エンジンに置き換える。
・東証10月から子会社日本証券クリアリング機構通じデリバティブ(金融派生商品)の一種金利スワップ取引を清算・決済する業務始める。
金融危機時の債務不履行(デフォルト)リスクに備えた安全網にもなる。
・三菱UFJリース <8593> [終値3305円]岐阜県と組み林業の再生事業始める。
県有林管理受託、切り出した間伐材販売。収益の上がる林業目指す。
・インターネット証券信用取引金利引き下げ競争に動く。
東証年内にも信用取引の規制緩和。同じ担保使って一日何度でも売買できるようになる背景。
カブドットコム証券 <8703> [終値228円]9/1から制度信用金利2.18%と業界最低水準へ。
SBI証券 <8473> [終値5200円]楽天証券 <4755> [終値770円]11/1から最優遇金利2.28%に下げる。
GMOクリック証券8月下旬に2.27%から金利下げへ。
・11/6米大統領選挙まであと3ヵ月、企業経営者は経済の先行きに不安募らせオバマ氏勝利の原動力になった若者の熱気衰える。
米商業会議所による7月中小企業調査、政府に望むのは「邪魔をしないでほしい」が78%と「支援してほしい」15%をはるかに上回る。
・中国家電販売が曲がり角へ。量販店大手は店頭販売が振るわず業績が軒並み悪化。
昨年末終了政府の家電購入補助策による需要先食いの反動と景気減速で家電購入に慎重な消費者増加。
ネット通販との競争で価格低下も売上高の伸び悩みに。
・インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値316500円]データ拠点松江データセンターパークに11台のコンテナ型新設置。
投資額数十億円規模。設置と運用の費用大幅に圧縮、クラウドサービスのコスト競争力向上へ。
・日立 <6501> [終値450円]コンテナ型簡易データセンター需要増にらみ、サイズ柔軟に変えられるタイプの新製品発売。(6日 日経新聞)
・政府今冬泊原発(北海道・泊村)年内再稼働間に合わず、北海道で2010年比10%前後節電へ。暖房・融雪需要多く電力使用のピークが冬に。
・社会保障と税の一体改革関連法案巡る民主・自民・公明の「3党合意」が瀬戸際に追い込まれつつある。
早期の衆院解散・総選挙をかけたせめぎ合い。駆け引き週明けにヤマ場。
・外国為替市場3日に米雇用統計で市場予想大幅に上回り、投資意欲回復、相対的に「安全資産」とされる円を買う動き一服。
夏の円高再来する懸念は晴れず。3日のNY外国為替市場で円は対ユーロで前日比2円近く円安、1ユーロ=97円台前半に。
対ドルでも一時1ドル=78円台後半に。
不透明な欧州債務問題、米国年末に大型減税など失効する「財政の崖」が秋以降家計や企業の心理に影響も。
・いすゞ <7202> [終値389円]2012年度約330億円投じ、国内生産拠点増強。新興国に供給するエンジン部品の生産能力4割程度拡大。
・ソフトバンク <9984> [終値3105円]
第3世代携帯電話の約5倍の通信速度がある高速携帯電話サービスLTEを年内に東京・名古屋・大阪の主要都市で使えるように。
基地局建設開始。年内に人口カバー率でNTTドコモ <9437> [終値130500円]などと同じ約40%に。
秋発売予想米アップル新型「iPhone(アイフォーン)」向けなど通信需要に対応。秋にサービス開始。
・近鉄エクスプレス <9375> [終値2423円]台湾に国際物流向けとしては最大級の倉庫を2014年に開設。
台湾では電機や精密機器、医薬品でアジアのハブ機能としての保税物流の需要拡大。
・日本電産コパル <7756> [終値693円]
スマートグリッド(次世代送電網)市場に参入。2013年度末まで約20製品投入。16年度年間10億円の売上高目指す。
・OSG <6136> [終値1024円]ベトナム・ハノイとインドネシア・ジャカルタで使用済み切削工具を再研磨工場稼働。顧客への支援体制強化。
投資額300万ドル(約2億4千万円)程度。 (5日 日経新聞)
・NY株式市場でダウ工業株30種平均大幅に反発。5/3以来3ヵ月ぶりの高値。終値前日比217ドル29セント(1.7%)高1万3096ドル17セント。
週間でも20ドル高と小幅ながら4週連続で上昇。スペイン国債利回り下がり、欧州株が総じて上昇したのも好感。
・企業収益に減速感。債務危機の欧州や中国景気の変調で外需に陰り。輸出関連中心に2012年度の業績予想下方修正する企業増加。
歴史的な円高も重荷となり、増益率鈍化する可能性も。
・米7月の雇用統計、非農業部門の雇用者数前月比16万3000人増。市場予測平均(約10万人)失上回り、2月以来5か月ぶりの大きな伸び。
失業率前月比0.1ポイント上昇、8.3%に。市場予測平均(8.2%)6月雇用者数当初の8万人増から6万4000人増に下方改定。
・トヨタ <7203> [終値3065円]2012年のグループ世界生産台数(ダイハツ、日野自含む)前年比28%増、1005万台計画発表。
世界自動車メーカー初の1000万台の大台達成へ。部品会社や設備メーカーなど幅広い業種で業績下支えする効果も。
・野田佳彦首相消費増税関連法案10日に参院で採決するよう民主党執行部に指示。執行部これまで20日採決想定。
自民・公明両党に配慮、前倒し決断。3党の枠組み維持し、法案成立を目指す考え。
・欧州中央銀行(ECB)による南欧国債の買い入れ再開に失望広がる。購入時期など具体策言及されず、支援要請などの条件も加えられる。
ドイツ連銀バイトマン総裁反対との情報も。ドラギ総裁一転及び腰。
・円高による減収や特別損失で倒産する中小企業が急増。今年上半期(1-6月)負債総額上半期としては過去最大の718億円に膨らむ。
件数・金額とも前年同期比約2倍に膨らむ。製造業、卸売業の上半期の倒産は全体で約1600社。
・証券会社収益鈍化が鮮明に。主要20社2012年4-6月期決算、15社が最終減益か最終赤字に。個人向け法人向けとも取引が低迷。
・米証券仲介大手ナイト・キャピタル・グループ誤発注による巨額損失波紋広げている。
市場ではコンピューターによる高速取引への警戒ムードが再燃。米国では高速取引規制も浮上。
誤った取引すべて解消、ナイトには4億4000万ドル(約340億円)の損失残り、資金繰り交渉とともに身売りも検討。
・台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業、シャープ <6753> [終値192円]に9.9%出資するとした3月の合意内容見直すことで両社合意と発表。
鴻海はシャープ本体への出資は当初6月末までに完了する見通しも遅れている。シャープ側は否定。
・日本航空、東京証券取引所から株式上場承認。当初8/16より大幅に早まる。9/10売り出し価格決定。9/19東証1部に再上場。
株主優待制度3年連続で株主保有で割引運賃で搭乗できる「株主割引券」追加。配当108円前後に。
・ブリヂストン <5108> [終値1803円]タイヤ主原料「ブタジエン」を植物由来のエタノールからつくる技術開発。
「シェールガス」使った化学品原料の生産広がり、ブタジエンの原料不足懸念。
・児玉化 <4222> [終値56円]インドネシアとベトナムに合成樹脂の成形工場建設。投資額2工場合計で10億円前後。9月稼働。
・エディオン <2730> [終値358円]ココカラファイン <3098> [終値2633円]提携、美容家電と化粧品を扱う専用販売コーナー展開。
・富士製薬 <4554> [終値1256円]タイ最大医薬品製造受託会社OLIC社(アユタヤ市)10月買収。
発行済み株式99.91%をスイス大手商社DKSHから5250万スイスフラン(約42億円)で取得。
・楽天 <4755> [終値770円]スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)普及に対応、2012年1-6月期連結決算、経常利益前年同期比19%増347億円。
旅行予約やクレジットカード事業伸びる。
・ソントン食品 <2898> [終値690円]MBO(経営者参加する買収)普通株式1000円 総額156億1277万8000円 8/6〜9/18
・米国産穀物の高値続き、需要鈍り始めている。
7/20〜26、輸出成約高トウモロコシ、大豆が前年同期比7割前後減。割安な南米産などに需要移る。(4日 日経新聞)
・野田佳彦首相消費増税柱とする社会保障と税の一体改革関連法案今国会での成立図るため
6日に自民党谷垣禎一総裁と公明党山口那津男代表との党首会談申し入れる方針。
8日採決にも応じる構えも解散確約求める谷垣氏を説得は容易でなく苦しい立場に。
・週明け国会与野党攻防大詰め。今国会で法案成立断念か、法案成立と引き換えの解散確約か。 (6日 産経新聞)
・自民党4日、内閣不信任決議案と首相問責決議案7日にも同時に提出する方向で最終調整へ。
「野田佳彦首相が今国会中の衆院解散・総選挙を確約しなければ3党合意破棄、7日にも不信任案と問責両方出す」と自民党幹部発言。
不信任案は民主党から10数人以上の違反がない限り否決見通しも参院では問責決議は可決の見通し。
・スペインラホイ首相「国民に一番利益となることを行う」と金融安全網による国債買い支え検討する考え表明。これまで支援は不要との立場。
・S&P、イタリアの15の金融機関の格付け引き下げ。不況で信用不安が増しているのが原因。
・トルコ黒海沿岸の原子力発電所建設についてトルコ政府が事業規模の拡大検討。当初計画では4基の建設が最大10期まで増設する方向。
原発事故後の日本の混乱が中韓の巻き返し許す。「有望市場」日本後手に。 (5日 産経新聞)
・家電大手各社2013年3月期テレビの販売台数計画相次ぎ下方修正。
最大手ソニー <6758> [終値897円]従来計画比1割減、1550万台。シャープ <6753> [終値192円]2割減800万台に引き下げ。
パナソニック <6752> [終値564円]計画据え置き1550万台も前年実績200万台以上下回る。(4日 産経新聞)
・社債ブームの誘惑 あなたが知るべき投資の心得。
8/3三菱UFJ銀 <8306> [終値370円]劣後債1000億円発行。今年個人向け劣後債6270億円と昨年同期の2.6倍、個人向け社債の6割強占める。
将来の経営環境の悪化に備えたい銀行と少しでも高い金利を求める個人、双方の思惑重なり発行拡大。
社債の商品性はここ数年多様化・複雑化に。
個人向け劣後債、2008年リーマン・ショック後目立ち始めた。メガバンク09年末にかけて1回あたり1000億〜4000億円規模で発行。
最近は地方銀行がはじめて発行するのが目立つ。持合いが将来認められなくなれば銀行は新たな「劣後債主」開拓する必要に迫られる。
その場合の候補が個人投資家に。
劣後債の仕組み:償還期限は一般に10年間。償還期限が5年切った時点で銀行が任意に繰り上げ償還できる権利(期限前償還条項)つく。
高めの金利を払い続けるのを避けるため5年前に繰り上げ償還して新たな劣後債発行でつないでゆく。
劣後債では償還5年前から金利上昇する設計も一般的。
個人投資家は証券会社から直接購入へ。取扱いは大手証券会社が圧倒的豊富で店舗販売が一般的。
銀行自ら発行した劣後債を「証券仲介」で取り次ぐケースも。投資単位は一般に100万円。中には10万円と小口も。
社債は二つに分類される。新たに発行されるものを「新発債」募集期間は1〜2週間と短い。事前予約も。
その社債が市場に流通視し始めた時点で「既発債」と呼ぶ名が変わる。
新発債と既発債の大きな違いは買う時の価格。新発債は常に額面金額に対して既発債は市場価格(時価)がベース。
途中で売却するケースが問題に。値引きされた価格でしか証券会社は買い取ってくれない。値引き分が証券会社の手数料に相当。
「社債は持ち切りが前提、破たんが心配なら買わない方が良い」との助言も。
社債のリスク:償還期限日までに発行企業が経営に行き詰まり、元本や利息を約束通りに払ってもらえなくなる可能性。
債務不履行(デフォルト)には償還期限の先延ばし、利息の支払い遅延、利息の減免、元本の削減などがある。最悪元利金のほぼすべて失う。
返済順位:従業員が受け取るべき給料など民法上の「先取特権」に当たる債権が優先的に返済。
「一般担保付社債」優先。個人向け社債は無担保が通常で弁済順位は低い。
劣後債は特に順位が低い。銀行が破たんした場合は劣後債の保有者が弁済を受けられる順位は預金者より劣る。
・円独歩高に変化の可能性も。欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁発言に市場参加者は期待と失望入り混じらせている。
2日のECB理事会終え、ユーロは一時94円台まで下落、3日にはドラギ総裁発言再評価する動きも出る。1ユーロ=97円台前半に。
3日発表米雇用統計結果で円は対ドルでも1ドル=78円台後半と2週間ぶりの安値。
・穀物の国際価格主産地米国の干ばつで高値圏に推移。指標となるシカゴ先物(期近)7月に大豆、トウモロコシが相次ぎ史上最高値更新。
小麦も4年ぶりの高値に。ロシアやウクライナでも干ばつ広がっていることも影響。
8月の受注報告がとりわけ注目に。米農地の現地調査に基づく生産量の見通しが初めて明らかになるため。
過去の干ばつによる減産年を振り返ると8月の受注報告で材料出尽くしとなり相場が天井を打つケースも多く。
ファンドなど大口投機筋の買い越し残高膨らんでおり、大豆は過去最大水準、トウモロコシも6月上旬比3倍近い水準に。
もっとも大幅な値下がり予想する声は少ない。中国など新興国の需要拡大も背景に。
・インタビュー:ファミリーマート <8028> [終値3635円]上田準二社長 今後の成長戦略。
中国でNo.1チェーン目指し、2013年2月期中に1200店舗。既存店売上高この2年横ばいか若干落ち気味。中国は成長率8%割ったといえ7%台。
アジアでは丁度コンビニが受け入れられる時期に来たと。
コンビニ各社業績好調。ファミマ2013年2月期連結純利益前期比29%増214億円。
セブン&アイ <3382> [終値3635円]ローソン <2651> [終値5630円]とともに最高益更新する見通し。
・トヨタ <7203> [終値3065円]3日発表2012年4-6月期連結決算純利益2903億円と前年同期比11億円を大きく上回る。
13年3月期通期予想(7600億円)に対する進捗率は4割弱と高い。この4-6月期は実力以上の数値とも。
国内エコカー補助金の恩恵に4-6月期は経費発生が少なくなる傾向と。5年ぶりの連結営業利益1兆円の計画は「計画線上にある」と。
・世界の鉄鋼大手の連結業績軒並み悪化。2012年4-6月期連結決算新日鉄 <5401> [終値151円]最終赤字。
最大手アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)、韓国ポスコなど主力各社とも4-6月期減益に。
欧州景気後退に伴い鋼材需要が低迷、中国勢が高水準の生産続け、市況悪化。
・シャープ <6753> [終値192円]試練に直面。2013年3月期連結最終損益見通し従来300億円の赤字から3760億円の赤字に下方修正。
6月末の自己資本比率20%割り込み、今期末はさらに下がる見通し。台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携も先行き不透明に。
信用リスク取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の保証料率9.56%(前日比1.67ポイント上昇)と過去最高水準。
パナソニック <6752> [終値564円]2.92%、ソニー <6758> [終値897円]3.51%との格差大幅に拡大。背景はバランスシートの悪化。
市場の最大の関心は資金面。鴻海はシャープへの9.9%の出資について550円の買い取り条件見直し合意と発表もシャープ側は否定。
13年9月には新株予約権付き社債の償還2000億円も大きな課題に。
・米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)に部品納入日本企業が翻弄。
新製品に使う部品の受注時期や数量読みにくく設備投資のさじ加減も難しく。
受注獲得への競争も激化、巨大なヒット作に振り回される度合い高まる。
東芝 <6502> [終値253円]フラッシュメモリー(7/25からの騰落率 -7.27%)京セラ <6971> [終値6300円]水晶デバイス(-1.94%)
TDK <6762> [終値3245円]高周波部品(-2.24%)村田 <6981> [終値3760円]コンデンサー(-4.14%)
・2012年4-6月期決算発表ピークを迎えた先週は業績の下方修正や計画未達など悪材料が出た銘柄の急落目立つ。
企業業績失速懸念強まってきたため。象徴はシャープ <6753> [終値192円]の急落劇。前日比30%安まで急落に。
三菱ケミカル <4188> [終値310円]コマツ <6301> [終値1621円]も業績見通し下方修正した後年初来安値まで売り込まれる。
記録的な薄商いも一因に。薄商いで家相手不在の中値を下げる銘柄が目を引く。
・ばら積み船運賃が低迷。バルチック海運指数(BDI)19日続落、4ヶ月半ぶりの水準に沈む。中国景気減速を映す。
BDIは3日時点で852。2008年5月には10000超、08年12月に600台に。
7月時点主に鉄鉱石運ぶケープ船(積載重量17万トン級)は世界中に1460隻、3年前比600隻増加。今年さらに140隻増とも。
ケープ船総隻数は13年中まで増え続ける予定。BDIはしばらく低迷続くとの見方多い。
・OUT Look:今週の株式相場は週初に上昇した後一進一退のもみ合いか。
国内景気復興関連需要や輸出の持ち直しで回復も、欧州債務問題くすぶり上値は重い。
海外y投資家の売越額、個人投資家の買越額いずれも金額が小さくなり大きく振れにくい展開が予想される。
週明けの日経平均株価は8700円付近で寄りそう。25日移動平均線(8753円)近辺が上値を抑える節目と。
日銀金融政策決定会合(8-9日)注目。海外では7日に豪州政策金利、9日に米貿易収支発表。
・Wall Street:今週の米株式相場は方向感に欠ける展開か。米企業4-6月期決算発表ピーク超え、重要イベントも通貨。
目先注目集める材料に乏しく。ダウ工業株30種平均は13000ドルを挟んだ攻防になりそう。
今週は6、7日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演。
中国7月の鉱工業生産や貿易収支が焦点。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派35%(前回比-12)弱気派38%%(同+5)中立派28%(同+8)
市場関係者が夏休みに入って薄商いになることも強気派の減少につながった。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場はおおむね上昇。
上昇1位フランス2.9%(年初来6.8%)2位英国2.8%(3.9%)3位ドイツ2.6%(16.4%)4位インド2.1%(11.3%)5位スペイン2.1%(-21.1%)
下落1位アルゼンチン-1.6%(-2.7%)2位カンダ-0.9%(-2.4%)3位日本-0.1%(1.2%)
・ランキング:2012年4-6月期営業利益進捗率の高い会社
1位東洋製缶 <5901> [終値837円]通期進捗率62.15% 主力の飲料用缶やペットボトルの需要季節性大きく。夏場に向け4-6月に生産集中。
2位新光電工 <6967> [終値523円]55.22% 3位テレビ朝日 <9409> [終値円]49.10%
6位関電工 <1942> [終値364円]45.31% 4-6月期想定上回る好決算。東電 <9501> [終値円]向け工事の不透明さで通期据え置きに。
9位カゴメ <2811> [終値1725円]42.25% 2月以降トマトの健康効果話題で関連商品の販売増。トマトブーム続く。
27位南海電鉄 <9044> [終値344円]34.12% 格安航空会社(LCC)が関西空港就航、関空路線が好調。(日経ヴェリタス)
・自動車10社、2012年4-6月期連結決算、日産 <7201> [終値738円]除く9社が営業利益ベースで増益、前年からの回復鮮明に。
エコカー補助金で市場活性化した国内に加え、北米とアジアで販売伸ばす。
先行きは欧州危機の影響や補助金終了の反動減や長期化する円高など不安材料多く。
・大正薬 <4581> [終値6310円]医療用医薬品の開発品増やす。
新薬の継続的な投入による収益確保が課題。1-2年間に1品程度のペースで臨床試験(治験)入り目指す方針。
従来は3年間で1品程度にとどまっていた。 (日刊工業新聞)
・大日印 <7912> [終値559円]
ベトナム新設工場日本並みの高水準の環境衛生対策目指す。竣工2013年4月、投資額40億円。将来の規制強化に備える。
・ビデオリサーチ6月CM放送回数ランキング、
DeNA <2432> [終値1739円]とグリー <3632> [終値1219円]関東地区1位と3位、関西地区では1位と2位。
関東2位NTTドコモ <9437> [終値130500円]4位日本マクドナルド <2702> [終値2171円]
電通 <4324> [終値1971円]テレビ広告2012年4-6月期連結決算前年同期比12%増。TV広告効果広告業界の業績後押しへ。
・東光 <6801> [終値198円]基板への実装面積2割程度抑えられる新製品開発。
電極表面積従来の半分以下、コイル同士近づけてもショート(短絡)起きにくく。
2013年から高機能化進むスマートフォン(高機能携帯電話) での採用見込む。
・ウェザーニューズ <4825> [終値2875円]
ペルセウス座流星群の出現数ピーク迎える12日、インターネット番組「ソライブ24」で流星生中継。
条件良ければ1時間当たり30〜50個の流星観測できる。12日午後8時から各地結ぶ中継始める。
・シスメックス <6869> [終値3475円]検査試薬「リノアップBC」で胃がん患者への使用、厚労省に承認される。
これまでは乳がん、大腸がんのみで使用認められていた。
・7月の日本企業のかかわったM&A(買収・合併)件数前年同月比5.8%増127件。国内企業同士案件4.0%78件、海外企業に対しては18.8%増38件。
海外企業による国内企業へのM&Aは15.4%減、11件。 (日刊工業新聞)
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第三者割当
常和HD <3258> [終値1377円]252万6000株 1384円 8/20 割当先日東紡 藤田観光など計5先
株式分割
デジタルハーツ <3620> [終値1553円]9/30 1株→2株
アクモス <6888> [終値9390円] 2013年6/30 1株→100株
新規公開株
コード 市場 銘柄 幹事証券 公募価格 発行株数 単位株
8/7 <6065> JQS サクセスホールディングス 野村 2050円 437,000株 100株
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【今日の一言】
NY株式市場は大幅急反発。
予想を大幅に上回る米雇用統計が好感されたほか、ユーロ圏危機をめぐる欧州当局者の対応にも再び期待と。
週間ではダウが0.2%高、S&Pが0.4%高。ともに4週続伸。ナスダックが0.3%高となり3週続伸で週末の取引は終了した。
銀行株の値上がりが目立った。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約65億株と年初来の一日平均である67億5000万株をやや下回る。
欧州株式市場はFT100種総合指数(ロンドン)は+124.98、クセトラDAX指数(フランクフルト)は+259.57、
CAC40種平均(パリ)も+141.73と大幅に反発して取引を終えた。
米雇用統計を受け、投資家心理がリスクオンに傾いた。
2日は即効策が出ず失望となったもののドラギ総裁が国債買い入れに向け準備を進めているとも述べたことで、
追加刺激策が間もなく打ち出される可能性があるとの見方が広がり、スペインやイタリアの株式相場を押し上げた。
東京株式市場は欧州中央銀行(ECB)理事会での具体策示されず、失望感から売りが先行。
帰ってきたシカゴ225先物は円建て換算で8675円と大証先物比135円高となっています。
今週は先週と打って変わって大きなイベントが無いように感じます。
日銀金融政策決定会合がありますが、米連邦準備理事会(FRB)や欧州連合(EU)が動かず、日銀は動けるわけがない。
との感覚ですが、サプライズは得てしてこんな時に・・・?!
【銘柄研究】は上場新しくしこりの無いようなな銘柄です。
http://kabucoro3.toypark.in/index.html
インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値316500円]データ拠点松江データセンターパークに11台のコンテナ型新設置。
投資額数十億円規模。設置と運用の費用大幅に圧縮、クラウドサービスのコスト競争力向上へ。
政局が風雲急になってきたようなところ・・・解散・総選挙の可能性が高まってきたところも・・・
もしもしHL <4708> [終値847円]ムサシ <7521> [終値1206円]TOA <3809> [終値536円]マクロミル <3730> [終値860円]
あたりマークでしょうかね?!
AKB総選挙で急騰したパイプドビッツ <3831> [終値458円]間違って連想されるようなところも・・・?!
今週は8月唯一の新規株式公開(IPO)が明日7日にサクセスHD <6065> [公募・売出価格2050円]が上場。
同業関連でJPHD <2749> [終値940円]幼児活動研 <2152> [終値1874円]
電通 <4324> [終値1971円]テレビ広告2012年4-6月期連結決算前年同期比12%増。TV広告効果広告業界の業績後押しへ。
大手CM製作会社の一角、TYO <4358> [終値91円]CM製作好調。
アクトコール <9064> [終値1800円]割きりで動くかもしれないとのお話が入っております。動いている内が花でしょうが・・・
サンマルク <3395> [終値2990円]小麦の値上がりもきつくなってきそうで売り目線で見るようなところも・・・
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「カブケイ」(株式経済新聞)
兜町の異端児・岡本が吠える
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月曜・水曜日発刊されます。
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