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伝説葛西選手銀メダル、団体戦も挑む

2012年2月17日(月)晴れ時々曇り

・海外製薬大手、新薬開発拠点の場を日本に置く動き出る。
 世界最大手米ファイザー、国内大学などが持つ糖尿病やがんの新薬候補物質活用。
 英GSKはJRCファーマ(旧ケミカルリサーチ) <4552> [終値2127円]とカイオム・バイオ <4583> [終値3535円]とも連携。
 医学研究の司令塔となる「日本版NIH」の創設計画などで米国並みに研究開発環境が今後整備されると判断。
 海外勢の日本回帰は医療分野の国際競争力底上げにつながりそう。

・訪米中の甘利明経済財政・再生相15日午後(日本時間16日未明)ワシントンで米通商代表部(USTR)フロマン代表と会談。
 22日から開く環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合で大筋合意めざし日米協力する方針確認。

・日銀 <8301> [終値51800円]17日から2日間の日程で金融政策決定会合開く。
 国内外で緩やかな景気の改善が続くとの見立て維持する見込み。デフレ脱却に向け、大規模な金融緩和継続する。

・個人消費で現金以外の決済が急速に広がる。クレジットカード会社がネット通販との連携強めている。
 スマートフォン(スマホ)使った多様な決済サービスも登場。2018年には100兆円台に達する見通し。

・現代・起亜自動車グループ、韓国で販売シェア低下に苦しむ。2013年は前年比3ポイント下落68%と6年ぶりに70%割り込む。
 輸入車の攻勢に押されている。 

・サンドラッグ <9989> [終値4095円]シニア対応強化のコンビニエンスストア本格展開。
 都内中心に年間20店ペースで出店。東京都内に500店超出店できると見る。

・昭和電工 <4004> [終値139円]川崎事業所(川崎市)で廃プラスチックからアンモニア原料作るリサイクル設備増強。約30億円投資。
 現在3〜4割の廃プラ使用率、年内に6割に引き上げ。アンモニア生産コスト東南アジア並みに下げる。

・制御システム・マッスル(大阪市)積水ハウス <1928> [終値1339円]と提携、
 住宅向け介護ロボットの共同開発に乗り出す。2015年末までに製品化狙う。(17日 日経新聞)

・政府、企業が持つ営業秘密守る新法つくる検討へ。製造方法、設計図、顧客情報といった秘密が海外に流出した場合の罰則厳しく。

・川重 <7012> [終値416円]2017年メドに水素を燃料とする火力発電設備、世界に先駆けて量産へ。
 長期的に発電コストが天然ガス火力並みに下がる見通し。水素燃料100%使うタービンを世界で初めて実用化する。
 三菱重工 <7011> [終値608円]や米ゼネラル・エレクトリック(GE)なども開発急ぐ。水素発電は20年以降に普及しそうと。

・国民年金保険料4月以降新規に加入する人の保険料平均で7%程度引き上げ。加入者に約束する予定利回りは現1.75%から1.5%に引き下げる。

・日本維新の会と結いの党、3月にも衆院で統一会派結成する検討に入った。現在維新は53議席、結いは9議席で両党合わせれば62議席。
 民主党の55議席抜き野党第一会派となる。野党再編機運一気に高めたいとの思惑も。

・「ビットコイン」と呼ばれるインターネット上の仮想通貨巡り、米国で規制論強まってきた。
 中央銀行のような発行主体・管理者がいないため、薬物などの違法取引やマネーロンダリング(資金洗浄)に使われやすいため。

・記録的な寒波の影響で米民間エコノミストが足元の米経済成長率見通しを相次ぎ下方修正。当局は先を読みにくい状況続きそう。

・マツダ <7261> [終値476円]小型のSUV(多目的スポーツ車)開発し2014年中に発売へ。価格は最安で100万円台後半に抑える見通し。
 大型SUVも国内投入。15年までに国内のSUVの品ぞろえ1車種から3車種へ増やす。(16日 日経新聞)

・投資信託通じて個人マネーが証券市場に流入。1月株式などで運用する投信への資金流入額が3063億円に達し、6年5ヵ月ぶりの高水準。
 年明け以降、株価が下げてきた局面で積極的に資金振り向ける動き広がった。少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)も始まる。

・楽天 <4755> [終値1657円]14日、
 スマートフォン(スマホ)などの無料対話アプリ(応用ソフト)大手、バイバー・メディア(キプロス)9億ドル(約920億円)で買収。 
 バイバーは世界193ヵ国に3億人の利用人の利用者持つ。楽天サービス利用者一気に世界で5億人に増える。

・米国ケリー国務長官14日、訪問先の中国・北京で習近平国家主席や王毅外相らと相次いで会談。
 中国側に地域の緊張緩和するための自制的行動求めた。日本との関係改善も促したとみられる。
 北朝鮮が核放棄に向けた具体的な行動取るよう、中国が経済面含めた北朝鮮への影響力さらに行使すべきと主張。

・太陽光発電など再生可能エネルギーの普及策が空回り気味に。太陽光パネルの値下がり待って不当な利益得ようとする事業者多いため。
 国の認定受けながら実際には発電していない672件の認定取り消す検討に入った。

・景気回復に伴う人手不足が日本経済の波乱要因に。景気下支え狙う公共工事は遅れ目立つ。人手確保策は決め手欠く。

・米国を断続的に襲う寒波、日本で度重なる大雪に加え、世界各地で「異変」。英国では記録的な大雨、南米は高温・乾燥に直面。
 地域によって個人消費や自動車販売など低迷。コーヒー豆など国際価格にも上昇圧力掛かり始める。

・2013年4-12月期決算、流通系イオン銀行 <8570> [終値2399円]セブン銀 <8410> [終値356円]が過去最高益計上。
 小売店との連携進み、イオン銀は住宅ローン実行額が大手地銀並みに伸びる。
 楽天銀行 <4755> [終値1657円]などインターネット系は増益基調保つ。

・ユーロ圏14日発表、2013年10-12月期域内総生産(GDP)前期比0.3%増(年率1.1%増)、3四半期連続のプラス成長に。
 債務危機による先行き懸念後退、企業の設備投資や個人消費が上向く。

・イタリアレッタ首相14日、ナポリターノ大統領に辞表提出。
 大統領は民主党レンツィ書記長(党首)を次期首相に指名する方向で各政党と協議する見通し。
 14日のイタリア国債10年物利回りは3.7%前後と前日比ほぼ同水準で推移。昨年2月の総選挙後は4.89%。

・インド政府14日、1月の卸売物価指数(WPI)前年同月比上昇率5.05%、上昇率は2ヵ月連続で低下。昨年12月は6.16%の上昇。
 1月の消費物価指数(CPI)は同8.79%、昨年12月9.87%から低下。

・中国広東省衛生当局14日、インフルエンザウイルス(H7N9型)感染者が新たに2人確認。今年香港などで確認された4人含め計200人に。
 かんとうしょうの感染者2人のうち1人死亡、1人重体。今年確認された感染者のうち死者は45人。今年に入って感染者急増。

・消費増税前の駆け込み需要は3月にピーク迎える。小売業大手は需要取り込むため営業時間延長に乗り出す。
 ニトリ <9843> [終値9550円]全国100店弱で営業時間1時間延長、高島屋 <8233> [終値887円]など百貨店からスーパーまで同様に。

・家電量販店の1月売上高前年同月比軒並み10%以上増加、2月も勢い衰えず。駆け込み需要1997年の増税時より2ヵ月比度早く。
  1月売上高エディオン <2730> [終値527円]前年同月比17%増、ケーズHD <8282> [終値2677円]19%増。
 最大手ヤマダ電 <9831> [終値337円]19%増、13年12月(12%増)より伸び率拡大。
 白物家電けん引、1月のエアコン売上高エディオン57%増、ケーズ89%増。

・東京証券取引所、ジャパンディスプレイ(3/19)と日立マクセル(3/18)の上場承認。ともに東証1部上場へ。
 想定価格ディスプレイ1株1100円、時価総額最大6800億円。
 マクセルは公募増資せず、親会社日立 <6501> [終値775円]が保有株最大3700万株売り出す。

・楽天 <4755> [終値1657円]2013年12月期連結営業利益902億円と前期比80%増、最高更新。
 インターネット通販事業が拡大。ネット金融事業も伸び、電子書籍や物流など赤字補う。 

・トーハン(東京・新宿)サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)事業に参入。同事業2位学研HD <9470> [終値289円]と提携。
 2018年までに支店跡地などに10棟(計約500戸)建設。学研から運営ノウハウ提供受け、さらに拠点増やす。

・東芝 <6502> [終値424円]インドの社会インフラ事業強化のため今後5年間で約500億円投資。
 工場の増強投資や現地企業のM&A(買収・合併)にあてる。

・富士フイルム <4901> [終値2821円]
 再生医療ベンチャー(VB)ジャパン・テッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> [終値345500円]に出資。
 グループ持ち株比率50.47%に。1万8千株分の新株予約権、5億4千万円で引き受け。

・第一三共 <4568> [終値1648円]UMNファーマ <4585> [終値2545円]と共同でノロウイルスの予防ワクチンの研究開始へ。
 2015年3月末めどに基礎研究終え、開発段階に移せるかどうか決める。UMNの持つ昆虫細胞使ってワクチンになる抗原作る技術活用。

・株式市場で金融や不動産株の下げが目立つ。日銀 <8301> [終値51800円]の追加金融緩和観測が後退、
 デフレ脱却の恩恵受けやすい業種として昨年末まで買っていた海外投資家が売りに転じたため。
 割安感が強まった欧州株などに資金移している。

 アイフル <8515> [終値306円]昨年末と2/14お割稲比較▲30.5% オリックス <8591> [終値1507円]▲18.4%
 野村 <8604> [終値681円]▲15.8% 三菱UFJ <8306> [終値591円]▲14.8% 三井住友FG <8316> [終値4632円] ▲14.5%

 東京建物 <8804> [終値846円]▲27.6% 三菱地所 <8802> [終値2458円]▲21.8% 三井不 <8801> [終値3105円]▲18.0%

・東証投資主体別売買動向2月第1週(3-7日)海外投資家(外国人)5週ぶり買い越し(412億円)個人投資家5週連続買い越し(1147億円)

・ジャスダック投資主体別売買動向2月第1週(3-7日)
 海外投資家(外国人)3週ぶり買い越し(76.53億円)個人投資家3週ぶり売り越し(60.13億円)(15日 日経新聞)

・「ビットコイン」と呼ばれるインターネット上の仮想通貨を発行する専用ソフト、
 遠隔装置で他人のパソコンにダウンロードさせるサイバー攻撃が昨年1月以降、日本で6千件以上も発生。世界で最も多いことも判明。
 違法取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などに悪用される危険性も指摘。

・ウナギ稚魚、昨シーズン1キロ300万円前後が、今年豊漁で現在80万円前後と約3割の水準まで低下。
 消費者値下がり実感できるのは秋以降とも。漁獲高が回復した理由は不明。

・各地で記録的な大雪となった日本列島。除雪作業難航、交通網が寸断、孤立する地域も。
 山梨県富士河口湖町、精進瑚周辺で除雪進まず、周辺ホテル宿泊客ら約150人孤立。国道139号沿いで車両内で立ち往生も。
 群馬県南牧村全村1130世帯も孤立状態。(17日 産経新聞)

・中国山西省で経営不振に陥っている民間の石炭会社が
 「影の銀行(シャドーバンキング)」通じて借り入れた資金の返済できなくなっている問題で、
 中国証券報が15日までに、国内の別の信託会社6社も総額50億元(約850億円)をシャドーバンキングとして同社に貸し付けていると。
 中国でデフォルト(債務不履行)が連鎖すれば国際金融市場で投資家心理が悪化し、世界同時株安や新興国通貨安など招く恐れも。

・2013年首都圏(1都3県)での中古マンション売買成約件数
 前年比16.0%増、3万6432件となり、統計開始の1990年以降で最高に。(16日 産経新聞)

・米司法省、ブリヂストン <5108> [終値3662円]に4億2500万ドル(約435億円)の罰金。
 罰金額と同額の特別損失13年12月期決算で計上。(15日 産経新聞)

・スーパーサイクルの終焉 資源10年相場の幕 世界を揺らす。
 2000年頃に始まった新興・資源国の歴史的な勃興が転換点迎えている。
 中国では2ケタ成長期が終わり、10年に渡る資源相場の上昇局面も幕を閉じた。
 追い打ちをかけるのが米量敵緩和に縮小。緩和マネーが続々コモディティーから逃げ出している。
 
 2013年の商品型ファンドの資金流出入は477億ドルの流出。01年以降では初めての流出超。
 世界のコモディティー市場全体の値動き示す「S&P GSCI商品指数」1998年から10年近く上昇基調たどり、新興国に多くの冨もたらす。
 翻って相場下落が始まった今は「ダウンサイクル」の初期。先には多くの苦難が待ち受けている。
 「世界のマネーはモノ(商品)からカネ(株式)へのシフトを強めるだろう」とも。

・スーパーサイクルの終焉 価格上昇頼みの成長 限界。
 背景は、中国の需要減退や米金融政策の動向。世界経済揺さぶる歴史的な転換の影響。鉱山開発曲がり角、通貨安招く構図。

・スーパーサイクルの終焉 中国の「くしゃみ」資源国直撃。製鉄の過剰供給問題一気に表面化。
 借金返済へ赤字覚悟で操業続ける製鉄会社も多く、鉄鋼の流通価格に下押し圧力かけた。
 製鉄業の浮沈は世界の鉄鉱石市況とは切っても切り離せない。
 ゴールドンマン・サックス1/21リポート、「鉄鉱石の時代は2014年から終わりを迎える」。需給の変調見据える。
 世界最大の鉄鋼生産国である中国で鉄鋼生産の増加ペースが鈍る一方、
 中国需要当て込んだ英豪リオ・ティントなどが開発新規鉱山での生産が今年から本格化する。

・スーパーサイクルの終焉 値下がり権益「お得」にインフレ抑制効果も。一部の企業や国家には追い風となる。
 新興国のうち「非資源国」では石炭安が燃料費の削減や輸入物価の下落通じたインフレ抑制につながる大きな仕掛けに。
 農産品価格の低迷も、新興国のインフレ懸念を和らげる助け舟となりそう。新興国では食料高への警戒感が薄れている。

・スーパーサイクルの終焉 ゴールドマン・サックス「今年は金、銅、大豆の下値余地がかなり大きくなりそうだ」
 原油相場は底堅く。新興国需要の伸びの鈍化で上値は重いが、下値も限られるようだと。
 原油価格が1バレル90〜100ドル下回る水準では「シェールの開発が止まるとの観測強まり、原油そばの下落に歯止めをかける」との声。

・スーパーサイクルの終焉 スーパーサイクル1900年以降に3度。「終わりとともに大幅な景気悪化」に警戒感。
 1910年代半ばから同後半。第一次世界大戦(1914〜18年)挟み銅や鉄など金属価格が大幅上昇。広範囲なコモディティの価格上昇。
 1970年半ばから1980年代初頭までは、ドル安を引き起こした変動相場制への移行が起爆剤。
 石油危機に伴う原油価格の大幅な引き上げも商品高に火をつけた。
 2000年代初頭から10年頃まで。中国の高度成長が新興国全般の成長けん引、「新興国ブーム」引き起こす。

 スーパーサイクルの終焉と景気の大幅な悪化が重なる可能性示唆。 

・外国為替市場でユーロが不安定な動きに。欧州中央銀行(ECB)が金利ゼロ以下のマイナスにすることを検討しているとの話題が浮上。
 実現すれば、DCBのユーロ高をけん制する姿勢が強調され、ユーロ安要因の1つになる。
 取りざたされているマイナス金利とは、
 民間の銀行がECBの預金口座にお金を預けるときの金利がマイナスになる、金利もらえるどころかとられてしまうもの。
 銀行は貸し出し競争のような状態となり、ユーロ圏内の様々な金利が低下、ユーロが下落するというメカニズム。
 民間銀行同士がやりとりするお金の金利では、金利はゼロ以下にはなりにくい。ユーロ高対策の次の一手、3月開催の理事会に注目集まる。

・日銀 <8301> [終値51800円]週明け17、18日に金融政策決定会合開く。
 金融政策は今回も「無風」で、昨年4月導入した「量的・質的金融緩和」の継続決める見通し。
 日銀内では現時点で「緩やかに回復」都の景気の基調判断変える必要はないとの声が強い。
 市場の注目は黒田東彦総裁が会合後の記者会見で、市場で根強い追加緩和期待に対してどんな姿勢示すかに集まる。
 
 市場では株高・円安の流れが一服した理由として、日銀の追加緩和への期待が海外勢の間で後退したことが挙げられる。
 黒田総裁が「順調」と繰り返すほど、アベノミクスをけん引してきた株高・円安効果が薄らぐ面もある。

・世界経済の抱える課題について話し合う20ヵ国・地域(G20)財務省・中央銀行総裁会議、22〜23日、オーストラリア・シドニーで開催。
 注目は混乱続く新興国の金融市場めぐる議論。
 新興国の資金流出の引き金になった米国の量的金融緩和の縮小について、加盟国であるインドや南アフリカなどからは不満の声も上がる。
 国際会議デビューとなるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の動向にも注目。

・携帯通信3社の2013年4-12月期決算出そろう。
 ソフトバンク <9984> [終値7499円]KDDI <9433> [終値5553円]の営業利益が過去最高、NTTドコモ <9437> [終値1635円]は減益。
 ソフトバンクは営業利益が3社でトップとなったが、ガンホー・オンライン <3765> [終値626円]の子会社化など一時的要因との面も。
 KDDIは業績の好調さ目立つ。スマホと固定通信セットで契約すると割り引くサービスが好調。

・発掘実力企業:知られざる世界一(5)日本光電 <6849> [終値4115円]脳波計で単一ブランドで世界シェアトップ。
 重症の入院患者向けの脳波監視機器に力入れるほか、海外市場の開拓にも取り組み、
 2014年3月期の連結純利益4期連続で過去最高更新する見通し。
 好業績期待背景に株価上昇基調強め、昨年来高値(4420円)うかがう展開となる可能性もありそう。

・上場ゼネコン大手4社の2013年4-12月期連結決算、公共事業の増加や都市での再開発の活発化背景に全社増収となる。
 大林組 <1802> [終値561円]と鹿島 <1812> [終値347円]は営業減益になるなど、人手不足に伴う労務費の高騰が工事採算圧迫。
 業界が「利益なき繁忙」に陥り、市場が見込む来期(15年3月期)以降の各社の業績回復が遅れる懸念も。

・会社がわかる 特集豊田織機 <6201> [終値4700円] 業績好調。2014年3月期6年ぶりに過去最高益更新する見通し。
 トヨタ <7203> [終値5813円]からの自立に向け、転機となったのが00年のM&A(買収・合併)。
 フォークリフトで欧州大手BTインダストリーズを約900億円投じて買収、一気に世界首位に躍り出た。世界一のシェア占める。
 カーエアコン用のコンプレッサーは世界シェア4割。エアジェット織機は世界シェア2割占める。
 持続的な株価上昇への一つのカギになるのは、前期実績で4%強にとどまる自己資本利益率(ROE)の向上。
 今期年間配当を前期比15円増やし、70円に。自社株買いも含め株主還元を増やす余地はありそう。

・日経平均株価先週末にかけて下げ基調強め、週間で6週連続下落。海外景気の先行きに不透明感強く、円高懸念もくすぶる。
 ただ信用買い残高や先物との裁定買い残高が減るなど、需給面の不安は徐々に解消に向かう。
 好調な企業業績も支え、下値不安は小さいとの見方が出る。
 
 裁定買い残(期近・期先合計)7日時点で2兆7829億円、5週連続で減り、昨年6/21(2兆7527億円)以来の低水準となる。
 個人の信用買い残7日申込み前週比3086億円減少。減少幅は東日本大震災直後の2011年3/18(4845億円)以来の水準。
 個人による信用の投げ売りが相場の波乱要因になる懸念は後退。
 目先の焦点は個人投資家の動き。
 ジャスダック、マザーズ新興2市場の売買代金、先週1日あたり平均で1900億円程度と3000億円上回った1月に比べ大幅減。
 売買意欲が乏しく。本格的回復にはなお時間がかかりそう。

・長期金利じわり低下。指標となる新発10年物国債利回り14日に0.590%と約3ヵ月ぶりの低い水準。
 株価さえない中、安全資産とされる国債に資金集まる。生保の買いも、需要の底堅さに。
 相場は今後もわずかな需給の変化で金利が振れる展開が続きそうと。

・OUT Look:今週の株式相場は上値の重い展開か。
 海外景気の不透明感に加え、日銀の追加緩和期待が後退、海外投資家は日本株に対してなお慎重姿勢続けている。
 下値では手元資金豊富な個人投資家の押し目買いも予想される。日経平均株価は1万4000円が下値のめどになるとの見方が市場には多い。
 外国人投資家は2月第1週(3-7日)5週間ぶりに買い越しも買越額は400億円程度にとどまる。
 日本株の追い風になってきた円安傾向が一服、海外勢は日本株上昇シナリオ描きづらくなる。
 今週注目は17日10-12月期実質国内総生産(GDP)と17-18日日銀金融政策決定会合。
 GDP市場予測は年率換算前期比1.8〜4.1%増との開き、市場でも見方分かれる。
 成長率高ければ、消費増税前の駆け込み需要が大きく反動減も厳しくなるとの連想で株式相場の下落につながるとの見方も。
 18日の金融政策決定会合終了後の黒田東彦日銀総裁の記者会見。
 「駆け込みの反動減のリスクが高まる中、追加緩和に消極的な姿勢が改めて示されれば株価に悪材料」とも。
 20日に中国製造業購買担当者景気指数(PMI)発表。
 株価の下支えのカギは個人投資家。マネー・リザーブ・ファンド(MRF)残高は1月末時点10兆円を超え、過去最高水準が続く。

・Wall Street:今週の米株式相場は引き続きこの冬の歴史的な大寒波が米景気に及ぼす影響度合いが焦点に。
 先週のS&P500種株価指数は週間で今年最大の上昇率(2.3%)記録、1/15の最高値(1848.38)まで10ポイントのところまで戻す。
 市場の強気の切っ掛けは14日発表の2月の米消費者態度指数(速報値)。事前予想は悪化も横ばいに。
 米連邦準備理事会(FRB)は19日、米連邦公開市場委員会(FOMC)1/28-29日開催分の議事要旨公表。
 週明け18日にはコカ・コーラ、20日ウォルマート・ストアーズとヒューレット・パッカードの決算発表が控えている。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派35% (前回比-30)弱気派22%(同+14)中立派43%(同+16)

・ランキング:2月決算企業の配当利回り 22銘柄が2%超。

 1位マックハウス <7603> [終値1015円]配当利回り3.94% 株価軟調で配当利回り押し上げ。
 
 2位オンワードHD <8016> [終値718円]3.34% 消費増税後の販売に懸念。 

 3位アルバイトタイムズ <2341> [終値248円]3.23% 求人広告会社計画より伸び、12日2014年2月期業績予想上方修正。

 7位ローソン <2651> [終値7270円]3.03% 商品力生かし最高益更新。年間配当4期連続で増配する見通し。

 30位ワキタ <8125> [終値1077円]1.86% 復興需要で建機レンタル好調。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち指数が22指数が上昇。

上昇1位アルゼンチン週間騰落率8.7%(12年末比騰落率112.7%)2位ベトナム4.1%(38.3%)3位ドイツ3.9%(26.9%)9位米国2.3%(23.3%)
下位25位日本▲1.0%(37.7%)24位ノルウェー▲0.4%(21.8%)23位インド▲0.0%(4.8%)22位ロシア▲0.1%(▲12.0%)

 2012年度比騰落利率 1位アルゼンチン112.7% 2位ギリシャ41.0% 3位ベトナム38.3% 4位日本37.7% 5位ドイツ26.9% 
 最下位ブラジル▲20.9% 24位トルコ▲17.0% 23位ロシア▲12.0% 22位上海▲6.8% 21位タイ▲5.8% 20位韓国▲2.8%(日経ヴェリタス)

・シロキ <7243> [終値213円]2015年メドに主力シート部品で生産能力や投資額、従来比4分の1の小規模ライン稼働。 
 工程集約や設備の小型化で生産量が少量でも採算が合うラインとした。新興国でのコスト協商力強化。

・住友ゴム <5110> [終値1338円]南アフリカでのタイヤ1日あたりの生産本数2017年に13年比約50%増、1万4500本に目標設定。

・スカパーJSAT <9412> [終値501円]インドネシアで日本の番組24時間放送する専門チャンネル「WAKUWAKU JAPAN」22日開局。
 現地の有料放送事業者最大手MNCスカイビジョンと連携。

・ルネサスエレク <6723> [終値563円]家電などに搭載する操作パネル向けに複数機能を1枚の基盤に組み込んだ半導体モジュール開発。
 価格3万5000円前後、初年度300台の販売目指す。3月下旬発売。(日刊工業新聞)

・日本触媒 <4114> [終値1196円]ニッケル亜鉛電池や空気亜鉛電池の寿命を10倍以上延ばす亜鉛電極開発。
 2次電池で主流のリチウムイオン電池や水素電池と同等の寿命実現。ハイブリッド車向け電池などでの採用狙う。5年以内の実用化目指す。

・オンキヨー <6628> [終値105円]音響機器で音の増幅・調節に使うアンプの消費電力最大6割削減する技術開発。2015年以降製品化。 

・ヤフー <4689> [終値613円]写真編集など手掛けるアドビシステムズ(東京・品川)とネット広告の制作管理分野で業務提携。
 今春めどに広告クリエーター向けサービスの提供始める。

・NEC <6701> [終値300円]下水道を効率的に管理するシステム開発。
 劣化状況などデータをセンサー経由で集約、適切なタイミングで補修行う。設備の老朽化に伴う事故防止や、維持管理費の軽減へ。

・横河電機 <6841> [終値1415円]ウルグアイで新設される高効率火力発電所向けに制御システム初受注。
 ガスタービンで発電した際、廃熱利用して蒸気タービンでも発電する「コンバインドサイクル発電」方式の発電所全体を監視・制御。

・新電力(PPS)業務支援のエナリス <6079> [終値1587円]14日、
 日産工機工場(神奈川・寒川町)の屋根のスペース借り太陽光発電事業開始。発電した電力はPPSに販売。 

・ポーラ・オルビスHD <4927> [終値3875円]2014〜16年度中期計画、
 傘下の自然派化粧品ブランド「ジュリーク」を中国電子商取引(EC)モールに出店、海外展開加速。
 16年度連結売上高13年度比約10%増、約2100億円。海外売上高比率15%以上(13年度は12.2%)に引き上げる。

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株式分割

リンクアンドモチベーション <2170> [終値20720円]3/31  1株→100株 一単元株式数変更 4/1 1株→100株

ファンコミュニケーション <2461> [終値4025円]3/31  1株→2株

ディープイエックス <3079> [終値1924円]3/31 1株→2株

エコミック <3802> [終値151800円]3/31 1株→200株 一単元株式数変更 4/1 1株→100株

日本空調サービス <4658> [終値1208円]3/31  1株→2株

IBJ <6071> [終値2887円]3/31  1株→3株

ジャパン・テッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> [終値345500円]3/31 1株→200株 一単元株式数変更 4/1 1株→100株
 

公募・売り出し価格

ファンコミュニケーション <2461> [終値4025円]160万株 受渡日3/7

アーレスティ <5852> [終値973円]375万株 

日本電子 <6951> [終値455円]900万株 

TOB(公開市場買い付け)

イデアインター <3140> [終値418円]買い手 健康コーポ <2928> [終値450円]完全子会社アスティ 価格 372円 期間 2/17〜3/17

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、続伸。
相場はほぼ全面高。
週間ではダウ工業株30種平均は2.3%高、ナスダック総合指数は2.9%高、S&P500種指数も2.3%上昇、ともに2週続伸。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約億51株。

欧州株式市場は上昇。
FT100種は週間で1.4%上昇。
鉱山株が上昇。
クセトラDAX指数(フランクフルト)は4営業日続伸。
CAC40種平均(パリ)は9営業日続伸で終了。

東京株式市場で日経平均は大幅続落。
朝方は米国株高を受けて買いが先行したものの、伸び悩んだ後、為替が円高に振れると一転利益確定売りが優勢に。
米市場の3連休となる週末でもあり、積極的な買いが手控えられたとみらた。
中国のシャドーバンキング問題などが改めて意識され、短期筋が先物売りを強めたとも。
SQ(特別清算指数)値14536円09銭を下回ると売り仕掛けも。
チャート上の200日移動平均線(14463円62銭=14日)を再び下回ったことも売り材料になった。

東証1部騰落数は値上がり244銘柄、値下がり1490銘柄、変わらず47銘柄に。

週間ベースで日経平均株価は1.0安、6週続落(累計12.1%下落)、TOPIXは0.4%安、6週続落(累計9.1%下落)。
マザーズ指数は0.5%高、3週ぶりの反発。日経ジャスダック平均は0.9%高、3週ぶりの反発。東証2部は1.7%安、4週続落(累計6.5%下落)

海外製薬大手、新薬開発拠点の場を日本に置く動き出る。
世界最大手米ファイザー、国内大学などが持つ糖尿病やがんの新薬候補物質活用。
英GSKはJRCファーマ(旧ケミカルリサーチ) <4552> [終値2127円]とカイオム・バイオ <4583> [終値3535円]とも連携。
医学研究の司令塔となる「日本版NIH」の創設計画などで米国並みに研究開発環境が今後整備されると判断。
海外勢の日本回帰は医療分野の国際競争力底上げにつながりそう。

バイオベンチャーの環境は良くなってきてると思われます。

ブーケ・ド・フルーレット代表馬渕治好さんに言わせると日本株が「世界の不安の問屋」だと・・・
せっせと「不安」を仕入れていると・・・

先週の世界の主要25指数のうち、22指数が上昇。下落1位は日経平均でした。
何らかの隠れた要因があるのではないかと気になってくるようなところも・・・

マザーズ指数や日経ジャスダック平均は先週大きく下がったような印象でしたが、3週ぶりの小幅でありますが反発となってます。

発掘実力企業:知られざる世界一(5)日本光電 <6849> [終値4115円]脳波計で単一ブランドで世界シェアトップ。
重症の入院患者向けの脳波監視機器に力入れるほか、海外市場の開拓にも取り組み、
2014年3月期の連結純利益4期連続で過去最高更新する見通し。
好業績期待背景に株価上昇基調強め、昨年来高値(4420円)うかがう展開となる可能性もありそう。

2013年首都圏(1都3県)での中古マンション売買成約件数 前年比16.0%増、3万6432件となり、統計開始の1990年以降で最高に。 
インテリックス <8940> [終値1010円]公募増資の影響も薄れて来そうな・・・

楽天 <4755> [終値1657円]14日、
スマートフォン(スマホ)などの無料対話アプリ(応用ソフト)大手、バイバー・メディア(キプロス)9億ドル(約920億円)で買収。 
バイバーは世界193ヵ国に3億人の利用人の利用者持つ。楽天サービス利用者一気に世界で5億人に増える。

東洋機械 <6210> [終値585円]中長期の外資系が入っているとの噂。
アンリツ <6754> [終値1076円]ダイフク <6383> [終値1320円]を手掛けたところとも・・・?!

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岡本昌巳VS大魔神 東京・早春の陣 2014
2014年2月15日(土)大雪の中決行
2014年今年もがっちり稼ぎます。
大魔神も久しぶりに登壇します。
懇親会でのマル秘銘柄も・・・
ダウンロード申込み⇒ http://www.koronoasa.com/e/main.cgi?mode=cart&sid=1
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東京株式セミナー・櫻井英明氏
『春一番株式セミナー2014』 限定25名。
2014年3月1日(土)14:20〜16:50
東京・日本橋三越前 近甚(キンジン)ビル2F 

『櫻井英明さんの取材力と推理・想像の合わせ技、ご期待ください。』

遠方の方にはビデオ・ダウンロードでご覧いただけます。
https://www.directform.info/form/f.do?id=3258
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「株のお姉さん雨宮京子先生と
ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表
「円安恐慌」の著者菊池真氏」

株式セミナーコラボレーション第11弾 東京・日本橋人形町
2014年3月29日(土)14:20〜16:50(開場14:10)
申込み・詳細⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=3266
今まで(過去11回)のセミナー概要もまとめてあります。
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