
ニッポンの製造業 新たな挑戦
- 2014年02月25日
- 株式投資・経済ニュース全般
2012年2月25日(火)晴れ時々曇り 2月決算権利付最終売買日
・米ゼネラル・エレクトリック(GE)日本市場に参入。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度背景に安定した需要見込めるため。
日本の事情に合わせた高性能の機器新たに開発。今春から販売始める。
・内閣府24日、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」が2013年10-12月期にマイナス1.5%まで縮小したとの試算発表。
7-9月期比0.1ポイント上昇、4四半期連続で改善。リーマン・ショック起きた08年7-9月期以来の高い水準で供給過剰が少しづつ和らぐ。
デフレ圧力が弱まりつつある。受注ギャップがマイナスの状態は需給が乏しく供給力が過剰となっている状態示す。一時マイナス8%に拡大。
エコノミストの間では需給ギャップがプラスに転じるのは15年以降との見方が多い。
日銀 <8301> [終値51600円]掲げる2%のインフレ目標を需給の改善だけで達成するには「需給ギャップ3〜5%程度のプラス必要」とも。
・特集:ニッポンの製造業 新たな挑戦 (上) 村田製作所 <6981> [終値9499円]「ムラタが止まればスマホが止まる」
積層セラミックコンデンサーと呼ぶ村田の主力電子部品。世界シェア35%。「世界初そして独自性へのこだわり」今も受け継がれる。
世界初の3次元検知センサーの量産始める計画。NEC <6701> [終値318円]の売却事業の中に埋もれた技術。1年足らずで実用化へ。
・欧州連合(EU)24日、新欧米路線に転じたウクライナ向けの包括的な金融支援で調整に入る。日米などにも協力要請。
親ロシア派の政権崩壊受け、ロシアが国債購入など見送っており、資金繰りを支える。経済破綻を回避できるかどうか焦点に。
・業績拡大背景に、株主への利益配分積み増す上場企業が増える。2014年3月期の株式配分総額6兆8800億円と過去最高見通し。
秋以降でも4000億円近く上振れ。自社株買いも合わせた株式配分では8兆円規模、5年ぶりの高水準。個人消費刺激するとの期待につながる。
・株主配分の一貫した増加は、企業の財務戦略が、現金を「貯める」から「(株主に)戻す」に代わったことを意味する。
経営者はリーマン・ショック後の厳戒態勢を解き始めている。「戻す」から成長のために「投じる」へ株式市場求める。
「投じる」への変化がないと、昨年15兆円の日本株買い越した外国人投資家のいらだちは高まるとも。
・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の閣僚会合が25日閉幕。焦点の関税分野は先送りが濃厚。日米間勢で平行線。
・国内パソコン商戦が活況。1月の出荷台数106万台と前年同月比63.8%増。
消費増税前の駆け込み需要に加え、4月のマイクロソフト基本ソフト(OS)「ウインドウズXP」のサポート終了するための買い替え急増。
2つの特需が一巡すれば販売の苦戦は避けられず。この春が「最後の大商戦」になるとの懸念もある。
・政府2015年度からの保育の新制度で公費補助する小規模保育(ミニ保育所)について、
職員に占める保育士の比率高めれば支援手厚くする方針。保育士の人数に応じて支援にメリハリ付ける。
・24日の金融市場23日閉幕した20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議混乱なく終わり、落ち着いた展開。
新興国の通貨安はひとまず回避された。市場では中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」問題という別の火種もくすぶる。
・ユーロ圏の債務危機の沈静化背景に欧州大手銀行の業績回復。2013年12月期最終損益11行のうち10校が改善、単純合算利益は前年比2.5倍。
・投資マネー新興国から流出続く。米調査会社、世界の新興国株で運用するファンド
2/5までの1週間の純流出額が約64億ドル(約6500億円)にのぼり、2011年2月初旬以来3年ぶりの高水準となった。
・中国24日、不動産市況の先行き懸念再燃。準大手の「興業銀行」が不動産会社向け一部貸し出し停止したことが伝わり、
株式市場では不動産株急落。不動産株価指数前週末比5.4%下落。住宅価格の上昇ペースが鈍化。
・ベトナムに外資小売業や外食チェーンが続々参入。消費ブーム起きつつある。
2014年1-2月だけでイオン <8267> [終値1294円]や米マクドナルド1号店開業。人口9千万人の「消費パワー」どこまで引き出せるか。
・ファーストリテイリング <9983> [終値35995円]主力「ユニクロ」に次ぐ衣料品ブランドの展開国内外で加速。
高価格婦人服のリンク・セオリー・ジャパン(LTJ)と低価格衣料品店ジーユーの2014年8月期末の店舗数それぞれ1〜3割増。
ともに売上高1千億円規模に育てる。より広い客層を取り込む。
・IHI <7013> [終値459円]石炭燃やすボイラーの基幹部品増産。主力相生工場(兵庫県相生市)に4億円投資、6月にも生産能力2割高める。
・三越伊勢丹HD <3099> [終値1184円]24日、2015年秋にJR名古屋駅前(名古屋市)に中型店出すと正式発表。店舗約3000平方メートル。
・東芝 <6502> [終値436円]24日、インドの火力発電公社から火力発電所向けの発電設備受注。
受注額は約186億円。大半の設備は東芝のインド工場が生産。
・世界鉄鋼協会(ワールドスチール)24日発表、1月の世界粗鋼生産量(65ヵ国・地域)前年同月比0.4%減1億2978万3千トン。
17ヵ月ぶりに減少。世界生産の半分占める中国が減少に転じ、全体押し下げ。
・三菱化学 <4188> [終値466円]
エチレンから直接、樹脂や塗料の原料になるプロピレン作る触媒開発。シェールガスからは安価なエチレンが大量に製造できる。
・NTT <9432> [終値5716円]スーパーコンピューターをパソコン並みに小さく基礎技術開発。10年後の実用化が目標。
半導体の中に光が行き来する構造を作った。光で計算結果を高速でやり取りすれば、小型のパソコンでもスパコン並みの計算速度出せる。
・金市場にファンドなど大口投資家の資金戻る。2013年米国量的金融緩和縮小手掛かりにマネーが一気に市場から退出。
相場も下落したが、ここにきて資金流出に一服感。新興国や米景気の先行き不安感から、金に一時資金退避させる動き目立ち始めた。
・株式市場で機械株や海運株など、中国景気と関連が強い銘柄への売り圧力が強まっている。背景は中国景気の先行き不透明感。
24日中国の一部銀行が不動産向け融資一時停止したと伝わり上海株下落、日本の中国関連株にも売りが波及。
住友重機 <6302> [終値468円]4%安 日立建機 <6305> [終値1980円]商船三井 <9104> [終値413円]2%安。
・中国「国策」として進めるオーストラリア西部の鉄鉱石鉱山の開発事業への投資額が1兆円超え、なお拡大する見通し。事業の赤字も拡大。
・外国為替市場でヘッジファンドなどが円売り・ドル買いの持ち高解消する動きが一服、円高圧力が和らぐ。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CMFE)通貨先物取引で、
投機筋の動き示す「非商業部門」の円売り・ドル買いの持ち高が18日時点9973億円と2週連続で拡大。(日経新聞)
・携帯電話販売競争年度末の3月前に過熱。他社からの乗り換え客に様々な特典提供に加え、
米アップルの最新スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5s」記憶容量32ギガバイトモデルが早くも0円に値下げ。
「1年で最大の商戦期」とあって携帯大手3社が利益度外視のなりふり構わぬ顧客争奪線展開。
・株式市場の活況が、証券各社の店舗投資に波及。
株高基調や少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)の開始が潜在需要掘り起こし狙う積極投資につながる。
・駆け込み需要本格化。1月の白物家電の国内出荷実績前年同月比34.7%増、1772億円と8ヵ月連続のプラス。
エアコンや冷蔵庫など高級機種中心に売れている。真冬の商戦次第に熱帯びてきている。(産経新聞)
・日産 <7201> [終値918円]年内にもロシアに多目的スポーツ車(SUV)「テラノ」投入。生産規模年1万-2万台になる見込み。
・東亜バルブエンジ <6466> [終値1239円]
中国と東南アジアで原子力・火力発電用のバルブ需要掘り起こす。数年内に売上高10-30%を外需で稼げる営業体制の構築目指す。
・千代田化工 <6366> [終値1525円]24日、インドネシア・エニマウラバカウが計画している深海ガス田プロジェクトについて、
洋上ガス処理設備の建設を受注。初の海洋資源開発案件。全体の受注額は約1100億円。納期2016年12月。
・アサヒグループHD <2502> [終値2735円]
インドネシアにおける清涼飲料事業で、2013年度に約70億円だった売上高を14年度に120億円、17年度はさらに500億円に拡大目指すと発表。
・「ファイヤーフォックス」の開発元モジラ、中国半導体設計会社とともに、
スマートフォン(スマホ)の小売価格25ドル(約2500円)程度まで引き下げることが可能なスマホ用半導体開発。
・オンコリスバイオ <4588> [終値2475円]腎臓がんを対象とする分子標的薬「OBP801」について、年内にも米国で第1/第2相臨床試験開始。
外部企業に対する開発や商業化のライセンス供与前提に、2020年頃の薬事承認取得・製品化目指す。
・そーせい <4565> [終値3960円]独自の薬物粉砕技術応用した点眼剤の開発に本腰入れる。早期の臨床開発入り目指す。(日刊工業新聞)
・星光PMC <4963> [終値1024円]スマートフォン(スマホ)などのタッチパネルの電極向け、
電気抵抗値従来品より約3割低い銀製の新素材開発。操作性高まる。7月にも量産始める。
・エヌ・ピー・シー <6255> [終値313円]太陽電池のセルを配線する新型装置開発。従来比処理速度2倍に高めたのが特徴。
この装置の世界市場で競合他社引き離し、シェア首位維持する考え。太陽電池自動配線装置、世界で5割超のシェア。
・東芝 <6502> [終値436円]スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能端末)に保存した動画や音声データ、
アプリケーションソフトを従来比10倍速く読み出せる半導体開発。6月末までに発売予定。
・ミネベア <6479> [終値885円]タイで顧客の物流業務請け負い始める。
OA機器や家電・電子機器の部品など、顧客が工場で生産した製品をミネベアが回収、同社が新設する物流拠点に送り、
保管や在庫管理、出荷代行。関係強化につなげる。(日経産業新聞)
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株式分割
日本テクノ・ラボ <3849> [終値70000円]3/31 1株→100株 一単元株式数変更 4/1 1株→100株
公募・売り出し価格
そーせい <4565> [終値3960円]158万8000株
アーレスティ <5852> [終値927円]899円 申込み2/25-26
日本電子 <6951> [終値380円]368円 申込み2/25-26 払込日3/3
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、反発。
医療保険銘柄の上昇やM&A(買収・合併)の動き巡る楽観的見方が支援。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約68億株、2月1日平均約70億株を下回る。
欧州株式市場は続伸。
FT100種指数は7営業日続伸。
1999年12月の過去最高値(6950.60)までにあと1.2%の水準に。
中国の銀行による不動産融資の厳格化巡る懸念が重しで鉱山株は軟調。
東京株式市場で日経平均は終値では小幅反落。
前場では一時日経平均株価は1万5000円に迫る120円弱上昇も、後場に入ると200円超の下落。
先物主導の荒い展開。
上海指数の下落に仕掛けられたような印象も。
東証1部騰落数は値上がり752銘柄、値下がり891銘柄、変わらず137銘柄に。
株価指数は方向感のない不安定な乱高下をしていますが、個別株には勢いの出ている銘柄も多く。
注目したロボット関連や「セルロースナノファイバー」の一部、
カイオム・バイオ <4583> [終値5630円]日本マイクロニクス <6871> [終値11120円]も大幅続伸です。
特集:ニッポンの製造業 新たな挑戦 (上) 村田製作所 <6981> [終値9499円]「ムラタが止まればスマホが止まる」
積層セラミックコンデンサーと呼ぶ村田の主力電子部品。世界シェア35%。「世界初そして独自性へのこだわり」今も受け継がれる。
世界初の3次元検知センサーの量産始める計画。NEC <6701> [終値318円]の売却事業の中に埋もれた技術。1年足らずで実用化へ。
村田製作所はもちろん凄いのですが、提携企業の変化が大きいとも思われます。
まだ結果が伴っていませんが、東光 <6801> [終値385円]ユビキタス <3858> [終値1183円]注目も・・・
ヒューマン・メタボローム・テクノロジー <6090> [終値2990円]上場後約2ヵ月、ようやく下値が切り上がり出したようなところ。
昨日、WBS(ワールドビジネスサテライト)で「世界に3億人のうつ病患者」大うつ病バイオマーカーの成長の可能性。
ようやくドリコム <3793> [終値263400円]も反騰機運になってきたような・・・
エヌ・ピー・シー <6255> [終値313円]太陽電池のセルを配線する新型装置開発。従来比処理速度2倍に高めたのが特徴。
この装置の世界市場で競合他社引き離し、シェア首位維持する考え。太陽電池自動配線装置、世界で5割超のシェア。
ただ中国市場が不安ですね。
日経平均株価もなんとか1万5150円どころを超えてくれると一安心ともなりそうですが・・・
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