
四季報速報
- 2007年06月06日
- 株式投資・経済ニュース全般
(5405) 住友金属工業 【高水準】エネルギー向け中心に数量高水準。が、原材料高騰や償却法変更の負担重く営業弱含み。ただ、シームレス等の値上げ一層浸透前提に会社営業2800億円からの上振れ余地大。SUMCO税効果剥落。
(5406) 神戸製鋼所 【減 益】鉄鋼、アルミ・銅とも自動車向け中心に堅調。が、償却法変更や非鉄在庫評価益剥落が負担大。営業減益だが、非鉄加工賃値上げや高炉2基増強効果が発現すれば、会社営業1780億円は表記に上振れも。
(5411) JFEホールディン 【飛 躍】前期増強の福山高炉が通期寄与して数量増。自動車用鋼板など高級品シフト進んで、償却負担増を吸収。一部大口需要先との価格交渉まとまれば、表記程度に上振れも。配当性向25%目標で増配余地。
(5423) 東京製鐵 【続 落】前期稼働の九州厚板工場が通期寄与、販売数量1割増と回復。が、原料スクラップ高騰が利益圧迫。製品転嫁進めるが、吸収しきれず大幅減益。前期比増産計画だが、原料調達難等で減産なら下振れも。
(5471) 大同特殊鋼 【営業益回復】自動車生産が高水準で主力の特殊鋼が数量増大。原材料のニッケルや鉄スクラップの高騰響くが、販価転嫁や受注内容見直し、合理化で吸収。電子材料や自動車部品の伸びも下支え。金利負担増。
(7011) 三菱重工業 【高 原】受注3・3兆円(前期3・27兆円)と高原状態。B787の生産立ち上げ負担、米国原発関連費かさむが、原動機フル操業。船舶黒字化へ。プラント不採算案件も一巡。会社計画経常益900億円は過小。
(7012) 川崎重工業 【増 益】前期突出の車両が平準化し受注1・44兆円(1割減)。次世代輸送機の開発一巡。中国からの車両技術料収入も減るが、2輪車に新車効果。船舶黒字浮上、プラントも選別受注が効き赤字部門一掃。増配含み。
(7013) 石川島播磨重工業 【増 益】船舶抑制し受注は1・3兆円(4%減)。ボイラー、セメントの赤字工事は前期引き当て済み。製鉄機械、過給機の繁忙続く。航空エンジンの開発費こなす。豊洲再開発の持分売却益(312億円)なくなる。
(7201) 日産自動車 【微回復】新車効果による米国回復で販売370万台(前期比6%増)計画。海外子会社決算期平準化の目減り(営業利益214億円)あるが、購買費など費用削減に努め微増益。退職金関連特損など消滅。増配。
(7202) いすゞ自動車 【減 益】中国、南米など海外で伸ばすも国内需要の下落が足引き、トラック世界販売は1・5%減の46・2万台計画。排ガス規制対応の開発費負担もかさみ営業減益。税務上繰越欠損残り最終益は高水準。増配。
(7203) トヨタ自動車 【微増益】販売数量は4%増の889万台計画。海外5%増と減速ながら、新車攻勢で国内2%増と回復目指す。部品数削減等努力しても、原材料高や開発負担あり、営業益微増程度。1ドル115円想定。増配も。
(7210) 日産ディーゼル工業 【減 益】トラックはアフリカ、中東など海外で好調続くが、国内はディーゼル排ガス特需の剥落が打撃。ボルボとの共同購買開始で資材費低下するも、営業利益続落。
(7211) 三菱自動車 【強含み】国内、北米はほぼ横ばいだが東欧向け調とアジアの回復が牽引し世界販売132万台(7・3%増)計画。償却費増えるが、低採算の軽乗用車比率の低下もあり営業増益。リストラ特損なく、税負担軽い。
記事の続きはコロ朝プレミアムで!