
銘柄研究・ソフトバンク(9984)
- 2012年10月13日
- 株式投資・経済ニュース全般
山中教授らのiPS細胞研究でノーベル賞受賞に沸いて始まった東京株式市場でした。
週末はソフトバンク <9984> [終値22395円]の米携帯電話3位スプリント・ネクステル買収に驚いた市場でした。
株式相場の全体感としては決算発表が10月第3週の中ごろから本格化してきます。
企業業績は思いのほか悪化してるように思えます。
保有株式の評価損も2012年3月末での日経平均株価は10083円56銭で9月末は8870円16銭と12%下落。
日本の会計ルールでは取得価格の半値以下になると株式評価損を計上しなくてはならないことに。
今回の中間決算時は多くの企業が株式評価損も計上して来るとも・・・
業績の下方修正やむなしとの雰囲気が広がると「今のうちに」といった便乗下方修正組も出て来そうです。
日経平均株価は9/19に9288円53銭の高値からずるずると下落、10/11に8514円63銭の安値まで8.3%下落。
2011年からの下落場面では11年2〜3月にかけては15.5%、7〜10月には15.7%、11〜11月末で11.1%、
12年3〜6月が19.6%、7〜7月末は8.8%、8〜9月が6.3%で今回9〜10月が8.3%となっています。
大きく下がった6月以降は約1ヵ月の周期で10%前後上げて8%前後下げる相場にも。
7月の安値(8328円)割ってくると直近高値からの15%下落で7800円台が見えてくるといったところも・・・?
TOPIXにおいては12年6月より切り上げていた安値を割ってきてしまいました。
かなり下方向への警戒感も必要になってきます。
ただ全体指数に比較して元気のいい個別株も存在しています。
まずはソフトバンク <9984> [終値2395円]の米国進出。
買収において賛否両論あるかとも思われますが、
買収のハードルも高く延期または見送りも視野に入れたら株価は戻す確率の方が高いのではなかろうかと。
メガバンクは1兆5千億円規模の協調融資を早速検討ともと出ています。
「ゼロ」からのボーダフォン買収(約2兆円)よりも環境は整っていると見たいところも。
もっとも株式交換比率などを考えますとイー・アクセス <9427> [終値39600円]の方が有利な時も。
1株に対してソフトバンク16.74株割り当てです。
iPS細胞関連でいえば、恩恵が一番あると思われるのが未上場会社のiPS細胞/ES細胞領域で事業展開するリプロセル社。
そのリプロセル社との提携のあるメディネット <2370> [終値12560円]も落ち着いたら狙いたいところも。
同社はリプロセル社の10000株の株主でもあります。
リプロセル社の株主となればニプロ <8086> [終値519円]は10万株を2億1千万円(1株=2100円)で取得しています。
記事の続きはコロ朝プレミアムで!