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扉を開いて(NISA)

2013年8月4日(日)くもり時々晴れ

・少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)もう迷わない。 金融商品の品ぞろえやサービスに意外な差。
 口座開設手続きは10月から開始。証券会社の事前開設予約はすでに200万件超。2020年までにNISAの投資残高25兆円と政府はじく。
 
 銀行、証券、対面、ネットとNISA手掛ける金融機関は多種多様、「どんな投資目指すのかはっきりさせるのが金融機関選びのカギ」
 NISA口座一旦開設すると最長4年間動かせず。

 投資初心者なら投資信託中心に運用が選択肢。種類は証券会社が豊富。購入時手数料はネット証券が安いが相談できる対面型の証券・銀行も。
 少額から積み立て投資できるサービス利用も。ほぼ全社扱う。個別銘柄の株式累積投資「るいとう」も金額指定で売買も。

 運用経験豊富なら「勝負型」の投資スタイル、「年100万円のうち、大部分がなくなるリスク覚悟し、株価大幅上昇期待できる成長企業投資」
 狙い通りに株価上昇すれば、売却益は全額非課税。「勝負型」だと銀行は候補外れる。
 
 海外資産への積極化の切っ掛けも。海外の株式や債券、不動産組み入れる投信購入。SBI証券や楽天証券が候補。

 投資スタイルは年齢によっても変わる。

 結婚や子育てなどお金のかかるイベント控える20-30代は投資に大きな額は回せず。
 少額から始められる積み立てサービス持ち、販売手数料がゼロの「ノーロード投信」多くそろえる証券検討。

 40-50代口語資金への備えが課題。ミドルリスク・ミドルリターンで中長期の収益狙う「バランス型投信」多くそろえる証券が選択肢も。

 50代半ばや退職世代は毎月分配型投信に年間限度額の100万円まで投資、分配金を非課税で受け取る方法も。
 ネット経由の取引に抵抗なら窓口で担当者と相談できる銀行や対面型の証券会社が向く。
 
 株式や投信の譲渡益に対する税率、現在の10%から来年は20%に引き上げられる。
 保有している投信など含み益が出ているならいったん売却し、同じ金融機関にNISA口座開いて投信など買い直す「技」も。

・主な金融機関のNISA講座キャンペーン。

 野村証券 <8604> [終値790円]9月末まで申し込み、年末までの開設で現金2000円。

 大和証券 <8601> [終値887円]12/30までの開設で現金2000円か、現金500円と住民票取得代行、一定条件満たすと大和ネクスト銀行金利優遇

 SMBC日興証券 2014年3月末まで開設で現金2000円。14年中のNISA口座で投信買い付け手数料無料。「キンカブ」の取引コストゼロ。

 三菱UFJモルガンスタンレー 9月末まで申し込みで現金200円と住民票取得費用(300円)、友人紹介で現金5000円。
 14年1/6から3月末まではNISA口座での初回投資時に現金1500円。

 みずほ証券 無料で住民票取得代行。自分で取得すればみずほ証券ポイント1000ポイント付与。
 10月末まで申し込みでサッカー日本代表ユニフォームレプリカまたは旅行券5万円分抽選でプレゼント。

 楽天証券 12月末まで開設で投信1000円分無料。14年NISA口座での国内現物取引手数料一律105円。

 マネックス証券 <8698> [終値42400円]8/30まで手続きで100人に10万円づつプレゼント。
 
 みずほ銀行 <8411> [終値217円]10月末まで申し込みで住民票取得代行か、口座に1000円プレゼント。ATM時間外手数料無料。
 サッカー日本代表ユニフォームレプリカまたは旅行券5万円分抽選でプレゼント。

 三井住友 <8316> [終値4700円]12/30まで住民票取得代行。9月末まで申し込み12月末まで開設なら現金2000円も選択可。

 三菱UFJ <8306> [終値643円]9月末までで現金500円。来年1/6~3月末までNISA口座で初回投資時に1500円。 

 りそな <8308> [終値522円]9月末まで申込み、12月末までの開設で2000円相当のポイント。

 ゆうちょ銀 9/10まで申し込み、その後開設でQUOカード500円分。

 相対的に銀行より証券系にキャンペーンに力入れてるようにも・・・(顧客層の違いでしょうか)

・NISAの仕組み:対象は上場株式や公募株式投信、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)、海外株や外国籍投信など。
 年間100万円までの投資なら5年間は売却益や配当・分配金が非課税になる。20歳以上の国内居住者1人1口座開設。住民票の写しなど必要。
 証券会社や銀行、信用金庫など幅広い金融機関で受け付け。
 2014年中100万円の投資枠が5年間(2018年まで)。15年以降も毎年100万円づつ新規投資すれば18年には非課税扱いの金融資産が500万円に。
 翌19年には14年投資した100万円は非課税枠から外れるが、19年分の100万円が新たに投資が出来る。いまのところ23年までの制度。 

・2日のNY外国為替市場で円相場反発。終値1ドル=98円90銭〜99円00銭。
 7月米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが前月比16万2000人と市場予測(約18万人)に届かず。
 市場では米金融緩和の長期化の思惑誘い、ドル安進む。日米金利差縮小も円買い・ドル売り誘う。
 米景気回復と金融緩和長期化という2つの材料の綱引き。大きなイベント終了し当面は材料難になりそうと。

・株式市場「中国リスク」に揺れている。
 キヤノン <7751> [終値3155円]7/24 中国や欧州での一眼レフカメラ販売不振理由に2013年12月期の業績予想下方修正。
 建設機械や化学各社も相次ぎ市場予想下回る決算発表。中国関連企業にとって厳しい状況続きそうと。
 
 構造改革優先し、大規模な財政支出を手控える李克強首相の経済政策は「リコノミクス」と呼ばれ、
 短期的には足腰の弱い景気に打撃与えることが確実視。

 今週はニコン <7731> [終値2049円]ダイキン <6367> [終値4325円]ローム <6963> [終値3930円]決算発表。

・外国為替市場の経験則「毎年8月は円高になる」。消費増税の行方も絡み、円相場の先行きには霞がかかる。
 2000年以降13回中10回が7月末終値より8月末終値が円高。8月は市場揺るがすイベント多く、こちらも円買い誘う要因。
 円高に火をつけかねない要因としては4-6月期の国内総生産(GDP)速報値。
 政府が増税の判断材料とするのは9/9発表の改定値(2次QE)。
 成長率下回ると「消費増税見送り観測⇒財政健全化の後退懸念⇒日本売りに伴う円売り」
 ただ海外勢は日銀大胆緩和など背景に「アベノミクス=円安」との発想でポジション組立。
 消費増税見送り観測は「アベノミクス後退」と映り、円売りポジションの巻き戻しに火をつける可能性も。
 世界では減速懸念が消えない中国や、危機の火種くすぶる欧州など円高誘う材料には事欠かず。
 米長期金利の動向にも注意。「真夏の円高」は再びやってくるのだろうか。

・市場関係者の最大の関心ごとである米量的緩和第三弾(QE3)の縮小時期定まらず。
 7月米雇用統計は予想を下回る結果で、9/17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で縮小が決まるという説に水を差す。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「最後の一手」に動くだろうか。

・発掘実力企業:外国人持ち株比率が高い(5)新明和工 <7224> [終値807円]ゴミ収集車で国内シェア6割占める。
 ニッチな市場で品揃え広げ、事業基盤固める。「特装車事業」2014年3月期の連結営業利益の約4割稼ぐ見込み。
 03-06年に排ガス規制強化で特装車の特需おき、丁度足元で開会時期迎える。アベノミクスによる公共工事の増加も追い風。
 外国人持ち株比率3月期末24%と前期末比2ポイント増加。

・会社がわかる 特集国際石油開発帝石 <1605> [終値452000円] 「和製メジャー」目指し布石打つ。
 豪州沖液化天然ガス(LNG)開発案件手掛け、5月にはオホーツク海で海底油田の共同開発へロシア石油大手と協定締結。
 収益性見通せず、株主還元も焦点。

・ランキング:信用倍率でみる株価上昇の潜在力。信用倍率が低い企業。(7/26時点 東証1部 信用買い残10億円以上)

 首位電通 <4324> [終値3250円]信用倍率0.33倍 公募増資などで1000億円超の調達で1株価値希薄化から売り残増加。

 2位大和ハウス <1925> [終値1847円]0.40 大型公募増資きっかけに売り残膨らむ。 

 3位KADOKAWA <9477> [終値3730円]0.65 4位グリー <3632> [終値806円]0.68 5位日本電産 <6594> [終値8530円]0.70

 7位ダイハツ <7262> [終値2238円]0.79 2013年4-6月期決算最終減益予想から一転過去最高。信用取引の買い手が一斉に手仕舞い。 

 10位オリエンタルランド <4661> [終値16620円]1.00 上場来高値更新。膨らんでいた信用買い残の整理急速に進む。

 15位ヤマトHD <9064> [終値2246円]1.19 宅急便個数11%増、2013年4-6月期決算好調。短期的な高値警戒感から信用売り残増加。

 24位花王 <4452> [終値3335円]1.44 子会社カネボウ化粧品が販売美白化粧品の自主回収問題が業績に悪影響与えるとの懸念。需給悪化。

・株式市場では、好業績銘柄が選考される動き鮮明に。
 日経平均株価先週末急伸、週間で336円高と約1週間ぶりの水準回復。輸出関連銘柄に買い先行。8月に入り2日間で797円上昇。
 海外投資家7月第4週(22-26日)日本株を8週間ぶりに売り越し。業績は表前に海外勢は全般に現物買い見送り。
 先週主力企業が決算発表。海外マネー再び日本株に流入するとの期待でる。

・OUT Look:今週の株式相場は底堅い展開か。市場では「先週までまとまった売りはほぼ一巡」との見方が一般的。
 日本企業の業績回復支えに1万4000円割り込むとの予想は少ない。
 米シカゴ市場の日経平均先物9月物清算値1万4320円と東証での日経平均株価146円下回る。円相場の反発で日本の輸出企業採算改善鈍る懸念。
 今週はマクロ指標面で大きな株価材料はなく、買い手掛かり乏しく。

・Wall Street:今週の米株式相場はじり高基調維持できるか焦点。
 ダウ工業株30種平均先週まで6週連続の上昇。高値警戒感くすぶるが、米景気の先行きには強気の見方広がる。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派37% (前回比-9)弱気派22%(同-9)中立派41%(同+18)

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25指数のうち17指数が上昇。欧州中心に買いが入る。

上昇1位ギリシャ週間騰落率5.9%(12年末比騰落率1.0%)2位南アフリカ3.3%(7.0%)3位スペイン2.6%(5.0%)4位日本2.4%(39.2%)
 下位25位タイ▲3.8%(2.1%)24位フィリピン▲3.4%(12.4%)23位インド▲3.0%(▲1.4%)15位米国0.6%(19.5%)(日経ヴェリタス)

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