
ノーベル賞7日から順次発表
- 2013年10月07日
- 株式投資・経済ニュース全般
2012年10月7日(月)曇り
・上場企業2013年4-9月期、中間配当5年ぶりに過去最高に。証券優遇税制年末で終わるのを前に配当増やす動きも。
3月期決算企業の4-9月期配当総額(電力など除き比較可能な2271社)前年同期比2割増、2兆9100億円。
08年4-9月期(約2兆7400億円)上回る。期末配当と合わせた年間でも6兆5000億円と過去最高に。
・2013年10-12月期産業天気図予測、鉄鋼・非鉄と化学の2業種が改善。
鉄鋼「曇り」から「薄日」、化学「小雨」から「曇り」。小雨は6業種で1年前比4業種減。「晴れ」唯一で通信。
・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)閣僚会合6日閉幕。関税交渉は越年決定的、難航分野の年内妥協も厳しい情勢に。
・安倍晋三首相7日昼、インドネシア・バリ島で経済演説に臨む。
来年4月の消費増税に備えた5兆円規模の経済対策について「果断に実行。経済政策の信認はひとえに実行力にかかっている」と表明へ。
・個人向け住宅ローン、銀行間で競争拍車。
流通系やネット系など新興勢力が独自性高いサービス投入、地方銀行も県境超えて金利引き下げ。銀行採算割れの懸念も。
イオン銀行 <8570> [終値2858円]住宅ローン借り入れ顧客にグループのスーパーの買い物代金5年間5%割り引く。
現在115店舗を来年3月末までに150店舗へ出店攻勢も。住宅ローン新規実行額毎月200億円増加。上位地方銀行並みの規模に。
・インド最大都市ムンバイと西部工業都市アーメダバード結ぶ高速鉄道計画で日印両政府が7日にも共同事業化調査の覚書(MOU)に調印。
日本政府目指す新幹線システムの採用に向けた具体的な取り組みが前進。
・ヘーゲル米国防長官5日、米政府機関の一部閉鎖で一時帰休強いられられている約35万人の同省文民職員のほとんどを7日以降職場復帰へ。
約80万人に上る連邦政府職員の一時帰休は縮小も政府機関閉鎖の解除のめどは依然立たず。
・ブリヂストン <5108> [終値3370円]
小型車や軽自動車向けのタイヤの生産費を従来より2割削減。世界各地で激しいシェア争いを続ける仏ミシュランに対抗。
・大成建 <1801> [終値471円]15日から全社員9000人対象に
私用のスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能端末)安全に使う「BYOD」(ブリング・ユア・オウン・デバイス)導入。
約80種類の社内システムに社外から個人端末でアクセスできるシステムを富士通 <6702> [終値359円]と構築。数億円投資。
・日本板硝子 <5202> [終値120円]吉川恵治社長、
2015年3月期は12年3月期に比べ年300億円程度のコスト削減実現できる見通し明らかに。「15年3月期黒字化のメド付きつつある」と。
・主要30業種の天気図。10-12月産業景気予測。「晴れ」1業種(前回比変わらず)通信。
「薄日」11(+1)鉄鋼・非鉄曇りから薄日「曇り」11(0)「小雨」6(-1)化学が小雨から曇り (7日 日経新聞)
・「ビッグデータ」を都市づくりに生かす取り組み始まる。
2020年東京五輪に向け東京都心でも再開発すすむ。効率と安全性両立しつつコスト抑制できる都市開発につながりそう。
・ローソン <2651> [終値7430円]健康に配慮した商品揃えるコンビニエンスストア「ナチュラルローソン」全国展開へ。
今後5年間で3千店に増やす。通常の店舗にも同様商品増やし、シニアに標準合せる。
・内閣府2017年メドに国内総生産(GDP)の好評内容拡充へ。製造業、サービス業、小売業など業種別GDPを四半期ごとに公表するのが柱。
・大手損害保険3グループ、2013年4-9月の国内保険料収入(速報値)合計3兆5812億円と前年同期比5.2%増。
上期で前年実績上回るのは4年連続。4月から保険料平均13.5%引き上げられた自動車保険を除いたベースでも3.8%増。
MS&AD <8725> [終値2422円]1兆3777億円(前年同期比4.7%増)東京海上 <8766> [終値3055円]1兆965億円(4.4%増)
NKSJ <8630> [終値2422円]1兆1069億円(6.3%増)
・米議会5日、民主、共和両党の歩み寄りがないまま、政府機関一部閉鎖始まってからの初めての週末。
両党議院ワシントンにとどまり、週末返上で事態打開模索する構え。
・欧州企業、燃料電池車の普及にらみ、水素関連ビジネスに本腰入れる。
日本でも関連技術の開発進む。
千代田化工 <6366> [終値1123円]大型の水素供給基地建設(2015年)、川崎重工 <7012> [終値395円]水素輸送船開発。
・東急不 <3289> [終値963円]大都市で商業施設の運営拡大。東京お台場「デックス東京ビーチ」の経営権取得。取得額100億円程度。
2018年までに運営施設数約40と現在比4割増やす。
・モブキャスト <3664> [終値1540円]
今後1年間で韓国市場に新作ゲーム50本投入。会員数現在の35万人から100万人に増やす考え。(6日 日経新聞)
・政府公的年金の運用改革の一環で、成長企業の株主に重点的に投資する検討に入る。
約120兆円運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2014年度にも始める。
成長企業後押し、きぎょうの収益向上促す狙いも。収益力が高い企業選ぶようにする。
・佐川急便傘下に持つSGホールディングス(京都市)1000億円規模のファンド設立。
大型物流センターや営業拠点をファンドに売却、調達した資金で東京-大阪間などに限られる当日配送網を名古屋など他の大都市にも。
・みずほ銀 <8411> [終値208円]岡部俊胤副社長4日夕、みずほ銀行が暴力団構成員らに融資していた問題を受け、記者会見。
「認識に甘さがあった」と陳謝。
・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉主導してきたオバマ大統領が8日、首脳会合欠席。
けん引役の欠席で「10月大筋合意→年内妥協」の交渉日程に暗雲。各国交渉戦略や関税交渉にも影響が及びそう。
・米財政問題巡る深刻な与野党の対立で、オバマ大統領アジア歴訪中止に。アジア戦略揺らぎかねず。
・米財政問題の先行き不透明受け、市場警戒感強まる。「問題が解決するまで動きにくい」との声根強い。
3日の米国株式市場ダウ工業株30種平均1万5000ドル割り込み、
4日に東京株式市場では日経平均株価が一時取引時間中として約1ヵ月ぶりに1万4000円割り込む。
日経平均1週間で735円(5%)下げた。外国為替市場で投資家が安全資産と見なした円を買う動きも輸出株には重荷と。
・日銀 <8301> [終値55500円]黒田東彦総裁記者会見、
政府が2014年4月の消費税率引き上げ決めたことは「国の財政運営の信認確保するという意味で大きな意義のある決断だ」と語る。
5兆円規模の経済対策は経済成長率に「かなりの影響力のプラス要因になる」と評価。
・経済産業省4日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)開始から1年間で運転開始した設備容量、
大型の原発3基分に相当する366.6万KWに。再生可能エネルギーの発電容量15%以上増加。新規導入のうち95%を太陽光発電が占める。
・吉野家HD <9861> [終値1120円]2014年2月期連結最終損益2億5000万円の黒字(前期は3億6400万円の赤字)になる見通し。
従来予想(10億円の黒字)から下方修正。牛丼値下げによる客数増が想定下回り、円安で牛肉調達コスト高止まりも響く。
・富士重工 <7270> [終値2764円]2014年3月期世界生産台数前期比5%増、80万台程度に。従来計画4万台強上回り、過去最高。
・スポーツタイプの軽自動車の生産、各社相次ぎ再開。
スズキ <7269> [終値2307円]軽の「クロスオーバー車」タイプ。多目的スポーツ車(SUV)と小型乗用車の中間の位置。
ダイハツ <7262> [終値1816円]12年生産中止の「コペン」14年春に刷新発売へ。年間約2万台生産。
ホンダ <7267> [終値3710円]1990年代前半人気博した「ビート」ミッドシップエンジンリアドライブ(MR)ターボ車で14年復活。
・住友電工 <5802> [終値1398円]柔軟に折り曲げられる電気回路用フレキシブルプリント基板を自動車向けに供給。
部品小型・軽量化、燃費性能の向上につながる。2015年30億円の売上高目指す。
・高額消費関連の下げが鮮明に。4日百貨店大手、宝飾品の株価が下がり、日経平均株価よりも下落率大きくなった。
2014年4月の消費税率引き上げ決めたのに伴い、市場で駆け込む需要が一巡した後の反動懸念。
前週末からの下落率、日経平均株価マイナス5%。三越伊勢丹 <3099> [終値1344円]-9.3% 高島屋 <8233> [終値860円]-8.8%
Jフロント <3086> [終値757円]-7.3% 4℃HD <8008> [終値1280円]-7.6% TASAKI <7968> [終値487円]-4.7%
一休 <2450> [終値148600円]-10.5% 帝国ホテル <9708> [終値2335円]-10.5% ひらまつ <2764> [終値654円]-2.8%
・外国為替市場でFX(外為証拠金)取引手掛ける個人投資家の動き鈍く。米国財政問題警戒。
・自民党西川公也・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)対策委員長、インドネシアバリ島TPP交渉閣僚会合に絡み、
コメ、麦、牛・豚肉など重要農産品5分野について、関税撤廃の可否検討すると表明。従来方針から転換。
・ノーベル賞7日から順次発表。
自然科学部門、医学・生理学賞(7日午後6時30分以降)候補では米ラスカー賞受けた東京農工大栄誉教授遠藤章氏(79)。
動脈硬化引き起こすコレステロール値下げる薬の開発に貢献。
脳機能画像化技術開発した東北福祉大特任教授小川誠二氏(79)、
細胞接着分子「カドヘリン」発見、理化学研究所センター長竹内雅俊氏(69)も期待。
トムソンロイターは東工大特任教授大隅良典氏(68)東大教授水島昇氏(47)
両氏は細胞が自分自身を食べる「自食作用」の研究で世界をリード。
物理学賞(8日午後6時45分以降)ニュートリノに質量があることを発見した東大教授梶田隆章氏(54)、
高エネルギー加速器研究機構長鈴木厚人氏(67)も有力。
青色発光ダイオード(LED)の開発で名城大教授赤崎勇氏(84)、米カリフォルニア大教授中村修二氏(59)が同時受賞も。
トムソンロイターは鉄系超電導物質発見した東工大教授細野秀樹氏(60)挙げる。
化学省(9日午後6時45分以降)光触媒開発東京理科大学長藤島昭氏(71)、
分子の自己組織化見出した北九州産業学術推進機構理事長国武豊喜市(77)と九州大特別主観教授新海征治氏(69)期待。
ガス貯蔵多孔性材料開発した京都大教授北川進氏(62)も注目。
文学賞(10日午後8時以降)村上春樹氏(64)期待も。
・中国北京市環境保護観測センター、同市大気汚染状況6日、市内全域で最も重度な「深刻な汚染」水準。
中国は国慶節(建国記念日)の長期休暇中で主要な汚染源は減少も、7日まで続く見通し。市政府は市民外出は控えるよう「警報」出す。
・NTTドコモ <9437> [終値1561円]同じ番号で通信事業者を変更できる「番号持ち運び制度(MNP)」使った9月の契約者の転出入、
13万件超の顧客流出。KDDI <9433> [終値5160円]10万件の顧客流入。iPhone(アイフォーン)効果は10月以降に。(7日 産経新聞)
・日銀 <9301> [終値85500円]4日、
株価指数連動型上場投資信託(ETF)131億円と不動産投資信託(REIT)1億円購入。2日以来の買い入れ。(6日 日経新聞)
・ドイツ連邦議会(下院)選挙で第一党になったメルケル首相の保守系与党、
キリスト教民主・社会同盟と第二党中道左派社会民主党による「保革大連立政権」に向けた協議が動き出す。
交渉は長期化するとの見通しが支配的。(6日 産経新聞)
・オバマ大統領、アジア歴訪急遽取りやめ、議会との財政協議に専念する方針。
閉鎖された一部政府機関の早期再開に向けた交渉は手詰まり感漂う。
債務超過の上限16兆7千億ドル(約1621兆円)を17日にも超える見通し。米国債が史上初のデフォルト(債務不履行)に陥り、
国債市場暴落。世界系座愛が大混乱に陥るのは必至とも。民主党は無条件の引き上げ求める。
・米ツイッター新規株式公開(IPO)に伴い最大10億ドル(約970億円)の資金調達見込む。上場時期は11月ごろと。(5日 産経新聞)
・黒田日銀 自信と自戒 異次元緩和から半年、金利は抑える。
メガバンクが超長期債買いに走る背景は、債券市場に定着しつつある日銀依存の構図。
新規発行の7割超の国債を毎月買い続け金利抑えこむ。
・黒田日銀 自信と自戒
日銀グリップする「官製相場」がいつまで続くかは未知数。
メガバンクにりそな銀・埼玉りそな銀 <8308> [終値492円]加えた5行、2011年以降ほぼ一貫して計100兆円超の国債保有も、
4月緩和以降7月までに20兆円以上減らす。8月になり4ヶ月続いた縮小傾向にいったん歯止めも。
・黒田日銀 自信と自戒
2年で2%という物価上昇目標を掲げる黒田日銀、国債を粛々と買い進める。
このまま日銀が国債買い続けると2020年の国債保有額は現在の約3倍の500兆円近く、国債に占める保有割合は5割超に達する。
市場ではさらなる追加緩和見込む声も出ている。
・黒田日銀 自信と自戒
来年4月の消費増税決まり、政府が国際公約に掲げる2015年度財政健全化目標の達成に向け一歩前進。
「増税したのに財政悪化」という最悪シナリオへ傾く可能性も。
・米国議会、与野党間の財政協議が迷走、金融市場ではリスク警戒するムード漂う。
NY外国為替市場ではドル売り優勢、円相場は先週一時、1ドル=96円台後半へ。
株式市場ではダウ工業株30種平均1週間で185ドル(1.2%)下落。
投資家財政協議の今後の展開読めず、強気にも弱気にもポジション(持ち高)傾けられず。
焦点は連邦債務の債務上限の引き上げ問題。10/17期限。期限ぎりぎりで妥協との見立てが市場で多数。
・安倍晋三首相1日、2014年4月の消費増税8%へ引き上げ決め、同時に5兆円規模の経済対策打ち出す。
今後は規制緩和など企業の収益性や成長性を高める施策に焦点。成長戦略の具体策に注目。
・イタリア・ベルルスコーニ元首相の揺さぶり受け続けたレッタ内閣2日、議会で初めて信任された。
元首相主役の「劇場型政治」終幕、レッタ首相ようやく経済改革のスタート地点に立つ。
・欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁、11月で就任から2年迎える。2日理事会後記者会見で「あらゆる手段を検討する用意がある」。
12月の理事会が試金石。「口約束」か「バズーカ」資金供給に踏み切るのか。バズーカ再発動となればECBにとって正念場。
・発掘実力企業:増収率が高い(3)エー・アンド・デイ <7745> [終値540円]
微小な物体を高精度に計量する電子天秤で国内市場約6割のシェア握る。
2014年3月期連結売上高見通し前期比14%増392億円。4期連続増収、過去最高07年3月期(347億円)上回る。
利益面では14年3月期営業利益前期比76%増の23億円と大幅な伸びも06年3月期過去最高(33億円)には及ばず。
・2014年春の羽田空港国際線の発着枠配分(米国除く)日本航空 <9201> [終値5640円]ANA <9202> [終値217円]11枠。
JALの成長戦略に予想外の打撃。1枠あたりの業績への影響は売上高で年100億円、営業利益で20億円。
・大手商社持ち分法投資利益が拡大。2014年3月期大手5社合計で前期比19%増、7400億円とこれまでの最高(12年3月期7194億円)上回る。
資源事業年安効果。三井物産 <8031> [終値1393円]連結純利益に占める資源分野の比率が約8割と5社で最も高く。
・セブン&アイ <3382> [終値3525円]に商品のほぼ全て供給しているわらべや日洋 <2918> [終値1780円]株価約7年半ぶりの高値圏。
セブンの店舗拡大が利益の拡大につながるとの期待強い。来期は売上高・利益ともに増加幅の拡大見込める。
・3次元(3D)地図、建物の高さや地形の凸凹を立体的に見せる地図。災害時の被害状況の把握や復旧計画づくりなどに使用。
簡易版は米アップルiPhone(アイフォーン)などスマートフォン(スマホ)にも入っています。
高精度の3次元地図の分野では現在セコム <9735> [終値5810円]子会社のパスコ <9232> [終値415円]
アジア航測 <9233> [終値309円]力入れる。
パスコ、地図作成専用の新型機開発、期間半分から4分の1に短縮。
アジア航測は画像処理ソフト使い、作製時間短縮。1平方KMの地図なら写真撮影から地図作成まで1日で作れる。
五輪開催に加え、安倍政権の国土強靭化計画により、全国で建築・土木工事が活発になるのはほぼ確実。
その中でいかに低コストで使い勝手の良いシステムを開発するかが問われる。
・会社がわかる 特集IHI <7013> [終値378円]祖業の造船を分離 変わる稼ぎ頭。創業160周年迎える。
けん引役は国内最大シェアの航空機のエンジン部品と50年超の歴史を持つ自動車向けエンジン部品。
資源エネルギー分野、第三の柱へ。株価一段高に向けてのカギはコスト管理と投資効率。保有不動産の価値への関心も高い。
・株式市場で投資家がリスク警戒する姿勢強める。米国で債務上限問題巡って与野党対立。事態打開のめど立っていないため。
国内では消費税率の引き上げが決定、材料出尽くしで日経平均株価は先週1週間で700円超下落。当面慎重ムードとも。
「世界の投資家は先行き楽観的だったが、米国と欧州の中央銀行はそう見てなかった。」と。
米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小見送り(9/18)、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「依然下振れリスクがある」と発言(10/2)。
米債務問題の解決にめどが立てば、日本株への資金流入が再開される可能性も。
・OUT Look:今週の株式相場は弱含みか。市場の最大の関心は米債務上限問題の行方。
政府機関閉鎖が長引けば長引くほど、債務上限引き揚げられないリスクが意識され、相場の重荷に。
交渉妥協すれば株価の急反発も予想される。下落局面でも業績改善期待の高い個別株には資金向かいそうと。
市場では「米国債のデフォルト(債務不履行)は避けられる」との見方大勢占め、中長期で株高予想は崩れてない。
今週業績面から注目集めそうなのが小売企業、7日ファミリーマート <8028> [終値4035円]8日ローソン <2651> [終値7430円]
10日ファーストリテイリング <9983> [終値34600円]など決算発表。
・Wall Street:今週の米株式相場は債務上限問題巡る与野党対立の行方によって大きく変動。
暫定予算成立せず、1日からは約18年ぶりの米政府機関の一部閉鎖に突入。
突入以降、ダウ工業株30種平均は0.3%下落、S&P500種株価指数は0.5%の上昇。株式市場はパニックに陥ったわけではない。
オバマ大統領当面外遊取りやめ。財政交渉が決着に向け動き出せば市場にはプラス。過去の政府閉鎖のケースでは解除直後から株価反発。
反対に債務上限引き上げ問題が「決着期限」(17日 ルー財務次官)とされる来週みもつれ込むようなら市場の危機感高まる。
市場はまだ最悪シナリオ織り込んでいない。
今週から金融大手JPモルガン・チェース(11日)など米主要企業7-9月期決算発表始まる。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派27% (前回比-21)弱気派52%(同+20)中立派21%(同+1)
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち14指数が下落。投資家のリスク回避姿勢強まる。
上昇1位ギリシャ週間騰落率3.6%(12年末比騰落率17.6%)2位アルゼンチン2.6%(70.1%)3位ベトナム2.2%(20.2%)
下位25位日本▲5.0%(34.9%)24位オーストラリア▲1.8%(11.6%)23位ブラジル▲1.7%(▲13.3%)20位米国▲1.2%(15.0%)
・ランキング:主な上場投資信託(ETF)のここ半年の基準価格騰落率。(3月末と9月末比較)
1位日経平均レバレッジ <1570> [終値8850円]半年間の騰落率30.1% 前日比の値動きが日経平均の2倍になるレバレッジ(テコ)型。
2位TOPIXブル2倍 <1568> [終値18460円]27.2% 3位iシェアーズ日経225 <1329> [終値14330円]17.1倍
6位日経225 <1321> [終値14320円]16.2% 個人投資家に人気。値動きはほぼ日経平均株価に連動。初心者向けと。
16位SPDR S&P500 ETF <1557> [終値16280円]8.8% 米株価指数S&P500に値動き連動。世界中の投資家が国際分散投資に利用。
26位東証REIT指数 <1343> [終値1523円]▲9.0% 東証REIT指数に基準価格が連動。9月五輪開催決定で再び買い優勢に。
29位ETFS 銀 <1673> [終値2011円]▲13.7% 30位純金上場信託 <1540> [終値4090円]▲13.8%
・米国の税制に黄信号灯る。政府機関の閉鎖に続き、債務残高の上限が近い。
限度額引き上げなければ国債デフォルト(債務不履行)が待つ。今月17日問題先送りできない臨界点迎える。
クリントン政権時代96年初めにかけて政府機関閉鎖が2度発生。野党共和党に世論の激しい批判の矛先向かう。
オバマケアの廃止を党是に掲げ、政府閉鎖で一線越えた今の共和党には手柄なしでは引きに引けず。
大統領権限の発動を真剣に検討すべきとの声も。
・株運用 バリュー(割安重視)VSグロース(成長重視)、どちらの株式投資戦略が有利なのか。
過去の日本では「バリュー株優位」の時期多かったが、足元では「グロース株優位」の局面続く。
第一の要因はアベノミクス追い風に日本企業の業績拡大期待できる点。
第二の要因は割安に放置される優良な銘柄が減る。株主配分評価した買いで割安感解消。
第三の要因は世界的な危機経験。リーマン・ショックや欧州危機といった局面では信用リスクのあるような割安な銘柄には資金集まらず、
割高でも業績が相対的に安定したグロース銘柄にお金流れる。(日経ヴェリタス)
・ファナック <6954> [終値15730円]工作機械の数値制御(NC)装置使ってロボット操作できるシステムを開発、年内投入。
ロボットと工作機械を組み合わせたシステムの構築が容易になる。
・ホンダ <7267> [終値3710円]高効率・高出力の3モーターハイブリッド(HV)システムを構成する変速機関連で
独シャフラーと共同開発。共同開発は1モーター式に続く第2弾。
・宇宙誕生の謎に迫る次世代巨大加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の国内誘致について政府は判断先送り。
1兆円規模の巨費必要とし、約1000人の研究者・技術者を確保するめど立たず。
・2013年度上期(4-9月)車名別新車販売台数、
トヨタ <7203> [終値6180円]小型ハイブリッド車(HV)「アクア」12万7993台(前年同期比2.3%減)で首位(前回1位)。
2位(3)トヨタ「プリウス」12万1634台(19.2%減)。
3位(2)ホンダ <7267> [終値3710円]「N BOX」11万155台(7.0%減)
4位(5)ダイハツ <7262> [終値1816円]「ムーブ」10万7591台(44.5%増)
5位(8)スズキ <7269> [終値2307円]「ワゴンR」8万8071台(8.7%減)
・輸入車新規登録台数、前年同期比18.7%増、13万7195台と4年連続の増加。外国メーカーの商品戦略奏功。
・シーシーエス <6669> [終値152300円]
玉川大と共同でカルシウム欠乏により葉先が黒くなるチップバーン防ぐ発行ダイオード(LED)照明による植物栽培方法開発。
植物工場向けに提案はじめた。
・テラ <2191> [終値3065円]北里研究所と共同で幹細胞がんを対象とする樹状細胞ワクチン療法の第一相臨床試験(治験)開始。
新しい樹状ワクチン療法の安全性を検証する。
・アンジェスMG <4563> [終値75000円]開発中の遺伝子治療薬「コランテジェン」について、
発症の原因が明らかになっていない原発性のリンパ浮腫対象とする第一相/第二層臨床試験を日本で開始。
リンパ浮腫適応症とする遺伝子治療薬の臨床開発は世界初。
・「紛体工業展大阪2013」が9-11日の3日間大阪市住之江区インテックス大阪で開催。179社・団体が集結。(日刊工業新聞)
・日油 <4403> [終値636円]健康食品向けのビタミンCなどが水に溶けるスピード、従来の約4分の1に遅くする技術開発。
・エス・エム・エス <2175> [終値1748円]インドネシアの富裕層向けに病院情報紹介するサービス始めた。
・米ツイッター新規株式公開(IPO)に向けた準備急ぐ。モバイル最優先企業と。収益基盤の弱さは不安材料と。
デジタルガレージ <4819> [終値2817円]5%以上の株式保有リストになく、同社株3日に10%以上値下がり。
・スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の価値パネルにあると。パネル大型化主流。魅力としてカメラに焦点。(日経産業新聞)
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第三者割当
インスペック <6656> [終値42000円]8139株 3万6864円 10/22 割当先 FP成長支援E号投資事業など計3先
株式分割
エーアイテイー <9381> [終値1790円]10/31 1株→2株
公募・売り出し価格
プレサンスコーポ <3254> [終値3095円]170万株 受渡日10/29
イーブックイニシアティブ <3658> [終値2302円]12万9000株
ティー・ワイ・オー <4358> [終値174円]2953万1000株
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(今日の一言)
週末の海外NY株式市場は、3営業日ぶり反発。
連邦政府の一部閉鎖は4日目となる。
とりあえず、買い戻しが入ったようですが事態は一向に進んでないようなところ。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約52億株、今年1日平均約61億株を大きく下回った。
週間ではダウ工業株30種平均は1.2%安、2週続落。ナスダック指数は0.7%高、5週続伸、S&P500種も0.1%安、2週続落で終了。
欧州株式市場は反発。
イタリア政局安定化に向けた期待が押上げに。
欧州中央銀行(ECB)による金融セクターへの支援継続するとの観測で銀行株に買い物入る。
東京株式市場で日経平均は3日続落。東証株価指数(TOPIX)は6日続落となって終了。
日経平均とTOPIXのサイコロジカルラインは4勝8敗の33.3%となってきております。
週初2日間上昇しても4勝8敗が変わらず。
東証1部騰落数は値上がり348銘柄、値下がり1336銘柄、変わらず68銘柄に。
週間ベースで日経平均株価5.0%安、TOPIXは4.4%安、5週ぶりの反落。
マザーズ指数は1.4%安、日経ジャスダック平均は0.7%安。東証2部は2.0%安、ともに5週ぶり反落で終了。
週末の銘柄研究は【コロ朝プレミアム】に入っています。
世界の経済・投資環境の総点検
馬渕治好さんの投資セミナーに行ってきました。
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今週は米国財政問題巡る協議での妥協がいつになるかが注目ですね。
ダウ工業株30種平均株価の日足チャートから見ると、あと3営業日ぐらいでしょうか?
今週半ば決着で、反転してくるようなチャートになってきてるような・・・
日経平均株価は75日移動平均線まで落ちてきました。
このあたりで止まって、25日移動平均線も早めに上回って欲しいところも・・・
ただ戻りも大きくは期待できないような感覚でいます。
うまく回転しながら、指数が戻ったらまた売りヘッジ的な作業も・・・
ノーベル賞とバイオジャパン2013、紛体工業展大阪2013など材料になってもいい話が飛び込みそうです。
グローブライド <7990> [終値186円]110円台でも大阪セミナーでも注目していましたが、
ここからも新たな筋が入ってきたとの噂が入りました。
割り切り銘柄となりますが、面白い動きになりそうと・・・
アンジェスMG <4563> [終値75000円]開発中の遺伝子治療薬「コランテジェン」について、
発症の原因が明らかになっていない原発性のリンパ浮腫対象とする第一相/第二層臨床試験を日本で開始。
リンパ浮腫適応症とする遺伝子治療薬の臨床開発は世界初。
「紛体工業展大阪2013」が9-11日の3日間大阪市住之江区インテックス大阪で開催。179社・団体が集結。
紛体と言えばホソカワミクロン <6277> [終値655円]と浮かびますが・・・
日油 <4403> [終値636円]健康食品向けのビタミンCなどが水に溶けるスピード、従来の約4分の1に遅くする技術開発。
スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の価値パネルにあると。パネル大型化主流。魅力としてカメラに焦点。
モルフォ <3653> [終値3900円]日足チャート三尊天井形成にも思えますが、スマホの魅力がカメラとなれば再人気にも?!
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東京株式セミナー・櫻井英明氏
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2013年10月12日(土)14:30〜16:50
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出版記念(都内10日発売予定)セミナーにもなりそうなところです。
櫻井英明さんの取材力と推理・想像の合わせ技、ご期待ください。
遠方の方にはビデオ・ダウンロードでご覧いただけます。
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2013年10月26日(土)14:30〜16:45(開場14:10)
栄えある第一回目のゲストは・・・
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