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新興国ドル建て債務急増

2012年6月17日(月)曇り時々晴れ

・日本と欧州連合(EU)電気機器や自動車など主要工業品の安全基準を相互承認へ。輸出企業審査項目大幅減。
 対象品目日EUの貿易額の5割占める。将来日欧の工業製品の安全基準統合も検討。

・安倍晋三首相ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー交えた東欧4ヵ国(V4)と初の首脳会合に臨む。
 原子力発電や省エネなどエネルギー分野で連携強化、安全保障を含む幅広い分野での協力うたった共同声明発表。

・新興国のドル建て債務急増。
 中国やロシア含む183ヵ所が1-5月に発行したドル建て債券(国債と社債)1705億ドル(約17兆円)と前年同月比43%増。
 足元では新興国通貨急落、新興国の債務負担膨らむ可能性も。
 インド前年同期比4.1倍、61億ドル。中国同2.3倍、308億ドル。トルコ2倍、49億ドル、ロシア79%増168億ドル。

・地方銀行の運用マネー国債から海外投資に向かいつつある。

 横浜銀行 <8332> [終値460円]今後3年間で外債など分散投資4500億円に拡大。

 千葉銀行 <8331> [終値585円]保有国債の残存年限を短縮。

 常陽銀行 <8333> [終値462円]13年度1000億円の外債投資。 

 八十二銀行 <8359> [終値498円]4月以降、保有国債1.6兆円の6%程度売却。

 中国銀行 <8382> [終値1255円]インドネシアやフィリピンなど新興国株に投資する投信購入。

・みずほファイナンシャルグループ <8411> [終値186円]日本政策投資銀行、トルコ航空向けに再建に転換できる円建て融資実行。
 
・三井住友銀行 <8316> [終値3990円]今月末にも農業分野に投資する20億円規模の独自ファンドつくる。官民ファンドと同時に設置。 
・三井造船 <7003> [終値137円]
 川崎重工 <7012> [終値319円]との経営統合交渉白紙となり、生き残りかけた新たな戦略構築迫られる。「非造船」強化急ぐ。
 川重ショックで社内に強い危機感生まれる。危機をバネに体質改善と成長戦略両立できるか。

・楽天 <4755> [終値1195円]スマートフォン(スマホ)でクレジット決済できるサービスの手数料現在4.9%から3.24%に引き下げる。
 世界最大手米スクエアが5月に日本市場進出受け、国内最安に見直す。

・プリマハム <2281> [終値180円]7月からベーコンやハムなど値上げ。対象は業務用と家庭用数十品目。
 値上げ幅国内生産品で平均7%。コンビニエンスストアなどプライベートブランド(PB=自主企画)商品でも出荷額に引き上げ交渉へ。

・三井ホーム <1868> [終値451円]米マイクロソフト(MS)と組み、音声や身振りで家電や照明を操作できる住宅用システム開発。
 数十万円程度の費用で一般的な住宅に導入できる。
 高齢者などが自立して暮らしやすいシステムとして3〜4年後実用化目指す。(17日 日経新聞)

・パナソニック <6752> [終値718円]樹脂や金属の立体物容易で作れる3次元プリンター(3D印刷機)を家電製品の大量生産に活用。
 生産コスト3割程度削減。家電など大量生産品で使う初めてのケースとなる。同手法今後自動車産業などでも広がる可能性も。

・外国為替市場で円の全面高と新興国通貨の下落が同時に進んでいる。
 実効為替レート、円は月初から5.7%上昇。インドルピーやタイバーツは3%ほど下落。

・7月参院選近づき、日本維新の会とみんなの党の「第三極」同士が競り合う構図鮮明に。
 みんな維新の公認候補いる選挙区に対抗馬擁立進め、維新も対抗措置。

・国内唯一稼働中の関西電力 <9503> [終値1251円]大飯原発3、4号機(福井県)7月の新規制基準施行後も当面運転続ける公算も。
 再稼働申請へ向けた準備進める。

・三井物産 <8031> [終値1214円]リゾートトラスト <4681> [終値2561円]医療機関向けクラウドサービス事業で提携。
 今後5年で国内300の医療機関にサービス提供、100万人の利用者見込む。両社市場開拓で先行。

・ローソン <2651> [終値7070円]2017年度末めどにタイの店舗網を約870店に広げる。これまでに8店舗。

・結婚式ハウスウエディング選ぶ人増える。1件当たりの費用は増加傾向。「こだわり派」増える。

 テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G) <4331>[終値20830円]13年度前年度上回る7-8式場改装。 

 アイ・ケイ・ケイ <2198> [終値733円]リゾート地のホテルのようにプール周りの屋外テラスで料理や花火の演出楽しめるように。 

 ノバレーゼ <2128> [終値62500円]
 「記念の写真にこだわるカップル増える」天井に大きなシャンデリア付けるなど内装の見栄えこだわる。(16日 日経新聞)

・日米欧主要国、グローバル企業が各国間の税制の差を利用して過度な節税対策講じるのを防ぐため、連携強化。
 17-18日英国で開く主要6ヵ国首脳会議(G8サミット)で合意へ。各国間で共有するルール作りにも乗り出す。

・三菱自 <7211> [終値139円]2016年メドにインドネシア新工場建設。投資額400億円前後。
 同国での年産能力現在の2倍約20万台へ拡大。17年3月期連結純利益1千億円達成目指す。

・日銀 <8301> [終値57000円]金融緩和の一環で実施している不動産投資信託(REIT)の買い入れ額、
 想定数十億〜100億円上回る見通し。足元残高1380億円程度と4月時点年末の保有残高見通し1400億円に迫る。事実上上方修正。

・14日株式市場では当面の焦点との日経平均先物・オプション6月物の決済を波乱なく通過。投資家の不安心理ひとまず後退。
 市場関係者は「来週18-19日米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がわかるまで相場の方向感は出にくい」とも。
 日本市場、長期視点で株式売買する投資家が投機筋に比べ圧倒的に少ないという構造的脆さも。

・東京都議選14日告示、23日投開票。7月の参院選の前哨戦との位置づけ、与野党総力戦で臨む。与野党論争火ぶた切る。
 与党「アベノミクス」の実績訴え、経済政策以外ほとんど触れず、野党各党「アベノミクス」批判展開。

・政府14日、成長戦略閣議決定。次の焦点、法人税減税の具体策巡る攻防激しさ増す。秋の成長戦略第2弾の争点に。

・日米両政府14日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)巡る自動車分野の2国間交渉8月上旬、東京で開く方向で最終調整。

・トルコ、エルドアン首相14日、イスタンブール中心部「ゲジ公園」の再開発計画について、
 裁判所が差し止め請求判断下すまで工事いったん中止する方針示す。株と通貨反発。

・コンビニエンスストア各社、住民票の写しなどの照明書類発行するサービス始める。
 「共通番号(マイナンバー)法」施行控え、ICカード使って店頭で簡単に証明書入手できる仕組み。4社計4万2千点以上で利用。

・シネマコンプレックス(複合映画館)大手松竹 <9601> [終値877円]マルチプレックスシアター(東京・中央)
 29日から高校生の入場料現行の1500円から1000円に引き下げ。運営28の映画館(計267スクリーン)で10/31まで実施する予定。

・企業のサーバーが知らないうちにサイバー攻撃に使われる。3月以降欧米で相次ぐ。
 大量データ送りつけて攻撃対象サーバーダウンさせる手口に、不正利用対策怠った企業などのサーバー悪用。 

・日医薬 <4541> [終値2011円]原子力発電所事故が起きた時、甲状腺被ばく防ぐ安定ヨウ素剤でゼリー状製品開発。
 早ければ1年後厚生労働省に承認申請へ。錠剤で安定ヨウ素剤製造販売しているのは国内で同社のみ。研究費約3000万円見込む。

・国連13日、世界の人口、2050年に96億人に達する人口推計まとめる。現在世界人口72億人と推定。
 インド28年頃中国抜き、人口第1位になる見通し。11年10月時点70億人に達し、50年に93億人となる予測公表していた。

・米住宅ローン金利上昇。13日までの週の30年固定型の金利、全米平均で3.98%と2012年4月上旬以来、約1年2ヵ月ぶりの高水準。
 市場ではローン金利上昇続けば、住宅市場にも影響するとの懸念も。

・ティア <2485> [終値1307円]今月下旬東証2部に上場する見通し。名証2部と重複上場。 (15日 日経新聞)

・東欧4ヵ国(V4)首脳会談。安倍首相日本が得意とする原発・医療分野の協力軸に関係強化進め、巻き返し図る考え。

・東日本大震災発生後から続く被災地の入札不調、
 2012年度被災3県発注の土木工事のうち、1億円未満の中小規模の工事が3県全体の入札不調の約76.3%占める。
 2013年に入っても同様な傾向。入札不調は民間主導の復興事業停滞にもつながり始めている。

・パイオニア <6773> [終値197円]「AR(拡張現実)技術」で現実の風景そのものを使って道案内するカーナビゲーションシステム
 「カロッツェリアサイバーナビ」がさらに進化。詳細な渋滞情報を提供。(17日 産経新聞)

・日本政府7月参加、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で米国難色示していた遺伝子組み換え食品表示義務受け入れる方針へ。
 日本にとっては「食の安全」への懸念が払しょくされることに。

・フェイスブックとマイクロソフトの米IT(情報技術)2社14日、米政府機関などから昨年後半に計1万7千件程度の情報提供要請される。
 情報提供は限定的であると訴え、信頼繋ぎ留めたい考え。

・国内自動車大手各社今月以降、ハイブリッド車(HV)の戦略車相次ぎ市場投入。2013年HV販売は国内で100万台に達する可能性も。

 ホンダ <7267> [終値3445円]21日、富士重工 <7270> [終値2164円]24日それぞれ新型車発売予定。

 8月にはトヨタ <7203> [終値5590円]「カローラ」のHVモデル発売。(16日 産経新聞)

・国際通貨基金(IMF)14日、米経済に関する年次審査報告概要発表。
 米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和策について「円滑な出口に向けた準備を継続すべきだ」と提言。

・ルイ・ヴィトン日本法人14日、バックや財布などの革製品7/1から平均8%値上げへ。円安・ユーロ高基調長期化しているため。
 2月に続き、価格改定。前回は平均12%値上げ。

・野村証券 <8604> [終値721円]
 現時点では「アベノミクス・ストーリー」ついえていないと日経平均株価年末時点予想1万6千円から1万8千円へ大幅に上方修正へ。
 最大の理由は円安による企業業績の改善。業績改善好感した株買いが7月(企業決算本格化)以降増えると見る。

 ゴールドマン・サックス(1万5600円)SMBC日興(1万5500円)メリルリンチ日本(1万5000〜1万5500円)予想変えず。(15日 産経新聞)

・迷えるマネー どこへ。
 日経平均株価7.3%(1143円)安と歴史的急落となった5/23、その衝撃が残る中で5.1%(737円)という下げを演じた1週間後30日。
 先物市場を舞台に海外ファンド勢が仕掛けたとされる売上高の影響が現物株に波及。
 下げ増幅する構図は2週間たった6/13にも当てはまる。今回の決定打は円相場の急伸。

・大幅な株価調整は「アベノミクスへの期待から急ピッチで上げてきた反動」と市場の共通認識。
 日米欧の量的緩和によって膨らんだマネーの一部が、世界の高リスク資産から流れ出る動きも背景に。
 たとえばギリシャ国債、利回り5/14に7.85%底に上昇、10%上回る。最高値更新続けていたフィリピン株、総合指数5月中旬から下落。
 国外マネーによって押し上げられてきた東南アジア各国の株式市場からも資金流出の動き見られる。

・世界のマネーがリスク投資に半身で構える理由は明らか。
 緩和マネーの最大の供給源である米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和早期に縮小するのではと心配。
 大規模緩和だけに出口に向かい始めた時に想定されるインパクトは大きい。

・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長19日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で何を語るか市場は固唾を飲む。

・ここ数週間、新興国中心に世界市場揺らしたのは、まさに流動性縮小への警戒感。
 新興国各国の10年国債利回りは足元で上昇(価格は下落)。
 6/12までの1週間で新興国債券ファンドから25億ドル(約2400億円)が流出。2011年9月末以降で最大の流出に。

・リスク資産から流出した資金はどこへ向かったのか。「米国に回帰している」米国短期金融市場と見る声も。
 もう一つが米MMF(マネー・マネジメント・ファンド)。機関投資家が資金を待機させるときによく使う金融商品。

・量的緩和第三弾(QE3)の出口戦略巡って市場の見方混乱。先行き4つのパターン。順を追って市場インパクト大きく。

 緩和を弱める:国債など買い続けるが規模は縮小。
 中立に戻す:新規購入停止。満期が来た分は買い直す。
 マイルドに引き締める:新規購入停止。買い直しもしない。
 引き締める:保有国債など売る。

・市場の共通の見方としてはFRBはまず資産購入の減額から始めると。市場の混乱最小限に抑えられると考えられる。
 9月に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)で議論されるとの見方が浮上。任期が2014年1月に迫っていることなど背景。
 FOMC後の記者会見は今週19日。日本時間20日未明と度重なる急落に見舞われた木曜日に。

・日本株下げ突出。日経平均株価年初来高値(5/22 1万5627円)を2割弱下回る水準。
 同期間ドイツのDAX指数5%安、米ダウ工業株30種平均は横ばい圏維持。

 理由1:上昇の大きさ。昨年11/14比日経平均約8割高まで上昇。米ダウや独DAXの同期間上昇率(最大約2割高)
 日経平均はドル建てでも一時約4割高、ドル建てで運用成績評価する海外投資家もたっぷりと含み益。それが「あだ」に。

 理由2:「裁定買い残」の増加。裁定取引膨らみ、現物株の「裁定買い残」5/17時点で4兆3000億円超まで積み上がった。

 理由3:不安心理が台頭、買いが入りにくくなった。

・前週の円相場は円高・ドル安が一段と進む。週明け1ドル=99円台で始まった後、ほぼ一方的に円高進行、13日に一時93円台後半に。
 これまでアベノミクスを材料に円売り仕掛けていた海外ファンド勢が円買いに転じたのが大きい。
 ピーク時市場全体で差し引き30兆円ほどだった円売り持ち高、14日までに15兆円ほどに圧縮。
 輸出企業が円買い・ドル売りの為替予約抑え始めているとも。週明けも神経質な展開続きそう。

・日銀 <8301> [終値57000円]11日の金融政策決定会合で出たのは「ゼロ回答」
 市場期待は「固定金利オペ」と呼ばれる公開市場操作の拡充。焦点は19日バーナンキ議長の会見。

・日本マクドナルド <2702> [終値2800円]5月の既存店売上高前年同月比0.5%増と14ヵ月ぶりにプラスに転じた。
 5月売り上げ増に転じると宣言していた原田泳幸会長兼社長の「公約」達成に。完全復活には課題も残る。
 5月客数は3.1%減る一方、客単価3.7%増。今期キャンペーン抑制、販促費減、単価の比較的高い定番商品の販売強化。

・発掘実力企業:東京デリカ <9990> [終値1562円]
 全国のショッピングセンター(SC)や商業ビルに、かばん・雑貨のセレクトショップ約550店展開。かばん小売業界では売上高トップ。
 年間40〜50店の新規出店続ける方針、全国1000店まで拡大余地も。
 利益率と在庫回転率の改善進み、3年前に5%程度だった自己資本利益率(ROE)は前期に11.9%まで高まる。

・ソフトバンク <9984> [終値5040円]
 米携帯電話3位スプリント・ネクステル買収額積み増し、対抗馬ディッシュ・ネットワーク抑え、スプリント買収実現の可能性高まる。

 スプリント子会社クリアワイヤ12日、デッシュによるTOB(公開市場買い付け)に賛同表明。
 ソフトバンクの米国戦略巡る不透明感払拭されない状態続く。TOB期限は7/2までソフトバンクの「次の一手」巡り神経質な展開に。 

・ペプチドリーム <4587> [終値13010円]株価上昇止まらず。
 12日公募・売出価格(2500円)の3.2倍、初値7900円付け上昇続き、14日1万3010円。時価総額1676億円。過熱感も指摘する声も。
 買いを集める要因、スイス・ノバルティスや米ファイザー、第一三共 <4568> [終値1577円]など国内外大手製薬会社と提携。
 「海外の大手製薬会社にここまで認められた創薬ベンチャーは珍しい」との声。
 赤字で上場することの多いバイオベンチャーの中で上場前から黒字の点。
 衣料分野の強化を目指す政府の成長戦略が追い風。
 26日リプロセル上場控え、乗り換える動き予想する声も。

・アルバック <6728> [終値824円]
 中期経営計画2014年6月期に4期ぶりに最終黒字に転換する目標。最終年度16年6月期には過去最高の最終黒字目指す。
 5月末から下落率は2割に達する。主因は13年6月期までに2期連続でリストラに関連する多額の特損計上。

・会社がわかる 特集JR東海 <9022> [終値10520円]
 2027年東京・品川-名古屋間の開業目指すリニア新幹線。5兆円以上かかる同区間の本体工事開始が目前迫る。
 実験線で試験走行始まれば、半期で500億円強の減価償却負担発生。
 来年で50周年となる東海道新幹線の全面改修工事も待ったなし。3つの「負担の山」が株価の重荷に。
 株価のテコ入れには負担の山を小さくするだけでなく、リニア新幹線の長期的な意義を投資家にわかりやすく説明する努力求められる。

 

・主要輸出企業の業績・株価に対する為替の影響度。

 自動車・部品関連:
 日産 <7201> [終値986円]想定為替レート対ドル95円 対ユーロ122円 1円の円安に対する営業利益変化対ドル3.28% 対ユーロ0%

 ホンダ <7267> [終値3445円]95円 120円 1.92% 0.13% トヨタ <7203> [終値5590円]95円 125円 0.84% 0.32%

 富士重工 <7270> [終値2164円]90円 120円 2.22% 0.17% マツダ <7261> [終値352円]90円 120円 2.08% 1.00%

 電機・精密:村田 <6981> [終値7050円]95円 125円 3.00% 0% キヤノン <7751> [終値3125円]95円 124円 2.04% 1.20% 

 日本電産 <6594> [終値6310円]95円 125円 1.14% 0.29% シャープ <6753> [終値417円]95円 125円 1.00% 1.13%

 機械:三菱重工 <7011> [終値534円]95円 120円 2.42% 0.32% IHI <7013> [終値344円]95円 123円 2.29% 0.10% 

 コマツ <6301> [終値2303円]95円 123円 1.90% 0.13% 日揮 <1963> [終値3165円]95円 - 1.01% 0 

 化学:住友化 <4005> [終値289円]95円 - 3.33% 0 日東電工 <6988> [終値5660円]95円 - 2.81% 0

 三菱ケミカル <4188> [終値439円]95円 - 1.27% - 富士フイルム <4901> [終値1953円]95円 125円 1.00% 0.64%

 商社:三菱商事 <8058> [終値1707円]95円 - 1.11% 0 丸紅 <8002> [終値669円]95円 - 0.59% 0

・日経平均株価4週続落。13日の日経平均下落幅・率は5/23に続く今年2番目の大きさ。
 米国金融緩和策の縮小観測の方向性が定まるまで荒い値動きが続くとの警戒感強く、下値不安くすぶる。
 下値のめどは1万1500〜1万2500円程度と。株価上昇基調に移るのが「秋以降」との見通し多く。
 2006年小泉相場で急落局面から再び高値を付けるまで7ヵ月かかる。動揺収まるまで3か月かかるとも。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は引き続き値動きの幅が大きい荒っぽい展開か。
 最大注目材料は18、19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)。米金融緩和の早期縮小観測の行方が焦点。
 相場上下に変動しやすく。13日終値1万2445円と日銀が「異次元」緩和決めた4/4の終値下回る水準に下げ、相場仕切り直し。
 株価は割安な水準まで調整進んだサインも。東証1部騰落レシオ(25日移動平均)14日「底値圏」示す70%以下に低下。
 日経平均25日移動平均からのかい離10%離れる。
 
 FOMC経て円高に一服感でないと「株価の先高観支えている企業業績の拡大シナリオ揺らぎかねず」との不安も。
 裁定買い残高が大幅に減っていれば当面の売り圧力は弱まり、需給面の不安心理は後退するとの見方も。 

・Wall Street:今週の米株式相場は18-19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の材料となる。
 特に19日開かれるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見への関心高い。
 量的緩和第三弾(QE3)の縮小巡る議長の発現が市場の先行き不安を和らげることが出来るかどうかが相場の動向左右。
 5月の住宅着工件数や中古住宅販売が発表。週間の新規失業保険申請件数も注目。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派60% (前回比+11)弱気派3%(同-19)中立派38%(同+8)

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はほぼ全面安。リスク回避する動き鮮明。
上昇1位トルコ週間騰落率2.1%(12年末比騰落率2.3%)2位オーストラリア1%(2.4%)3位南アフリカ▲1.1%(3.3%)6位日本▲1.5%(22%)
 下位25位アルゼンチン▲7.2%(12.1%)24位フィリピン▲6.9%(7.4%)23位ギリシャ▲6.8%(1.2%)22位ブラジル▲4.4%(▲19.1%)

・ランキング:株価が75日移動平均大きく下回る「売られすぎ」銘柄

 1位イオンモール <8905> [終値2046円]75日移動平均線かい離率27.95%

 2位東邦HD <8129> [終値1516円]25.50 3位三井造船 <7003> [終値137円]22.66

 4位京浜急行 <9006> [終値754円]22.54 地価上昇への期待原動力も政策効果の先行き不透明。 

 6位大日本住友製薬 <4506> [終値1273円]19.98 見直し買いが入る余地は大きく。

 25位ゼンショー <7550> [終値1041円]14.91 「すき家」既存店苦戦嫌気。

 43位ツムラ <4540> [終値2732円]13.47 設備投資優先で反動売り。(日経ヴェリタス)

・伊藤忠商事 <8001> [終値1160円]ナミビア共和国で発電所向け天然ガス販売事業に参画する方針。
 同国南部海上ガス田で天然ガス2017年から生産、国営電力会社ナムパワー建設する発電所向けに供給する計画。総事業費1000億円程度。

・安倍政権経済政策「アベノミクス」の3本の矢出そろう。注目された成長戦略、内容が「小粒」「踏み込み不足」など厳しい指摘も。
 自由貿易の推進や成長産業への構造転換、医療・。環境分野などでの新事業改革といった方向感は有識者らは評価。
 参院選後、安倍政権が十分な追加策講じ、経済再生策の総仕上げにのぞくことに期待。

・新電元 <6844> [終値425円]
 産業用パワーコンディショナー(電力変換装置)の生産能力、従来比約2倍へ引き上げ。月産3000台に増やす。当面フル稼働。

・西芝電機 <6591> [終値123円]大型コンテナ船向け3.6キロボルト高圧軸発電システム開発。
 エネルギー効率向上と省スペース化実現。韓国サムスン重工業向けの大型コンテナ船10隻シリーズに搭載決まる。1号機納入。

・岩谷産業 <8088> [終値325円]2015年度にも山口県周南市液化水素工場の生産能力現行比で倍増1時間当たり6000リットルに高める。
 約20億円投じ液化機や貯蔵タンク増設。液化水素は工業用や燃料電池車用で需要見込まれる。(日刊工業新聞) 

・OKI <6703> [終値191円]
 オフィスの発行ダイオード(LED)照明をタブレットなどの携帯端末で調整するシステム開発、7月発売。光量・範囲自在に変えられる。

・シャープ <6753> [終値417円]変換効率44.4%の太陽電池開発。
 昨年10月米ソーラ・ジャンクションつくった記録0.4ポイント上回る世界最高水準。
 パネル表面の配線3割細くし、これまでより多く太陽光がパネルに当るよう工夫。

・前澤工業 <6489> [終値318円]
 浄水場の水処理に磁気帯びたイオン交換樹脂使う技術本格展開。有機物除去に効果。5年後メドに20億円程度の事業規模目指す。

・携帯電話各社安価な定額制音楽配信サービス顧客数伸ばす。
 コンテンツ提供側、定額制で1000円以下でも無料モデルよりは良いとの判断も。

 NTTドコモ <9437> [終値142300円]スマートフォン(スマホ)向け定額音楽配信サービス「dヒット」の会員数5月末100万人突破。
 月315円で聴き放題サービス。100万局から無制限に曲を選べる月額980円のプランも好調。 

 ソフトバンク <9984> [終値5040円]
 スマホ向けエイベックス <7860> [終値2840円]提供する月額490円で音楽と映像が見放題サービスも1ヵ月で30万人突破。

・カシオ <6952> [終値861円]
 ロシアで電子キーボード販売強化。主力公立音楽学校向け2年後メドに現在3割増となる3300校まで採用増やす。

・米調査会社2013年半導体製造装置メーカー顧客満足度調査、日本勢10社中6社入り。

 アドバンテスト <6857> [終値1463円]昨年同様2位維持。
 1位テラダイン(米国)3位ASML(オランダ)4位日立ハイテク <8036> [終値2227円]5位大日スクリーン <7735> [終値507円]
 7位東京エレク <8035> [終値4685円]8位日立国際 <6756> [終値1079円]10位ニコン <7731> [終値2381円]

・コーセル <6905> [終値1281円]
 欧米市場向け電源装置で最大電力500ワットの出力に対応する新シリーズ7月発売。3年後6億円売り上げ目指す。

・日本ケミカル <4552> [終値1720円]
 希少疾患「ライソゾーム病」治療薬原薬の量産始める。神戸市内専用工場建設、世界規模の治験に対応できる体制整えた。

・不動産投資に関する一般投資家意識調査、1年後の不動産価格「上がる」と答えた人66%で2012年5月の前回調査比5倍近く増加。
 金利先高観で需要増えると見る。「今が買い時」58%で09年調査開始以来最高に。回答者の6割は実際に不動産投資している。
 不動産投資先有望エリアは1位五反田。大崎(18%)2位武蔵小杉(16%)3位中野(15%)(日経産業新聞)

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株式分割

エニグモ <3665> [終値17950円]7/31  1株→2株

カイオム・バイオ <4583> [終値12050円]6/30  1株→2株

日本テレホン <9425> [終値27000円]10/31 1株→100株 一単元株式数変更 11/1 1株→100株

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【今日の一言】

NY株式市場は反落。
金融株が下げを主導した。
米経済指標、5月の鉱工業生産指数が前月比横ばい市場予測平均(0.2%上昇)を下回る。
6月のミシガン大消費者信頼感指数(速報値)前月の84.5から82.7に低下し、市場予測平均(84.5)も下回った。

3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約55億株と1日平均約63.9億株に届かず。

週間ではダウ工業株30種平均は1.2%、ナスダック指数は1.3%、S&P500種も1.0%それぞれ下落。
再び米連邦準備理事会(FRB)が買い入れ規模縮小するとの観測懸念。

市場の注目は来週18-19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、バーナンキFRB議長記者会見に。

欧州株式市場は小幅高。
FT100種は4週連続の下落に。
米国経済指標を受けてFRBの資産買い入れの規模が縮小されるとの観測が一部遠のいた。

東京株式市場は懸念だった先物・オプションのメジャーSQ(特別清算日)終了。
前の日の大幅安の反動もあったものの前日比241円高は物足りなさと危うさ感じる反発にも捉えられそうです。
日経平均で1万3000円回復を期待していた向きも多かったようで、なかなか底値確認がとりづらいようなところです。

本日は海外市況安と外国為替市場での1ドル=94円17銭 1ユーロ=125円698銭あたりの動向から売り優勢も、
次第に戻ってくるようなところかと・・・

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東京市場で注目されていた日銀金融政策決定会合とメジャーSQを通過しました。
内容としては、想定の下限に近いような反応でしたが・・・
そして今週の焦点は米連邦公開市場委員会(FOMC)後のバーナンキFRB議長発言でしょうか。
発言は19日、日本時間は20日未明となり、反応はまたしても日本市場から・・・
それも最近でいう恐怖の木曜日となります。
ただそのあたりで今回の調整相場は終了になるのではないでしょうか?!

突込みで買い付けられるようなポジションを作りつつ、突っ込まない時にも対処できるような体制を作っていてくださいませ。
為替が大きく円高に振れた時には、自動車メーカーを狙うことも・・・

7/16東証・大証統合となります。あと1ヵ月です。
大証の単独上場や任天堂 <7974> [終値9550円]村田製作所 <6981> [終値7050円]日本電産 <6594> [終値6310円]など
大証代表株で日経225種に入ってない銘柄を拾っておくのも・・・

ペプチドリーム <4587> [終値13010円]初の突込みがあればもう一回転が出来るのではないでしょうか?!

来週26日には話題性多いリプロセル <4978> [公募価格2830〜3200円]上場、初値注目も。

関連のニプロ <8086> [終値 1131円]コスモ・バイオ <3386> [終値4580円]メディネット <2370> [終値64100円]
PSS <7707> [終値280000円]ベンチャーVR <8721> [終値21900円]も・・・・

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